Google広告の「広告カスタマイザ」という機能をご存じでしょうか?

  • 少ない手間でバリエーション豊富にクリエイティブを作成したい
  • ユーザーのニーズに合わせて動的に広告文を変更したい
  • より多くの層にリーチしたい

広告カスタマイザとは、上記のような広告運用のお悩みを解決するのにぴったりな機能であり、「レスポンシブ検索広告」か「拡張テキスト広告」で活用できます。

この記事では、Google広告を運用しているけどもっと効率的に広告運用をしたい人に向けて「広告カスタマイザ」の仕組みから活用事例、設定方法について解説していきます。

 

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広告カスタマイザとは?

Google広告の「広告カスタマイザ」とは、ユーザーの検索語句(キーワード)や地域、時間などに応じて広告に掲載する広告文をカスタマイズできる機能です。

通常の広告は、最初に作成したクリエイティブを配信期間や地域に合わせて配信しますが、広告カスタマイズを利用することで、ユーザーニーズによりアピールできる広告配信が可能。

なお広告カスタマイザは、広告文をカスタマイズできる機能であることから、在庫の変動や期間限定セールを頻繁に実施する広告アカウントに向いています。

また運用したい広告が「レスポンシブ検索広告」か「拡張テキスト広告」かで設定が異なる点も覚えておきましょう。

広告カスタマイザのメリットとデメリット

メリットとデメリットを正しく把握することは、アピールしたい商材やサービスに広告カスタマイザ機能が有効か判断するための大切なポイントです。

ゆえに広告カスタマイザの設定を見ていく前に、実際に活用するメリットは何か、またデメリットがどんな影響を及ぼすのかについてもみていきましょう。

広告カスタマイザを設定する6つメリット

まずは広告カスタマイザを設定する主なメリットは、次の6つです。

  • 広告にバリエーションをつけやすい
  • 機能の利用で行動を促す
  • 少ない手間でさまざまなバリエーションに対応
  • クリック率向上が望める
  • レポート機能で文面を自動更新
  • ABテストが容易

それぞれについて説明していきましょう。

広告にバリエーションをつけやすい

広告カスタマイザを利用すると、条件によって広告文を動的にカスタマイズできるので、さまざまなタイプのクリエイティブを作成しなくてもバリエーションをつけやすくなります。なおバリエーションは何百通りも設定が可能です。

たとえば製菓を販売しているお店が、大切な人への誕生日プレゼントやお祝いなどに向けた商品を探している人に向けて広告を配信したい場合。通常はその都度イベントや時期に合わせた内容のクリエイティブを作成しますよね。

しかしターゲットがいつ「誕生日」や「お祝い」で商品やサービスを検索するかはわかりません。そのためキーワードによっては広告の効果が最大限発揮されないことも。

しかし広告カスタマイザ機能を活用することで、指定のキーワードや時間、地域で検索した人をターゲットに広告文をカスタマイズしてリーチできるのです。

機能の利用で行動を促す

広告に「セール開始まであと〇〇時間!」のようにカウントダウンをいれることで、ユーザーの行動促進が期待できます。

セール開始日時やオープン日が決まっている場合、またイベントまでのカウントダウンに、わざわざ広告を切り替える必要が無いので、クリエイティブを作り直す必要がありません。

