X(旧Twitter)広告の配信を検討する際「どのような特徴があるのか全体像を知りたい」「出稿費用は高いのだろうか?」などと、悩む方も多いのではないでしょうか?

広告作成に取り組み始めてから自社にX(旧Twitter)広告が合わなかったり、出稿費用が高額だったりするより、事前にどのような広告か知っておきたいですよね。

広告を出稿するにあたって、自社の商材に合ったアプローチ方法やターゲティング方法であるか、課金体系の仕組みはどのようになっているのかを知ることは非常に重要です。

この記事では、X(旧Twitter)広告における特徴や課金体系だけでなく、成果を出すコツまで網羅して解説します。X(旧Twitter)広告を出稿するか迷っている方は、ぜひご覧ください。

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X(旧Twitter)広告とは

X(旧Twitter)広告とは名前のとおり、X(旧Twitter)上に掲載する広告のことをいいます。さまざまなフォーマットがあり、X(旧Twitter)広告は以下のような場所へ配信が可能です。

  • タイムライン
  • 検索結果ページ
  • トレンドテイクオーバーの検索結果
  • アカウントのプロフィール画面
  • 公式クライアント

 

 

多くのSNS広告があるなかで、X(旧Twitter)広告はターゲティングの自由度や、拡散性に優れています。またX(旧Twitter)はテキスト以外に画像や動画など、視覚に訴えた広告を配信できるため、ターゲットの目に留まりやすいメリットがあります。

 

X(旧Twitter)広告の特徴

X(旧Twitter)広告の大きな特徴は、以下の2つです。

  • 若年層へのアプローチができる
  • 2次拡散により広告費用を抑えられる

順番に解説します。

若年層へのアプローチができる

X(旧Twitter)広告は、若い世代へアプローチをしやすい広告です。今や若年層の多くがX(旧twitter)を含む、さまざまなSNSを利用しています。

総務省の調べでは、2022年にX(旧Twitter)には全世界で、4億3600万人のアクティブユーザーがいることがわかっています。またX(旧Twitter) Japanは、日本国内における月間利用者数が、4500万人を超えたことを2017年に発表しました。

X(旧Twitter)の令和3年度における、日本国内の年代別利用率は、以下の表のとおりです。

10代 20代 30代 40代 50代 60代 男性 女性
利用率(%) 67.4 78.6 57.9 44.8 34.3 14.1 46.5 45.9

引用:総務省「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

表を見るとわかるとおり、日本のアクティブユーザーは10~40代の若い世代が多く、男女差はほとんどありません。トレンドに敏感な若年層のユーザーが、匿名で140文字の短文でつぶやける手軽さは、X(旧Twitter)が人気の理由のひとつといえるでしょう。

利用者の大半が若年層なため、X(旧Twitter)広告を活用すれば多くの若い世代へ、アプローチが可能です。

 

2次拡散により広告費用を抑えられる

X(旧Twitter)広告は2次拡散が起これば、広告費用を抑えながら多くの方に見てもらえます。

X(旧Twitter)広告の費用は、広告を閲覧したユーザーからのアクションによって、かかるシステムです。リポストによる2次拡散によって多くの人々へ広告を届けられますが、アクションが起きても課金の対象にはならないため、広告費用がかかりません。

そのためX(旧Twitter)広告は、不特定多数に広告の情報を拡散しながら、費用の節約が可能です。

ニッチな趣味嗜好を持つユーザーへターゲティングが可能

いわゆる「オタク的趣味アカウント」としてX(旧Twitter)を利用しているユーザーの勢いは、他のSNSと比較しても群を抜いていると筆者は確信しています。顔出しせず趣味だけで繋がれて、コミュニケーションツールとして利用しているユーザーはかなり多いです。

X(旧Twitter)広告に向く商材

X(旧Twitter)広告はターゲットが若年性である商材や、季節性・話題性に富んだ商材に向いています。順番に見ていきましょう。

 

ターゲットが若年層である商材

X(旧Twitter)は若年層が利用する割合が多いので、配信された広告を目にする頻度が多い、若い世代をターゲットにした商材が向いています。自社商品が10~40代くらいの若年層向けのものであれば、X(旧Twitter)広告の活用を視野に入れてみましょう。

季節性や話題性がある商材

X(旧Twitter)広告は2次拡散が大きな特徴です。そのため季節性や話題性のある商材は、あらゆるユーザーへ広まりやすいためX(旧Twitter)広告に向いています。

たとえプロモーションする商品に季節性や話題性がなくても、キャンペーンをおこない拡散を狙う方法があります。普段検索しないようなキーワードでも、自分のフォロワーのリポストから広告を偶然目にする可能性があるため、多くのユーザーへ商材の魅力を伝えられるでしょう。

ニッチだが強烈なファンのいる商材

前述の通り、趣味系のアカウントを所持してるユーザーがかなり多いSNSがX(旧Twitter)です。〜垢(格闘技垢)など、ニッチで強烈なファンのいる商材を取り扱っている場合、出稿の検討をしてみてもいいかもしれません。

 

X(旧Twitter)広告の種類

2023年11月現在、X(旧Twitter)広告の種類は以下6つが提供されています。

  • プロモ広告
  • X(旧Twitter)テイクオーバー
  • X(旧Twitter)ライブ
  • X(旧Twitter) Amplify
  • ダイナミック商品広告
  • コレクション広告

また、これら6つのほかに提供されていたフォロワー獲得広告においては、X(旧Twitter)より2023年8月11日をもって終了されました。

現在提供されている6つのX(旧Twitter)広告について、順番にどのようなフォーマットなのか見ていきましょう。

プロモ広告

プロモ広告はさまざまな層のユーザーへに対する働きかけや、現在つながりのあるフォロワーとの、エンゲージメントを高める目的で出稿する広告です。

X(旧Twitter)を閲覧していると一番多く目にする機会が多い広告が、プロモ広告といっていいでしょう。

「一般的なポストと広告はどのように見分けがつくのかわからない」と、感じる方もいるかもしれません。

「プロモーション」というラベルがプロモ広告には表記されるので、広告主が有料で掲載していると、一目でわかる仕組みになっています。

プロモーションラベルの表記以外は「リポスト」「いいね」「返信」など、X(旧Twitter)における通常機能と同様に利用が可能です。

 

 

プロモ広告はタイムラインのほかに、以下のようなさまざまな場所に表示されます。

  • X(旧Twitter)検索ページの上部
  • トレンドテイクオーバーの検索結果
  • アカウントのプロフィール
  • 公式X(旧Twitter)クライアント

基本的にはターゲットされたユーザーに広告は掲載されますが、プロモ広告はタイムライン上にも表示されます。

そのためターゲティングされていないユーザーでも、ポストを検索すると見つけられるので、広告を閲覧しようと思えば可能です。

 

プロモ広告は、以下4つのサブカテゴリに分けられます。

  • テキスト広告
  • イメージ広告
  • 動画広告
  • カルーセル広告

それぞれ詳しく見ていきましょう。

テキスト広告

一番シンプルな、テキストのみのポストで配信する広告がテキスト広告です。

文字だけのためテキスト広告は目立ちにくい欠点はありますが、タイムライン上に自然に溶け込みやすく、広告感は出にくいといえます。

イメージ広告

イメージ広告は以下のように1枚の画像を使用して、自社商品やサービスを紹介します。

テキストのみのポストよりも、イメージ広告は自社商品やサービスについてユーザーが視覚的にわかりやすいので、より広告効果を得やすくなります。

動画広告

動画を活用して広告を配信するカテゴリを、動画広告といいます。

とくに動画の冒頭が動画広告では重要といえ、どれだけ魅力的な配信ができるかによってユーザーを引きつけられるかが左右されます。

動画によってイメージ広告よりもさらに視覚に訴えやすくなり、動画広告は自社サイトやアプリへの誘導・ブランドへの共感を得たいときに効果的でしょう。

カルーセル広告

カルーセル広告の場合は「→」と「←」をクリックすると、最大6枚の画像や動画が切り替わります。

2~6枚の画像を使用できるので、カルーセル広告はいくつかの自社商品やプロモーション紹介に活用できます。

 

フォロワー獲得広告

※フォワー獲得広告は2023年8月11日をもって終了されました。

フォロワー獲得広告は現在広告主のアカウントをフォローしていない、自社商材へ関連性の高いユーザーへプロモーションして、フォロワーを増やします。

フォロワー獲得広告は、X(旧Twitter)上の以下のような場所に掲載されます。

  • タイムライン
  • おすすめユーザー
  • 検索結果

 

 

プロモ広告と同様にフォロワー獲得広告には、プロモーションラベルが表示されるため一般的なポストではなく、広告であると区別が可能です。

自社商材に関心のあるフォロワーの数が増えれば、ポストを見て商品やサービスのファンになってくれたり、X(旧Twitter)を通じて広めてくれたりする効果が期待できるでしょう。

 

フォロワー獲得広告については、以下の記事で設定方法から運用まで、深く掘り下げて解説しています。

どのようにX(旧Twitter)を運用するとフォロワーを増やせるのかについても、わかりやすく説明していますので、ぜひご覧ください。

X (旧Twitter) フォロワー獲得広告で新規フォロワーを増やす!設定方法や運用のコツを解説
2021-03-02 15:22
X (旧Twitter) 運用しているけど、なかなかフォロワーが増えない... そんな方も多いのではないでしょうか。筆者もX (旧Twitter) 運用に力を入れていますが、アルフ...

