SNSという巨大な市場を利用して、自社の認知度アップ・商品やサービスの提供を進めていく「SNSマーケティング」の需要が近年高まっており、SNSアカウントを運営する企業の増加はとどまることを知りません。

 

スマートフォンの普及に伴い、他者と気軽にコミュニケーションをとれるSNSは爆発的に広がり、全世代で利用者数が増加しています。

 

しかし、SNSマーケティングを活用するには専門的なノウハウが必要で、「始めてみたが上手くいかない」「想像していたのと違う結果になった」などの悲鳴をあげている企業は少なくありません。

 

SNSマーケティングには、目的や利用する媒体の選択・マーケティング手法の理解が必要不可欠です。オンライン上での業務のため、担当者にはセキュリティーに関する高度な知識や対応力も求められます。

 

今回の記事では、SNSマーケティングの種類やメリット・デメリットを始め、業務内容や成功させるためのポイント・他社の成功事例などを詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

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SNSマーケティングとは

SNSマーケティングとは、InstagramやYouTubeなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を利用してユーザーとのコミュニケーションをおこない、消費者に自社商品やサービスの認知拡大・購買意欲を促すためのデジタルマーケティング手法です。

 

運用には各SNSが持つ特徴やユーザー層の把握、ネットリテラシーの知識が必須ですが、近年SNSの利用者数が増加しているため「この市場を放置しておけない」と考える多くの企業が、次々とSNSマーケティングに参入しています。

 

SNSの強みである「拡散力の強さ」や「情報発信の気軽さ」は、企業と消費者の心理的な距離を縮める効果があり、消費者が企業を身近に感じたり、企業が消費者からの「生の声」を直接感じたりすることが可能です。

 

消費者からの好感が得られれば、口コミやレビューなどで高評価を得られ、認知拡大やブランドのイメージアップ・購買数の増加などのメリットがあります。

 

しかし、やり方を間違えると「炎上」などのネガティブ・マイナスイメージが拡散する恐れがあるため、配信する投稿には細心の注意が必要です。

SNSマーケティングの種類

SNSマーケティングには、SNSアカウント運用とSNS広告の2種類があります。

 

【SNSアカウント運用】
FacebookやInstagram・LINEなどの各SNSに「自社アカウント」を作成して、コンテンツの投稿やユーザーとのコミュニケーションを図ることでフォロワー数を増やし、エンゲージメントを高めることが目的です。

 

広告配信のような「直接の利益」にはなりませんが、無料でアカウントの作成・運用ができるため、自社商品・サービスの宣伝や説明・フォロワー数増加による認知度拡大に力を入れている企業は少なくありません。

 

デメリットとしては、アカウント運用の成果や効果が出るまでに少なからず時間がかかったり、投稿や交流に尽力しても成果に繋がらなかったりすることです。

 

【SNS広告】
SNS広告は、各媒体のタイムライン上に投稿されている広告のことで、X(旧Twitter)の場合は下の図のように「プロモーション」と投稿枠内に記載されています。

YouTubeなどの動画サイトで、動画視聴前に表示される短い動画広告も「SNS広告」です。

 

アカウント運用よりも早く確実に成果を出せるのがメリットですが、広告の配信に費用がかかってしまうのはデメリットで、自社商品やサービスのユーザー層に合わせた媒体の選択や、広告フォーマットに合わせたクリエイティブの作成も必要になります。

従来からのマーケティング手法との違い

SNSマーケティングが、従来からあるマーケティングと比較して違う点は「購買行動モデル」です。

 

ファンが自発的におこなう「企業に関連する投稿」や「商品やサービスに関する口コミ」などのUGCを起点とした「好感の持てる認知」を拡散・拡大させることが重要になります。

画像引用元:ホットリンク ULSSAS(ウルサス)とは

 

ウルサスとは、株式会社ホットリンクさんが提唱しているSNS時代の新しい購買行動モデルです。

 

SNS以前では、一般的な購買に至るまでの行動が「認知→興味関心→比較や検証→購入」であることに対し、現在は上の図のような「自社の広告配信」を起点としたサークルとなっています。

 

投稿された広告に対してユーザーが「いいね」などのアクションを起こしたあと、SNSの拡散力からUGCが発生し、連鎖反応のごとくウルサスが自律的に回るようになるため、少ない費用で大きな成果を期待できるでしょう。

 

そのほか、オンラインでのマーケティング手法は、ストック型とフロー型の2種類に分けることができます。

ストック型ビジネス

ストック型ビジネスとは、コンテンツを蓄積(ストック)することで、ユーザーからのアクセスやアクションを増やしていくビジネス手法です。

 

ブログ記事や動画コンテンツなどはストック型に該当し、初期段階で成果を出すのは困難ですが、継続していくことで安定した収益を得られるのがメリットです。

フロー型ビジネス

フロー型ビジネスは、SNSやメールマガジン・デジタル広告などのような「流れ(フロー)」で消費されるコンテンツを取り扱うビジネスで、コンテンツの蓄積を目的とはしません。

 

ディスプレイ広告やリスティング広告などの「SNSマーケティング」はフロー型に該当します。

 

比較的短期間で収益を上げられますが、メールマガジンやデジタル広告の配信には、少なからず費用が発生してしまうのがデメリットです。

SNSマーケティングの仕事の内容は

これから自社でSNSマーケティングをすすめていこうと考えている企業は、SNSマーケティングの仕事内容について知っておかなければなりません。

 

SNSマーケティングの仕事を担う「SNSマーケター」の仕事は、SNSへの投稿やユーザーとの交流・自社ブランドの認知度アップなどの「SNSの運用全般」が該当します。

 

大まかな仕事の種類は、以下の4種類です。

  • データの分析
  • SNS広告物の企画立案
  • インフルエンサーや広告出演モデルとの交渉
  • SNSの自社アカウントの運用

 

これらの仕事について、以下で詳しく解説していきます。

データの分析

SNSの運用において、得られるデータの分析はとても重要です。

 

日々の運用から得られるフォロワーからの「いいね」やシェアなどのエンゲージメント・フォロワーの増減に関するデータは、自社アカウント運用の方向性を決める重要なデータなので、日常的なデータ分析は欠かせません。

 

得られたデータを基に、バズる可能性のある投稿内容の作成プランを決めたり、フォロワー数アップのためのキャンペーンを考えたりします。

 

そのほか、消費者の統計学的属性に当たる「ユーザーデモグラフィックス」や、行動パターンの分析・ターゲットの選定などもSNSマーケターの業務です。

SNS広告物の企画立案

データ分析から得られた情報を基に、SNSで配信する広告のクリエイティブや、SNSのユーザー層に合わせた商品やサービスを決定していきます。

 

いくら自社商品が優れた性能を持つ商品でも、ユーザーのニーズにマッチしたものを、適切な媒体で配信しないと効果はありません。手当たり次第な広告配信では、認知度は上がっても売り上げに繋がらないからです。

 

魅力的な広告クリエイティブ作成や、配信する媒体の選択をおこなうための企画立案は、SNSマーケターとしての「腕の見せどころ」となるでしょう。

インフルエンサーや広告出演モデルとの交渉

自社アカウントで配信する広告に出演するインフルエンサーやモデルとの交渉(ネゴシエーション)も、SNSマーケターの重要な仕事です。

 