またカウントダウンを追加することで「お得感」や「行動しなくては」といった心理行動を促し、コンバージョン率アップに繋がるため、非常に効果的な機能といえるでしょう。

少ない手間でさまざまなバリエーションに対応

広告のバリエーションが増えればそれだけ幅広い層にリーチできます。だが手間が増えてしまっては時間ばかりがかかってしまい、肝心な運用が疎かになってしまう可能性も。

しかし広告カスタマイザは、設定方法に種類があるものの少ない手間でさまざまなバリエーションに対応できるというメリットがあるのです。

クリエイティブ作成にかかる時間を短縮できれば、ターゲティング方法の検討や分析に時間をかけられるので、そのぶん成果へと繋がりやすくなるでしょう。

クリック率向上が望める

同じ広告でも狙うターゲットによって内容が異なるとユーザーの心を引き付けやすくなるので、クリック率向上も望めます。

たとえば「お花 」で検索しているユーザーがいた場合。「お花 母の日」「お花 お祝い」「お花 鉢植え」とキーワードによって、ユーザーニーズが異なります。

ゆえに「お花」のキーワードで1種類の広告だけを作成した場合、他の検索ワードで検索しているユーザーに表示されないなどクリックしてもらう機会を逃してしまうかもしれません。

しかし広告カスタマイザを活用することで、キーワードなど設定した条件で検索したユーザーに合わせて広告文をカスタマイズ可能。ゆえにクリック率向上が見込めるのです。

レポート機能で文面を自動更新

Google広告のレポート機能とは、大量のデータを表やグラフなど自分のわかりやすいようにカスタマイズして可視化して分析できる機能です。

広告カスタマイザを設定した広告では、レポート機能を活用しながら広告文を自動更新できるので、データが分散することなく情報収集ができます。

レポート機能を使えば大量のデータを蓄積できるので、データ分析や分類などに役立つのです。

ABテストが容易

レポート機能で得た情報を活用すれば、さまざまな情報を基にABテストも容易になります。

ABテストとは、配信した広告を最適化するために実施するテストの1つです。

特定の箇所だけを替えたAパターンとBパターンを作成したのち、両方を配信して効果を確認します。そしてより効果が高いほうを採用する方法を繰り返すことで最適化を図るのです。

広告カスタマイザを設定するデメリット

次に起こりうるデメリットについてみていきましょう。

  • データフィードの作成に手間がかかる
  • リンク先URLの変更不可
  • 商材によっては不向き

それぞれについて詳しく説明していきます。

データフィードの作成に手間がかかる

広告カスタマイザを活用するには、事前にデータフィードを作成する必要があります。

一度作成してしまえばあとは細かな修正で済みますが、データの量によっては最初の作成が手間に感じてしまうことも。

またデータフィードはどんな様式でどんな風に作ったらいいのかわからない、って方もいるでしょう。

Googleでは、広告カスタマイザ機能を活用するためのテンプレートをサイトからダウンロードできます。はじめてデータフィードを作成するときには活用して効率的にデータを作りましょう。

テンプレートのダウンロード方法は、記事の後半で紹介しています。

リンク先URLの変更不可

広告カスタマイザを設定して広告文が動的に変化しても、最終リンクは変更できないので同じランディングページを定める必要があります。

ゆえに広告文に合わせてランディングページを変更したいような商材やサービスには、広告カスタマイザの機能はなく、個々にクリエイティブを作成するのがよいでしょう。

商材によっては不向き

広告カスタマイザは、少ない手間でさまざまなバリエーションを作成できるのがメリットであるがゆえに、商材やサービスの種類が少ないような業種や企業には不向きともいえます。

たとえば美容脱毛のクリニックの場合パーツの種類や金額はさまざまありますが、数百パターンの商品やサービスを取り扱うことはありません。

広告カスタマイザを設定するときは、多くのバリエーションに対応するためにデータフィードや細かな詳細を設定する手間がかかるといったデメリットがあります。ゆえに商品やサービスが少ない場合、広告配信のための準備に時間がかかるわりにデフォルトの広告とあまり変わらない結果になることも。

したがって広告カスタマイザは、広告を配信したい商材によって不向きな機能であることも覚えておきましょう。

広告カスタマイザの活用事例

ここでは実際の広告カスタマイザの活用事例を、3つに分けて確認していきましょう。

商品の割引率や金額を動的に変更

広告カスタマイザ機能は、商品の割引率や金額を動的に変更したい広告に最適です。

たとえば定期的に内容や商品が更新されるセールや期間限定の割引セール情報を告知したい場合、広告カスタマイザを設定することで、ユーザーが求めている商材のお得情報を最適なタイミングで提供可能。