X(旧Twitter)テイクオーバー

X(旧Twitter)テイクオーバーはタイムラインテイクオーバーと、トレンドテイクオーバー・トレンドテイクオーバープラスの、2種類の広告形式があります。

タイムラインテイクオーバーを利用すると、1日のなかでユーザーの目にする最初の広告が自社広告になるよう、タイムライン上に配信が可能です。

トレンドテイクオーバー・トレンドテイクオーバープラスは、トレンドと連動させて「話題を検索」タブに、ハッシュタグやテキストを表示します。トレンドテイクオーバープラスは、テキストだけでなく動画表示も可能なため、より商材の魅力を高めて伝えられます。

タイムラインテイクオーバーと、トレンドテイクオーバー・トレンドテイクオーバープラスは、併用が可能です。2種類の広告形式を併用すると幅広い認知度が見込めるため、新しい商品をリリースする日や、ブランドの露出を高めたい日に活用するといいでしょう。

 

以下の記事では、テイクオーバー広告について詳しく解説しています。

テイクオーバー広告の規定やフォーマット・利用についてお伝えしていますので、ぜひご覧ください。

X(旧Twitter)テイクオーバー広告とは? X(旧Twitter)の一等地で幅広いリーチを獲得可能
2021-12-28 18:26
X(旧Twitter)広告の一種であるテイクオーバー広告 ユーザーがその日の最初に目にするタイムラインやトレンド画面など、X(旧Twitter)上で最も目立つ広告枠に配信することが...

X(旧Twitter)ライブ

X(旧Twitter)ライブはリアルタイムで動画配信が可能な広告形式で、製品を開発する会議の様子や発表・企業イベント・パーティなど、さまざまな場面で活用できます。

リアルタイムでユーザーと交流ができるので、X(旧Twitter)ライブを介して商材への反応を得られます。

 

X(旧Twitter) Amplify

X(旧Twitter) AmplifyはX(旧Twitter)と提携しているコンテンツパートナーの、大手メディアやスポーツリーグ・報道機関などの動画が流れる前に、プレロールとして広告を再生させます。

たとえば多くの方がYouTubeを視聴する際に、動画の前に広告が流れる体験をしたことがあるでしょう。X(旧Twitter) Amplifyも、同じようなイメージです。

X(旧Twitter) Amplifyには、AmplifyプレロールとAmplifyスポンサーシップの、2種類の広告形式があります。

Amplifyプレロールは、200以上のパブリッシャーから流れる動画の前に広告配信ができ、15種類のコンテンツカテゴリーから選択が可能です。

Amplifyプレロールの仕組みは、配信したい広告と選択されたカテゴリーの中から、関連性の高い動画をX(旧Twitter)が自動的にマッチングします。

自社商品と関連性の高いカテゴリーを選択すると、顕在層のユーザーへのアプローチにつながるので効果的です。

Amplifyスポンサーシップは、広告主が配信先のパブリッシャーを1社選択でき、提携して広告を配信します。

たとえば自社商品であるサッカーシューズに関する広告を、サッカーの決勝戦についてポストするパブリッシャーを選択して、配信するとしましょう。自社商品へ興味や関心を持つ可能性が高いユーザーに向けて広告の配信ができるので、コンバージョンへつながりやすくなります。

 

ダイナミック商品広告

ダイナミック商品広告は2022年11月にリリースされた広告で、ユーザーへカルーセル形式で商品の名称や画像・価格など自社商品の紹介ができます。

表示される画像は、ユーザーの行動履歴や閲覧履歴などと自社商材の関連性から判断されます。

たとえば自社商品をカートに入れたまま購入しなかったユーザーや、自社サイトに訪問したことのないユーザーなどへの広告表示が可能です。

そのためダイナミック商品広告は、ECサイト運営や人材系・不動産業界において活用しやすい広告といえるでしょう。

コレクション広告

コレクション広告は、メインの画像1枚と下部に表示させる5枚のサムネイル画像からなる広告です。

メインの画像は静止状態のまま、サムネイル画像を横へスクロールさせて閲覧します。
画像は1つ1つクリックして、異なるWebページへの遷移が可能です。

そのため、商品のメイン画像を表示させたうえで細かな情報をサムネイル画像で伝える活用の仕方ができます。

X(旧Twitter)広告のターゲティングの種類

X(旧Twitter)広告のターゲティングには、以下の3つの種類があります。

  • オーディエンス特性
  • オーディエンスタイプ
  • 既存のオーディエンス

順番に解説します。

オーディエンス特性

オーディエンス特性によるターゲティング方法は、以下のようにターゲットを絞ります。

 

ターゲティング項目 ユーザー特性
地域 国・地域・都市圏・都市・郵便番号
言語 46言語から選択可能
端末 ユーザーが利用する端末モデル・OS バージョン・携帯電話会社・プラットフォーム・Wi-Fiユーザー・新しいモバイル端末
年齢 13歳から50歳以上まで
性別 性別の選択をしない、もしくは男性・女性のどちらかに限定

参考:X(旧twitter)「X(旧twitter)広告のターゲティング」

他の広告媒体でも、オーディエンス特性によるターゲティングは多く採用されている基本的な方法です。オーディエンス特性によるターゲティングによって、自社商材を利用しないであろう顧客を除外して、広告の配信が可能です。

 

オーディエンスタイプ

オーディエンスタイプを活用したターゲティング方法は、以下の項目があります。

ターゲティング項目 ターゲティング方法
会話 25カテゴリーに分けられた10,000種類以上の会話トピックからターゲティングする
イベント 広告主はX(旧Twitter)上におけるイベントの発見・計画・促進がおこなえる。世界各国で開催されている各種イベントに興味・関心のあるユーザーへターゲティングする
ポストエンゲージャー 広告主のポストに「いいね」や広告の閲覧など、エンゲージメントしたユーザーへターゲティングする
キーワード ユーザーの検索クエリ・ポスト・反応を示したポストにおいて、広告主が指定したキーワードが合致すると広告が配信される
映画とテレビ番組 対象のテレビ番組や映画に反応したユーザーをターゲティングする
興味関心 25種類の興味関心カテゴリーと350種類のサブトピックが用意されており、特定のジャンルへ興味・関心があるユーザーをターゲティングする
フォロワーが似ているアカウント 広告主があらかじめ任意のアカウントを設定する。設定されたアカウントのフォロワーと類似した、興味・関心をもつユーザーへ向けて広告が表示される

参考:X(旧twitter)「X(旧twitter)広告のターゲティング」

オーディエンスタイプによるターゲティングは、ユーザーのエンゲージメントに基づいて広告を配信します。そのため広告の内容に興味関心を示すユーザーへ向けて、配信が可能です。

 

以下の記事では、キーワードターゲティングについて、詳しく解説しています。

キーワードターゲティングの種類や、キーワードの分析・探す方法についてもお伝えしていますので、ぜひご覧ください。

X (旧Twitter) 広告キーワードターゲティングの設定方法やコツ、禁止されているワードを解説
2021-03-02 15:27
皆さんはX (旧Twitter) で検索をしたことはありませんか? 時事コンテンツ(天候や政府の発表、スポーツの速報etc...)など、幅広い年代でX (旧Twitter) で検...

