Facebook Messengerをみなさんは使っていますか?
業種によっては基本的に仕事のやり取りはMessengerをメインに利用している人も多いですよね。
また、海外の知人と連絡を取る手段としても、多く利用されています。
メッセージの送受信や音声通話を行うことができるMessengerは月間利用者数は世界で約13億人を突破しており、チャットツールの中で利用者数1位のWhatsAppに継ぎ、2位をキープしている人気のツールです。
そんなMessengerで利用できる広告の1つ「Messenger広告」をご存知でしょうか。
画像やメッセージを使用してユーザーとコミュニケーションを取ることが可能な広告になります。
今回は、Messenger誘導広告について解説していきたいと思います。
また、Facebook広告に関してさらに知見を深めたい!という方は、以下の記事に総括的にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。
Facebook Messenger広告とは
まずMessengerとは、Facebookが運営しているメッセージアプリです。
Facebookを使っている人はもちろん、使っていない人でもMessengerアプリを使うことができます。
Messenger誘導広告では、複数の広告形式を提供されており、ぞれぞれ配信先が異なります。
詳しく解説していくます。
Messengerで配信できる広告
Messenger受信箱
Messenger受信箱に広告を下記の画像のように配信することができます。
世界中で利用されているMessengerに広告を掲載すれば、全世界へリーチできます。
Messengerストーリーズ
Messengerストーリーズ広告は、魅力的で手軽に視聴できるフルスクリーンのモバイル広告です。
Messenger誘導広告
Messenger誘導広告は、Facebook、Instagram、Messengerに表示され、ビジネスとのMessengerスレッドに利用者を誘導します。
画像引用:Messenger広告を使い、リーチを拡大して顧客を開拓しましょう。-Facebook for business
Messenger誘導広告とは
Messenger誘導広告は、広告をクリックした利用者をMessengerでのビジネスとのスレッドに直接誘導します。これにより、スレッドが始まる可能性が最も高いアプリで利用者にリーチできます。
Facebook Messengerは全世界で毎月13億人が使用し、200億件のメッセージをやりとりしている、巨大なメッセージプラットフォームです。コミュニケーションの場に直接広告を出せるMessenger誘導広告は、広告をクリックしたユーザーをMessengerに誘導してから、コミュニケーションを促す機能を備えています。
Messenger誘導広告の活用する代表的なケース
Messenger誘導広告をどう利用できるか、いくつかでご説明していきます。
FBページへの問い合わせ
FBページへの問い合わせを設定します。具体的な商材についての問い合わせなどの窓口として見込み客を獲得することができます。
ニュース配信(フィード登録)
メッセンジャーのスレッドにアクセスしたユーザーに対して、メールマガジンやLINE@ のように定期的に情報を配信できます。
資料請求
メッセージ上で名前やメールアドレス、住所のデータを取得できます。
商品紹介/購入
商品説明や商品購入ページを案内することで商品について訴求することができます。
その他、一般的なランディングページの目的にそって様々な設計が可能です。
Messenger誘導広告のメリット
誘導広告の利点として、メッセンジャー上で掲載されている広告をクリックしたユーザーとコミュニケーションをとることができます。
加えて、ユーザーの知りたい事がサイトにアクセスする前に知らせることが可能ですので、自然にサイトの離脱率が下がります。
ユーザーの離脱を防げる
Messenger広告を利用する上で最大のメリットは、ユーザーの離脱を防ぎやすいという点です。離脱率を下げることにより、コンテンツを見てくれる時間が自然に伸び、コンバージョンに繋がりやすくもなります。通常の広告では商品や・サービスを販売するLPに遷移させる為、どうしても離脱が起きやすくなってしまいます。
その点Messenger広告はユーザーと直接やりとりでき、ユーザー自らの関わりを促すことで離脱を防ぐ効果があります。
メッセージを通じてユーザーとの接触頻度を上げ、購入確度を上げることができる
LP内を隅々まで熟読するユーザーは限られますが、Messenger広告なら、やり取りを通してユーザーが求める内容を複数のメッセージに分けて、自然な形・タイミングで伝えることが可能です。ランディングページを一方的な作業である「読む」から双方向に「コミュニケーションをとる」に変更できることで、結果的にCVRの向上が期待できるのです。
チャットボットと組み合わせると24時間365日対応可能
Messenger広告をチャットボットと組み合わせるのも効果的です。
Messenger上で複数人とやり取りする為には、誰がどう担当するのかという人員的な問題が発生します。
しかしチャットボットを使用することで、いつでも問いかけに反応出来るようになります。
