数ある広告の中から、ディスプレイ広告を出稿しようと検討するとき「どのようなメリットがあるの?」「効果的に運用する方法って何?」と、考える方は多いでしょう。
この記事では、ディスプレイ広告の基本的な概要だけでなく、メリット・デメリットや運用を成功させるコツについて解説します。ディスプレイ広告についてくわしく知りたい方は、ぜひご覧ください。
またYahoo! 広告の基礎知識を得たい方は、以下の記事「【入門】Yahoo!広告とは?始め方や出稿種類、費用や特徴など全て解説」にて詳しく解説しています。
また、Google広告に関してに関してさらに知見を深めたい!という方は、以下の記事に総括的にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。
また、YouTube広告については以下の記事にて詳しく解説しています。
ディスプレイ広告とは
Webサイトやアプリを開くとよく見かける、画像・動画・テキストで掲載される広告をディスプレイ広告といいます。ディスプレイ広告の多くは、バナー形式で表示されるため「バナー広告」とも呼ばれます。
ディスプレイ広告とリスティング広告の異なる点
ディスプレイ広告とよく似た運用型広告である、リスティング広告の違いがわからないという方も多いでしょう。以下の3つの点が、ディスプレイ広告とリスティング広告の違いです。
- 広告の掲載場所が異なる
- 配信ターゲットが異なる
- 広告形式が異なる
順番に解説します。
広告の掲載場所が異なる
ディスプレイ広告とリスティング広告の大きく異なる点は、掲載される場所です。
リスティング広告はユーザーがキーワードを入力して検索した、検索結果画面に表示されます。検索結果画面の上部や下部へ「PR」「広告」という表示とともに、ディスプレイ広告が掲載されるのですぐにわかるでしょう。
一方、ディスプレイ広告は閲覧するWebサイトや、動画サイト・モバイルアプリなどの広告枠に掲載されます。ディスプレイ広告は多くの人の目を引く位置に掲載されるため、パソコンやスマートフォンを利用している方なら誰もが見たことがあるでしょう。
配信ターゲットが異なる
ディスプレイ広告とリスティング広告は、訴求するターゲット層が違います。
リスティング広告は、検索キーワードをもとに表示されるので「欲しい」「買いたい」など、すでにニーズが明確な方をターゲットにして掲載できます。
ディスプレイ広告の場合は、ニーズが明確になる前段階の方を対象とする広告です。悩みや不満を抱えているけれど、まだ気づいていない方をターゲットにして表示させます。
広告形式が異なる
ディスプレイ広告とリスティング広告は、クリエイティブな面でも異なります。
リスティング広告はテキスト形式で表示されますが、ディスプレイ広告は画像や動画などを利用してユーザーへ視覚で訴求が可能です。
画像や動画はユーザーの興味や関心を引きやすく、テキスト形式と比較してサービスや商品に関する多くの情報をアピールできます。
ディスプレイ広告の代表的種類
ディスプレイ広告は主にGDN(Googleディスプレイネットワーク)と、YDA(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)の2大ネットワークが提供しています。順番に解説します。
GDN(Googleディスプレイネットワーク)
GDN(Googleディスプレイネットワーク)は、Google関連のWebサイトやサービスへ配信が可能です。配信先は幅広く、食べログやアメブロ・ニュースサイト・YouTube・Gmaiなど、200万以上の掲載先があります。
YDA(Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型))(旧YDN)
YDA(Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型))は、Yahoo!が運営するWebサイトやサービスへ広告を掲載でき、2021年6月までYDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)として提供されていました。
Yahoo!の月間ページビューは日本最大級ともいえる約830億を誇り、Yahoo!ニュースやYahoo!天気などにも広告を表示できます。
ディスプレイ広告の課金方式や費用
ここからは、ディスプレイ広告の課金方式と費用について解説します。
ディスプレイ広告には課金方式が2種類
ディスプレイ広告の課金方式は、クリック課金とインプレッション課金の2種類があります。順番に見ていきましょう。
クリック課金
クリック課金はユーザーが広告をクリックすると、費用が発生します。広告がWebサイトやアプリに掲載されるだけでは費用はかかりません。
主に商品やサービスに興味のあるユーザーしか広告をクリックしないため、クリック課金は購買意欲のあるユーザーにターゲットを絞って予算を活用できるメリットがあります。
無駄な費用をかけずに済むため、予算に限りがある場合にも向いており、クリック課金は費用対効果の高い課金方式です。
インプレッション課金
インプレッション課金とは、広告のクリック数にかかわらず、表示回数によって費用が発生します。
広告が1,000回表示されると課金されるシステムになっており、クリック率が高い場合はインプレッション課金を選択すると、費用を抑えられるメリットがあります。
クリック率が高いケースでは、クリック課金を選択すればあっという間に多額の広告費がかかってしまうでしょう。インプレッション課金を選択すれば単価を安く抑えられるだけでなく、多くのユーザーが目にする機会が増えるため、商品やサービスの認知拡大にもおすすめです。
ディスプレイ広告の費用相場