有名なインフルエンサーやモデルを起用することで、自社商品やサービスの認知度拡大を狙えるだけでなく、コンバージョン率の増加も期待できる可能性があります。

 

動画広告内で、インフルエンサーやモデルに直接商品を利用してもらい、使用感やメリット・デメリットに関する情報を拡散してもらえば、よりリアルに商品の情報をユーザーに伝えることが可能です。

 

SNSマーケターは、PRする商品にマッチした人選や双方が納得のいく報酬、出演者へのコンプライアンスや守秘義務の遵守などを明確にします。

SNSの自社アカウントの運用

上記3つの業務と並行して、自社アカウントの運用を日常的におこなうのもSNSマーケターの仕事です。

 

自社アカウントの方向性を意識し、一貫性のある情報の発信や投稿・ユーザーからのコメントやお問い合わせに対する返信などをおこない、SNS上でのブランディングを遂行します。

 

また、SNS運用に欠かせない危機管理・危機回避のスキルも必要とされているので、ネガティブな投稿や炎上にも冷静に対応する精神力の強さは、SNSマーケターに必須の能力と言えるでしょう。

SNSマーケティング人材に要求されるスキルとは?

SNSマーケティング人材に要求されるスキルとして、基本的なPCスキルや各デバイスの操作方法・SNSの運用経験は必須です。

 

それに加えて、世間のニーズやトレンドの把握・イメージ力・コミュニケーション能力・発想の柔軟性・物事に対する分析力・管理能力などが必要になってきます。

 

運用するSNS媒体のアルゴリズムやユーザー層を理解しておけば、広告を配信する媒体の選定や商品・サービスの特徴に合わせた配信手法の選択なども可能です。

 

世間のニーズやトレンドを把握しておくことで、的外れな配信やネガティブな印象を与える投稿を回避し、流行に応じたマーケティングをおこなえます。

 

簡単にまとめると、基本的なデジタルスキルに加えて、世間の流行を追うことに嫌悪感を持たない思考・分析やイメージ能力・コミュニケーション能力などのスキルが「SNSマーケティング人材」に要求されるスキルだということです。

マーケティング職は、どんな人が向いているのか?

結論から言えば、新しいトレンドや技術・他人とのコミュニケーションが好きな「好奇心旺盛」な方が該当します。

 

ほかにも、多数の情報の中から「必要な情報」だけを取捨選択できたり、物事を論理的に考察できたり、仲間との協調性を大事にしたりする人はマーケティング職に向いていると言えるでしょう。

 

チームで遂行することが多いマーケティング職では、他者とのコミュニケーションスキルが欠かせません。チーム外でも、出演者との交渉やユーザーとの交流が必要となるため「コミュニケーション能力」は必須の能力といえます。

 

自社内でマーケティング担当者を選定する時は、上記の能力に秀でた方を対象にするといいでしょう。また、上記の内容に対して苦にならない人は、SNSマーケターとして活躍できる可能性があるので、興味があれば挑戦してみてもいいかもしれません。

未経験でもSNSマーケターになれるのか?その年収は?

SNSマーケターの仕事は、専門性が高いため「未経験者には敷居が高い」と思われがちですが、学歴や経験職種や業種・年齢は無関係です。

 

そのため、全く営業経験がないという人や、異業種から転職してきた人などでもSNSマーケターになれます。

 

もちろん、最低限のPCスキルやSNSに関する知識などは必要ですが、努力次第でなれる可能性はあるため、諦めずに挑戦してみるといいでしょう。

 

SNSマーケターになるための「自己アピール」として、関連する資格を取得してみるのも方法のひとつです。

  • SNSエキスパート検定
  • SNSマーケティング検定

 

上記の資格は、これからSNSマーケターを目指してみようと考えている人にはおすすめの資格なので、取得を検討してみてもいいでしょう。

 

気になる年収ですが、会社の規模によって変わってきます。

 

一般的な会社では400〜500万円程度ですが、スキルアップして大きな成果を出せるようになれば、それ以上の年収を狙うことも可能です。

SNSマーケティングが重要視されている理由

インターネットの回線使用料の低価格化や高速通信の恩恵から、以前とは比較にならないほどの人達が気軽にオンラインコンテンツを楽しんだり、日常的に商品やサービスの購入をおこなったりしています。

 

SNSも例外ではなく、日夜多くのユーザーが投稿・配信・視聴・閲覧しているので、企業としては「人が集まるところで営業活動をおこないたい」と考え、そこから「SNSマーケティング」が始まりました。

 

今や多くの企業がSNSマーケティングを「重要な活動」と考えており、自社商品やサービスの認知度拡大やコンバージョン獲得には欠かせないものとなっています。

 

なぜ、ここまで重要視されるようになったのか、その背景と理由について解説していくので、参考にしてください。

消費者や企業のSNS利用率が急上昇している

大きな理由として、オンラインコンテンツを利用しているユーザーの多くがSNSに集まっており、それに乗じて企業のSNS利用率が高まっているからです。

 

下の図は年齢別のインターネット利用状況と、利用しているデバイスの状況をグラフにしたものになります。

画像引用元:令和4年通信利用動向調査ー総務省

 

高速通信やデバイスの低価格化により、ほぼすべての世代でインターネットの利用が増加しており、中でも「電源を入れるだけで簡単に操作できる」スマートフォンの利用率が群を抜いて上昇しているのが現状です。

画像引用元:平成30年通信利用動向調査の結果ー総務省

 

上のグラフを見れば、個人のSNS利用の目的として「知りたいことについて情報を探すため」が増えており、この頃からSNSが検索ツールとして活用されているのが理解できるでしょう。

 

それに乗じて、企業のSNS利用も増加しているため、これが「SNSマーケティングが活性化してきた」背景であると考えられます。

検索・比較・検討の情報源として、SNSを利用している人が増加している

GoogleやYahoo!は今でも主要な検索ツールですが、最近はSNSを「検索ツール」として利用している人が増加しています。

 

膨大な情報量と伝達速度を持ち、客観的でリアルな情報を容易に入手できるSNSは、商品やサービスの比較・検討の情報源としてとても優秀です。

 

特に若年層のユーザーが「SNSを情報収集ツール」として利用しており、Instagramの利用が圧倒的に増えています。ビジュアルで訴えることを強みとするInstagramは、訴求力の高いSNS媒体と言えるでしょう。

 

また、SNSでは「思いがけない魅力的な商品やサービスとの出会い」があることも、SNSを情報源として利用する人が増えている要因にもなっています。

SNS視聴がきっかけで、商品を購入する人が増えている

現在では、SNSの視聴がきっかけとなり、商品を購入する人が増えています。

 

GoogleやYahoo!のサイトでは、商品画像が特定の方向からのみで「商品の強みやメリットのみ」の説明しかない場合が多く、必ずしも「ユーザーが知りたい情報」があるとは限りません。

 

しかし、SNSの場合は「違った視点」での画像も投稿されている場合が多く、ユーザーからの忌憚のないレビューやデメリット・問題点などの情報を入手できるので、よりリアルに商品を使用した時のイメージが可能です。

 