 

既存のオーディエンス

既存のオーディエンスによるターゲティングは、フォロワーターゲティングとカスタムオーディエンスの2種類です。

フォロワーターゲティングは、既存のフォロワーをターゲティングします。名前が似ているため「フォロワーターゲティング」とオーディエンスタイプの「フォロワーが似ているアカウント」を、混同してしまう方もいるかもしれません。

「フォロワーが似ているアカウント」は、広告主が任意のアカウントを指定します。一方「フォロワーターゲティング」は、すでに自社のフォロワーであるユーザーをターゲティングします。

「フォロワーが似ているアカウント」と「フォロワーターゲティング」は、異なるので注意しましょう。

 

次に、カスタムオーディエンスには、以下の3種類があります。

  • リスト
  • ウェブサイトアクティビティ
  • アプリアクティビティ

顧客のメールアドレスを活用したり自社のWebサイトにアクセスしたり、自社アプリをインストールしたユーザーに向けて、ターゲティングをおこなう方法がカスタムオーディエンスです。

カスタムオーディエンスはリマーケティングが可能で、自社に興味や関心のあるユーザーへ向けてアプローチができるターゲティング方法です。

 

以下の記事では、フォロワーターゲティングにおいて、アカウントを探す方法について詳しく解説しています。

フォロワーターゲティングの設定後、どのように結果を観測・改善するのかについてもお伝えしていますので、ぜひご覧ください。

X(旧Twitter)広告フォロワーターゲティングの似ているアカウントの探し方やカテゴリ一覧を解説
2021-03-02 16:43
フォロワーターゲティングとは、簡単に説明すると、特定のアカウントをフォローしているユーザーに対して広告を出稿できるプロダクトのことです。 フォローしているユーザーに対してピンポイ...

 

X(旧Twitter)広告はキャンペーンの目的により課金方式が決まる

X(旧Twitter)広告を配信するうえでどのようなゴールにするのかを決める必要があり、選択したキャンペーンの目的によって課金方式が決まります。

X(旧Twitter)広告のキャンペーンの目的は、以下のとおりです。

広告キャンペーンで使用できる目的 キャンペーンの種類 課金形態
認知度を高める リーチキャンペーン ・CPMインプレッション単価)
ポストのインプレッション1,000件あたりに対してのみ課金
コンバージョンを獲得する アプリのリエンゲージメント数キャンペーン ・CPAC(コストパーアプリクリック)
利用者がアプリを開くために行ったクリックに対してのみ課金
ユーザーへ検討を促す
動画の再生数キャンペーン CPV(視聴単価)
動画の再生数によって変動
プレロール再生数キャンペーン CPV(視聴単価)
動画の再生数によって変動
アプリのインストール数キャンペーン ・CPI(コストパーインストール)
・CPAC(コストパーアプリクリック)
・OAB(目的にもとづいた自動最適入札)
ウェブサイトの訪問者数キャンペーン CPC(コストパークリック)
エンゲージメント数キャンペーン CPE(コストパーエンゲージメント)
リポスト、返信、いいねなど

 

参考:X(旧twitter)「キャンペーン目的の選び方

X(旧Twitter)広告のキャンペーンの目的には、以下の5つがあります。

  • リーチキャンペーン
  • アプリのリエンゲージメント数キャンペーン
  • 動画の再生数キャンペーン
  • プレロール再生数キャンペーン
  • アプリのインストール数キャンペーン
  • ウェブサイトの訪問者数キャンペーン
  • エンゲージメント数キャンペーン

※「フォワーの獲得」は2023年8月11日をもって終了されました。

ここからは、キャンペーンの目的と課金方式について詳しく解説します。

リーチキャンペーン

リーチキャンペーンは、ブランド認知度の向上を目的とするキャンペーンです。

多くのユーザーに指定したポストを見てもらい、自社商材の認知拡大を狙う目的で配信するキャンペーンが「ブランド認知度の向上」です。

ターゲット層の指定はなく、以下のようなあらゆる場面における広告表示に適しています。

  • 自社商品やサービス・ブランドの認知度を高めたい
  • プロモーションやイベントの告知をしたい
  • 自社商品を提供したときに、どのようなユーザーからの反応が高いか調査したい

リーチキャンペーンの課金形態は、CPM(インプレッション課金)を採用しています。

CPM(インプレッション課金)とは広告が表示されると費用が発生する仕組みで、1,000インプレッションあたり数百円が目安です。

注意点として、CPM(インプレッション課金)のインプレッション数と、リーチ数を混同するケースが多く見られます。

リーチ数とは広告を表示するユーザー数であり、広告が表示される数を示すインプレッション数とは異なります。あらかじめ違いを把握しておきましょう。

アプリのリエンゲージメント数キャンペーン

アプリのリエンゲージメント数キャンペーンは、アプリをすでにインストール済みのユーザーへ、以下のような行動を促すキャンペーンです。

  • アプリの起動
  • アプリの更新
  • アプリ内での特定の行動

主にスマートフォンやiPhoneのような、モバイル端末を利用しているユーザーへアプリのリエンゲージメント数キャンペーンを活用します。

既存ユーザー向けに定期配信をしてアプリ内の課金を促したり、愛着を高めたりすることが可能です。

ほかにもアプリをインストールしたものの、しばらく起動していないユーザーに対し、特典を掲示してリターゲティングを実施する活用法もあるでしょう。

アプリのリエンゲージメント数キャンペーンの課金方式は、CPAC(コストパーアプリクリック)です。

CPACは迅速に規模を拡大させたいケースや、ターゲットを限定したいケースに適しています。

アプリを開くリンクをクリックしない限り、コストの発生はありません。

動画の再生数キャンペーン

「動画の再生数キャンペーン」は名前のとおり、動画再生数を伸ばす目的で選択するキャンペーンです。

動画が再生されるポストは視認性が高く、ユーザーの目に留まりやすいため、自社商材のプロモーションやブランディングへの効果があります。

動画の再生数キャンペーンの入札タイプは、以下4種類です。

  • 15秒再生の入札タイプ
  • 2秒/50%の入札タイプ
  • 6秒/50%の入札タイプ
  • 3秒/100%の入札タイプ

 

各入札方法によって、課金となる動画の再生時間や再生数が異なります。

動画はタイムライン上で自動再生され、リポストによって流れた場合は課金の対象外です。

課金方式はCPV(試聴課金)を採用しており、動画が再生されると費用が発生します。1再生あたり数円~100円程度の費用がかかります。

動画の再生数キャンペーンについては、以下の記事「X(旧Twitter)広告、動画再生数キャンペーンの始め方!ブランド想起・2次拡散を狙う」にてさらに詳しく解説しています。

概要から設定方法まで詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

X(旧Twitter)広告、動画再生数キャンペーンの始め方!ブランド想起・2次拡散を狙う
2021-12-15 02:14
X(旧Twitter)広告では、動画広告の再生数の最大化を目的とした「動画の再生数キャンペーン」が利用できます。 テキストや画像広告に比べて強い広告メッセージを発信でき、共有やエン...

プレロール再生数キャンペーン

プレロール再生数キャンペーンは、X(旧Twitter)と提携している200以上のパートナー企業が配信する動画コンテンツの配信前に、自社広告を配信できます。

YouTubeを視聴しているとき、広告を見なければコンテンツを見られない経験をしたことがある方は多いでしょう。

プレロール再生数キャンペーンも同様に、広告を視聴し終えると動画コンテンツを閲覧できます。

連動させられるパートナー企業のカテゴリーは、以下15種類から選択できます。

  • 自動車
  • コメディー
  • 政治
  • エンターテインメントとポップカルチャー
  • 飲食
  • ライフスタイル
  • 音楽
  • 科学と教育
  • ニュース・時事問題
  • デジタルクリエイター
  • スポーツ
  • テクノロジー
  • 金融とビジネスニュース
  • eスポーツとテレビゲーム
  • テレビ

参考:X(旧twitter)ビジネス「プレロール再生数キャンペーン

たとえば新車をリリースする広告であれば、パートナー企業に「自動車」ジャンルを選ぶことがオススメです。

自社広告の内容に合ったジャンルを選ぶと、狙ったユーザー層に視聴してもらいやすいでしょう。

課金方式は動画の再生数キャンペーンと同じで、以下4種類です。

  • 15秒再生の入札タイプ
  • 2秒/50%の入札タイプ
  • 6秒/50%の入札タイプ
  • 3秒/100%の入札タイプ

設定したアクションをユーザーが起こしたときのみ、課金されます。

アプリのインストール数キャンペーン

「アプリのインストール数キャンペーン」は、「アプリのリエンゲージメント数キャンペーン」同様、スマートフォンやiPhoneのようなモバイル端末を利用しているユーザーへ向けたキャンペーンです。

画像や動画を活用して、自社アプリをインストールする可能性の高いユーザーに向けて、プロモーションをおこないます。

画像や動画をクリックするとApp StoreやGoogle Playに誘導が可能で、アプリに興味を持ってもらいたいケースや、継続利用を求める際に選択するキャンペーン目的です。

アプリインストール数・アプリ起動数を目的とするキャンペーンの課金方式は、以下の2つです。

  • CPAC(コストパーアプリクリック)
  • OAB(アクション最適化)

CPACは迅速に規模を拡大させたいケースや、ターゲットを限定したいケースに適しており、アプリをクリックすると費用が発生します。

OABは広告キャンペーンのパフォーマンス向上や、広いターゲティングをおこなう際に適した課金方式で、アプリのインストールあたりの入札・アプリのクリックあたりの課金をします。ただしMACT(モバイルアプリのコンバージョントラッキング)の設定が、OABによる課金方式の選択には必要です。

以下の記事「X(旧Twitter)アプリインストール広告とは?設定方法、アプリカードについても解説!」では、「X(旧Twitter)アプリインストール広告」について、詳しく解説しています。

アプリカードや設定方法についても、丁寧に解説していますので、ぜひご覧ください。

X(旧Twitter)アプリインストール広告とは?設定方法、アプリカードについても解説!
2021-03-02 17:08
X(旧Twitter)アプリインストール広告とは、2014年からX(旧Twitter)で正式にリリースされた、X(旧Twitter)モバイルアプリプロモーションにおけるアプリインス...

