Yahoo!広告を出稿したり、Yahoo!ショッピングで商品を掲載するにはYahoo!ビジネスマネージャーに登録する必要があります。

他にもYahoo!ビジネスマネージャーに登録することで利用できる便利なサービスはいくつかあります。

今回はYahoo!ビジネスマネージャーとはなにか、ビジネスIDの発行から連携までなど詳しく説明していきます。

 

yahoo!広告に関してさらに知見を深めたい!という方は、以下の記事に総括的にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。

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Yahoo!ビジネスマネージャーとは

Yahoo!ビジネスマネージャー(以下ビジネスマネージャー)は、法人・組織を対象とした、ID(アカウント)発行・管理システムのことです。法人・組織を対象とし発行されたIDを「ビジネスID」と言います。

Yahoo! JAPAN IDは個人向け、ビジネスマネージャーは企業向けのものだと認識しておけば問題ありません。IDを個人で登録したら、ビジネスマネージャーに登録するという流れで覚えておきます。
GoogleのMCCアカウントのように、1つのアカウントで複数のアカウントを管理することはできませんが、オーナーアカウントから従業員や代理店へ権限を分けて付与できると言う点は非常に便利です。全ての人間がオーナーアカウントを所有していた場合、例えば代理店と契約解消の際など、毎回パスワードを変更していたら非常に面倒になります。

 

ビジネスマネージャーに登録すれば以下のようなことができるようになります。

  • Yahoo広告の出稿
  • ネットストアへの出品
  • 決済機能の利用

以下では、企業のビジネスマネージャーに、個人のビジネスIDを招待するやり方を説明していきます

Yahoo! JAPANのビジネスIDと一般のYahoo! JAPAN IDの違い

Yahoo!ビジネスマネージャーで発行されたビジネスIDとYahoo!JAPAN IDの違いは簡潔に言うと、個人向けのIDか企業・法人向けのIDかの違いが大きいです。

個人向けであるYahoo! JAPAN IDはYahoo!のサイトのログイン時に必要であり、ユーザーの好きな文字列でアカウントIDを決めることができます。また、ID取得後すぐに利用可能です。

一方、企業・法人向けのYahoo!ビジネスマネージャーはYahoo!ビジネスセンターのログインに必要であり、アカウントIDはYahoo! JAPANが指定するので、好きな文字列には設定できません。また、ID取得後には認証手続きが必要なので、すぐには利用できません。

 

Yahoo! JAPAN IDとYahoo! JAPANビジネスIDの違い

Yahoo! JAPAN ID Yahoo! JAPANビジネスID
対象 個人のお客様 法人(企業)のお客様
IDの利用開始 取得後、すぐに利用可能 取得後、所定の認証手続きが必要

 

引用:Yahoo! JAPANビジネスIDとYahoo! JAPAN IDの違い-YAHOO!JAPANビジネスマネージャー

 

またYahoo!ビジネスマネージャーはお手持ちのYahoo! JAPAN IDと連携することができます。連携しておくとYahoo! JAPAN IDでYahoo!ビジネスマネージャーにログインできるので、ビジネスIDを思い出す必要がなく便利です。詳しい方法「6 Yahoo! JAPAN IDとYahoo! JAPANビジネスIDの連携(紐づけ)方法」でご説明させていただいております。

Yahoo!ビジネスマネージャーの注意点

Yahoo!ビジネスマネージャーを登録していただく前に、事前に注意しなければいけない点がいくつかあります。

Yahoo!ビジネスマネージャーは以下のような制約があるということを、念頭に置いておきましょう。

アカウントの削除ができない

Yahoo!ビジネスマネージャー(ビジネスID)のアカウントは一度作成すると、アカウントの削除ができません。登録名も変更不可です。Yahoo!ビジネスマネージャー(ビジネスID)の発行は無制限ですが削除はできないことを念頭に置いておきましょう。