口コミの情報密度も高く、情報に対する信頼性も高いため、今や多くの人がSNS視聴をきっかけに商品を購入しています。

ライフスタイルの変化による消費の多様化

インターネット回線の高速化・低価格化などの影響や、スマートフォンの普及により「消費者のニーズやライフスタイル」は大きく変化しました。

 

それに伴い、個人の消費行動は多様化・複雑化し、従来のマーケティング手法は時代遅れになりつつあります。

 

以前なら、実店舗の営業時間内でしか商品を購入できなかったり、限られた時間の枠内でテレビやラジオからの商品を注文したりするのが当たり前でした。

 

しかし、現在はスマートフォンやパソコンから24時間いつでも手軽に商品を購入できるようになっています。何気なくスマートフォンを見ていて、「急に欲しくなった」という理由で商品を購入した経験のある人は少なくないでしょう。

 

上記のような消費スタイルの多様化も、SNSマーケティングが重要視されている理由です。

SNSマーケティングのメリット

ここからは、SNSマーケティングをおこなうことで得られるメリットについて解説していきます。

 

具体的なメリットは、以下の5つです。

  • 認知度アップを狙える
  • 素早い情報伝達が可能になる
  • ブランディング効果が高まる
  • 従来の手法よりも費用対効果が高い
  • ユーザーとのコミュニケーションを増やせる

 

これらについて、詳しく解説していきます。

認知度アップを狙える

SNSを利用してマーケティングをおこなうことで、注目度を高めたり、多くの人に伝えたい商品やサービスの認知度をアップさせることが可能です。

 

有名なインフルエンサーを起用して、商品の紹介やインプレッションをしてもらえば、インフルエンサーのファンから「いいね」やシェア・コメントなどをもらえる可能性があります。

 

そこから芋づる式に「いいね」やシェアが拡散されることで、自社商品の認知度がアップするでしょう。

 

X(旧Twitter)は拡散力が強いため、ユーザーにリポスト(リツイート)してもらうことで爆発的に情報が伝達されます。しかも、リポスト(リツイート)で拡散される分は広告費が一切かからないという点も、広告主にとっては大きなメリットです。

素早い情報伝達が可能になる

SNSマーケティングを利用することで、自社商品の情報伝達速度を飛躍的に向上させることができます。

 

従来からのダイレクトメールやメールマガジンと違い、SNSではリアルタイムで情報を配信することができるので、任意のタイミングで配信したり、一度に複数の情報を配信したりすることが可能です。

 

発信した情報に対する反応も、リアルタイムで確認できるので、ユーザーの疑問点や質問などを「少ない待ち時間」で回答することもできます。そうすることで、自社に対するイメージを良好なものにできる可能性もあるでしょう。

 

ユーザーを待たせないことは、自社に対する好感度をアップさせる効果もあります。

ブランディング効果が高まる

SNSマーケティングを有効活用することで、自社商品やサービスのブランディング効果を高めることも可能です。

 

フォロワー数の多いインフルエンサーを起用したり、素早い情報伝達・返信で好感度を高めたりすることで、多くの人に周知され企業としての価値も高まります。

 

そのほか、ユーザーに対して有益な情報を投稿・配信し続けることもブランディング効果を高めるためには重要です。人気のある投稿ネタでも、多用し過ぎるとマンネリと思われてしまい、時間が経てばユーザーは離れていくでしょう。

 

  • フォロワー数の多いインフルエンサーを起用してみる
  • ユーザーに有益な情報を配信し続けて信頼を得る

 

そうすることで、自社のブランディングを高めることができます。

従来の手法よりも費用対効果が高い

SNSマーケティングは従来からの手法と比較して、費用対効果が高いのもメリットです。

 

多くのSNS媒体は無料でアカウント作成ができるため、たとえ運用に失敗しても費用の損失は担当者の人件費や通信費だけで済みます。

 

各媒体の専用フォーマットを利用して広告を配信する場合は費用がかかりますが、テレビCMよりも安価で、配信時の枠を気にする必要がありません。

 

SNSでも一部の特殊な広告枠は、1日1社のみという制約がありますが、大半の広告はかなり自由に配信することができます。

 

広告配信時の初期コストや、配信にかかる費用が従来と比較してかなり安くおさえることができるため、費用対効果は高いと言えるでしょう。

ユーザーとのコミュニケーションを増やせる

SNSマーケティングでは、気軽にユーザーとコミュニケーションをとる機会を増やせます。

 

ユーザーとの距離感を縮めることで、企業に対する親近感を高め、愛着や信頼を得られるでしょう。SNSなら丁寧な表現を無理して使用する必要もないため、ユーザー側も企業からのコメントに萎縮してしまうことがありません。

 

もちろん、ユーザー側の性格や受け取り方にもよるので、誰構わず…というわけにはいきませんが、ソフトな言い回しができることで、ユーザーと企業の間にある壁を取り払う効果も期待できます。

 

ユーザーとのコミュニケーションを増やせば、企業の認知度やブランディングを今以上に高めることが可能です。

SNSマーケティングのデメリット

ここまでSNSマーケティングのメリットを解説していきましたが、少なからずデメリットも存在します。

 

デメリットを知れば、SNS運用で発生するリスクの対策や対応ができるようになるので、デメリットから目を反らさないようにすることが大切です。

 

以下で代表的なデメリットを詳しく解説していくので、参考にしてください。

SNS運用に人的負担がかかる

SNSの運用にかかる人的負担は、かなり大きいということは覚悟しておかなければなりません。

 

一からアカウントを作成して運用を開始しようとした場合、そのアカウントが「フォロワー数何万人」というレベルに成長するまでには、膨大な時間とデータの分析が必要です。

 

それに加えて、コメントに対する対応などのコミュニケーションも、運用には欠かせない業務なので、兼任や片手間でこなせるものではありません。

 

本腰入れてSNSマーケティングをすすめていこうと考えるなら、SNS運用に時間を使える担当者、または専属の担当者を決めておくことをおすすめします。

炎上する可能性はゼロではない

SNSでは、炎上するリスクをゼロにすることはできません。

 

特にバズっている投稿などは、フォロワー数や「いいね」などが多く集まる可能性が高くなりますが、同時に炎上するリスクも高くなります。過激な表現や度が過ぎるコンテンツは、不快に思われる可能性もあるため、投稿前には念入りな検証をしておきましょう。

 

炎上を完全に防ぐことはできませんが、担当者のSNS教育やネットリテラシーの熟知・配信前の検証などで、炎上を最小限におさえることは可能です。

 

万が一炎上しても、冷静に対応できるメンタルや対応スキルを運用担当チームで共有しておくことも有効な対策になります。

SNSを熟知している担当者が必須

費用をかけてSNSを運用していく以上、SNSを熟知している担当者は必須です。

 

日々得られる膨大なデータの分析に加えて、ユーザーからのコメント対応・各媒体での定期的な情報発信は、少し知っているだけの素人社員に任せるのは無謀であり、危険が伴います。

 

セキュリティに関する知識が薄い・SNS上でのモラルがないなどの素人が担当になった場合、アカウントが凍結したり悪意のある第三者にアカウントを乗っ取られたりする可能性があるため、セキュリティやSNSを熟知している担当者の存在は重要です。

 

また、自社アカウントを「人気アカウント」に成長させるには、一貫性のある投稿が必要なので、片手間で投稿したり兼任の人が投稿したりすると「投稿内容がブレる」可能性が大きいため、必ず専門の担当者を配置するようにしましょう。