ウェブサイトの訪問者数キャンペーン

「ウェブサイトの訪問者数キャンペーン」では、自社のWebサイトやランディングページへの訪問数増加を狙います。

商材の購入や、会員登録・ホワイトペーパーのダウンロード・問い合わせなど、さまざまなコンバージョンが見込めます。

動画や画像を利用した広告と相性が良く、クリエイティブの工夫によって、リンク先へユーザーの誘導が可能です。

課金方式はCPC(クリック課金)を採用しており、リンクをクリックすると費用が発生します。1クリックあたり数十~数百円が目安となっており、コンバージョンごとの費用発生ではないので注意しましょう。

ウェブサイトへの誘導数またはコンバージョンにおけるキャンペーンでは、ユーザーによるコンバージョンのトラッキングが可能です。

「ユニバーサルウェブサイトタグ」を自社のWebサイトに設置するとユーザーのトラッキングが可能になり、広告の費用対効果を測定できるため、分析・改善に役立ちます。

またデータのトラッキングによってリターゲティングをおこなえるので、自社商材に興味関心のあるユーザーに再アプローチができ、コンバージョン向上が狙えます。

「ウェブサイトのクリック数キャンペーン」については、以下の記事「X(旧Twitter)広告のウェブサイトのクリック数キャンペーンとは?」にて詳しく解説しています。

設定方法から成果確認についても網羅していますので、ぜひご覧ください。

X (旧Twitter) 広告のウェブサイトのクリック数キャンペーンとは?
2021-12-21 23:29
X (旧Twitter) 広告ではウェブサイトのクリック数キャンペーンが利用できます。 画像とリンクを掲載したツイートを配信することで、サイトへのトラフィック増加を目的とするキャン...

エンゲージメント数キャンペーン

「エンゲージメント数キャンペーン」はユーザーからのエンゲージメント数を増やして、ポストの拡散を狙う目的のキャンペーンです。

「エンゲージメント」とは、以下のようなユーザーからの反応を指し、増やすことで商品やサービス・ブランドの認知拡大が狙えます。

  • いいね
  • リポスト
  • ポストへの返信
  • リンクページへのクリック
  • フォロー

エンゲージメント数キャンペーンでは通常のポストを広告として配信したり、ユーザーから好意的な反応を得られたオーガニックポストを、クリエイティブへ活用してもいいでしょう。

広告を閲覧したユーザーがリポストをすると2次拡散も狙え、費用対効果が高いキャンペーンといえます。

エンゲージメント数キャンペーンの課金方式は、CPE(エンゲージメント課金)です。
ユーザーが反応を示した初回のコミュニケーションによって、1エンゲージメントあたり数十~数百円の費用が発生します。

X(旧Twitter)広告の費用に関わる要素

X(旧Twitter)広告の費用は、次の5つの要素と関わりがあります。

  • オークション方式
  • 広告スコア
  • 入札額
  • ターゲティングボリューム
  • 競合数

順番に解説します。

オークション方式

X(旧Twitter)広告はオークションによって、広告が掲載されます。オークションとはターゲティングをおこなうユーザーに対する広告枠を、入札によって他社と競い合います。オークションがおこなわれて広告枠を落札すると、特定のユーザーに対して広告が表示される仕組みです。

オークションでは入札額だけでなく、広告の品質が重要なポイントで、次の項目で解説する「広告スコア」として総合的に判断されます。

 

広告スコア

広告スコアは広告の品質を表す「品質スコア」と入札額に左右され、次の式で表されます。

品質スコア× 入札額=広告スコア

品質スコアは、以下の3つの点を考慮して決まります。

  • 共感度
  • 関連性
  • リーセンシー

広告に対してユーザーが「いいね」「リポスト」をしているか、ユーザーの興味・関心に合っているかなどが、品質スコアの判断材料です。また最新の情報を提供しているかどうかも、品質スコアを高めるポイントです。

入札額だけでなく、品質スコアが広告の掲載には重要なため、ユーザーに求められる内容の広告に仕上げましょう。

 

入札額

入札方法はキャンペーンの目的によって、次の3つから決定します。

  • 自動入札
  • 上限入札単価
  • 目標入札単価

順番に見ていきましょう。

自動入札

自動入札とはX(旧twitter)によって自動的に入札額が決定される入札方式で、予算内で最大限の結果を得られるように最適化されます。新たに広告を出稿する広告主には、自動入札をX(旧twitter)は推奨しています。自動入札は、キャンペーンの目的にかかわらず選択可能です。

 

上限入札単価

上限入札単価では、ユーザーのおこなう「いいね」「リポスト」などのアクションごとに、広告主がいくらまで支払えるのか上限を細かく設定ができます。上限入札単価を超えた請求をされることはなく、過去に広告を出稿した経験があり、各アクションによって発生する金額に対してある程度予想がつく広告主に向いた入札方式です。

目標入札単価

目標入札単価は、以下のキャンペーンの目的で広告を出稿する場合に、選択できます。

  • フォロワー数の獲得
  • ウェブサイトへの誘致またはコンバージョン
  • ブランド認知度の向上
  • アプリのインストール数の向上
  • アプリのリエンゲージメント数の向上

目標入札単価方式ではユーザーの各アクションに対してあらかじめ広告主が入札額を指定すると、1日に発生した広告の掲載価格の平均が目標金額内に収まるように、X(旧Twitter)によって自動で調整されます。

ただし指定した金額は目安であり、必ずしも一致するとは限らないため、定期的な配信結果の確認が必要です。

ターゲティングボリューム

ターゲットの数が多いほど、入札額は増えます。多くのユーザーへ広告を届ける場合は、費用がかかると認識しておきましょう。

競合数

競合数が多いほど入札額は増大するため、多くの予算が必要になります。

X(旧Twitter)広告の基本的な出稿方法

ここからはX(旧Twitter)広告の基本的な配信方法について解説します。
順番に見ていきましょう。

X(旧Twitter)広告の基本的な配信順序

X(旧Twitter)広告の配信は、以下の順番でおこないます。

  1. X(旧Twitter)の広告アカウントを作成する
  2. 支払い情報を入力する
  3. 広告キャンペーンを作成する
  4. 広告グループを作成する
  5. クリエイティブを作成する
  6. 広告を配信する

順番に見ていきましょう。

X(旧Twitter)の広告アカウントを作成する

はじめにX(旧Twitter)の公式ページから、X(旧Twitter)の広告アカウントを作成しましょう。

 

「アカウントを作成」をクリックしてください。

名前や電話番号・生年月日を入れて、「次へ」をクリックします。


表示内容のカスタマイズに関する追跡可否を確認のうえ、「次へ」をクリックします。

名前やメールに入力されている情報を確認したら、「登録する」をクリックします。

認証コードが送信されるので、入力のうえ「次へ」をクリックして認証作業をおこないます。今回はメールアドレスで登録しました。

 

認証コードを入力すると、パスワード入力画面に遷移するので設定しましょう。

ここまで設定すると、アカウント作成は完了です。

X(旧Twitter)のアカウントを作成したら、次の画面からパスワードやプロフィール画像・X(旧Twitter)のユーザーIDなどアカウントの初期設定をすませてください。

支払い情報を入力する

X(旧Twitter)広告のアカウントを作成したら、支払い情報の入力に入ります。

X(旧Twitter)広告へようこそへアクセスしましょう。

国やタイムゾーンを選択して、「Create your first keyword ad(最初のキーワード広告を作成する)」をクリックします。

次にキャンペーンの目的を選択します。

またX(旧Twitter)では広告出稿にあたり、認証チェックマークが必要です。

 

 

認証がない場合には、上記のようにポップが表示されます。

X(旧Twitter)広告は「プレミアム」「プレミアム+」、もしくは「Verified Organization(金バッジ)」のいずれかを選択していなければ広告出稿はできません。