リスティング広告サービスの削除ができない

アカウントが削除できないことと同様にビジネスアカウントと一度紐づいたリスティング広告サービスの削除もすることができません。

クレジットカード情報の削除ができない

アカウントとリスティング広告サービスが削除できないことと同様にクレジットカードの情報も一度登録すると削除することができません。決済サービスも登録すると削除することができません。

Yahoo!ビジネスマネージャー登録でできることとは

Yahoo!ビジネスマネージャーに登録することでサービスを利用することができます。

全てをご紹介することはできませんが、いくつかサービスを簡単にご紹介します。

Yahoo!広告を出稿できる

Yahoo!リスティング広告は、日本のヤフー株式会社が行っているインターネット広告の1つです。

検索広告、ディスプレイ広告をかんたんにスタートできるサービス・機能、さらに広告効果をあげるための機能もあります。

ネットストアで出品ができる

Yahoo!ショッピングやヤフオク!への出店ができます。どちらも初期費用、毎月の固定費が0円ですので始めやすいネットストアになります。

初めてネットショップを運営する方でも、専門スタッフやコンサルタントがしっかりサポートしてくれ、外部リンクがOKで自社サイトへの送客も可能になっています。

参考:Yahoo! JAPAN ショッピング

PayPayを実店舗などで導入できる

Yahoo!ビジネスマネージャーを登録することによってPayPayを導入できます。

0円から始めることができ申し込みは3ステップで24時間365日電話で相談可能です。

参考:実店舗への導入-Paypay

飲食店などのネット予約サービスが利用できる

Yahoo!ロコでは飲食店様向けにお店のネット予約サービスが利用できます。

ネットでならお客様は24時間いつでも予約が可能であり、月間6,800万人が利用するYahoo! JAPANの各種サービス連携している点でも集客アップにつなげることが可能です。

参考:Yahoo! JAPAN ロコ

Yahoo!ビジネスマネージャーのビジネスIDの取得方法

新規でYahoo!ビジネスマネージャーを利用しビジネスIDを発行したい場合

Yahoo!ビジネスセンターを開き、利用したいサービスを選択してください。

こちらからでも作成可能です。

「無料でアカウント解説」か「申し込み」バナーをクリックし、画面の案内に従って進めていきましょう。

 

会社情報・管理者情報・認証情報を入力していきます。赤い箇所は入力必須の項目なので忘れずに入力してください。

入力し終えたら「登録内容の確認」を押し次のページに進みます。

登録した情報を確認し終えたら規約の同意やCAPTCHAをしていただき「申し込みボタン」をクリックしてください。

すると承認コードが登録した電話番号、メールアドレスに届きますので認証・パスワード設定を行ってください。

これで申し込み完了です。

ビジネスマIDは登録したメールアドレスに届くので忘れないようにしてください。

既にYahoo!ビジネスマネージャーを自身の法人・組織で管理していて従業員のビジネスIDを発行したい場合

 

法人管理権限保持者は、Yahoo!ビジネスマネージャーに従業員を新規登録できます。

 

Yahoo!ビジネスセンターで、[ログイン]ボタンを押します。

法人管理権限保持者のビジネスIDで、ビジネスマネージャーにログインし[法人・従業員情報]をクリックします。

「法人管理メニュー」の画面び「従業員一覧」で、[従業員新規登録]ボタンを押します。をクリックします。

新規登録する従業員の氏名やメールアドレスなど、必要事項を入力します。

その際住所は、企業情報に登録済みの住所情報等が自動で表示されます。新規登録する従業員の方の情報が表示と異なる場合は、正しい内容に修正してください。

また、ツール権限(可能な場合のみ)、法人権限から、希望の権限を選択します。入力が終わったら、[確認]ボタンを押します。

「ストアクリエイターPro」のツール管理権限を持っているYahoo! JAPANビジネスIDでログインしている場合、ツール権限を設定できます。

確認画面が表示されるので、問題がなければ[登録]ボタンを押します。

「従業員一覧」で、[従業員新規登録]ボタンを押します。

 