ユーザーは欲しかった商品がセールになっていると「今ならお得に買える」といった心理が働き、購入を促すことができます。

したがって価格を動的に変更したい場合に、広告カスタマイザの機能を活用してバリエーション豊富に広告配信するのがおすすめです。

日時をリアルタイムで変更

広告カスタマイザの機能を活用すれば、日程や時間をイベント内容ごとに変更して表示が可能。

たとえば「イベント開催まであと〇〇日!」や「あと〇〇時間で特別セールスタート」のような、動的に日時を変更したい広告に適しています。

通常広告内容は日程に合わせて切り替えたり商品つき複数の広告を作成したりすることも。しかし広告カスタマイザで日時を設定しておけば、いちいち日程ごとに広告を変更する手間が省けます。

配信地域を変更してユーザーとの関連性を高める

最後の活用方法は、ユーザーに合わせて広告配信地域を変えてより顧客のニーズに関連性をもたせる手法です。

オーディエンスの位置情報を参考にして、マッチした広告を配信することでクリック率向上に繋がる可能性も。

また地域限定の商品や密着型のサービスの場合、全国的に広告を出してもその地域にいくことができない人にとっては意味のない広告になってしまいます。

ゆえに地域に合わせて広告を配信するのも、成功に繋がる大切なマーケティング手法になるのです。

広告カスタマイザ3つの設定方法

広告カスタマイザの設定方法には以下の3種類があります。

  1. データフィードを用いた方法
  2. 広告管理画面での設定方法
  3. 構文の記述のみで設定する方法

それぞれについて詳しくみていきましょう。

データフィードの作成方法

まずはデータフィードを用いた方法。データフィードとは、広告配信用に配信先の仕様に合わせてデータを加工してアップロードすることです。またデータフィードを活用した方法は「レスポンシブ検索広告」と「拡張テキスト広告」の両方に対応しています。

まずは広告を出したい対象の商品やサービスについて、それぞれデータフィードを作成。作成したものを広告文へ設定することで、設定したルールに沿って動的に広告文を変化させられます。

そしてデータフィードを正しく広告文に反映させるためには「誰にいつどのような内容を伝えたい」のかを「属性」として記載する必要があり、主に次の3つの属性で指定。

  • ターゲット属性
  • 標準属性
  • カスタム属性

それぞれの属性について詳しくみていきましょう。

ターゲット属性

広告を「誰に」表示するかを指定する属性。ターゲティングに合わせて属性内容を組み合わせることも可能であり「〇〇県で有名なおいしいデザート」といったキーワードで検索する人など、詳細に設定ができます。