SNSマーケティングの代表的なプラットフォーム

実際にマーケティングをおこなう前に、各SNSについてある程度知っておく必要があります。

 

以下のSNSプラットフォームは企業からよく利用され、成果も出しやすいので、特に人気のあるSNS媒体です。

  • Instagram
  • X(旧Twitter)
  • Facebook
  • LINE
  • YouTube
  • TikTok

 

ひとことでSNSと言っても、媒体によって得手不得手があり、自社で紹介しようとする商品やサービスのユーザー層にマッチしたものを選択しなければ成果を出せません。運用できても、効果が薄ければ徒労に終わる可能性もあるでしょう。

 

現在主流になっているSNSプラットフォームの主な特徴を以下で紹介していくので、自社のマーケティングに合致したものを検討してみてください。

Instagram

Instagramは、画像や動画をメインに投稿・配信ができるSNS媒体で、インパクトのある動画や美麗な画像を利用した訴求ができます。

 

中心となっているユーザー層は20〜30代の女性ですが、近年では男性のユーザーも増加しており、投稿後24時間で消去される「ストーリーズ」や「インスタライブ」などは幅広い年齢層から人気のある機能です。

 

親会社は後述するFacebookと同じMeta社なので、Facebookから得られたユーザーデータを基に詳細なターゲティングができるため、コンバージョン率も高くなる傾向があります。

 

SNSマーケティングの手法のひとつである「インフルエンサーマーケティング」も可能な媒体のため、有名なインフルエンサーを起用し「自社商品やサービスを紹介」してもらうことで売上アップしよう…と考える企業は少なくありません。

 

「アンケート広告」を利用することで、ユーザーに簡単な質問をすることが可能。ユーザーからの率直な意見・情報を簡単に収集できるのはInstagramの強みとなっています。

X(旧Twitter)

X(旧Twitter)は「テキスト」がメインのSNS媒体で、主に「ファン」を獲得するために利用している企業が多いSNSです。

 

ユーザーとの距離感が近くコミュニケーションを取りやすい媒体のため、新規ファンの獲得やユーザーとのフレンドリーな交流を目的としている企業・インフルエンサーは少なくありません。

 

Xの強みは「トレンドの情報収集」で、現在話題になっている情報を収集したり、リアルタイムで開催されているイベントを実況したりする「実況ツイート」などの活用法は、多くのインフルエンサーや企業が採用・活用しています。

 

Xの大きな特徴は、情報拡散力の強さです。

 

ユーザーが投稿を視聴・閲覧してリツイート(リポスト)すれば、その対象となった広告は拡散に必要な費用がかかりません。リポストにより無料で拡散できるため、うまく拡散されれば費用対効果もアップし、手間いらずで成果を出せます。

 

情報拡散やファンの獲得に向いているSNS媒体と言えるのが、このX(旧Twitter)です。

Facebook

Facebookは数あるSNSの中でもユーザー数最多の媒体で、全世界での月間アクティブユーザー数30億7000万人、国内だけでも2600万人のユーザーがいます。

 

Facebookは「実名登録制」「1人1アカウント」のSNSで、ほかのSNSと違い「ペンネーム」や「ハンドルネーム」などの仮名は使用できません。

 

そのため、学歴や職種・ライフステージなどの正確な情報を基にターゲティングをおこない、情報や広告を投稿・配信することが可能です。Facebookの機能のひとつ「Facebookページ」を利用すれば、自社サイトのように情報を発信することもできます。

 

Facebookのユーザー層は30代後半〜40代以上が中心。10〜20代の若年層の利用者数は比較的少ないため、配信する情報は「安価な商品の取り扱い」や「人材求人」「ローン商材」に関連したものがいいでしょう。

 

Facebookは海外向けのマーケティングにも強いので、国内だけでなく海外ユーザーの獲得にも注力したい企業におすすめできるSNS媒体になります。

LINE

LINEは、LINEヤフー株式会社が運営しているコミュニケーションアプリで、吹き出し形状のメッセージで複数のユーザーとのやり取りが可能です。

 

通話によるパケット消費も少なく、1分あたり0.3MBと少ないため、通常のやり取りではギガの消費を気にする必要がありません。55.5時間の連続通話で1GB消費する程度なので、通信料をおさえたいユーザーからも高い支持を得ています

 

国内ユーザー数最多のSNSで、月間アクティブユーザー数は9600万人以上。年齢層は20代が最も多く、10〜60代まで幅広いユーザー層に「プライベート」や「業務連絡」で利用されているので、国内で最も馴染みの深いSNSと言えるでしょう。

 

LINE公式アカウントでは、さらに多くのユーザーとコミュニケーションをとれるので、ターゲティングを利用した情報発信ができるのも強みとなっています。

 

LINEはメッセージアプリだけでなく、ニュースアプリやマンガアプリにも注力しており、同社が提供する別のサービスにも広告を配信できるという点は、LINEならではの特徴とも言えるでしょう。

YouTube

YouTubeは世界最大の動画配信サイトで、全世界でのアクティブユーザー数が20億人以上の人気の高いプラットフォームです。

 

Google傘下のサービスなので、Googleが所有・管理している膨大なデータを利用した「広告配信」が可能。動画再生前の広告は、自社のブランディングを高めたり、認知度アップを促進したりする効果があります。

 

YouTubeのユーザー層は10〜60代と広く、最も多いのが20代。動画を投稿している人は「ユーチューバー」と呼ばれ、配信している動画のジャンルは、エンタメ感が強いもの・専門性の高いものなど多種多様です。

 

YouTubeでは、インフルエンサーマーケティングの市場が大きく、有名なユーチューバーを起用した自社商品のインプレッション動画は、多くのユーザーから日夜視聴され、コアなファンから「投げ銭」という収益システムで利益をあげている企業も少なくありません。

 

近年、YouTubeShortsなどの縦型動画広告フォーマットの人気が高まっており、それに合わせたクリエイティブを作成・配信しようと考える企業も増加しています。

TikTok

TikTokは、15秒〜60秒程度の縦型ショート動画をBGMに合わせて配信できる動画投稿型SNSです。

 

主にスマートフォンで撮影した動画にBGMを追加して投稿したり、撮影した動画に特殊効果を加えたりして配信できるので、バズりやすい動画の投稿や訴求力の高い広告配信をおこなえます。

 

国内でのTikTokユーザーの割合は「若年層が中心」で、2019年2月の段階で月間アクティブユーザー数は950万人以上。

 

以前は「リップシンク」のような音楽系コンテンツが人気で投稿されるコンテンツの中心となっていましたが、現在は「日常のおもしろ動画」や「豆知識のような動画」がメインとなり、幅広いジャンルの動画が投稿・公開されています。

 

TikTokで有名なのは、以前「マクドナルド」で大々的におこなわれていた「ハッシュタグチャレンジ」。ハッシュタグチャレンジはTikTokならではの広告で、多くのユーザーが参加し話題になりました。

 

特に10代の若年層ユーザーに好まれて利用されているSNS媒体のため、広告を配信して商品やサービスを販売したいなら、アパレル商品やコスメ・スイーツ関連のものを配信するとよいでしょう。

