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宣伝失礼しました。本編に移ります。
「Yahoo! 広告のMCCアカウントって、どんなツール?」
「Yahoo! 広告が提供しているMCCアカウントを導入すると、何かメリットがあるの?」
広告アカウントを多数抱えている方にとって役立つYahoo! 広告が提供するMCCアカウントですが、どのようなツールなのかよくわからないという方も多いでしょう。
本記事ではYahoo! 広告が提供するMCCアカウントの概要や、設定方法・導入するときの注意点について解説しますので、ぜひご覧ください。
またYahoo! 広告の基礎知識を得たい方は、以下の記事「【入門】Yahoo!広告とは?始め方や出稿種類、費用や特徴など全て解説」にて詳しく解説しています。
Yahoo! 広告の概要からコスト面まで、初心者の方にとってわかりやすい内容になっていますので、ぜひご覧ください。

Yahoo! 広告に先駆けて導入された、Google広告のMCCアカウントについては、以下の記事で詳しく解説しています。
気になる方は「Google広告のクライアントセンター(MCC)の作成方法や複数アカウントの紐付け方など解説!」をご覧ください。

Yahoo! 広告のMCCアカウントとは?
ディスプレイ広告や検索広告における、複数のアカウントを一元管理できるツールを、MCCアカウント(マイクライアントセンターアカウント)といいます。
今回ご紹介するYahoo! 広告が提供するMCCアカウントについて、Google広告ではすでに導入されていたのでご存じの方もいるでしょう。
一般的なアカウントからは複数の広告アカウントにおける、情報の閲覧や操作の一元管理はできません。
しかしMCCアカウントなら複数の広告アカウントへアクセスできるようになるので、事業を複数抱えている方や広告代理店にとって、作業効率化が見込める有効なツールといえるでしょう。
次の章からは、Yahoo! 広告が提供するMCCアカウントを導入することで、どのようなことに役立つのか、できることを詳細にお伝えしていきます。
またディスプレイ広告については、以下の記事「【入門】ディスプレイ広告とは? Google・Yahoo!の違いや、コツなど全て解説」にて詳しく解説していますので、知見を深めたい方はご覧ください。

こちらの記事「【入門】検索連動型広告とは?リスティング広告との違い、費用や仕組みなど徹底解説」では、検索連動型広告とリスティング広告の違いについて解説しています。
つい混同しがちな2種類の広告の違いをしっかり把握したい方は、ぜひご覧ください。

Yahoo! 動的検索広告(DAS)については、以下の記事「Yahoo! 動的検索広告(DAS)とは?!メリットやデメリットからコツや設定方法までを解説!」にて詳しく解説しています。
検索連動型広告のひとつである動的検索広告(DAS)について知見を深めたい方は、ぜひご覧ください。

Yahoo! 広告のMCCアカウントでできること
Yahoo! 広告が提供するMCCアカウントによってできることは、以下2つです。
・複数の広告アカウントの共有・管理の効率化ができる
・複数の広告アカウントを横断したレポート作成ができる
順番に見ていきましょう。
複数の広告アカウントの共有・管理の効率化ができる
Yahoo! 広告が提供するMCCアカウントでは、抱えている多数の広告アカウントを共有したり管理したりできるので、広告運用の効率化が可能です。
広告アカウント配下にアカウントA・B・Cの3つがある場合、従来はアカウントごとにログインして配信状況の管理や操作が必要なため、手間がかかり複雑でした。
しかし広告アカウントではなく、MCCアカウント配下にアカウントA・B・Cを置くとデータ管理しやすくなります。
MCCアカウントへのアクセス権限さえあればアカウントA・B・Cへアクセスが可能になり、情報を閲覧するたびにログインし直す必要がなくなるので、手間が大いに省けるでしょう。
またオーディエンスリストに関しても、MCCアカウントを活用すると情報共有が可能になります。
通常、各広告アカウントの下に属しているキャンペーンや、広告グループからのみオーディエンスリストを利用できます。
しかしMCCアカウントを活用すると共有できるようになるので、別アカウントの商品や関連商品をユーザーへ勧めるときに役に立つでしょう。
このようにYahoo! 広告が提供するMCCアカウントを取り入れ、複数のアカウントを一元管理すると、利便性が上昇して広告運用が効率化します。
オーディエンスについては、以下の記事「Yahoo!ディスプレイ広告で使用できるオーディエンスカテゴリ一覧と設定方法を解説!」にて詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