詳しくは下記をご覧ください。

出典:テキスト広告の広告カスタマイザを作成する - Google 広告 ヘルプ

標準属性

標準属性とは、ターゲット属性で設定した人に「いつどこで広告を配信するか」を決める属性です。主にデバイスや日時や曜日などのスケジュールを設定。

出典:テキスト広告の広告カスタマイザを作成する - Google 広告 ヘルプ

標準属性ではアイテムを掲載する時間も設定できるので、セール開始や新商品発売開始日などを指定することもできます。

カスタム属性

カスタム属性は、ターゲット属性と標準属性で設定したターゲットに「どんな内容」を配信するのかを決める属性です。

他の2つに比べて自由度が高い属性ですが、広告文に反映させるには各属性のルールを守って設定しないと正しく表示されない可能性があるので注意しましょう。

出典:テキスト広告の広告カスタマイザを作成する - Google 広告 ヘルプ

広告カスタマイザのデータフィード設定方法

属性について理解したら、実際のデータフィードを活用して広告カスタマイザを設定する方法をみていきましょう。

手順は以下のとおり

  1. 広告カスタマイザのデータテンプレートをダウンロード
  2. データフィードのアップロード方法
  3. データフィードの定期更新方法

まずはデータテンプレートをダウンロードします。テンプレートでは3種類の列に詳細を入力して広告の動的変化を決定。

テンプレートのダウンロード方法は以下のとおりです。

  1. Google広告の管理画面にアクセス
  2. 「ツールと設定」をクリック
  3. 「ビジネスデータ」をクリック

  1. 「+」ボタンをクリック
  2. 「テキスト広告の広告カスタマイザデータ」にカーソルを合わせてテンプレートをダウンロードします。

ダウンロードしたテンプレートでデータフィードが完成したら、さきほどと同じ「ビジネスデータ上」の画面でファイル名を記載して「フィードファイル」を選択してアップロードが可能です。

なお作成したデータフィードが定期的に変更かわるときは、手動でいちいちアップロードしなおさなくても、定期的に更新できるように設定ができます。

自動更新に対応しているファイル形式は次の3つです。

  • Googleスプレッドシート
  • HTTP/HTTPS
  • FTP/SFTP

ここではGoogleスプレッドシートで設定する方法をみていきましょう。

  1. ビジネスデータから更新頻度の設定路したいデータフィードをクリック
  2. 左に表示された「日程」をクリック
  3. ソースタブから「Googleスプレッドシート」のフォーマットを選択
  4. アップロードするファイルを選択
  5. タブから更新頻度を設定

自身のデータフィードの更新頻度に合わせて日時を設定することで、最新情報を活用できるようになります。

広告管理画面での設定方法

次に広告管理画面から設定する方法をみていきましょう。なお広告管理画面から設定できるのはレスポンシブ検索広告のみです。

まずデータフィードを活用しない方法では、設定できる属性は「ターゲット属性」と「カスタム属性」のみで、標準属性を設定できない点にご注意ください。

設定方法は以下のとおり。

  1. Google広告の管理画面にアクセス
  2. 「ツールと設定」をクリック
  3. 「ビジネスデータ」をクリック

  1. 「広告カスタマイザ属性」をクリック
  2. 「+」をクリック

  1. 「データの種類」のタブから「カスタム属性」を設定

なおレスポンシブ検索広告で設定できるカスタム属性は次のとおりです。

出典:レスポンシブ検索広告で利用可能なカスタム属性– Google 広告 ヘルプ

  1. データ型を作成(属性の追加で任意の項目を追加可能)

レスポンシブ検索広告では「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」「キーワード」単位でカスタム属性の設定ができます。

  1. 適用させたい属性にチェックを入れる
  2. 「適用」をクリック

なお「キャンペーン」「広告グループ」「キーワード」でカスタム属性を設定するには、各階層ごとに「表示項目の変更」を開いて、広告カスタマイザの属性で作成したデータ属性を表示。

表示された属性の中から、広告文に適用させたい属性にチェックをいれて完了です。

また表示させた属性の鉛筆マークをクリックすると、2種類の形式から値の接待が可能になります。

  • 継承された値を使用(ビジネスデータ上で作成した単位の値を適用)
  • カスタム値を使用(任意で値を設定可能)

上記のように最初にデータ作成したものを一括で設定する方法と、個別に任意の値を設定する方法を選べるので、広告文に合った方法を選択しましょう。

広告カスタマイザを広告文に反映させる方法

データフィードや広告管理画面で広告カスタマイザを設定したあとは、実際の広告文に反映させる手順が必要です。

広告文にデータを呼び出すには「構文」と呼ばれる{フィード名.属性名}の形式で記述しますが、下記のパターンで反映方法が異なります。

  • データフィードを使った場合
  • 広告管理画面で設定した場合

それぞれについて詳しくみていきましょう。

データフィードを使った場合

データフィードを使った構文設定は「キーワードごと」「地域ごと」など属性によって次のような設定が必要です。

【キーワードに応じて変更】

【地域に応じて変更】

地域属性の設定は、商品のラインナップが異なったり、地域限定セールや店舗ごとに異なる割引率で広告を配信したりする場合に有効的です。

これまで地域ごとに広告を作成していた人は、データフィードで情報を事前に作成しておくことで、さまざまな広告を作らなくても動的に変更ができるので、機能の活用を検討してみてくださいね。