SNSマーケティングをおすすめできる企業

多くのメリットが得られるSNSマーケティングは、多くの企業にとっても得られる恩恵は高いです。

 

もちろん、すべての企業でおすすめできるというわけではありませんが、特に「SNSマーケティングをやるべきだ」と言える企業の特徴を、ここから紹介していきます。

 

会社の経営方針の影響で「向き不向き」などもあると思いますが、主に「積極的に取り組んだほうがいい企業」について、詳しく解説していくので参考にしてください。

ターゲット層のSNS利用率が高い企業である

最もおすすめできる企業の特徴は、「ターゲット層のSNS利用率が高い企業」であることです。

 

具体的には、最もSNS利用者数の多い20代の年齢層をターゲットにした商品やサービスを取り扱っている企業のことになります。SNSマーケティングをおこなうことで、日本国内全域・世界中に市場を広げることができるようになるでしょう。

 

それに加えて、SNSならシェア機能を利用して「類似のターゲット」を芋づる式に引き寄せることが可能になるため、テレビCMや新聞の折り込み広告などで「多額の費用をかけた宣伝活動」をする必要はありません。

 

ターゲット層のSNS利用率が高い企業ほど、SNSマーケティングを積極的におこなうことをおすすめします。

取り扱う商品やサービスが、口コミやSNSで拡散しやすい

自社で取り扱っている商品やサービスが、口コミやSNSで拡散しやすいものであれば、SNSマーケティングをおこなってみる価値は十分にあります。

 

ほかの人とシェアしたくなるような「魅力的な商品やサービス」をSNSマーケティングを利用して公開・配信し、バズることで「爆発的」に拡散するため、市場を広げたいと考える企業との相性も良好です。

 

代表的な口コミで拡散しやすい商品は、以下になります。

  • インスタ映えしやすいビジュアルの商品
  • 使用感がよく、感動できる商品
  • 商品のコンセプトが「他者との共感を呼びやすい」商品

 

友人や知人の紹介からの新規参入が多い企業なども、SNSマーケティングに向いている企業だと言えるでしょう。

商品やサービスをオンライン上で販売している

自社商品やサービスを、オンライン上で販売している企業も、SNSマーケティングをおすすめできる企業です。

 

SNSマーケティングは、ECサイトやランディングページへの集客手法のひとつとして効果的で、一度オンラインで購入したユーザーの多くは「商品情報をSNSで共有」しようとするため、そこから連鎖的に情報が拡散されます。

 

拡散された先で、すべてがコンバージョンなどの成果に繋がるというわけではありませんが、認知度アップすることは間違いありません。

 

そのため、自社商品やサービスをオンライン上で販売している企業であれば、SNSマーケティングをおこなうことで、さらなる市場拡大や認知度アップを狙うこともできるでしょう。

個人事業主でもSNSマーケティングを始められるのか

ここまでの記事内容から、SNSマーケティングは大企業や専門の担当者を専任したり常駐させたりできる会社の規模でないと運営はできない…というイメージを持たれている方は少なくないと思います。

 

しかし、SNSマーケティングは個人事業主でも運営が可能です。

 

むしろ、個人事業主こそSNSマーケティングをおこなうことで、「営業活動」や「集客」「セールス」などの工程をオンライン上で簡潔化させることができるため、物理的な業務上の負担を軽減し、成果を上げることができます。

 

もちろん、SNSマーケティングで発信するコンテンツの選択は重要で、自分よがりのコンテンツばかりでは受け入れられません。個人の規模なら、まずはユーザーに受け入れられるコンテンツと自分のスキル・知識が合致したものを取捨選択することが重要です。

 

ユーザーの要望に合ったものを、自身の知識やスキルを活かし、高品質なコンテンツを発信していくことは、個人・企業に関係なくSNSマーケティングを成功させるための共通点になります。

 

まずは、個人の手に収まる程度の規模から始め、徐々に成果を上げ省力化していくことを考えましょう。最初からあれこれと「風呂敷を広げ過ぎる」のは悪手であり、おすすめできません。

 

上記の点を留意しておけば、個人事業主でもSNSマーケティングを始めることは可能です。

個人や個人事業主でSNSマーケティングをおこなうメリットやデメリット

個人事業主こそSNSマーケティングを始めるべきだと前述しましたが、事業を営んでいない個人でもSNSマーケティングはおすすめできます。

 

おすすめできるメリットから得られる恩恵を、以下で解説していくので、参考にしてください。

 

【SNS上にある案件から収益化できる】
SNSを利用したマーケティングで有名な「アフィリエイト」は、個人でも収益を得られる可能性があり、楽天やAmazonの商品を広告経由で販売した時に成果報酬を獲得できる。

 

【初期費用がかからない】
実店舗の経営と違い、SNS媒体ではアカウントの新規開設が無料、誰でも簡単に始められるので、家賃や初期手数料などの出費がありません。

 

各SNS媒体の広告フォーマットを使用して広告を配信する場合は費用がかかりますが、通常の投稿でシェア機能を利用した情報拡散を利用すれば、配信費用もゼロになります。

 

【働き方の選択肢が増え、スキルアップにも繋がる】
SNSマーケティングは、仕事をする場所と時間を選びません。そのため、個人でやるなら「片手間の副業」としても十分やっていけます。

 

SNSマーケティングを通じて、コミュニケーションスキルやマーケティングスキルも身に付けることができるので、スキルアップを目指す方にも最適です。

 

大きな成果と多くのフォロワーを獲得できる「インフルエンサー」になれる可能性もあるので、そこから企業案件を獲得したり、マーケティング職への道が開けたりすることもあるでしょう。

 

デメリットは、企業でも個人でも共通点があり、内容もほぼ同じですが、「身バレする可能性・危険性」は、個人特有のデメリットです。

 

Facebookのような実名制SNSの場合は、ペンネームが使えないため個人情報が公になる危険性があります。しかも、1人1アカウント制のため、サブアカウントは作れません。

SNSマーケティングの副業需要が増加している

SNSマーケティングをおこなう企業の増加に比例して、「SNSマーケティング副業」も増加しています。

 

副業需要が増加している主な理由を、以下で簡単に解説していきましょう。

 

【SNS運用を始める企業の増加】
企業でSNSマーケティングの有用性が高まっているが、自社内にノウハウを持った人材が居ないため「アカウントの運用を外部に委託している」企業が増えているからです。

 

少数経営の会社や個人事業主など、SNS運用に人的リソースを割けない企業からも、一定数のニーズがあります。

 

【インフルエンサーの需要が高い】
SNSでフォロワー数や投稿の影響力が高い「インフルエンサー」は、企業からの需要も高く、自社商品のPRを依頼されることが多いです。

SNSマーケティングの5つの手法とその特徴

SNSマーケティングには、具体的にどのような手法があるのか、その特徴について、ここから解説していきましょう。

 

代表的な手法は、以下の5種類です。

  • SNSアカウント運用
  • SNS広告配信
  • SNSキャンペーン
  • インフルエンサーマーケティング
  • ソーシャルリスニング

 

それぞれの詳しい内容や特徴について、解説していきます。

SNSアカウント運用

「SNSアカウント運用」は、その名の通り自社のアカウントを運用し、自社で取り扱っている商品や提供しているサービスについての情報発信をおこなうことです。

 