「従業員の新規登録が完了しました」と表示され、手続きが完了します。追って上記手順で入力したメールアドレスあてに、「Yahoo! JAPANビジネスIDのお知らせ」「Yahoo! JAPANビジネスID 認証用URLのお知らせ」のいずれかのメールが届きます。メール到着後は、新規登録された従業員の方がビジネスIDの認証を行ってください。

登録されたYahoo! JAPANビジネスIDは認証完了後に使用できます。

 

引用:Yahoo! JAPANビジネスIDの取得方法-YAHOO!JAPANストアクリエイターPro

 

Yahoo! JAPAN IDとYahoo! JAPANビジネスIDの連携(紐づけ)方法

Yahoo! JAPAN IDとYahoo! JAPANビジネスIDを連携することにより、Yahoo! JAPAN IDでのログイン時にビジネスIDを思い出す手間が省けて便利です。

ただ下記のYahoo! JAPAN IDではビジネスIDとの連携は不可能ですのでご注意ください。

  • ヤフオク!ストアに登録済みのYahoo! JAPAN ID
  • 他のビジネスIDと連携済みのYahoo! JAPAN ID
  • スマートログイン機能にて自動発行されたYahoo! JAPAN IDのうち、お客様自身でのパスワード未設定のもの

引用:Yahoo! JAPAN IDと連携する-Yahoo!ビジネスマネージャーのヘルプ

 

Yahoo!ビジネスセンターからログイン画面を開きます。
ログイン画面が開いたら連携させたいビジネスIDとパスワードを入力して、[ログイン]ボタンを押します。

[Yahoo! JAPAN IDと連携する]ボタンを押します。
画像のようにID連携の説明が表示されますので内容をご確認のうえ、[連携するYahoo! JAPAN IDでログイン]ボタンを押します。
するとここでもログイン画面が開かれますので、連携したいYahoo! JAPAN IDのログインに必要な情報を入力して、[ログイン]ボタンを押します。

 

連携するビジネスIDとYahoo! JAPAN IDが表示され、IDの連携についての注意事項も表示されるので必ずご確認ください。
問題がなければ[注意事項を確認のうえYahoo! JAPAN IDと連携]ボタンを押します。

 

最後に「完了」と表示され、ID連携の手続きが完了します。
Yahoo! JAPANビジネスセンターのトップページで、ビジネスIDとYahoo! JAPAN IDが連携されたことが確認できます。
またYahoo! JAPAN IDの連絡用メールアドレスおよびビジネスIDに登録したメールアドレスあてに、「Yahoo! JAPANビジネスIDとYahoo! JAPAN IDの連携完了のお知らせ」という確認メールが送信されますのでこちらもご確認ください。

Yahoo!ビジネスマネージャーにユーザーを招待する方法

左上のバーの「権限管理」を押します。

招待先のアカウントを選択します。
その前にディスプレイ広告か、検索広告のいずれかを選択します。

①招待したいユーザーのYahoo !のビジネスIDを入力します。
②権限を選択して、
③招待メールを送信します。
この権限の変更は後からでも変更が可能です。

 

ユーザーの権限管理

  • 特定のユーザーの権限を変更したい場合は、そのユーザーの「権限」項目にカーソルを合わせて、クリックして変更をします。
  • 特定のユーザーの権限を削除したい場合には、一番右の項目「権限削除」にカーソルを合わせて削除します。

 

Yahoo!ビジネスマネージャーで従業員の登録情報を変更する

従業員のYahoo! JAPANビジネスIDの登録情報を変更することができるのは、法人管理権限保持者またはツール管理者のみです。

ただビジネスID自体は変更できない、メールアドレスを変更後は対象の従業員が認証手続きを完了するまで、ビジネスマネージャーにログインができなくなるのでご注意ください。