広告管理画面で設定した場合

次に広告管理画面で設定した場合の構文記述方法をみていきましょう。

データフィードを使わない方法は「レスポンシブ検索広告」のみで利用可能であり、構文の記述方法は以下のとおりです。

  1. 広告文の見出し位置で「{」を入力
  2. プルダウンメニューから「広告カスタマイザ」を選択
  3. {フィード名.属性名}の形で構文を入力

構文の記述のみで広告カスタマイザを設定する方法

広告カスタマイザは、データフィードや広告管理画面での設定以外に「広告文の中に直接構文を記述して変更する方法」があります。

広告文に直接構文を記述する際に利用できるカスタマイザ機能は次のとおり。

構文名 詳細
カウントダウン関数 ユーザーが検索する日時に合わせて、指定の日時までのカウントダウンを表示させる機能
IF関数 デバイスやターゲットリストに応じて広告文を変更できる機能
地域挿入機能 ユーザーの所在地や興味関心がある地域に合わせて広告文に掲載する地域名を変更できる機能

 

また上記の構文は「レスポンシブ検索広告」か「拡張テキスト広告」かによって、設定できるかが異なります。

広告名 IF関数 カウントダウン関数 地域酢入機能
適用対象 デバイス オーディエンス 指定の日時 地域
拡張テキスト広告 ×
レスポンシブ検索広告 × ×

 

それぞれの構文名について、さらに詳しくみていきましょう。

【カウントダウン関数】期限を設けて告知を行いたいとき

イベントの開催日まで期限を広告配信したい場合に「カウントダウン関数」を使うことで、「イベント開始まであと〇〇日!」「セール締め切りまであと〇〇時間」などと、ユーザーの行動心理を促す内容を広告文に反映できます。

構文は {=COUNTDOWN("yyyy/MM/dd HH:mm:ss","言語",残り日数)} で記述。

上記の画面で設定が可能であり、以下のように表示されます。

また事前にデータフィードを作成していれば、組み合わせて設定する方法もできます。

例のようにイベント講師が都度変更になる場合、それぞれの講演会開始までのカウントダウンを広告に表示が可能。なお表示したい関数は、同じデータフィード上に一括で登録したのちカウントダウン関数を用いることで、上記の「表示される広告文」のようにユーザーに表示できます。

【IF関数】デバイスまたはオーディエンスに応じて広告文を変更

IF関数は、デバイスまたはオーディエンスリストのどちらかの条件に応じて広告文を変更できる機能です。

構文は {=IF(デバイス or オーディエンス名,値):デフォルトの値} で記述。

IF関数を用いた広告文の例は以下のとおり。

デフォルト値とは、Google広告の文字数制限を超えてしまった場合などに、代替で挿入される値のことです。

広告カスタマイザは、広告グループに広告カスタマイザを設定していないデフォルトの広告が1つ以上ないと広告が配信されない仕組みとなっています。なぜならデータフィードや設定した条件で検索されなかったり、上限文字数を超えてしまった場合に広告が表示されなくなるのを防ぐためです。

詳しくは最後に記載していますので、ご覧くださいね。

【地域挿入機能】住所や地域に合わせて地域名を変更

地域挿入機能は、ユーザーの所在地や興味関心がある地域に合わせて「レスポンシブ検索広告」のみ該当する地域を広告文に表示できます。

構文は {LOCATION(地域レベル):デフォルトのテキスト} で記述。

なお地域挿入機能の構文はテキスト広告文内には挿入不可なので、地域名の設定はデータフィード内で設定する必要があります。

地域挿入機能を用いた広告文の例は以下のとおり。

地域挿入機能は以下の点に注意が必要です。

  • 参照する地域は、キャンペーンの地域ターゲティングで設定している内容であること
  • 地域を含んだ広告見出しを固定したい場合、広告見出しが3つ以上必要
  • 地域名を含んだ文字数がオーバーした場合、地域名の一部が上手く表示されない