複数の広告アカウントをもとにしてレポート作成ができる
Yahoo! 広告が提供するMCCアカウントの利用によって、以下2つのレポート作成ができます。
横断リーチレポートを見ると、異なるキャンペーンから同じユーザーへの広告表示がされているか否かがわかり、効率的な広告配信ができているかについての判断材料になります。
コンバージョン経路レポートを見ると、アカウントを跨ぎながら広告の間接効果を把握できます。
最後にクリックされた広告に至るまでに、ユーザーはさまざまな広告を閲覧しているかもしれません。
コンバージョン経過レポートを活用すると、途中でクリックされている広告を評価するときに役立ちます。
たとえ費用対効果の低いキャンペーンであっても、必ずしもコンバージョンに貢献していないとは限らず、別のアカウントにおいて利益を出していることがあります。
「CPAが高いからこのキャンペーンは停止しよう」
このように考えた広告が思わぬところでコンバージョンを生み出していれば、停止するには検討の余地があるかもしれません。
コンバージョン経過レポートによって、コンバージョンに至るまでの途中経過がわかれば、ユーザーがクリックした広告の貢献度から広告評価が可能です。
横断リーチレポートとコンバージョン経過レポート、2つのレポート作成機能をうまく活用すると、より詳細に分析できるので広告効果を高められるでしょう。
以下の記事「コンバージョン(CV)とは?用語の意味や利用方法まで詳しくご紹介!」では、コンバージョンについて詳しく解説しています。
コンバージョンについて、単語の意味を理解しているように感じていても、実はしっかり活用できていないという方もなかにはいるかもしれません。
より意味や利用方法への理解を深めたい方は、ぜひご覧ください。
とは?用語の意味や利用方法まで詳しくご紹介!.jpg 1200w, https://digima-labo.com/wp-content/uploads/2023/08/コンバージョン(CV)とは?用語の意味や利用方法まで詳しくご紹介!-300x158.jpg 300w, https://digima-labo.com/wp-content/uploads/2023/08/コンバージョン(CV)とは?用語の意味や利用方法まで詳しくご紹介!-1024x538.jpg 1024w, https://digima-labo.com/wp-content/uploads/2023/08/コンバージョン(CV)とは?用語の意味や利用方法まで詳しくご紹介!-768x403.jpg 768w)
以下の記事「【初心者必見】広告業界用語や略語を徹底解説!広告代理店で使用されているワードを厳選」では、広告業界用語や略語についてお伝えしています。
わかりにくい専門用語を4つのカテゴリに分けて解説していますので、広告運用をお考えの方はぜひご覧ください。

Yahoo! 広告のMCCアカウント作成方法
ここまでYahoo! 広告が提供するMCCアカウントによって、どのようなことができるのかについてお伝えしました。
続いてYahoo! 広告のMCCアカウントを実際に作成する手順と、企業アカウントとの紐付け作業について詳しく見ていきましょう。
MCCアカウントを作成する
MCCアカウント作成時はツールの管理権限が必要なので、なければ事前に付与してもらいましょう。
管理権限を付与されたら、以下の手順でMCCアカウントを作成していきます。
まず広告アカウント名をクリックして、MCCアカウントの親となるMCCアカウントを選択してください。
次に「アカウント追加」から「MCCアカウント作成」を選択してください。
任意でMCCアカウント名を入力して「作成」をクリックしてください。
MCCアカウント作成後は通知が届くので、Yahoo! JAPANビジネスIDに登録済みのメールアドレスの受信フォルダを確認しましょう。
Yahoo! JAPANビジネスIDについては、以下の記事「Yahoo!ビジネスマネージャーのビジネスIDの連携やログインできない場合の対処法を解説」にて詳しく解説しています。
一般のYahoo! JAPAN IDとの違いやログインできないときの対処法まで紹介していますので、ぜひご覧ください。