自社のSNSアカウントを利用し、商品やサービスに興味関心のある人を自社サイトに誘導するためのきっかけにもなるため、集客のための入口とも言われます。

 

ほかにも、SNSをきっかけとして「企業とユーザーの接点を作り、信頼関係を構築」できることや、企業のブランディングを効果的におこなえるのが「SNSアカウント運用」で得られるメリットです。

 

それに加えて、公式のお問い合わせや窓口ではできない「柔軟で距離感のない交流や質問」ができるのは、SNSでのやり取りならではの強みともいえるでしょう。

 

こういった「企業とユーザーの接点を増やし、ブランディングを高め、信頼関係を構築していく」のが、SNSアカウント運用の内容となります。

SNS広告配信

SNSの各媒体には、それぞれの広告配信のためのフォーマットが用意されており、ターゲットとなるユーザー層や商品の性質・特徴に合わせた選択をおこない、広告を配信することが可能です。

 

広告の形態も「画像」や「テキスト」ばかりでなく、動画を使ったものが数多く配信されており、美麗なビジュアルでインパクトのある動画広告などはバズる可能性が高く、多くのユーザーに「いいね」やシェアをされています。

 

そのほか、ユーザーの性別や年齢・趣味・興味関心などから詳細なターゲティングをおこない、特定のユーザーのみに絞った広告の配信ができるのは、テレビや新聞・ラジオなどのマス広告ではできないSNS広告ならではのメリットです。

 

しかも、配信期間の調整や停止・広告予算の設定なども、一部の特殊な広告形態を除いて自社アカウント内で完結できるのも「SNS広告配信」の強みでしょう。

SNSキャンペーン

SNSキャンペーンは、SNSを利用しておこなう「ユーザー参加型」の施策です。

 

有名な例を挙げると、マクドナルドであった「いまさらサクッとデビューしたいこと」キャンペーンが、このユーザー参加型キャンペーンになります。

 

こういったキャンペーンをおこなうことで…

  • 自社アカウントのフォロワーを獲得できる
  • 自社ブランドに関する画像や動画の投稿を促進させる
  • 自社の開催しているキャンペーン情報の拡散
  • 実店舗の来店・イベント参加の促進
  • ハイレベルな広告クリエイティブを獲得できる

 

などのメリットを得ることが可能です。

 

ほかにも、SNSキャンペーンを通じて「ユーザー絡み(参加型)のコンテンツ」を蓄積していくことで、SNS内で「話題のブランド」「活気のある企業」というイメージを定着させやすくなります。

 

年間を通して、行事やイベントに合わせたキャンペーンをおこなっていくのが、この手法の内容です。

インフルエンサーマーケティング

SNS内でフォロワー数が多く、大きな影響力を持った「インフルエンサー」を起用して自社の情報発信をおこない、ユーザーの購買行動に影響を与える手法が、このインフルエンサーマーケティングになります。

 

インフルエンサーを起用することで、そのフォロワーに対して情報発信することが可能になり、そこからさらに情報拡散される可能性も期待できるでしょう。

 

また、インフルエンサーの多くは「何かの分野において専門家」である可能性も高く、ユーザーのニーズにマッチした情報発信方法を熟知していることもあるため、バズりやすく訴求力の高いプロモーションが可能です。

 

インフルエンサーは、ユーザーと同じ「消費者」でもあるため、ユーザーの視点に立った情報発信が可能.。発信する投稿には広告感が少なく嫌悪感や不快感を与えにくい点も、インフルエンサーを起用したマーケティングのメリットになります。

ソーシャルリスニング

ソーシャルリスニングとは、SNSを利用してユーザーの意見や感想などの情報収集をおこなう「ビッグデータ活用手法」です。

 

例えば、企業が自社アカウントで発信している情報について、ユーザーはどのようなことをコメントしているのか、別媒体のアカウントではどのようなキャンペーンからユーザーが写真や動画を投稿しているのかなどの情報が把握できます。

 

ソーシャルリスニングを利用することで、以下のような「消費者の率直な意見や情報」を得られ、データを基にした施策を立案・活用することが可能です。

  • ブランドのイメージや評判、口コミを参考にした改善活動
  • 消費者がもつニーズの把握・分析
  • 広告配信やプロモーションの効果測定・分析
  • トレンドの予測
  • 競合他社の分析
  • 炎上・風評被害へのリスク対策

 

ソーシャルリスニングは、ここまで述べたSNSマーケティングの4つの手法において、最適な方法を選択するための重要な判断材料として、現在の状況や施策結果の把握をおこなうための重要な役割があります。

SNSマーケティングを実施するために必要なステップ

ここからは、実際にSNSマーケティングの進め方について解説していきます。

 

多くの企業が採用している「流れ」は、以下の通りです。

  1. SNSマーケティングの目的を明確にする
  2. 実際に運用していく媒体と手法を決める
  3. 目的を達成するためのKPIを設定する
  4. 運営体制を整える
  5. 運用で得られたデータを分析し、次回に活かす

 

それぞれの項目について、以下で詳しく解説していきます。

SNSマーケティングの目的を明確にする

まずは、何のためにSNSマーケティングをおこなうのかを明確にしましょう。

 

目的により選択する手法や媒体が変わってくるので、最初に「SNSマーケティングをおこなう目的」を具体的にします。この目的が不確定だったり、「ただ何となく…」で始めたりすると、必ず失敗し成果は出ません。

  • 認知度アップしたいのか
  • 商品を購入してもらいたいのか
  • イベントなどで集客したいのか
  • 市場調査をおこないたいのか

 

など、SNSマーケティングをおこなおうと「思ったきっかけ」は、必ずあるでしょう。

 

その目的を明確にすることが、SNSマーケティングで自社アカウントを運用していくための、最初にやるべきことです。

実際に運用していく媒体と手法を決める

目的が決まったら、実際に運用していくためのSNS媒体と、マーケティング手法を選択します。

 

選択の基準は、「自社商品のターゲットになりうるユーザーが多い」ことです。

 

若年層向けの投稿・配信をしていこうと考えているのに、ミドル世代が多いSNSを選択してしまうと、想定していたフォロワー数の獲得ができず、売上も伸びません。

 

強い情報拡散力や「二次拡散」などで情報拡散を狙うならX(旧Twitter)を選択する…など、最初に決めた目的を達成するのにふさわしい媒体と手法を決めていきます。

目的を達成するためのKPIを設定する

SNSマーケティングをおこなうための目的や、アカウントを運用する媒体・手法が決まったら、設定した目的を達成するためのKPIを設定してください。

 

KPIは、重要業績評価指標のことで、組織の目標を達成するために必要な「業績評価」の指標のことです。設定には、具体的な数値を設定することで「目標達成まであとどれだけ必要なのか?」がわかりやすくなります。

 

下記の例を参考にして設定すると、理解しやすいでしょう。

  • 1ヶ月以内にフォロワー数を1000人増やす
  • 年間でユーザー参加型イベントを12回開催する
  • 自社サービスの利用者数を月間50件獲得する

 

などのように、達成したい目標に対し、明確な数値を決めておくことで「業績評価」が容易になります。

運営体制を整える

SNSマーケティングを進めていくには、SNS媒体に関する知識や専門的なノウハウ・ネットリテラシー・セキュリティに関する技術も必要です。

 