個人が利用する場合の「プレミアム」と「プレミアム+」の料金プランは、以下のとおりなので参考にして下さい。

 

プレミアム 1年プラン:10,280円
1か月プラン:980円
プレミアム+ 1年プラン:20,560円
1か月プラン:1,960円

参考:X(旧Twitter)ヘルプセンター「価格

利用できる機能がプランによって異なるので、比較のうえどちらかに登録をしましょう。

実施したい広告キャンペーンの目的を選択できたら、「次へ」をクリックします。

キャンペーンの詳細が表示されるので、画面右上のユーザー名の右にあるプルダウンをクリックします。

1番上の「新しいお支払い方法を追加」をクリックしてください。

課税ステータスを選択する画面に遷移するので、「ビジネス」にチェックを入れ、次へで進みましょう。

クレジットカード情報を入力する必要があります。

空欄箇所を埋めて、「次へ」をクリックしてください。


日本にお住まいの場合は「いいえ」にチェックを入れ、「次へ」をクリックしましょう。

カード情報や住所など、必要な項目を埋めてください。
最後に旧Twitter広告利用規約を確認のうえ、同意にチェックを入れます。

「保存」をクリックすると、以下の画面に遷移します。

「キャンペーン」に進むをクリックしましょう。

広告キャンペーンを作成する

支払い情報を保存できたら、広告キャンペーンを作成していきます。

X(旧Twitter)広告を配信する目的を定めた広告キャンペーンが大枠にあり、さらに予算や配信期間・ターゲティング方法を細かく設定した、いくつかの広告グループを作成するイメージです。

作成したいキャンペーンを選択のうえ、「次」をクリックしましょう。


旧Twitter広告の利用規約への同意有無を確認されるので、「同意する」をクリックしてください。

わかりやすいキャンペーン名に設定しましょう。
「アドバンス」をクリックすると、下の図のように広告キャンペーンの利用上限額の設定も可能です。

作業を終えたのち、画面右下の「次」をクリックして広告グループの作成に移りましょう。

広告グループを作成する

以下のような広告グループの作成画面では、複数の項目の設定をおこないます。

広告グループの作成では、以下の設定をおこないます。

  • 広告グループ名
  • 予算
  • 広告の開始日と終了日
  • 配信方法や入札戦略・支払い方法
  • プレースメント
  • ターゲティング

順番に見ていきましょう。

まず広告グループ名は、キャンペーンのときと同様にわかりやすい名前にしてください。

次に「予算とスケジュール」で日別予算や総予算・広告開始日と終了日を設定していきます。

終了日は「無期限に運用」のチェックを外せば設定可能です。

次に「配信」では、以下の項目を設定していきます。

  • 目標
  • サイト訪問イベント
  • 入札戦略
  • お支払い方法

「目標」は「サイト訪問」か「リンクのクリック数」の2つから選択しましょう。
X(旧twitter)広告は「サイト訪問」を推奨しています。

どちらを選ぶかによって、入札戦略や支払い方法の選択肢が異なります。
【サイト訪問を選んだ場合】


【リンクのクリック数を選んだ場合】

支払い方法は、入札方法に合わせて「インプレッション」もしくは「リンククリック」から選べるので、自社に合ったものを選びましょう。


以下の表に、目標設定・入札戦略・支払い方法をまとめましたので、参考にしてください。

目標設定 入札戦略 支払い方法 サイト訪問イベントの設定
サイト訪問
自動入札 インプレッション
ウェブサイトコンバージョンタグを選択する
上限入札単価 リンククリック
リンクのクリック数
自動入札 インプレッションまたはリンククリック
不要
目標コスト リンククリック
上限入札単価 インプレッションまたはリンククリック

参考:X(旧twitter)広告

「サイト訪問」を目標設定で選択した場合は、「サイト訪問イベントの設定」も必要です。
ウェブサイトコンバージョンタグを設置すると、ユーザーが広告閲覧後の効果測定に役立てられます。

続いて配信面を選択しましょう。


「ホームタイムライン」はすでにチェックが入っており、除外できません。

以下3つの配信面を選択するか、外してください。

オーディエンスの性別や年齢・言語・場所を設定していきます。

ターゲットが使用する「端末」を設定します。

ターゲティング機能では「キーワード」や興味関心などを指定すると、広告を配信したいユーザーの範囲を狭められます。


「キーワード」では、ある特定のキーワードをポストしたり、検索したりしたアカウントをターゲットに指定できます。

「飲食」に関して興味があるユーザーを指定したい場合は、「検索」箇所に「飲食」と入力してチェックボックスにチェックを入れましょう。

またターゲット指定だけでなく、除外も可能です。

このほか「興味関心」や「イベント」などさまざまなターゲティングができるので、自社にあったものを設定していきましょう。

「ターゲティング戦略」の「最適化ターゲティング」とはX(旧Twitter)においてキャンペーンの目的や目標を達成する可能性が高いユーザーを自動的にターゲティングしてくれる機能です。

必要に応じてチェックを入れましょう。

すべての項目を設定できたら、画面右下の「次」をクリックしてください。

広告クリエイティブを作成する

続いて、広告クリエイティブを設定していきます。

  • 広告名
  • 商品カテゴリー
  • ランディングページ
  • クリエイティブタイプ
  • テキスト
  • メディア

 

順番に解説します。

「広告名」は、わかりやすい名前がいいでしょう。

商品カテゴリーは自社商品やサービスに合ったものを選択してください。


また、広告を通じてアクセスしてもらいたいランディングページがあれば、URLとともにクリエイティブタイプを入力しましょう。

広告配信の際に表示させるテキストを以下の欄へ入力しましょう。

広告に掲載する画像や動画を入れていきます。


「単一メディア」は1つ、「カルーセル」は2~6件の画像や動画を広告へ掲載できます。

ここまでクリエイティブの設定が完了したら、すべての配信設定は完了です。

「次」をクリックしてください。

広告を配信する

最後に、キャンペーンを開始しましょう。以下の画面で「OK」を選択します。

ここまで入力した内容の確認画面に遷移します。

最後に内容をすべて確認したら、右下の「キャンペーンを開始」を選択して、すべての作業は終了です。


X(旧Twitter)広告を出稿したあとは、成果を出せるよう分析や改善が必要です。

広告が何回表示されたのか、どの程度クリックされたのかなど、効果測定をしながら改善しましょう。

 

 

X(旧Twitter)広告をクイックプロモートで手軽に配信

ここまで基本的なX(旧Twitter)広告の配信方法を解説しましたが、クイックプロモートを利用すると、多くの手順を踏まずに数回のクリックで配信できます。

以下4つは、クイックプロモートの特徴です。

  • スマートフォンとアプリから広告を配信できる
  • 広告の出稿費用は1,000円から始められる
  • 広告主のフォロワーに類似したユーザーへ配信される
  • 広告配信先のユーザーはAIが自動で最適化させる

基本的な配信方法と異なり、クイックプロモートはとにかく簡単かつ手軽に配信できます。
出稿金額は1,000円から50万円までの間で配信でき、期間は最短1日です。

クイックプロモートではオーディエンスを「エリア」「年齢」「性別」の3つ設定できます。

広告主のフォロワーに類似したユーザーへAIによって自動で選別して配信されるため、自分で細かくターゲティングする必要はありません。

通常の出稿方法と比較して細かな設定はできませんが、手軽に広告を配信したい方におすすめの方法です。

反応性の高いポストを広めたいときや、リアルタイムで開催中のイベント内容を拡散させたいときなどに、クイックプロモートを活用するといいでしょう。

クイックプロモートの配信手順

では、実際にクイックプロモートを配信する手順を見ていきましょう。
クイックプロモートの配信手順は、以下のとおりです。

1. プロアカウントへ移行する
2.広告配信したい自分のポストを決める
3.アカウント右にある「プロモーションする」をクリックする
4.「はじめる」をクリックする
5.目標を選択する
6.リーチ対象を選択する
7.予算を設定する
8.支払い内容を決める
9.配信する

順番に見ていきましょう。

「同意して続ける」を選択すると、事業のカテゴリー選択画面に遷移します。

クイックプロモートは、Proアカウントユーザーのみが利用できるシステムです。
まずはX(旧Twitter)広告の広告キャンペーンフローからProアカウントへ移行しましょう。