さらに、チャットボットが自動的にCVまで誘導してくれるので、Messenger(メッセンジャー)広告単体で利用するよりも効果が倍増します。
Messenger誘導広告のコツ
キャンペーン目的を理解して設定する
目的を「メッセージ」を選択すると、Messengerでビジネスに返信する可能性の高い人に広告が表示されるよう最適化できます。これは以下に役立ちます。
-
リードの獲得
-
購入の増加
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利用者にリーチしてつながる
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問い合わせへの回答
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サポートの提供
広告でスレッドが開くという期待を抱かせる
テキスト、画像、CTAを追加して、ビジネスとのスレッドに期待を持たせることができます。
魅力的な挨拶文を設定する
ユーザーが広告をクリックした時に送信されるウェルカムメッセージを設定します。ウェルカムメッセージは魅力的な挨拶文を設定してください。顧客にビジネスとのスレッドの開始を促します。プライバシー設定があるため、やり取りを開始するには顧客からの返信が必要です。
広告をテストし最適化する
Messenger誘導広告のパフォーマンスは、広告マネージャで確認できます。列のリストから[Messengerエンゲージメント]を選択すると、広告に関するメッセージ指標が表示されます。Messenger誘導広告キャンペーンから生じたアプリイベント、ウェブサイトコンバージョン、オフラインコンバージョンが有効になっていれば、それらも広告マネージャに表示されます。
Messenger誘導広告のキャンペーン目的
Messenger誘導広告を利用するのには下記のキャンペーン目的を選択してください。
- メッセージ
- トラフィック
- コンバージョン
それぞれ詳しく解説します。
メッセージ
メッセージの目的を選択すると、Messengerでビジネスに返信する可能性の高い利用者に向けて広告を配信できます。メッセージの目的を選択ビジネスとのスレッドを促進できます。
トラフィック
トラフィックの目的は、利用者をMessengerスレッドに誘導する仕組みになっています。
コンバージョン
Facebookピクセルを使ってイベントをトラッキングしている場合は、コンバージョンの目的を選択します。
Messenger誘導広告の設定手順
基本的な広告の設定方法は他の出稿プロダクトと変わりありませんが、広告の作成段階で、広告と、利用者が広告をクリックした後に表示されるメッセージの両方を作成する点に注意してください。
1. 目的の選択
新規キャンペーンを作成する際に目的を設します。、Messenger誘導広告の場合「メッセージ」を選択することが推奨されています。
今回はキャンペーン目的を「メッセージ」として手順をご説明します。
広告はMessengerのスレッドを開く可能性が高い人に配信されます。
2. 広告セットの設定
広告セットで「メッセージの送信手段」を「Messenge誘導広告」に設定します。
また「最適化と配信」をそれぞれ選択します。
その他にも、地域・年齢・性別といったターゲティングも可能ですので、Messenger誘導広告を配信したいユーザーに届くよう設定をします。
3. 広告の設定
広告設定でMessenger上での質問項目などを設定します。
「メッセージテンプレート」で「スレッドを開始」を選択し、編集ボタンをクリックします。
4. 質問の設定
「メッセージテンプレート」で「スレッドを開始」を選択し、編集ボタンをクリックしたら下記の画面が表示されます。
「カスタマーアクション」でよくある質問を選択すると、あらかじめ用意された質問が表示されます。内容は変更可能で、質問は5つまで設定できます。
また、質問をタップした際に表示される自動返信の内容もこちらで設定できます。
他にも、ユーザーが選んだ内容に合わせて任意の外部ページへ遷移させることもできます。
Messenger誘導広告の成功事例
LEGOの成功事例をご紹介します。
画像引用元:今後のMessenger誘導広告キャンペーン-Facebook for Business
LEGOはFacebookクリエイティブショップおよびエデルマンと連携してRalphと名付けたギフトボットを作成し、利用者に個別の商品をすすめて、Messengerのウェブビューでシームレスな取引を行えるようにしました。
このMessenger誘導広告の配信により、LEGO社内の報告によると、LEGOのコンバージョン単価は他のコンバージョンベースの広告と比較して31%低下しました。
Messenger誘導広告のまとめ
Messenger誘導広告を利用することでユーザーが気軽に質問や不安を解消させることが可能になり、LPに遷移する広告ではできない訴求もできる出稿プロダクトです。ユーザーとインタラクティブなコミュニケーションを取ったり、工夫次第では効果が見込める業種も多くあるかと思いますので、ぜひこの機会にご利用の検討をしてみてはいかがでしょうか。
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