ここではGDN(Googleディスプレイ広告)と、YDA(Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型))における、ディスプレイ広告の費用相場について解説します。
GDN(Googleディスプレイ広告)
GDNでは、以下のような費用相場になります。
クリック課金 | 1クリックあたり50~100円程度 |
インプレッション課金 | 1,000回表示するごとに数十~500円程度 |
すべてのアカウントで選択はできませんが、GDNではクリック課金とインプレッション課金のほかに、コンバージョン課金も選択可能です。
コンバージョンが発生したときに費用がかかる課金方式で、以下の2つの条件を満たさなければなりません。
- 過去 30 日間にアカウントで発生したコンバージョン数が 100 件を超えている
- コンバージョンの 90% は、ユーザーが広告をクリックしてから 7 日以内に発生している
引用:Google広告ヘルプ「先行きが不透明な状況でディスプレイ広告を管理する」
コンバージョン課金の費用目安はCPAの1.5倍となっており、予算にある程度の余裕が必要です。
またGDNにはGmail・YouTube Home Feed・Discoverへ広告表示が可能な、Googleファインド広告があり、それぞれ課金形態が異なります。
Googleファインド広告における、各広告掲載先の課金形態は以下のとおりです。
広告掲載先 | 課金対象 |
Gmail | 広告のファーストクリック |
YouTube Home Feed | Webサイトへの遷移 |
Discover | Webサイトへの遷移 |
Gmailの課金のタイミングはYouTube Home FeedやDiscoverと異なり、ユーザーがWebサイトへ遷移するまでに2回クリックが必要なため、ファーストクリックのみ課金対象となります。
YDA(Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型))
YDAの課金形態はGDNと大きく変わらず、以下の表のとおりです。
クリック課金 | 1クリックあたり50~100円程度 |
インプレッション課金 | 1,000回表示するごとに数十~数百円程度 |
また、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)は、2019年からブランドパネルの出稿が可能になりました。
ブランドパネルとは、PC版はYahoo! JAPANのトップページ右上、スマートフォンでは上部に用意された広告枠です。ユーザーが最も目にする場所に掲載されるといっても過言ではないでしょう。
ブランドパネルはPC・スマートフォン・マルチデバイスへ掲載するプランが展開されており、500万円から配信可能です。配信時間や地域などを限定すると20万円から掲載できるプランもあり、ブランドパネルの料金は幅広く設定されています。
ほかのディスプレイ広告の料金と比較してブランドパネルの料金は高額ですが、ブランディング力が高く、商品やサービスの認知度を高めるには有力な広告です。
ディスプレイ広告のターゲティング方法
ディスプレイ広告のターゲティングには、ユーザーもしくは配信面へおこなう2つのアプローチ方法があります。順番に解説します。
ユーザーをターゲティングする方法
自社の商品やサービスをアピールする広告を、どのようなユーザーへ配信するのかを絞り込めます。ユーザーをターゲティングする方法は、以下の4つです。
- ユーザー属性
- 興味関心・購買意向
- サーチキーワードターゲティング(YDA)
- Webサイト・アプリへの訪問者
順番に見ていきましょう。
ユーザー属性
年齢や性別・エリア・利用端末など、ユーザーの属性を絞り込みターゲティングをおこないます。GDNは子どもの有無に関してもターゲティングの設定が可能です。
【GDN】
広告管理画面から、左上の「すべてのキャンペーン」を選択します。
ディスプレイキャンペーンを選びましょう。
ディスプレイ広告管理画面に遷移します。
続いてオーディエンスをクリックしましょう。
右下の「オーディエンスセグメントの編集」をクリックすると、以下の画面に遷移します。
「閲覧」タブ→「ユーザーの属性」を選択してください。
上記のように子どもや配偶者の有無・住宅所有状況などを細かく設定できます。
GDNのユーザー属性は幅広く、検索して自社サイトに合うターゲティングの設定が可能です。
【YDN】
まず広告管理ツールにログインします。
ディスプレイ広告管理画面を開くために、アカウント横のタブを開きます。
「ディスプレイ広告」を選択しましょう。
ディスプレイ広告管理画面に遷移したら、「オーディエンスリスト」をクリックしてください。
「編集」をクリックすると、「オーディエンスリスト編集」画面へ遷移します。
オーディエンスリストを編集する広告グループを選び、「決定して進む」をクリックしましょう。
デフォルトは「全てのユーザーに配信」となっているので、下の「オーディエンスリストを指定して配信」をクリックしましょう。
「属性・ライフイベント」をクリックしてください。
家族構成や個人年収など属性にもとづいたターゲティングができます。
チェックを入れたら「設定」で完了です。
興味関心・購買意向
商品やサービスに対して興味を持っている潜在層のユーザーや、すでに検索やカートへの追加などをおこなっている顕在層へ向けて広告を配信します。
Web上でユーザーが起こしたアクションをもとに興味関心・購買意向を推定します。
【GDN】
広告管理画面から、左上の「すべてのキャンペーン」を選択します。
ディスプレイキャンペーンを選びましょう。
ディスプレイ広告管理画面に遷移します。
