数あるSNSの中でもユーザー数が上位を占めるLINEは、今や多くの企業が広告を配信しています。

各企業が工夫を凝らした広告を配信しており、出稿されている広告は今なお増加中です。

LINE広告で掲載可能な広告フォーマットは「画像」「動画」「テキスト情報」がセットになっており、どれかひとつが欠けても広告として成り立ちません。視聴者を惹きつける画像や動画はもちろんのこと、掲載するテキストも興味関心を惹くための重要な要素です。

そんなLINE広告ですが、最近になって「ラベル機能」が追加されたのをご存じでしょうか?

「ラベル」とはタイトルやディスクリプションに加えて、テキスト情報をさらに追加できる機能で、これをうまく活用すれば広告の成果をアップさせることができます。

本記事では、出稿するLINE広告にテキスト情報を追加できる「ラベル」について解説していきます。

 

また、以下の記事「【入門】LINE広告とは?ターゲティングや費用、仕組みなど全て解説」では、LINE広告について基礎から解説しています。

ターゲティングから費用や仕組みまで細かくお伝えしていますので、ぜひご覧ください。

【入門】LINE広告とは?ターゲティングや費用、仕組みなど全て解説
2023-04-20 00:59
LINEは今やスマホユーザーのほとんどが利用しているコミュニケーションツールです。 ユーザー数が多いほど高い効果が期待できるweb広告にとって、ユーザー数9400万人もいるLINE...

 

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LINE広告のラベル機能とは?

LINE広告のラベルは、2023年8月のアップデートで追加された機能です。

画像引用:LINE広告アップデート情報 2023年8月 新たにラベル要素を追加!

 

LINE広告の「LINE NEWS」面に適用され、タイトル・ディスクリプションの下に表示されます。広告面の下にある「送料無料」や「限定モデル」と表示されているのがLINE広告のラベルです。

ラベルをクリックすると、通常の広告と同じようにランディングページに遷移するようになっています。

2023年8月の時点では、「LINE NEWS」面に配信される広告のみに表示されますが、ラベルに対応可能な配信先は今後拡大していく予定です。

ラベルの設定方法と仕様

ラベルの設定はとても簡単です。

LINE広告の管理画面にある「広告を作成」から「ラベルを追加」をクリックして、表示された入力欄にラベルで表示させたいテキストを入力するだけで終わります。

画像引用:LINE広告アップデート情報 2023年8月 新たにラベル要素を追加!

 

入力した内容は、広告作成画面の「プレビュー」で確認できるので、必ず確認してください。

以下で、ラベル入力時の注意事項を説明いたします。

追加可能なラベルは最大で3つ

ラベルは最大で3つまで設定できます。ラベル1つでも問題はないので、無理して3つ設定する必要はありません。

3つまでなら設定は可能ですが、同じ文字列を複数使用することはできないため、入力するなら関連する文字列を3種類選ぶようにしてください。

入力したラベルは、設定した順番で広告下部に表示されます。

表示されるラベル数は、広告を閲覧するデバイスの画面の大きさによって変わるので、「優先して表示されるようにしたい」文字列を最初に設定しておくことがおすすめです。

トータル文字数は17文字まで

ラベルに設定可能な文字数は17文字までとなっています。これは、ラベル1つあたり17文字ではなく「3つのラベルのトータル文字数」のことです。

つまり、ラベルには「キーワード」や「単語」のような短い文字列の使用がふさわしく、長文は使用できません。

文字数のカウントは「半角全角」を問わず「1文字で1カウント」となるので、半角のアルファベットを使用しても「1文字1カウント」として計算されます。

1ラベル当たり15文字まで入力可能

トータル文字数が17文字という制限があり長文が使えませんが、1ラベル当たり15文字までなら入力が可能です。

1ラベル当たり平均5〜6文字にこだわらずとも、1ラベルだけなら15文字まで入力できるので、その15文字に「掲載したい情報」を入力するという方法がいいかもしれません。

その15文字に「インパクトのある文字列」を入力すれば、より成果が見込める可能性もあるので試してみてもいいでしょう。

ラベルの内容も審査の対象である

ラベルの文字列も、タイトルやディスクリプションと同じく広告出稿時の審査の対象となっています。

したがって、ポリシーに反する語句や文字列を使用している場合は出稿停止になる可能性があるので、設定する文字列には十分注意してください。

ラベルの入稿規定

ラベルは、LINE広告の管理画面やバルクシートによる入稿に対応しています。

ラベルは前述の通り1つの広告に対して3つまで設定可能で、使用可能なトータル文字数は17文字です。

ユーザーが広告視聴に使用しているデバイスの大きさにより、表示されるラベル数が制限され少なく表示されるので、優先したい文字列を最初に設定する必要があります。

その他の入稿規定は下記になるので、目を通しておいてください。

ラベルに使えそうなテキストは?

ラベルに入力する文字列は、そのカテゴリに基づいたものを使用するのがいいでしょう。

文字数を気にするあまり、カテゴリと関係ないものを入力しても意味がありません。

商品の発送方法を説明するなら「送料無料」などの文字列がいいでしょう。他にも特売セールを伝えるなら「20%割引」や「ポイント15%アップ」などのキーワードで伝えたい情報やメリットが直感的に伝わるものを入力するのがおすすめです。

以下に「ECサイトや通販」で使用できる代表的な文字列を、カテゴリ別に掲載します。

ラベルを入力した時の効果

LINE社のほうで、広告のラベル要素あり・なしの比較テストを実施していたようなので、その結果を簡潔に説明したいと思います。

LINE社の比較データでは、「求人」「学習塾」「買取り&リサイクル」関連の業界の事例があり、その結果を見ると「CTR・CVRの値がラベルありのほうが高く、コスト削減になった」というものが多くなっていました。

LINE社では、この結果から「ラベルがコンバージョンアップに影響している」と結論を出しており、理由として以下の要因が考えられると発表しています。

  • ラベル要素の追加で、タイトルやディスクリプションでは伝えられない情報を伝達できる
  • ラベルを使って「ユーザーの期待効果を表現」することで、ユーザーのアクションを後押しする効果がある
  • 興味関心がニッチな商品・商材では、ラベル表示で「本当に興味のあるユーザー」を惹きつける効果が強まり、誘導しやすくなる

3つの「トータル17文字の文字列」の表現だけでも、成果アップに繋がることが、LINE社の比較データから証明されています。

まとめ

2023年8月のアップデートから始まった「ラベル」は、ラベル数や文字数制限があり「使いにくい」と感じる人も少なくないでしょう。

しかし、シンプルな設定でコンバージョンアップやコスト削減に繋がるのであれば、利用しない手はありません。

ラベルを上手く使うことで、ユーザーが「商品やサービスを選ぶ際に欲しい情報」をラベルに追加したり、タイトルからはわからない要素(送料無料やポイント10%アップなど)を知ることができたりするので、広告をより魅力的にアピールすることも可能になります。

本記事を読んで、アップデートで追加された「ラベル」要素を上手く活用していただければ幸いです。



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