MCCアカウントに紐付けたい企業アカウントを登録する
続いてMCCアカウントと企業アカウントの、紐付け作業をおこないます。
新しく作成予定の広告アカウントと、すでに所有している広告アカウントのどちらを企業アカウントに紐付けするかによって方法が異なるので、順番に解説していきます。
新規広告アカウントの登録
MCCアカウントに関連付けて新規で広告アカウントを作成・登録するには、ツールの管理権限が必要です。
事前に管理権限が付与されているか確認のうえ、以下の手順でおこなってください。
まず広告管理ツールから広告アカウント名を選択します。
続いて 親として利用するMCCアカウントを選びましょう。
「アカウント追加」タブを開き、作成するアカウントの種類をクリックしてください。
今回は「検索広告アカウント作成」を選択していきます。
次の画面に遷移したら、 広告アカウント名や申し込みURLなどのアカウント情報を入力して「確認画面に進む」をクリックしてください。
入力情報を確認後「作成」をクリックして、審査が始まるので待ちましょう。
※最大5営業日
審査完了したのち、アカウントの契約状況が「確定待ち」になったら広告アカウントの確定をおこないます。
広告管理ツール→広告アカウント名をクリックしましょう。
広告アカウントを作成したMCCアカウントをクリックして、 左上に位置する「アカウントリンク」を選択しましょう。
確定予定の広告アカウントの契約状況項目から「確定待ち」をクリックして、アカウントの入力内容を確認してください。
さらに広告取扱基本規定の内容を確認して、「広告取扱基本規定に同意する」にチェックを入れたのち、「決定」をクリックしましょう。
アカウントの契約状況が「サービス中」に変更されたら完了です。
既存広告アカウントの登録
すでに所有している広告アカウントとMCCアカウントを登録するには、以下2つのアカウントのどちらと関連をもたせるかによって登録方法が異なります。
・同じ企業内で所有している広告アカウント
・ほかの企業が所有する広告アカウント
順番に解説します。
同一企業内アカウント
既存のMCCアカウントのリンク先を、同じ企業内のMCCもしくは広告アカウントに関連付ける方法です。
まず広告管理ツール→広告アカウント名を選びましょう。
親となるMCCアカウントを選択したら、左上に位置する「アカウントリンク」をクリックしてください。
アカウント一覧から登録したいアカウントを選択しましょう。
「アカウントリンク先変更」をクリックしてください。
リンク先のMCCアカウントを選び「適用」をクリックしたら、設定は完了です。
他企業アカウント
ほかの企業アカウントの場合は、広告アカウントにのみ関連付けが可能です。
他企業の広告アカウントへ紐付ける場合はアカウントリンクの申請が必要なので、以下の手順でおこないます。
まず広告管理ツール→広告アカウント名をクリックしてください。
アカウントリンク申請をおこなうMCCアカウントを選択したのち、 左上に位置する「アカウントリンク」を選択してください。
「アカウントリンク(申請中)」タブを選択します。
続いて、「アカウントリンク申請」を選択します。
「申請対象の広告アカウントID」欄があるので、アカウントリンク申請をしたい広告アカウントのIDを入力していきましょう。
※このとき広告アカウントIDが複数ある場合は、半角スペースを入れるか改行しながら入力していきます。
「ライブラリー共有のみ」もしくは「アカウント管理」から、アカウントリンク目的を選択してください。
※以下のように、リンクするアカウントに対して操作できる範囲が異なるので用途に沿った目的を選びます。
目的 | 概要 |
ライブラリー共有のみ | リンク先へオーディエンスリストの共有・提供をおこないたいときに選択する
リンク先のアカウント操作はできない |
アカウント管理 | リンク先アカウントの操作をおこないたいときに選択する(管理や編集・参照など)
(例:広告代理店が広告主のアカウント操作をしたいとき) |
「申請」をクリックしましょう。
このときMCCアカウントと、リンク申請先のアカウントの管理権限を所有しているユーザーに対して確認メールが届きます。
リンク申請先アカウントに届いたメールのURLをクリックすると、MCCアカウントの「承諾待ちアカウントリンク申請」というリンクの承認画面に遷移します。
右にある「承諾」をクリックしてください。