オーディエンスをクリックしましょう。
右下の「オーディエンスセグメントの編集」をクリックすると、以下の画面に遷移します。
「ユーザーの興味や関心、習慣」を選択しましょう。
ターゲティングしたい項目にチェックを入れ、「保存」をクリックして完了です。
【YDN】
まず広告管理ツールにログインします。
ディスプレイ広告管理画面を開くために、アカウント横のタブを開きます。
「ディスプレイ広告」を選択しましょう。
ディスプレイ広告管理画面に遷移したら、「オーディエンスリスト」をクリックしてください。
「編集」をクリックすると、「オーディエンスリスト編集」画面へ遷移します。
デフォルトは「全てのユーザーに配信」となっているので、下の「オーディエンスリストを指定して配信」をクリックしましょう。
「共通オーディエンス」を選択すると、以下のように興味関心・購買意欲にもとづいたターゲティングができます。
最後は設定をクリックして、ターゲティングをしましょう。
サーチキーワードターゲティング(YDA)
YDAのみに付属するサーチキーワードターゲティングは、あらかじめ指定したキーワードを、ユーザーが検索したときに広告が表示される仕組みです。
サーチキーワードターゲティングを利用するときは、まず広告の配信対象に指定するキーワードのリストである、「サーチキーワードリスト」を作成します。
広告グループにサーチキーワードリストを設定したうえで、指定キーワードとユーザーの検索履歴がマッチすれば広告が表示されます。
実際の手順を見ていきましょう。
まず広告管理画面にログインして、右上の「ツール」をクリックします。
「サーチキーワードリスト」を選択しましょう。
「サーチキーワードリスト作成」をクリックしてください。
以下①~⑥の手順でキーワードリストの名前や、登録するサーチキーワードを決めていきます。
最後に⑦作成ボタンをクリックしたら、作成したサーチキーワードリストを広告グループへ設定していきます。
「サーチキーワード」タブを開き、「編集」をクリックしましょう。
該当する広告グループにチェックを入れ、「決定して進む」をクリックします。
「サーチキーワードリストを指定して配信」にチェックを入れます。
タブが開くので、サーチキーワードリストや入札価格調整率などを指定して「決定」をクリックしましょう。
ここまでで広告グループへのサーチキーワードリスト設定は終了です。
続いて広告キャンペーンを作成します。
広告管理画面からキャンペーンを開き、「キャンペーン作成」を選択しましょう。
続いて、キャンペーン目的を以下5つの中から選び、左下の「決定して進む」を選択してください。
キャンペーン設定画面へ遷移するので、項目を埋めていきましょう。
以下5つの項目を全て埋めたら、広告グループ設定へ移ります。
- キャンペーン名
- 配信設定
- 1日の予算
- 掲載期間
- 入札戦略
広告グループ名は、わかりやすい名前にしましょう。
配信設定や入札戦略を設定したら、ターゲティングしていきます。
ターゲティングでは、以下の項目を埋めていきましょう。
- 広告を配信する曜日・時間帯、デバイス、地域
- 広告を配信するユーザー
- 広告を配信するコンテンツ
このとき、「広告を配信するユーザー」を「全てのユーザーに配信」から「サーチキーワードリストを指定して配信」に変更してください。
変更すると、以下のように画面が切り替わります。
作成したリストから、結びつけたいリストを選んでチェックしてください。
この作業によって、サーチキーワードターゲティングが設定されます。
最後に広告設定をおこないます。
広告タイプを選び、クリエイティブの設定をおこなったら「広告を追加」をクリックしてください。
すべてを設定し終えたら「確認画面に進む」をクリックして、入力した内容をチェックしましょう。
問題なければ、「作成」をクリックして終了です。
サーチキーワードターゲティングについてより知見を深めたい方は、ぜひ以下の記事「Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)のサーチターゲティングの設定方法や考え方、コツのスベテ」をご覧ください。
考え方やコツまで網羅してお伝えしていますので、参考にしてください。
Webサイト・アプリへの訪問者
GDNではリマーケティング、YDAではサイトリターゲティングと呼ばれるターゲティング方法です。自社のサイトへ訪問履歴があるユーザーへ向けて、広告を配信します。
Google広告のリマーケティング設定方法については、以下の記事「Google広告リマーケティングとは?リターゲティングとの違いや費用、リスト作成方法を解説」にて、わかりやすく解説しています。
費用やYDAのリターゲティングとの違いまで解説していますので、ぜひ参考にしてください。
GDN・YDA両者を含めたリターゲティングについては、以下の記事「リターゲティングとは? 仕組みやメリット・広告運用のポイントまで網羅して解説」にて、紹介しています。
広告設定から運用のポイントまで詳細に解説していますので、ぜひご覧ください。
配信面をターゲティングする方法
広告の配信先を絞り込み、ターゲティングをおこないます。配信面をターゲティングする方法は、以下の3つがあります。
- 特定のテーマ
- キーワード(GDN)
- プレースメント
順番に解説します。
特定のテーマ
GDNではトピック、YDAではサイトカテゴリーターゲティングと呼ばれる方法です。利用する媒体が設定したさまざまなカテゴリーから、商品やサービスに関連するものを選択して広告を配信します。幅広いトピックを選択すると配信量を増やせ、多くのユーザーへのアプローチが可能です。
【GDN】
広告管理画面から、左上の「すべてのキャンペーン」を選択します。