もちろん、他の業務の片手間でこなせるものではないため、SNSマーケティングの専任者や担当者の配置は必要不可欠。必ず複数の担当者でチームを決め、担当者の不在時でも運営が滞らない運営体制を整えておきましょう。

 

「担当者不在のため、この件に関しましてはご回答できかねます」が続くと、仕事に支障が出るだけでは済みません。SNS上で悪い評価が広がり、ユーザーが離れていくおそれも出てきます。

 

SNSマーケティングでは、ほんの小さな問題が大規模な炎上に繋がる可能性があるので、担当者を決める際は「リテラシーの高い人物」を選びましょう。

運用で得られたデータを分析し、次回に活かす

一定期間で得られた運営上のデータは、必ず分析しましょう。

 

分析することで、設定した目標が達成できているか・達成できた要因は何か…を次回に活かすことができます。

 

目標が達成できていなかった場合でも、なぜ目標に到達できなかったのか・何が問題だったのか・達成するために必要な課題は何かをまとめ、チーム内でデータを共有しておきましょう。

 

これらのデータから、さらに高い成果を上げるための改善策を検討することで、より高度なSNSマーケティングの運用が可能になります。

 

自社アカウントの長所・短所を分析・改善したり、競合他社のアカウントや、有名インフルエンサーなどから「成功しているポイント」を吸収したりすることは、これからの成果に繋がる大切な仕事です。

SNSマーケティングを成功させるためのポイント

ここまで、SNSマーケティングをおこなうためのSNS媒体や・メリット・デメリット、主な手法や必要なステップについて解説してきました。

 

ここからは、成功させるためのポイントについて、具体的かつ詳しく紹介していきます。

 

どれも重要なポイントなので、ぜひ参考にしてください。

自社ブランドと馴染みやすいSNS・マーケティング手法を選ぶ

自社の商品やサービス・ブランドと馴染みやすいSNS媒体・マーケティング手法を選択することが、成功させるための第一のポイントです。

 

若年層をターゲットにした製品を提供するならInstagramやX(旧Twitter)を選択し、ミドル世代が相手ならFacebook…という感じに、商品やサービスのターゲット層に合致したプラットフォームの選択が重要になります。

 

極端な例を挙げると、若年層がメインのInstagramで有名なインフルエンサーを起用して高齢者の介護用品を販売しても成果に繋がらない…のと同様で、媒体や手法を間違えると成果につながらないだけでなく、損失になる可能性も…。

 

自社ブランドに合致した媒体・手法の選択を間違えないようにしましょう。

SNSでは、基本的に「企業 対 個人」のコミュニケーションだと割り切る

SNSは、多数の人とのコミュニケーションをおこなうものですが、SNSマーケティングにおいては、「企業 対 個人」のコミュニケーションをおこなうものだと割り切っておきましょう。

 

理由としては、多数を相手にしていると考え、コミュニケーションをおこなうと「訴求力がぼやける」からです。

 

学生時代に、校長先生が全体朝礼で話していることを逐一覚えている人は少ないのに、生徒指導の先生から一対一で聞いたことはよく覚えている…という経験は誰しもあると思います。

 

SNSマーケティングも同じで、「あなたとコミュニケーションをとっています」なら、伝えたいことも伝わりやすく、ユーザーとの関係性も深まるでしょう。

 

ユーザーも「この会社は、ちゃんと自分を見てくれている」と感じ、自社ブランドのファンも増加します。

ITリテラシーやデジタルマーケティングに対する知識を深めておく

SNSマーケティングでは、ITリテラシーやデジタルマーケティングに対する知識が必要不可欠です。

 

自社が運用していくSNS媒体で、どのようなことができるのか・使っているユーザー層の特徴は何かを把握しておくことは、自社アカウントを運営していく上で最低限のことになります。

 

SNS内のコンテンツに対して、他のユーザーがどのような反応を示しているのかを把握しておけば、自社アカウントから発信するコンテンツを作成する手がかりにもなるでしょう。

 

広い意味では、SNSマーケティングも「デジタルマーケティング」の仲間となるので、そちらの知識を身に付けておくことも大切です。

専任の運用担当者やチームを配置する

SNSマーケティングの業務内容は想像以上に多く、他の業務との兼任や片手間で遂行できるものではありません。

 

コンテンツの制作やSNSの状況把握・フォロワーとのメッセージのやり取り・運用データ収集と分析など…多くの業務があり、兼任だとオーバーワークになってしまいます。

 

しかも、マーケティング手法ごとに「専門のノウハウ」が必要になるため、必ず「専任で複数の担当者」を配置するようにしましょう。複数の担当者を決めておくことで、担当者不在時の対応も滞りなくすすめることができるようになるでしょう。

 

社内でそういったノウハウを持つ人材が居ない場合は、外部委託するという方法もあるので、検討してみてください。

炎上リスクに対する理解と、炎上対策を決めておく

SNSでは、ポジティブな情報もネガティブな情報も広がる速度は早いです。

 

特に、ネガティブな情報を発端とする「炎上」の速度は早く、一旦広がると鎮静化するまでに長い時間がかかります。

 

炎上を起こさないための配信前チェックは大事ですが、完全に炎上を防ぐことは不可能なので、炎上が起こった時の対応をマニュアル化し、運営チームや社内で共有しておくことも大切です。

 

インパクトのある投稿・配信はフォロワー数増加の効果がありますが、過激過ぎる発言やコンテンツは、炎上のリスクも高くなるので、節度を守ったコンテンツ配信・運用をおこなっていきましょう。

分析と検証を繰り返し、長期的な運用を行う

SNSマーケティングは、すぐに効果の出るものではないため、目標達成や成果のアップは長期的な目線で考え、運用していくことが大切です。

 

単に派手なコンテンツを投稿したり、ユーザーのニーズを無視した商品・サービスを配信したりしても、成果は得られず徒労に終わるでしょう。

 

SNS内での現状を把握し、有益で魅力的なコンテンツの作成・投稿をおこない、そこから得られたデータを分析し、検証・改善を伴う継続的な活動こそがSNSマーケティングにおいて重要なことになります。

 

先述の通り、SNSマーケティングでは「企業 対 個人」のやり取りが基本なので、信頼関係の構築も長期的なものだと心得ておきましょう。

 

日々の業務で忙しいのを理由に、ユーザーへの対応が雑にならないよう、顔が見えない分「より丁寧なコミュニケーション」をおこなうようにすることが、SNSマーケティングを長く続けていくために大切なこととなります。

SNSマーケティングの成功事例を紹介

ここからは、実際にSNSマーケティングで成功した企業をSNS媒体別に紹介していきます。

  • ダイソー公式アカウント Instagram
  • SHARP シャープ株式会社 X(旧Twitter)
  • ドミノ・ピザ Facebook
  • ピザハット LINE
  • 北欧、暮らしの道具店 YouTube
  • スクウェア・エニックス TikTok

 

上記の有名な企業のSNSマーケティングの成功事例を、詳しく紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

ダイソー公式アカウント Instagram


画像参照元:ダイソー公式アカウント ダイソー株式会社

 