今回は法人管理権限保持者として変更方法をご紹介いたします。

まずYahoo!ビジネスセンターで、法人管理権限保持者のビジネスIDで、Yahoo!ビジネスマネージャーにログインします。

[法人・従業員情報]をクリックしてください。
法人管理メニュー」で従業員一覧が表示されます。登録情報を変更したい従業員名をクリックします。

 「従業員情報詳細」が表示され[従業員情報編集]から必要なところを変更して、[変更]ボタンを押します。

 従業員情報が変更されました」と表示され、変更が完了します。

メールアドレスを変更した場合は、対象の従業員に、すみやかに認証手続きをしてもらってください。

 

引用:従業員の登録情報を変更する-YAHOO!JAPANビジネスマネージャー

Yahoo!ビジネスマネージャーでユーザーに付与できる権限

Yahoo!ビジネスマネージャーで発行されたビジネスIDには3種類の権限が設定できます。管理者は各ユーザーに適した権限を付与します。

そちらを下記の表でまとめておりますので参考にしてみてください。

機能 従業員 ツール管理者 法人管理権限保持者
ビジネスマネージャーの機能 ログインと利用ツールに許可された権限のみ 管理しているツールの各種設定 企業情報および従業員情報の管理
パスワードの変更 できる できる できる
Yahoo! JAPAN IDの連携 できる できる できる
従業員(ビジネスID)の追加 できない できる
※管理ツールへの新規追加時のみ
できる
従業員情報の参照 できない できる
※管理しているツール利用者のみ
できる
従業員情報の変更 できない できる
※管理しているツール利用者のみ
できる
ツール利用者の追加、取り消し できない できる できない
ツールの権限の設定、取り消し できない できる できない
ツール管理者の設定、取り消し できない できる できない
認証メールの再送 できない できる できる
ビジネスIDの削除 できない できない できる
法人管理権限の設定、取り消し できない できない できる
決済関連情報の設定、取り消し できない できない できる
法人情報の変更 できない できない できる

引用:従業員、ツール管理者、法人管理権限保持者の違い-YAHOO!JAPANビジネスマネージャー

Yahoo!ビジネスマネージャーにビジネスIDでログインできない場合の対処法

ビジネスIDを持っているがログインできない

まずはビジネスIDの認証が済んでいるか確認してみてください。ビジネスIDの承認をされていない方はビジネスID発行後に届く認証手続きのメールで承認が行えます。

ビジネスIDの承認をされている方でログインできない方は、ビジネスIDのパスワードが誤っている可能性があり、Yahoo!ビジネスマネージャーでは、3回パスワードを間違えるとロックがかかり、10分間ログインできなくなりますのでご注意ください。

ID連携をしたビジネスIDでログインできない

「連携したYahoo! JAPAN ID」でログインしている場合、Yahoo!ビジネスマネージャーにログインしようとしても、ビジネスIDではなく、Yahoo! JAPAN IDのログインページが優先して表示されてしまいます。

残念ながら現在、Yahoo! JAPAN IDのログインページから、ビジネスIDでログインすることはできません。

ビジネスIDのログインページ Yahoo! JAPAN IDのログインページ
【左側】にIDとパスワードの入力欄が表示されます。 【右側】にログインに必要な情報の入力欄が表示されます。

引用:ID連携をしたビジネスIDでログインできない-YAHOO!JAPANビジネスマネージャー

 

また上記に当てはまらない場合はこちらも参考にしてください。

Yahoo!ビジネスマネージャーのまとめ

Yahoo!ビジネスマネージャーは複雑な設定も多いですがYahoo!ビジネスマネージャーを利用することで広告出稿やネットストアの開設、ネット予約サービスが無料やお得な値段で利用することができるのは魅力的です。

また管理者から従業員や代理店へ権限を分けて付与できると言う点で、全ての人間がIDやパスワード、権限が違うため代理店解消の際にパスワード変更などなく便利ですね。

Yahoo!ビジネスマネージャーのビジネスIDの発行数に制限はありませんし、従業員追加の際も、料金はかかりません。

もし気軽に企業向けサービスを受けたい人はYahoo!ビジネスマネージャーを利用されることをおすすめします。



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