ディスプレイキャンペーンを選びましょう。
ディスプレイ広告の管理画面に遷移します。
「コンテンツ」タブの「トピック」を開いてください。
「トピックを追加」をクリックして、広告グループを選択しましょう。
トピックの編集画面に遷移するので、チェックを入れて「保存」をクリックしたらターゲティング完了です。
GDNのトピックターゲティングについては「Google広告で使用できるトピックターゲティングとは?設定方法やメリットについて解説」においても詳しく解説しています。
設定方法だけでなく、メリットも合わせてお伝えしていますので、ぜひご覧ください。
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【YDN】
まず広告管理ツールにログインします。
ディスプレイ広告管理画面を開くために、アカウント横のタブを開きます。
「ディスプレイ広告」を選択して「サイトカテゴリー」を選びましょう。
「編集」をクリックします。
ターゲティング設定する広告グループにチェックを入れ、「決定して進む」をクリックしましょう。
「サイトカテゴリーを指定して配信」にチェックを入れると上記のような画面になります。
設定するサイトカテゴリーにチェックを入れ、入札価格調整率を決めたら「設定」でターゲティング終了です。
キーワード(GDN)
GDNのみが利用できるターゲティング方法で、あらかじめ設定したキーワードに関連するWebサイトに広告が配信されます。
キーワードの設定は広告主が自由におこなえるので、商品やサービスへの関連性や、トピックにない項目などを踏まえたうえで配信が可能です。
設定方法を見ていきましょう。
ディスプレイ広告の管理画面から「ディスプレイ広告/ 動画のキーワード」タブを開きます。
「+」マークがあるのでクリックしましょう。
「ディスプレイネットワークのキーワードを追加」をクリックしたのち、広告グループを選択してください。
キーワードやURL、商品情報を入力しましょう。
「コンテンツ ターゲティングのみ」にチェックを入れ、保存をクリックしてターゲティング完了です。
プレースメント
利用する媒体のサイトURLや、アプリ・動画を指定して広告を配信するターゲティング方法をプレースメントといい、反対に除外して掲載もできます。
プレースメントは、自動と手動の2つから選択が可能です。自動プレースメントは広告主が設定したキーワードや、トピックなどに関連性の高い配信先へ自動で広告を配信するので、手間が少ないメリットがあります。
手動プレースメントは、Webサイトやアプリなど配信先のURLやIDを自社で指定するため、自動プレースメントと比較して細かな配信先の設定が可能です。
しかし、配信直後から効果的なWebサイトやアプリの把握は容易ではありません。広告配信前後は自動プレースメントを選択して、コンバージョンの発生や配信量が適切かなど、データ収集がおすすめです。
【GDN】
広告管理画面から、左上の「すべてのキャンペーン」を選択します。
ディスプレイキャンペーンを選びましょう。
ディスプレイ広告管理画面に遷移します。
「プレースメント」タブを開き、鉛筆マークをクリックしてください。
「プレースメントの編集」を選択します。
広告グループを選択すると、以下の画面に遷移します。
ターゲティングしたいプレースメントを選択して、「保存」をクリックすると設定完了です。
【YDN】
YDNでは、プレイスメントリストを作成のうえ、広告グループを結びつけます。
まずはプレイスメントリストを作成していきましょう。
まず広告管理ツールにログインします。
ディスプレイ広告管理画面を開くために、アカウント横のタブを開きます。
「ディスプレイ広告」を選択しましょう。
続いて右上にある「ツール」をクリックしてください。
「プレイスメントリスト」を選択します。
「プレイスメントを作成」をクリックしてください。
プレイスメントリストを作成していきます。
わかりやすいプレイスメントリスト名を入力して、任意で詳細を記載します。
URL検索や手動でプレイスメントを設定してください。
プレイスメントリストを作成したら、「保存」をクリックしてプレイスメントリストの作成は完了です。
ここまででプレイスメントリストを作成できたら広告グループに結びつけていきます。
ディスプレイ広告管理画面を開きましょう。
プレイスメントタブを開き「編集」をクリックしてください。
広告グループを選択したのち、「決定して進む」をクリックします。
「プレイスメントリストを指定して配信」にチェックを入れます。
プレイスメントリストを選択して、設定をクリックしたらターゲティング完了です。
ディスプレイ広告を出稿するメリット・デメリット
ここからは、ディスプレイ広告を出稿するメリット・デメリットを解説します。
ディスプレイ広告を出稿するメリット
ディスプレイ広告を出稿するメリットは、以下の4つです。
- 潜在顧客へアプローチができる
- 画像・動画によるビジュアルの訴求ができる
- ブランディングできる
- リターゲティングができる
順番に見ていきましょう。
潜在顧客へアプローチができる
ディスプレイ広告は「購入したい」「欲しい」という段階より前である、悩みやニーズが具体的ではなく行動に移していない潜在層に向けた広告です。
限定的ではなく幅広いユーザーへ商品やサービスを知ってもらうにはディスプレイ広告が適しており、潜在層へアプローチをおこない認知拡大により、顧客がこれから行動へ移すための訴求が可能です。
画像・動画によるビジュアルの訴求ができる
ディスプレイ広告は画像や動画の利用によって、テキスト表示にはできない視覚を使った訴求が可能です。また目に留まりやすいだけでなく、動画は聴覚へも訴えられます。