「同意して続ける」を選択すると、事業のカテゴリー選択画面に遷移します。

当てはまるカテゴリーを選択して「次へ」をクリックしましょう。


アカウントの種類を「ビジネス」と「クリエイター」のどちらかから選択したのち、「次へ」をクリックしてください。


プロアカウントへの移行が完了しました。

クイックプロモートを配信するにあたり必須ではありませんが、必要に応じてプロフィールのカスタマイズやトピックのフォローなどをおこないましょう。

広告配信したい自分のポストを決める

続いてクイックプロモートを配信していきましょう。
まずは過去のポストから広告配信したいものを選択します。


アカウント右にある「プロモーションする」をクリックしましょう。


「はじめる」をクリックしてください。

目標を選択して「次へ」をクリックしましょう。

リーチ対象を選択していきます。


場所や年齢・性別を選択してください。
年齢は13~55歳以上、性別は男女のほか「指定なし」も可能です。

選択できたら「次へ」で進みましょう。


予算を設定していきます。

日別予算は1,000円~50万円までの間で設定してください。
期間は1日以上から選択しましょう。

選択できたら「次へ」で進んでください。

支払い内容を決めます。
入力し終えたら、すべての項目を確認して、「プロモーションを作成」をクリックして配信を開始しましょう。

X(旧Twitter)広告のクリエイティブ

X(旧Twitter)広告のクリエイティブには、以下の6つがあります。

  • プロモ広告
  • フォロワー獲得広告
  • X(旧Twitter)テイクオーバー
  • X(旧Twitter)ライブ
  • X(旧Twitter)Amplify
  • カスタム機能

順番に見ていきましょう。

プロモ広告

プロモ広告には、以下の6つのフォーマットがあります。

  • テキスト広告
  • イメージ広告
  • 動画広告
  • カルーセル広告
  • モーメント広告
  • X(旧Twitter)オーディエンスプラットフォーム

※モーメント広告は2022年にX(旧Twitter)より廃止されました。

順番に解説します。

テキスト広告

テキストのみのポストで配信する広告です。

テキスト広告の入稿規定
ポスト本文 全角140文字まで使用可能

日本語の場合は12文字がリンク扱いになるため、128文字まで使用可能

参考:X(旧twitter)「広告クリエイティブの仕様」

画像広告

画像広告は画像を一枚添付して、ポストを配信するフォーマットです。テキストのみのポストよりも、画像広告は視覚で訴えられるため、より効果的です。

 

イメージ広告の入稿規定は、以下のとおりです。

イメージ広告広告の入稿規定
ポスト本文 全角140文字まで使用可能

日本語の場合は12文字がリンク扱いになるため、128文字まで使用可能

ファイル形式 PNG・JPEG(BMPとTIFFは使用不可)

GIF画像は静止画像として表示される

ファイルサイズ 最大5MB

参考:X(旧twitter)「広告クリエイティブの仕様」

動画広告

動画を活用して広告を配信します。冒頭でどれだけ魅力的な動画を配信できるかが重要です。

動画広告の入稿規定
ポスト本文 全角140文字まで使用可能

日本語の場合は12文字がリンク扱いになるため、128文字まで使用可能

ファイル形式 MP4またはMOV
ファイルサイズ 最大1GB(30MB推奨)
動画の長さ 最長2分20秒(15秒以内推奨)

広告主によって10分まで延長可能なケースもある

動画ビットレート 1080pの動画で6,000k~10,000k(6,000k推奨)

720pのビデオで5,000k~8,000k(5,000k推奨)

フレームレート 29.97FPSまたは30FPS
オーディオコーデック AAC LC(ローコンプレキシティ)
推奨動画コーデック 4:2:0の色空間に対応するH.264・ベースライン・メイン・ハイプロファイル
サムネイル画像 ファイル形式:PNGまたはJPEG

アスペクト比:動画と同じ比率を推奨

最大サイズ:5MB

ループ 動画の長さが60秒未満の場合ループ再生

参考:X(旧twitter)「広告クリエイティブの仕様」

 

カルーセル広告

カルーセル広告は、2~6枚の画像や動画を流せるので、Webサイトやアプリへユーザーを誘導するときに役立つフォーマットです。

カルーセル広告の入稿規定
メディアサイズ 画像カルーセル 推奨サイズ

800 x 418ピクセル

(アスペクト比1.91:1)

または

800 x 800ピクセル(アスペクト比1:1)

動画カルーセル 推奨サイズ

800 x 450ピクセル

(アスペクト比16:9)

または

800 x 800ピクセル(アスペクト比1:1)

アスペクト比 画像カルーセル 1.91:1または1:1の画像素材
動画カルーセル 16:9または1:1の動画素材
リンク カルーセルは最大6つまで複数の場所に配置が可能であり、1つの場所に1つのWebサイトまたはアプリのリンクの割り当てが可能

参考:X(旧twitter)「広告クリエイティブの仕様」

 

カルーセル広告については、以下の記事「旧Twitterカルーセル広告とは?設定方法や画像サイズ、動画の入稿規定を徹底解説」にてさらに詳しく解説しています。

 

「どのような入稿規定なの?」「設定方法は?」という、カルーセル広告へのさまざまな疑問を解決できる記事となっていますので、ぜひご覧ください。

X(旧Twitter)カルーセル広告とは?設定方法や画像サイズ、動画の入稿規定を徹底解説
2021-08-15 21:52
  2020年11月10日、X(旧Twitter)の新しい広告フォーマットとして、複数の動画や画像を利用できる投稿形式「カルーセル」がリニューアル登場しました。カルーセル広告の導入...

 

 

モーメント広告

※モーメント広告は2022年にX(旧Twitter)より廃止されました。

モーメント広告は複数のポストを1つにまとめ、一連にして表現できるフォーマットです。通常、1つのポストでは140文字までしか表現できません。

しかしモーメント広告を利用すると、複数のポストでストーリー性を伝えられるため、より多くのテキストでプロモーションが可能になる魅力があります。

X(旧Twitter)オーディエンスプラットフォーム

X(旧Twitter)オーディエンスプラットフォームは、X(旧Twitter)が提携する外部のさまざまなアプリやWebサイトに広告を掲載できます。

X(旧Twitter)内に掲載した既存の広告キャンペーンのクリエイティブを活用できるため、労力やコストを削減しながらリーチ拡大が可能です。

 

 

フォロワー獲得広告

※フォワー獲得広告は2023年8月11日をもって終了されました。

フォロワー獲得広告はフォロワーカードが広告上で自動的に作成されます。ただしクリエイティブは使用できず、ポスト本文のみのフォーマットです。

フォロワー獲得広告の入稿規定
ポスト本文 全角140文字まで使用可能

日本語の場合は12文字がリンク扱いになるため、128文字まで使用可能

参考:X(旧twitter)「広告クリエイティブの仕様」

X(旧Twitter)テイクオーバー

X(旧Twitter)テイクオーバーには、以下の2つの広告形式におけるクリエイティブがあります。

  • タイムラインテイクオーバー
  • トレンドテイクオーバー/トレンドテイクオーバープラス

順番に見ていきましょう。

タイムラインテイクオーバー

タイムラインテイクオーバーでは、以下の7つのフォーマットがあります。

  • イメージ広告
  • 動画広告
  • カルーセル広告
  • X(旧Twitter)ライブ
  • カンバセーションボタンおよび投票付きのプロモ広告
  • ブランド絵文字
  • ブランド通知

ポスト本文の入稿規定は、利用するフォーマットによって仕様が異なります。

 

トレンドテイクオーバー/トレンドテイクオーバープラス

トレンドテイクオーバーとトレンドテイクオーバープラスでは、入稿規定が異なります。

トレンドテイクオーバーの入稿規定
トレンドハッシュタグ 最大20文字
トレンドの説明 日本語の場合は35文字
コンパニオンプロモ広告 3~6枚のプロモ広告(画像・動画・GIF画像など)を作成

参考:X(旧twitter)「広告クリエイティブの仕様」

トレンドテイクオーバーの入稿規定において、トレンドハッシュタグとコンパニオンプロモ広告は必須です。トレンドの説明は任意ですが、X(旧Twitter)は強く推奨しており、記載したほうが広告の効果を向上させられるでしょう。

トレンドテイクオーバープラスの入稿規定
ファイルタイプ 6秒ループのGIF画像

MP4

静止画

アスペクト比 16:9
ファイルサイズ 5MB(静止画)

15MB(GIF画像)

トレンドハッシュタグ 日本語の場合は8文字(ハッシュタグはトレンド名と説明に重複しないよう注意)
トレンドの説明 最大30文字

参考:X(旧twitter)「広告クリエイティブの仕様」

トレンドテイクオーバープラスのクリエイティブは、GIF画像・MP4・静止画においてdarkTweetを経由して、X(旧Twitter)へ入稿する必要があります。またカードフォーマットのメディアは利用できないため、注意が必要です。