住所の形式は「都道府県・市区郡・国名」で選択できますが、地域ターゲティングで「市区郡」を選択している場合は、地域挿入機能でも同じ「市区郡」で設定する必要があります。つまり地域ターゲティングと地域挿入機能では同じ住所形式を選択していないと機能しないということです。

代替の「デフォルト値」を設定する方法

データフィードに適合しない場合でも広告は配信されるが、挿入される値によっては広告文の文字上限を超えてしまうケースも。そういった場合に代替としてデフォルト値が使われます。

デフォルト値を設定する構文 {=データ名.属性名:デフォルトの値} で記述。

たとえばスポーツ用品の広告で商品名を動的に変更したい場合、商品名によっては文字制限を超えてしまうと、広告文に表示できなくなります。その際に「スポーツ用品」というデフォルト値を設定しておくことで、広告カスタマイザの広告文が表示されない、といった事態に備えられます。

広告カスタマイザを活用するときの注意点

データフィードを作成して設定も完了したけど、うまく表示されない場合、次のような点に誤りがないか一度ご確認ください。

  • グループ内が広告カスタマイザのみになっていないか
  • アップロードした形式が正しいか
  • 文法や綴りが間違えていないか
  • 文字数を超えていないか

それぞれについてみていきましょう。

広告カスタマイザのみでは広告配信ができない

広告カスタマイザは、広告グループ内に広告カスタマイザを使っていないデフォルトの広告が1つ以上ないと広告が配信できない仕組みです。

そもそも広告カスタマイザはアップロードしたデータフィードを基にユーザーに合わせた広告が配信されます。しかしデータフィードにない検索をしたユーザーがいた場合に、該当する広告がないと表示されなくなってしまうのです。

せっかく検索されても広告が表示されなくては、アピールできる機会を逃してしまいます。そういった機会を防ぐためにも必ず広告グループ内にデフォルトの広告が1つ以上ないと配信できないようになっているのです。

データフィードのアップロード時はファイル形式に注意

データフィードをアップロードするときにファイル名を日本語にすると、CSVファイルでアップロードした際に文字化けが起こってしまいます。

したがってファイル名を日本語にしたい場合はCSVファイルをxlsxファイルに変換してからアップロードすると良いでしょう。

文法や綴りが間違っていると表示されない

カスタマイザのデータ入力時に、指定するキャンペーンや広告グループ、キーワードとまったく同じものでないと、情報が反映されない仕組みとなっています。

したがって広告文に反映されていない場合は、句読点や不要なスペースが入っていないか、また同じ語句が繰り返されていないか確認してみましょう。

文字数を超えていると表示されない

Google広告指定の文字数を超えて設定してしまうと、せっかくのカスタマイズも表示されなくなってしまいます。

Googleが定める文字制限を超えないように、注意しましょう。また広告カスタマイザの機能を活用するときも、通常のGoogle広告の基準を満たしていないと配信されません。

広告が表示されないといったトラブルを避けるためにも、事前にGoogle広告ヘルプを確認しておきましょう。

広告カスタマイザを賢く活用しよう

Google広告の「広告カスタマイザ」とは、キーワードや地域、日時に応じて広告文を動的に変化させられるカスタマイズ機能を指します。

ユーザーの検索行動に合わせて同じ商材でも広告文の内容を変化させられるので、バリエーションをつけられたり、行動を促せるといったメリットがある一方で、商品数が少ない商材やランディングページを都度変更したいような場合には不向きな機能でもあります。

商材に合わせてメリットデメリットを理解して賢く活用することで、広告作成の手間が大幅に削減されるだけでなく、クリック率やコンバージョン率向上が期待できるので、この機会に活用を検討してみてはいかがでしょうか。



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