さまざまなクリエイティブによる訴求によって、商品やサービスの特徴を表現しやすく、顧客に具体的な魅力を知ってもらえます。
ブランディングできる
商品やサービスの認知拡大が見込めるディスプレイ広告は、ブランディングが可能です。
自社商品やサービスの認知拡大をさせることをブランディングといい、他社と商品やサービスの差別化を図り、ユーザーに価値やイメージを高く評価してもらう必要があります。
わかりやすく表現すると、ユーザーが「こんなものが欲しい!」と思ったときに、自社の商品が真っ先に浮かぶためにおこなう施策がブランディングです。
ディスプレイ広告は、まだ商品やサービスを知らない潜在層へのアピールや、視覚・聴力に訴える広告を、あらゆるWebサイトに配信できます。
そのため、幅広いユーザーに辞書の商品やサービスを知ってもらえるので、ディスプレイ広告はブランディングに適しています。
リターゲティングができる
ディスプレイ広告では一度自社のWebサイトや商品に関するページに訪問があったものの、コンバージョンにつながらなかったユーザーへ向けて再度広告を表示させるリターゲティングが可能です。
リターゲティングによって、自社の商品やサービスに興味があったユーザーを追跡して広告配信によるアプローチをおこない、お問い合わせや資料請求・申し込みなどにつなげます。
ディスプレイ広告を出稿するデメリット
ディスプレイ広告の配信を検討する場合、メリットだけでなくデメリットも把握しておきましょう。ディスプレイ広告には、以下の2つのデメリットがあります。
- 成果に即効性はない
- 効果の分析が難しくPDCAを回しにくい
順番に解説します。
検索連動型広告と比較して無駄なクリックはどうしても拾ってしまう
検索をトリガーとして広告が出稿される検索連動型広告とは異なり、ディスプレイ広告はオーディエンスや面に対して出稿されるプロダクトになります。そのため、相対的に健在顧客よりも見込み客を多く取り込んでしまいます。購入・サービスの導入を一切検討していないユーザーにも広告が出稿される割合は検索広告よりも高い傾向にあります。
また、ポップイン広告など、誤クリックがされやすい箇所への掲載もゼロにはできない点も挙げられます。
ITP問題により、一昔前よりもターゲティングの精度が相対的に落ちている
ITP(Intelligent Tracking Prevention)とは、ユーザーのプライバシー保護を目的に実装された機能で、Cookieの働きを制限することで個人情報のトラッキングを防ぐ動きのことを指します。 トラッキングを制限することでリマーケティングのような広告メニューが利用できなくなったり、正確なCV値が計測できなくなります。
これにより、一昔前よりもリターゲティング広告をはじめとしたCookieをベースにしたターゲティングの精度は落ちています。
ディスプレイ広告を成功させるコツ
せっかくディスプレイ広告を配信するなら、誰もがコンバージョンにつなげたいと思いますよね。ディスプレイ広告を成功に導くには、以下の4つのコツが重要です。
- どのような目的で配信するのかを明確にする
- 対象のユーザーを明確にする
- クリエイティブを工夫する
- リターゲティングを活用する
順番に解説します。
どのような目的で配信するのかを明確にする
広告の配信目的によってアプローチ方法やクリエイティブは異なります。ディスプレイ広告の配信目的には、レスポンスとブランディングの2つがあります。
レスポンスを目的に配信する
ディスプレイ広告によってユーザーからのお問い合わせや、資料請求などの反応を直接得られることをレスポンスといいます。ディスプレイ広告は低いCPAでコンバージョンにつなげやすく、レスポンス効果が高いと言われています。
効率良くレスポンスを得るには、Web上のさまざまなデータを管理するDMP(Data Management Platform)や、効果測定に活用する3PAS(Third Party Ad Serving)を利用するとよいでしょう。
DMPや3PASによってユーザーがいつ・どのように自社サイトへ立ち寄り、どの程度商品やサービスへ興味を示したのかデータを取り、分析や改善によって高い費用対効果でコンバージョンにつなげられます。
ブランディングを目的に配信する
ディスプレイ広告はブランディングに適しており、ユーザーへの認知拡大によって自社商品・サービスへの資料請求やお問い合わせにつなげられます。
配信面が幅広く、多くのターゲットへ広告を表示できるディスプレイ広告は、クリエイティブの工夫によってブランディング活用が可能です。
商品・サービスの知名度や好感度の向上によってブランディングができれば、自然とコンバージョンへつながります。
対象のユーザーを明確にする
どのようなユーザーへ商品やサービスを届けたいかを絞りましょう。商品やサービスにまったく関係ないユーザーへ広告を表示しても、コンバージョンへつながりません。
転職サポートに関する広告を配信する場合を例に挙げます。転職理由は人によって異なり、給料やキャリアアップ・結婚や出産など、さまざまな要素がきっかけになるでしょう。
成果を出すには、ユーザーが転職のきっかけとなる要素の何に不満があるのかを考える必要があります。家のローンによって給料の高いところを検討する場合や、結婚・出産によって家庭を第一に働ける場所へ転職するケースもあるでしょう。
ユーザーの背景を深くまで想定すると、ターゲットが明確になり、どのような広告を出すべきかが明確になります。
ディスプレイ広告は、性別や年代・家族構成・指定キーワードへ関連するユーザーなどを絞って、ターゲティングが可能です。適切なターゲティングによる配信は、どのような広告を誰に・どこへ出稿するのかを検討して、コンバージョンにつなげるために大切です。
クリエイティブを工夫する