X(旧Twitter)ライブ

X(旧Twitter)ライブの入稿規定は、以下の表の通りです。

X(旧Twitter)ライブの入稿規定
RTMP 動画コーデック:H.264/AVC

動画ビットレート:9Mbps(推奨)

 12Mbps(最大)

オーディオコーデック:AA-LC

オーディオビットレート:128bps(最大)

解像度 1280x720(推奨)

1920x1080(最大)

フレームレート 30 fps(推奨)

60 fps(最大)

キーフレーム間隔 OBS:3秒ごと

Wirecast:

24 fps = キーフレーム間隔/72フレーム

30 fps = キーフレーム間隔/90フレーム

50 fps = キーフレーム間隔/150フレーム

60 fps = キーフレーム間隔/180フレーム

サポート対象のエンコーダーとサービス Restream

Golightstream

Socialive

OBS

Wirecast

Teradek

Elemental

Vmix

StreamYard

Streamlabs

イベントページの仕様 イベントページの説明 すべて日本語の場合は140文字(予約販売やチケット販売などで外部リンクを含められる)
カルーセル 追加料金によって動画を最大5つまで(複数のライブ動画・VOD・GIF画像・写真を使用可)
ハッシュタグ ポストバーでポストを入力する際に自動入力
タイムラインのポスト 最大5つの特定の用語を含むポストを集める

参考:X(旧twitter)「広告クリエイティブの仕様」

 X(旧Twitter)Amplify

X(旧Twitter) AmplifyのAmplifyプレロールと、Amplifyスポンサーシップにおける入稿規定を表にまとめました。

AmplifyプレロールとAmplifyスポンサーシップでは、基本的な入稿規定はほとんど同じです。ただし、規定される項目や動画の長さなどに多少違いがあります。

X(旧Twitter) Amplifyの入稿規定
項目 Amplifyプレロール Amplifyスポンサーシップ
ファイルサイズ 最大1GB 最大1 GB
動画の長さ 15秒以下(推奨)

最大2分20秒

6秒以下(推奨)

最大2分20秒

ファイル形式 MP4またはMOV MP4またはMOV
アスペクト比 1:1(推奨) 16x9または1x1(推奨)

(パブリッシャーのコンテンツに応じる)

推奨動画サイズ 1200 x 1200
  • アスペクト比1:1の場合、最小サイズは600 x 600
  • アスペクト比1:1以外の場合、最小サイズは640 x 360
1200 x 1200
  • アスペクト比1:1の場合、最小サイズは600 x 600

(縦のサイズは無制限。縦が横より大きくなるなら、アスペクト比が1:1になるように動画がトリミングされる)

  • アスペクト比1:1以外の場合、最小サイズは640 x 360
URL (オプション) http://またはhttps://で開始 http://またはhttps://で開始
ブランディング 動画全体を通して表示をX(旧Twitter)は強く推奨 動画全体を通して表示をX(旧Twitter)は強く推奨
キャプション クローズドキャプションまたはテキストオーバーレイをX(旧Twitter)は強く推奨 クローズドキャプションまたはテキストオーバーレイをX(旧Twitter)は強く推奨
推奨動画ビットレート 1080pの動画で6,000k~10,000k(推奨は6,000k)

720pのビデオで5,000k~8,000k(推奨は5,000k)

推奨フレームレート 29.97FPSまたは30FPS(推奨フレームレート以上のFPSでも問題ない)
推奨オーディオコーデック AAC LC(ローコンプレキシティ)
推奨ビデオコーデック 4:2:0の色空間に対応する、H.264・ベースラインプロファイル・メインプロファイル・ハイプロファイル

参考:X(旧twitter)「広告クリエイティブの仕様」

 

カスタム機能

カスタム機能を利用すると、カンバセーションボタンと投票を広告に追加できます。順番に解説します。

カンバセーションボタン

自社のポストにカンバセーションボタンを埋め込むと、ユーザーによるポストの拡散が狙えます。

自社ポストにあるハッシュタグをクリックすると、ポストをカスタマイズできるシステムで、メッセージのリーチやエンゲージメントを多くのユーザーに向けて拡大できます。

カンバセーションボタンの入稿規定を以下の表にまとめました。

カンバセーショナルカード (タイムラインの元のポスト)の入稿規定
ポスト本文 すべて日本語の場合140文字
ハッシュタグ ハッシュタグ文字を含めて21文字(すべて日本語の場合、ハッシュタグを含めて11文字)

 

入力済みユーザーポスト (ユーザーがCTAをクリックした後)の入稿規定
ポスト本文 すべて日本語の場合128文字
ヘッドライン 23文字

 

お礼のポスト(ユーザーが元のポストをポストした後) の入稿規定
お礼のコメント 23文字
お礼のURL(オプション) 23文字

参考:X(旧twitter)「広告クリエイティブの仕様」

カンバセーションボタンの使用は、画像や動画との組み合わせが必要です。画像や動画を使用する際は、各メディアの入稿規定を確認しましょう。

 

以下の記事「X(旧Twitter)広告のカンバセーショナルカードとは?効果やメリット、設定方法などを徹底解説!」では、カンバセーショナルカードの効果について、詳しく解説しています。

 

カンバセーショナルカードのメリットから、入稿規定・設定方法まで網羅していますので、ぜひご覧ください。

X(旧Twitter)広告のカンバセーショナルカードとは?効果やメリット、設定方法などを徹底解説!
2021-07-06 15:23
画像引用元:カンバセーショナル(会話型)カードのご紹介 X(旧Twitter)を利用する中で、このようなボタンがついたツイートを目にしたことはないですか? このような形式のツイー...

 

投票

広告に投票機能を追加すると、選択肢とともにユーザーへ質問ができ、期限が過ぎると投票者も含めて結果の通知が来ます。動画や画像の活用によって、視覚的に訴求も可能であり、多くのエンゲージメントを得られる効果が期待できます。

投票の入稿規定
ポスト本文 すべて日本語の場合140文字
投票の回答 2~4つまで
投票本文 日本語の場合、各回答は最大12文字

ポスト本文の文字数には含めません

投票期間 5分~7日まの間で設定可能

参考:X(旧twitter)「広告クリエイティブの仕様」

投票機能は画像や動画との組み合わせは、必須ではありません。ただし組み合わせる場合は、各入稿規定に合わせましょう。

 

ブランド機能

ブランド機能には、ブランド絵文字とブランド通知機能があります。順番に見ていきましょう。

ブランド絵文字

ブランド絵文字は、ハッシュタグの後ろにつけられる自社オリジナルの絵文字です。視覚的にユーザーへ訴えられるので、見た目の楽しさに加えてブランドの魅力を表現できます。

ブランド絵文字に利用できるデザインは、72x72ピクセルとなっており、16x16のサイズではっきり表示できる必要があります。また複数の顔やロゴの使用は、小さすぎて見分けがつかなくなるため避けましょう。

オリジナルの絵文字は、5つまでのハッシュタグとの関連付けが可能です。またハッシュタグのポストにおける記載回数は、過去30日で250件以内に抑える必要があります。

ブランド絵文字を作成する際は、背景の明るさによって左右されない、小さくてもユーザーが認識できるシンプルなデザインの設計を心がけましょう。

ブランド通知

ブランド通知機能によってユーザーと1対1の会話が楽しめる機能で、事前に「@ポスト」を許可したアカウントへ配信されます。

ブランド通知は以下の3つの広告キャンペーン形式があり、即時のオプトインポストや、予約された通知ポストなどを各オプトインユーザーへ向けて配信します。

  • 予約された通知
  • サブスクリプション通知
  • インスタント通知

またブランド通知のコールトゥアクション(CTA)と通知ポストは、標準的なプロモ広告の入稿規定に沿って配信しましょう。

 

X(旧Twitter)広告で成果を出すコツ

ここからはX(旧Twitter)広告で成果を出すための、以下の4つのコツについて解説します。

  • 配信する目的を明確にする
  • 適切なターゲット設定にする
  • クリエイティブを改善する
  • ユーザーの目線になって配信する

順番に解説します。

 

配信する目的を明確にする

X(旧Twitter)広告を配信する目的を明確にすると、どのような広告をつくり、ターゲットにどのようなアクションを取ってほしいのか道筋がはっきりします。

配信する目的が定まっていないと広告効果を得られず、費用や時間の無駄にもなるでしょう。

最終的にどのようなゴールを目指すのかを明確にすると、作成する広告の内容との相違がなくなり、高いコンバージョンを得ることにつながります。

適切なターゲット設定にする

適切なターゲット設定は、広告効果を高めるために非常に重要です。

車が欲しいと考えているユーザーへ自転車を売ろうとしても購入につながらないように、広告を表示させるターゲットがずれてしまうと、商品やサービスのコンバージョンは得られません。

