Google広告には、キャンペーンタイプという用語が存在します。
目標に応じて媒体や訴求を設定することで、効率的にユーザーにアピールすることを目的としたものです。
Google広告の7つのキャンペーンタイプの概要と細かいタイプの分類について、それぞれ解説していきます。
また、Google広告に関してに関してさらに知見を深めたい!という方は、以下の記事に総括的にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。
また、ディスプレイ広告に関してに関してさらに知見を深めたい!という方は、以下の記事に総括的にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。
検索キャンペーン
検索キャンペーンは、ユーザーがGoogleで検索した場合にテキストを表示することでユーザーにリーチします。
検索キャンペーンのメリットは以下の通りです。
・ユーザーの検索の背景にはトピックへの高い関心や購入への高い意欲がある場合が多く、費用対効果が高め
・テキストで広告するため、設定のハードルが低い
・検索結果に応じて表示できるため、ターゲティング精度が高い
ディスプレイキャンペーン
ディスプレイキャンペーンでは、ウェブサイト上に画像広告を表示することで、ユーザーに対して視覚的にアプローチできます。
・視覚的にアプローチできるため、印象に残りやすい
・テキストよりも情報量の多い画像を使って印象に残る広告を作成することで、ブランド認知度の向上に役立つ
・ウェブサイトを閲覧しているユーザーに広告を表示できるため、リーチの拡大に繋がりやすい
効果は高い一方で、検索広告と比較すると画像を用意する必要があるという点が少し手間です。
また、ディスプレイキャンペーンでは以下の3つをサブタイプとして選択します。
標準 | ターゲティング、入札、予算、広告の作成を手動で細かく管理可能 |
スマートディスプレイ | キャンペーン設定が簡素化され、コンバージョン重視の最適化が可能 |
Gmailキャンペーン | Gmailの受信トレイ「プロモーション」「ソーシャル」のタブ内での広告表示が可能 |
特にスマートディスプレイについて詳細に解説した記事が以下になります。
動画キャンペーン
動画キャンペーンでは、YouTubeやGoogleの提携するサイト上に動画を表示することでユーザーにリーチすることができます。
・動画を使用することで、画像よりもさらに強くブランドを印象づけることができる
・ディスプレイキャンペーンに加え、YouTube上でも広告を配信することでリーチの拡大につながる
・スキップの可否や動画時間の長さ、動画内で広告を見せるタイミングなど、目的に応じて様々な配信方法が可能
動画キャンペーンはディスプレイキャンペーンよりもさらに強くアピールできる一方、動画を用意する必要があるため少しハードルが高いかもしれません。
また、上記の3つ目の特徴でも紹介している「様々な配信方法」というのが、以下で説明する9つのサブタイプに該当します。
コンバージョンの促進 | ユーザー行動重視のターゲティング・配信によってコンバージョンを促進 |
スキップ可能なインストリーム広告 | 最長30秒のスキップ可能な動画広告で認知度を向上 |
スキップ不可のインストリーム広告 | 最長15秒のスキップ不可能な動画広告で認知度を向上可能
スキップされないという点は動画のクオリティ次第で大きなメリットに |
バンパー広告 | スキップ不可能な6秒間の広告で認知度を向上可能
短い時間でより直感的な理解ができる広告が求められます。 |
アウトストリーム広告 |
モバイル・タブレット向け専用
パートナーサイトやアプリ上で動画を表示できます。 |
検討段階で働きかける | 検討中のユーザーに対して自社の商品をアピール
スキップ可能な広告やTrueViewディスカバリー広告を使用して働きかけます。 |
広告シーケンス | 複数の動画広告をストーリー調に決まった順序で表示できます。 |
カスタム動画キャンペーン | 各種タイプを使用して設定をカスタマイズ可能 |
動画広告に必要な動画のフォーマットがわからないという方向けの記事はコチラです。
ショッピングキャンペーン
ショッピングキャンペーンは、主に在庫販売をしている小売業者に最適なキャンペーンで、検索結果とGoogleショッピングタブに広告を表示します。
以下が主なメリットです。
・小売商品を視覚的にリスティングして宣伝できる
・オンラインショップでの購入/登録を促進できる
・近隣のユーザーに対して実店舗で販売している商品の宣伝や来店の促進も可能
アプリキャンペーン
アプリキャンペーンでは、アプリのインストール増加やアプリ内での売上向上を目的とします。
配信先はGoogle検索、Google Play、YouTube、Discoverの他、Google広告の提携するサイトなど、かなり広い配信面を持っています。
主なメリットは以下の3点です。
・モバイルデバイス上で効率的にコンバージョンを促進できる
・一つのキャンペーンで検索、GDN(Googleディスプレイネットワーク)、Google Play、YouTubeといった幅広い配信面に広告を配信できる
・ターゲティング、入札、広告作成が自動化されるため、設定や管理が簡単
アプリキャンペーンでは目的に合わせて以下のサブタイプが選択できます。
アプリインストール | アプリのダウンロードを促進 |
アプリエンゲージメント | アプリ内での行動を促進 |
ローカルキャンペーン
ローカルキャンペーンは、実店舗への来店/イベント会場への訪問を促進することを目的にしたキャンペーンです。
ショッピングキャンペーンでは主にオンラインでの情報を宣伝できますが、こちらはオフラインで店舗/イベント会場を宣伝可能です。
・アプリキャンペーンと同様、一つのキャンペーンで幅広い配信面に広告を配信可能
・実店舗での在庫商品を宣伝し、ユーザーを実店舗へと誘導可能
・店舗の住所や営業時間など、ビジネス情報を掲載可能
スマートアシストキャンペーン
スマートアシストキャンペーンとは、ビジネス情報やサンプルとなる広告を入力することで、Google側でターゲティングを最適化し、広告を掲載するキャンペーンです。
・最低限の設定で自動的な広告掲載が開始できる
・広告配信・ターゲティングがGoogleによって高度に最適化される
手間が省けるという点で非常に省エネなキャンペーンではありますが、こだわった広告配信ができないというデメリットと表裏一体であることは忘れないようにしましょう。
まとめ
Google広告に限った話ではありませんが、広告配信では目標と配信方法を適切に設定する必要があります。
今回紹介した7つのキャンペーンタイプと、それに付随するサブタイプのメリットを把握し、効率的な広告配信をしていただければと思います。
途中で紹介した記事も参照しつつ、理解を深めていただければ幸いです。
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