視覚や聴覚に訴求できるディスプレイ広告は、クリエイティブによって成果は大きく変わります。
レスポンスを得る目的の広告配信なら「お問い合わせはこちら」や「資料請求してみる」など、閲覧したユーザーにその後とってほしい行動を誘導するようなクリエイティブにするといいでしょう。
認知拡大を目的とする場合は化粧品ならテクスチャーのイメージが伝わる動画にしたり、車ならボディの色やデザインがわかる画像にしたりして工夫します。商品の特徴が広告を見ただけで、ユーザーへ伝わるクリエイティブにするといいですね。
ユーザーの目を引く、クリエイティブな広告を配信できればクリックへつながるため、コンバージョンへ大きく貢献します。
リターゲティングを活用する
ディスプレイ広告を運用するうえでリターゲティングを活用すると、商品やサービスへ興味・関心が高いユーザーへ配信ができるため効果的です。
一度自社サイトに訪問したユーザーは商品へ興味・関心をもって訪れているため、潜在層へ広告を配信する場合と比較してコンバージョンを獲得しやすく、CPAも低くなります。
ユーザーが自社と他社の商品・サービスの比較検討を終えたタイミングで広告を配信して、再度アプローチするとお申し込みや資料請求につながる可能性が高まります。
ディスプレイ広告を出稿する際の注意点
ディスプレイ広告の注意点についてお伝えします。広告を出稿しようとしても、掲載媒体のガイドラインに抵触すると配信できない恐れがあります。
ディスプレイ広告を出稿する際は、以下の5つの注意点を把握しておきましょう。
- 広告主の情報を表示する
- 安全な商材の広告を出稿する
- 不快感を与えないクリエイティブ表現にする
- ユーザーが理解しやすいクリエイティブにする
- コンテンツに不備がないか確認する
順番に解説します。
広告主の情報を表示する
責任がどこにあるのかをわかるように広告を配信する必要があります。配信する広告に、広告主に関する以下の項目を表示して、主体を明確にしましょう。
- 会社名
- ブランド名
- 商品名
広告主の情報を表示する際は、3つの項目のうち1つでもかまいません。ロゴマークや「提供」とユーザーへわかりやすく表示して、広告を配信しましょう。
安全な商材の広告を出稿する
危害を与える可能性のある商品や、サービスに関する広告は配信できません。
たとえば危険ドラッグや向精神薬などはもちろんですが、花火やたばこに関係した広告も宣伝はできません。自社の商品は広告の配信が可能かについて、あらかじめ確認しましょう。
クリエイティブ表現で不快感を与えない
以下のような表現の広告を配信すると、ユーザーへ不快感を与えるケースがあるため、控えましょう。
- 人体の局部を強調する
- コンプレックス部分を表現する
- 肌の露出が多い
- 誇張表現をする
- 未成年に配慮のない飲酒への表現をする
人の体の局部やコンプレックスにつながる部分を強調すると、ユーザーに嫌悪感を与えて迷惑になります。
また最大や最小などの絶対的な表現をする場合は、過去1年以内の第三者によるデータが必要であり、調査機関名や調査年とともに明記が必要です。不当な広告・誇張広告にならないためにも注意しましょう。
アルコール飲料の広告を出稿する場合は「お酒、飲酒は20歳になってから」というように、画像内へ表示が必要です。未成年へ飲酒をすすめる広告にならないよう、掲載には配慮が必要です。
ユーザーが理解しやすいクリエイティブにする
ユーザーに伝わりにくい画像や「広告」と認識しにくいクリエイティブは避けましょう。
画像の粗い広告ではユーザーが見づらく、周囲のコンテンツから浮いてしまうため掲載できません。鮮明な画像を用いた広告にしましょう。
また、掲載媒体のコンテンツと似たクリエイティブの広告を配信した場合、紛らわしくユーザーの混乱を招く可能性があります。ユーザーへ誤解を与えないよう「広告」と区別できるクリエイティブにする必要があります。
コンテンツに不備がないか確認する
ユーザーへ正しい情報を伝えるために、以下の2つに注意しましょう。
- 画像とリンク先の情報が異なる
- 広告文と画像の情報が合わない
たとえば画像のリンク先へアクセスすると異なる金額が表示される場合、広告の審査は通りません。画像と広告文の内容が一致しないケースも同様です。
広告を掲載する際は、キーワード・広告内容・リンク先のコンテンツの隅々まで、内容が統一されている必要があります。配信前は、すべての要素が関連した広告になっているかを確認しましょう。
ディスプレイ広告の代表的な出稿プロダクトを紹介
最後に「Google広告」と「Yahoo!広告」それぞれにおける、ディスプレイ広告の代表的な出稿プロダクトを紹介します。
Google広告
Google広告の代表的な出稿プロダクトには、以下の7つがあります。
- Googleライトボックス広告
- P-MAXキャンペーン
- コンテンツターゲティング
- プレースメントターゲティング
- トピックターゲティング
- ライフイベントターゲティング
- Google広告リマーケティング
順番に見ていきましょう。
Googleライトボックス広告
Googleライトボックス広告は複数の画像や動画を用いて表現でき、クリックすると、展開・拡大するので「expand(エキスパンド)広告」とも呼ばれます。
Googleライトボックス広告には、以下のようなメリットがあります。
- ユーザーへインパクトを与えられる
- 興味・関心の高いユーザーへ広告表示できる
他の広告と比較してもとの画像から拡大されたり、動画が切り替わったりするGoogleライトボックス広告は、表現の仕方が豊富でユーザーへインパクトを与えられます。
クリックするまで、Googleライトボックス広告は小さな広告です。展開までに時間がかかるので、商品やサービスへ興味がないユーザーは、スルーや離脱するでしょう。