X(旧Twitter)広告は細かなターゲティングが可能なため、大いに活用して適切なターゲティングをおこない、自社商材のコンバージョンにつなげましょう。

クリエイティブを改善する

X(旧Twitter)広告でコンバージョンを得るには、クリエイティブの作成や継続的な改善は欠かせません。

広告効果を感じられない場合、テキストや静止画・動画など、クリエイティブの見直しを視野に入れます。

テキストは改行や絵文字を盛り込みながら、見やすくなるように工夫して作成したり、静止画を活用する際はメリハリをつけたりすると良いでしょう。ユーザーの興味を引くキャッチコピーを画像内に配置すると、視覚的に訴求しやすくなります。

動画の場合は、冒頭が肝心です。

ユーザーにとってメリットのある内容や、続きが気になる内容にするなど、最後まで再生してもらえるよう工夫しましょう。

多くのユーザーに拡散されるよう、広告の配信後もクリエイティブの継続的な分析・改善をおこない、広告効果を最大限に発揮させましょう。

ユーザーの目線になって配信する

広告をポストする際は、ユーザーの目線に立った配信を心がけます。

多くのユーザーの拡散を狙うには「広告」という印象を受けるポストではなく、有益と感じられる内容にします。

たとえば新商品のデザートをプロモーションする際、企業側から見た強みをアピールするより1人のユーザーとして、商品のおいしさや見た目の感想を具体的に伝えたほうが魅力を感じるケースは多いでしょう。

ほかにも、キャンペーンを盛り上げるハッシュタグを作成すると拡散につながり、多くの人に知ってもらうチャンスを広げられます。

明らかな広告色を前面に出して作成するのではなく、ユーザーにとって自分の周りの人に知ってもらいたいと思ってもらえるような内容にしましょう。

 

X(旧Twitter)広告を配信する際の注意点

X(旧Twitter)広告を配信する際の注意点は、以下の4つです。

  • X(旧Twitter)広告の参加資格を満たす必要がある
  • 新規アカウントは掲載に時間がかかる
  • 誤配信を避けるために入稿作業中は下書き保存をする
  • 広告が正常に配信されているか確認する

順番に解説します。

X(旧Twitter)広告の参加資格を満たす必要がある

X(旧Twitter)広告の参加資格を得るには、以下の6つを満たす必要があります。

  • X(旧Twitter)広告ポリシーに準拠している
  • アカウントステータスを満たしている
  • X(旧Twitter)広告の品質に問題がない
  • X(旧Twitter)広告を利用可能な国や言語である
  • 貿易制裁措置の対象ではない
  • センシティブな出来事の対象ではない

1つずつ見ていきましょう。

X(旧Twitter)広告ポリシーに準拠している

X(旧Twitter)広告ポリシーに反する内容の広告は、掲載できません。

たとえば性的内容や、未成年へ飲酒を勧める内容・薬物の情報・著作権を侵害した内容などは、X(旧Twitter)広告への掲載は禁止されています。

ユーザーへ害や不快感を与える内容にならないよう、広告を出稿する際は、あらかじめX(旧Twitter)広告ポリシーを確認しておきましょう。

アカウントステータスを満たしている

広告主のアカウントが凍結されていたり、削除済みアカウントになっていたりする場合は広告を出稿できません。X(旧Twitter)広告を配信するためには、広告主のポストを公開する必要があります。

X(旧Twitter)広告の品質に問題がない

X(旧Twitter)広告品質ポリシーに反する広告は、出稿できません。X(旧Twitter)広告品質ポリシーには、以下のような規定があります。

  • 広告文は正確で誤字脱字がない
  • プロフィールとヘッダー画像がGIF画像である
  • 自己紹介欄に自社や自社商品に関するURLの記載がある
  • リンク先のURLは有効かつ関係のある内容である
  • 動画や画像は明確な品質である

ユーザーにとって不利益にならないよう、広告品質ポリシーを遵守して作成しましょう。

 

X(旧Twitter)広告を利用可能な国や言語である

X(旧Twitter)広告は、世界中すべての国や言語で利用はできません。

現在X(旧Twitter)広告は17言語、217の国や領土において、出稿可能です。配信予定の地域がX(旧Twitter)広告を利用可能な国や言語であるかを、あらかじめ確認しましょう。

貿易制裁措置の対象ではない

X(旧Twitter)広告は以下の地域をターゲティングしたり、広告主の拠点として配信はできません。

  • キューバ
  • ウクライナのクリミア地域・ドネツク人民共和国(DNR)地域・ルガンスク人民共和国(LNR地域)
  • イラン
  • 北朝鮮
  • シリア

また対象の地域における個人や企業などは、X(旧Twitter)アカウントの登録自体をおこなえない場合があります。

センシティブな出来事の対象ではない

刺激の強いセンシティブな出来事に関係のある地域を拠点とした広告主や、ターゲティングをしようとする広告主は、X(旧Twitter)広告の参加資格を満たさないことがあります。

新規アカウントは掲載に時間がかかる

X(旧Twitter)アカウントをもっている場合は関係ありませんが、新たに作成する場合は広告主に相応しいかについてX(旧Twitter)の審査があります。新規アカウントの場合は、広告の掲載まで数日~数週間の時間がかかると考えておきましょう。

誤配信を避けるために入稿作業中は下書き保存をする

X(旧Twitter)広告はクリエイティブを未入稿のような、設定をすべて終えていない状態でも、広告の審査に進めます。間違って配信しないよう、作業を中断する際は下書き保存を実施しましょう。

広告が正常に配信されているか確認する

作成した広告は、正常に配信されているか確認が必要です。

広告を作成しても配信されない場合は、以下の3つに該当していないか確認しましょう。

  • アカウントやポストが審査中
  • 予算や入札額が低い
  • ターゲティングが正しく定まっていない

アカウントやポストが審査中の場合は、広告は配信されません。X(旧Twitter)広告ポリシーを遵守したアカウント・広告内容であるか確認しましょう。X(旧Twitter)広告では、節度ある広告活動かつ誠実な広告内容が求められます。

アカウントやポストが審査中かについては「ads.twitter.com」から、アクセスするとわかります。

広告アカウントの承認状況は 「アカウント設定]」ページ、ポストが審査中であるかについては 「キャンペーンの編集」ページの 「クリエイティブ」セクションを、それぞれ確認しましょう。

次に、予算や入札額の金額が適切かチェックします。

設定した予算や入札額が低ければ、競合とのオークションに勝てずに配信されないケースがあります。自社の予算に支障のない範囲で、段階を踏みながら金額を上げてみましょう。

 

 

最後にターゲティングが矛盾しているケースや広すぎたり、狭すぎたりするケースもインプレッションがない原因となります。

X(旧Twitter)広告ではターゲティングの際、以下の7つがインプレッション数が少なくなる原因になるとしています。

項目 インプレッション数が少なくなる原因と状況
地域 人口の少ない国や地域をターゲティングしている
性別 複数の広告キャンペーンで性別を指定する
端末 iOSとAndroidにおいて、古いOSバージョンや特定のOSバージョン・携帯電話会社をターゲティングすると、オーディエンスの範囲が限定される場合がある
キーワード 特殊なキーワードをターゲティングするとオーディエンスは狭まる(ただしエンゲージメントは上がる)
フォロワー 特定のユーザー指定が多いと該当するユーザーが少なくなる
興味関心 ニッチな範囲のターゲティングにより総合的なオーディエンスのリーチの限定につながる(ただし特定のグループにおけるエンゲージメントは増加する)
言語 特定の言語で絞りすぎるとオーディエンスが限定される

参考:X(旧twitter)「広告に対するインプレッションがないのはなぜですか?」

広告が配信されない場合は、表を確認しながらターゲティング方法に注意してみましょう。

 

X(旧Twitter)広告 まとめ

この記事ではX(旧Twitter)広告の概要や、課金体系・成果を出すにはどのように運用したらよいかについて解説しました。

X(旧Twitter)広告は情報の拡散性が高く、若年層へのアプローチや話題性のある自社商材のプロモーションに適した広告です。

クリック単価がリーズナブルであり、2次拡散が発生した際の料金が発生しない点も大きな魅力といえるでしょう。

X(旧Twitter)広告ではテキストだけでなく、画像や動画を活用できるため、視覚的な訴求ができます。ユーザーを魅了するクリエイティブを作成するためには、継続的な分析・改善が重要です。

X(旧Twitter)広告を活用して広告パフォーマンスを高めながら、自社商材の認知拡大やコンバージョン獲得に向けて魅力を最大限にアピールしましょう。



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