100円ショップでお馴染みのダイソーは、Instagramアカウントを利用したSNSマーケティングをおこなっており、現時点の投稿数は4000以上、フォロワー数も180万人以上となっています。

 

新商品を出すたびに「商品の詳細」や「使用方法」を伝える投稿をおこない、ビジュアル面でも文字を大きくすることで視認性を高め「ひと目でどんな商品なのか」が理解できるのが大きなポイントです。

 

スマートフォンでの視聴を意識し、大きな文字で投稿も見やすいため、ユーザーに商品の魅力や商品購入のメリットなどが伝わりやすくなっています。

 

ほぼ毎日、何かしらの投稿をおこなっていることで、ユーザーのフィードにも表示されやすくなっているのがポイントです。

 

投稿の質や投稿頻度・投稿数を維持し、高い頻度で投稿している結果、多数のフォロワー獲得に至ったよい例と言えるでしょう。

SHARP シャープ株式会社 X(旧Twitter)


画像参照元:SHARP 公式アカウント シャープ株式会社

 

スマートフォンなどの電子機器で有名なシャープ株式会社は、オーガニック投稿をメインにX(旧Twitter)マーケティングを展開しています。

 

シャープ株式会社のアカウントは、一般ユーザーと変わらないフランクなスタイルが特徴的で、ユーモアたっぷりの投稿を多数配信。多くのフォロワーを獲得しており、認知度アップからのファン化の効果は計り知れません。

 

シャープ株式会社は、取り扱う商品のユーザー層の広さから、あえてターゲティングをおこなわないマーケティングをおこなっています。

 

そのため、運用するSNS媒体の年齢層などを気にせずアカウント運用をおこなえるため、多様なユーザーにフォローされている点が強みと言えるでしょう。

ドミノ・ピザ Facebook


画像参照元:ドミノ・ピザ 株式会社ドミノ・ピザ ジャパン

 

ピザ販売チェーン店のドミノ・ピザは、Facebookの画像や動画を共有できる点を利用したSNSマーケティングをおこなっています。

 

商品のピザを焼き上げるシーンを動画コンテンツとして投稿し、ユーザーに「視覚と聴覚」で美味しさを伝えようとして、成果アップに繋げました。

 

ドミノ・ピザがSNS運用でこだわったポイントは、「夕食前の時間帯に投稿」することです。そうすることで、ユーザーに対して購買意欲を促し、「今晩はピザにしよう」と思わせることが可能になり、売上アップを達成しています。

 

近年では気軽に視聴できる「ショート動画」の人気が上がっており、スマートフォンを利用している世代に対しても効率よく訴求できるようになりました。

ピザハット LINE


画像参照元:ピザハット 日本ピザハット・コーポレーション株式会社

 

宅配ピザチェーンの「ピザハット」を展開する日本ピザハット株式会社は、マルチチャンネルの強化・顧客とのコミュニケーション強化のためにLINE公式アカウントの運用をおこなっています。

 

2021年末から、ユーザーの利便性があがる通知を個別にLINEで受け取れる「LINE通知メッセージ」を導入し、配達先にピザの焼き上がり時間や宅配時間をお知らせできる体制を整備しました。

 

その結果、顧客との交流頻度が上がり、友だち数と実店舗の注文数が飛躍的にアップしています。

北欧、暮らしの道具店 YouTube


画像参照元:北欧、暮らしの道具店 株式会社クラシコム

 

北欧、暮らしの道具店は、YouTubeで暮らしの様子や短編ドラマなどを投稿しています。

 

いろいろな生活スタイルの人を動画の中で紹介して、日常とは違った体験を紹介。ちょっと落ち着ける感じのコンテンツを数多く投稿し、多くの人からチャンネル登録されているので、ご存じの方も多いでしょう。

 

投稿されている動画は、生活雑貨の紹介や料理の簡単レシピなどのHELP動画ですが、HERO動画としての側面もあります。

 

最近では、「モーニングルーティン」関連の動画が特に注目されており、中には200万回以上再生された動画も…。

 

動画の概要欄に、自社サイトや過去に投稿された動画の紹介があり、そこから他SNSのアカウントへの導線がしっかり設置されているため、興味のある視聴者を自社サイトや他アカウントへ誘導しやすいです。

 

YouTubeの動画を利用し、認知度アップや顧客獲得を成功させたよい例となっています。

スクウェア・エニックス TikTok


画像参照元:ファイナルファンタジー14公式アカウント 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス

 

「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」のシリーズで有名なスクウェア・エニックスは、TikTokを活用したSNSマーケティングを成功させています。

 

主にゲームアプリのプロモーションを専門におこなっているアカウントとなっており、動画の合間に挿入される広告を利用し、認知度と好感度を高めて「アプリの登録者数」を獲得しています。

 

TikTokというSNSは、その性質上「若年層ユーザー」が大半を占めていますが、ゲームアプリの需要は高く、ユーザーの年齢層も広いため、多くのアプリ利用者を獲得しSNSマーケティングを成功させました。

 

動画がメインのTikTokを上手く活用し、美麗でインパクトのある動画を配信することで、自社アプリの登録者数を増やした成功例です。

SNSマーケティングの将来性は

SNSマーケティングの需要は、将来高まっていくでしょう。近年、テレビよりもSNS視聴している人は多く、その普及率は80%を超えています。

 

SNSがここまで伸びてきたのは、気軽に知人や企業アカウントとの交流ができるようになった点も大きいですが、「Yahoo!やGoogleとは違った視点」での検索ができることも、SNSを利用するユーザー数増加の要因でしょう。

 

商品を検索すると「企業から紹介されるメリット」ばかりでなく、ユーザー視点のデメリットや使用感などを知ることができるSNSは、これからのデジタルマーケティングに欠かせないツールとなるのは間違いありません。

 

その点では、SNSマーケティングの需要は今後廃れることはないでしょう。むしろ「競争が激しくなる」と考えるのが正解です。

 

そのため、常に最新トレンドを把握し、トレンドを先読みしたマーケティング戦略を考えておくことが「成功の鍵」となっています。

まとめ

SNSマーケティングは、これからのビジネスで欠かせないものになっていくでしょう。

 

しかし、「競合他社もやっているから」「費用がかからないから」などの安易な理由で手を出しても、上手くいきません。目的や利用する媒体を検討し、自社の方向性に合ったスタイルで運営していくことが重要になります。

 

多くのメリットがあり、テレビCMよりも格安で広告を配信できるSNSは、成功すれば多くのユーザーを獲得したり、コンバージョン率を高めたりすることが可能ですが、炎上などによるネガティブな評価が拡散されるリスクも高いです。

 

SNSマーケティングの業務内容・量は想像以上に多く、日々の運営データの分析やコンテンツの企画・立案、自社アカウントに対するコメントやお問い合わせの対応、インフルエンサーへの出演依頼・セキュリティ対策・後任の育成なども含まれます。

 

そのため、SNSマーケティングをおこなう場合は「熟知した専門・専属の担当者」の配置が必要です。他業務との掛け持ちや「片手間の運用」はタブーであり、それができないのであれば「自社のSNSマーケティングは不可能」だということを理解しておいてください。

 

SNS利用者はこれからますます増加していきます。何億人とも言えるユーザーが存在するSNSというフィールドを上手く活用して、企業の成長に繋げていきましょう。



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