一方詳細な内容を知るためにクリックするユーザーの場合は、広告が切り替わるまで離脱せず、展開によってさらに多くの情報を得られます。
そのためGoogleライトボックス広告は、自社商材に興味・関心の高いユーザーに向けた、広告表示が可能です。
下記の記事では、Googleライトボックス広告について、さらに詳しく解説しています。より深く、Googleライトボックス広告について知りたいと感じた方は、ぜひご覧ください。
P-MAXキャンペーン
2021年11月より提供されているP-MAXキャンペーンは、多くの自動化テクノロジーを組み合わせた、比較的新しいプロダクトです。
以下のような広告チャネルに、P-MAXキャンペーンの配信が可能です。
- YouTube
- Googleディスプレイ
- Google検索
- Discover
- Gmail
- Googleマップ
P-MAXキャンペーンは、パフォーマンス最大化という意味をもっています。設定したコンバージョン目標を達成するために、機械学習による最適化がおこなわれ、広告パフォーマンスの向上につながります。
これまで流通しているプロダクトと比較して、P-MAXキャンペーンは広告主による手作業より、自動化に重点を置いたキャンペーンタイプといえるでしょう。
P-MAXキャンペーンには、以下のようなメリットが挙げられます。
- コンバージョンの増加を効率的に狙える
- 広告主による運用の手間が少ない
1つのP-MAXキャンペーンでざまざまな場所へ広告配信ができるだけでなく、機械学習によって、自動で最適な場所へ広告の掲載が可能です。
P-MAXキャンペーンを活用すると、問い合わせや資料請求など、コンバージョン獲得を効率的におこなえます。
また広告アセットや、予算・コンバージョン目標などの設定をおこなったあとは、媒体側が自動で調整するので広告主の手間がかかりません。
広告配信における工数を削減しつつ、効率的なコンバージョン獲得が可能になるため、P-MAXキャンペーンによって広告主の運用効率の向上が狙えるでしょう。
P-MAXキャンペーンの特徴や機能・詳しい設定方法は、以下の記事で詳しく解説しています。さらにP-MAXキャンペーンに関する知見を深めたい方は、ぜひアクセスしてみてください。
コンテンツターゲティング
コンテンツターゲティングとは「配信面」をターゲティングする方法で、設定したキーワードを含むコンテンツへ広告の出稿が可能です。
たとえばキーワードに「ヘルシー」と設定すると、ダイエットに関連する配信面に広告を掲載できます。
コンテンツターゲティングには、以下のようなメリットがあります。
- 広告主の手間を省ける
- 広告費用を抑えられる
コンテンツターゲティングは、広告主が配信先を決める必要がなく、自動的に配信先が選定されます。
クローラーがプレースメント先を抽出するため、広告主が多くの時間や工数を費やして配信先を選ぶ手間が省け、コンバージョンにつながりやすい配信面へ広告の掲載が可能です。
費用に関しては、コンテンツターゲティングは多くの配信面へ広告を掲載できるので、競合との広告枠を取り合う必要がなく、多額の予算を伴いません。
ユーザーの関心があるコンテンツに広告を配信するため、無駄なクリックを減らせる点もコンテンツターゲティングの大きなメリットでしょう。
コンテンツターゲティングについては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。記事では「コンテンツターゲティングとはどのような仕組みなのか?」という基本から、効果を高める方法まで網羅していますので、ぜひご覧ください。
プレースメントターゲティング
プレースメントターゲティングとは、特定の狙った配信面へ広告を配信させる手法で、以下のような場所へ掲載できます。
- Webページ
- 動画
- アプリ
- YouTube
任意の配信面へ広告を掲載させるだけでなく、プレースメントターゲティングによって「配信しない」という、制限も可能です。
プレースメントターゲティングには、以下のようなメリットがあります。
- 少ない予算で効率的な広告配信ができる
- コンバージョンにつながりやすいコンテンツへ広告配信できる
自社商材と関連したりターゲットとするユーザーにマッチしたりする配信先を、プレースメントターゲティングによって指定できるので、コンバージョンにつながりやすく予算を抑えられます。
成果が出にくいところへは配信を除外できるので、効率的な広告配信が可能です。
以下の記事では、プレースメントターゲティングについて、総括的にまとめております。プレースメントターゲティングの設定方法や、ほかのターゲティングの組み合わせについても解説しておりますので、より知見を深めたい方はぜひご覧ください。
トピックターゲティング
トピックターゲティングとは「美容、フィットネス」「ゲーム」など、特定のトピックを選択して、関連するWebサイトやアプリ・動画へ広告を掲載する手法です。
設定可能なトピックの種類は幅広く、自社商材に関連するジャンルに合わせて選択しましょう。
トピックターゲティングには、以下のメリットがあります。
- 潜在層へアプローチができる
- 配信量の増加が見込める
トピックターゲティングはトピックの幅を増やして、さまざまな層のユーザーへアプローチが可能です。
複数のメディアに広告を掲載できるので、配信量を増やしてユーザーからの認知を広げ、多くのアクセスを集められます。
以下の記事では、トピックターゲティングについて、より詳しく解説しています。トピックターゲティングを活用するコツについても触れていますので、ぜひご覧ください。
ライフイベントターゲティング