最後に 確認画面に遷移するので、問題なければ「承諾」をクリックして完了です。
Yahoo! 広告のMCCアカウント利用時の注意点
最後に、Yahoo! 広告が提供するMCCアカウントを利用するときに、意識していただきたい注意点を以下3つお伝えします。
・Yahoo! 広告のMCCアカウントには上限値がある
・Yahoo! 広告のMCCアカウントは削除できない
・Yahoo! 広告のMCCアカウントは移管できない
順番に見ていきましょう。
Yahoo! 広告のMCCアカウントには上限値がある
以下は、Yahoo! 広告が提供するMCCアカウントにおける上限値です。
※ルートMCC:企業の下に属しているすべての広告アカウントや、MCCアカウントの最も上の層に位置するMCCアカウントを指す
このようにMCCアカウントの作成数や紐付けには上限が決まっているので、あらかじめ知っておきましょう。
Yahoo! 広告のMCCアカウントは削除できない
Yahoo! 広告が提供するMCCアカウントはアカウント名の変更は可能ですが、作成したら削除できません。
作成できるMCCアカウントには限りがあるので、必要なのか吟味して作りましょう。
Yahoo! 広告のMCCアカウントは移管できない
MCCアカウント自体の移管はできません。
また、移管させたときにMCCアカウントの下へ属することも同様に不可です。
ただしアカウントの移管が必要な場合は、MCCアカウントに関連しない、もしくは配下からならできます。
どのようなときにアカウントの移管が可能なのか、以下の図を見てみましょう。
引用:Yahoo! 広告「アカウント移管時の注意点」
上の図のアカウント1はMCCアカウントと紐付いていないので、移管は問題ありません。
下の図のアカウント2はMCCアカウントに関与していますが、配下であるため移管可能です。
注意点として、移管しても関連性のあったMCCアカウントとの紐付けは解除されません。
広告管理ツールからアカウントリンクの状況を確認できるので、継続するか解除するか判断してください。
では、移管できない場合について以下の図を見てみましょう。
引用:Yahoo! 広告「アカウント移管時の注意点」
上の図はMCCアカウントとともに配下のアカウント2の移管をしようとしていますが、不可です。
下の図はMCCアカウントを含む、配下すべての移管をしようとしていますが上の図と同様にできません。
また以下の図どちらのパターンにおいても、MCCアカウントの下へ属するように移管することはできません。
引用:Yahoo! 広告「アカウント移管時の注意点」
このようにMCCアカウントは非常に便利なツールですが、移管に関しては縛りがあるのであらかじめ把握しておきましょう。
まとめ
本記事ではYahoo! 広告が提供するMCCアカウントとはどのようなツールなのか、何ができるのかについて、設定方法や注意点などを網羅しながら解説しました。
複数のアカウントをまとめて管理できるので、Yahoo! 広告が提供するMCCアカウントを取り入れると利便性が高まります。
今まで手間をかけて作業していた広告代理店の方や、複数の事業を抱える方にとって作業効率化につながるツールといえるでしょう。
またYahoo! 広告が提供するMCCアカウントを活用すると、オーディエンスリストをアカウント間で共有したり、いくつかの広告アカウントを跨ぎながらレポート作成したりできます。
複数の広告アカウントにおける情報を把握できるようになれば、作業効率化だけでなく、コンバージョンへつなげやすくなるでしょう。
ただしYahoo! 広告が提供するMCCアカウントは移管できないことや、上限値があらかじめ決まっている点などの注意点がいくつかあるので、事前に把握しておくことも大切です。
本記事でお伝えした注意点や設定方法などをもとに、Yahoo! 広告が提供するMCCアカウントを広告運用に取り入れて、手間を省きながら広告効果を高めましょう。
当社では、広告代理店、インハウス支援を行っております。もしこの記事を読んで
・理屈はわかったけど自社でやるとなると不安
・自社のアカウントや商品でオーダーメイドで説明して欲しい
・記事に書いてない問題点が発生している
・記事を読んでもよくわからなかった
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