ライフイベントターゲティングとは名前のとおり、ユーザーの人生において何かしらのイベントが生じた、もしくは予定しているタイミングで広告を出稿する手法です。
引っ越しや結婚・起業など、ライフイベントにはさまざまな項目があります。
たとえば「結婚」を予定されている方への、ライフイベントターゲティングの活用法を想定してみましょう。結婚指輪や新婚旅行に関する広告を出稿すると、コンバージョンにつながりそうですよね。
「起業」する方なら、税理士関係の広告を出稿したり「引っ越し」予定の方なら、マンションの案内を配信してもいいでしょう。
ライフイベントターゲティングの詳しい設定方法や利用シーンは、以下の記事で詳しく解説しています。ライフイベントターゲティングの出稿を検討したい方は、ぜひご覧ください。
Google広告リマーケティング
Google広告リマーケティングとは、過去に自社サイトやアプリへ訪問したユーザーに向けて、広告を配信する機能です。
自社の商品やサービスに興味をもってサイトを訪れたけれど、他社商材と比較検討するために離脱したユーザーを、フォローアップしてコンバージョンへつなげます。
Google広告リマーケティングは、以下のようなメリットが挙げられます。
- コンバージョン率が高い
- 見込み顧客へ再アプローチができる
- 費用対効果が高い
Google広告リマーケティングは、自社商材へ興味・関心のあるユーザーへ向けて再アプローチが可能です。購入見込みのあるユーザーへ広告配信するため、コンバージョンを獲得しやすく、費用対効果が高いメリットがあります。
以下の記事では、Google広告リマーケティングについて、さらに詳しく解説しています。費用やリスト作成の方法なども解説していますので、ぜひご覧ください。
Yahoo! 広告
Yahoo! 広告における代表的な出稿プロダクトは、以下の3つです。
- Yahoo! のリターゲティング広告
- サーチターゲティング
- 動的ディスプレイ広告(DAD)
順番に解説します。
Yahoo! サイトリターゲティング
Yahoo! サイトリターゲティングはGoogle広告リマーケティングと同様に、自社サイトやアプリへアクセスしたユーザーへ、再度広告表示をおこないます。
見込み顧客へターゲティングをして、自社商材の広告を目にしてもらい、ユーザーの購入意欲の強化が可能です。
Yahoo! サイトリターゲティングはGoogle広告リマーケティングと比較して、広告配信手法としては大きく変わりませんが、媒体やリストの細かい設定が可能なところなど仕様が多少異なります。
下記の記事では、Yahoo! サイトリターゲティングの基本的な概要から、設定方法まで詳しく解説しています。Yahoo! サイトリターゲティングについて知見を深めたい方は、ぜひご覧ください。
サーチターゲティング
サーチターゲティングは「人」をターゲティングする手法で、あらかじめ指定したキーワードを検索した人に広告を配信します。どのくらい前に検索したのか、何回検索したのかという「有効期間」と「検索回数」による指定が可能です。
サーチターゲティングには、以下のようなメリットがあります。
- 検索広告のクリックに結びつかなかったユーザーへ再アプローチできる
- 新規顧客へ効率的にアプローチできる
- クリック単価を抑えられる
検索履歴をもとに配信するサーチターゲティングは、検索広告をクリックしなかったユーザーへ、視覚面から再アプローチが可能です。
広告枠の広さからクリック単価が低く、キーワードの登録によって自社サイトを訪問したことがないユーザーへも効率的なアプローチが可能であり、多くのメリットがあります。
以下の記事では、サーチターゲティングの設定方法や考え方について、徹底解説しています。サーチターゲティングを網羅的に知りたい方は、ぜひご覧ください。
動的ディスプレイ広告(DAD)
動的ディスプレイ広告(DAD)とは、ユーザーの行動履歴にもとづき、興味・関心を持ちそうな内容の広告を自動で作成して表示させる手法です。
動的ディスプレイ広告(DAD)には、以下のようなメリットがあります。
- クリエイティブの自動最適化ができる
- 運用効率を上げられる
- 新しい商品とマッチさせられる
動的ディスプレイ広告(DAD)では、スマートフォンやパソコンなどのあらゆる掲載面に合わせて、クリエイティブを自動的に作成・配信が可能です。
商品ごとの広告作成は必要なく、商品リスト形式で入稿するため広告主の手間が省け、運用効率を高められます。
ユーザーが閲覧していない商品であっても、別のユーザーの興味・関心をもとにした広告表示によって、新規商品の提案が可能です。
多くのメリットがある動的ディスプレイ広告(DAD)については、以下の記事で詳しく解説しています。動的ディスプレイ広告(DAD)の仕組みや、効果を高める方法についても合わせて解説していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
この記事では、ディスプレイ広告のメリットや成功へ導くコツについて解説しました。
ディスプレイ広告は視覚や聴覚への訴求によって、潜在層へアプローチが可能です。自社の商品やサービスの認知拡大によるブランディングもできるため、ディスプレイ広告はコンバージョンへつなげやすいメリットがあります。
コンバージョンを獲得するには、配信する目的や対象とするユーザーを明確にしたり、クリエイティブの工夫をしたりしましょう。商品やサービスの比較検討をしているユーザーに向けた、リターゲティングの活用も重要です。
ぜひ自社の商品やサービスの魅力を前面に引き出す効果的なディスプレイ広告を配信して、成果につなげましょう。
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