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広告出稿サービスを利用する中で、クリック数やコンバージョン数といった直接的な成果の測定は不可欠です。しかし、多額の予算を投じて自社のサービスや商品を大々的にアピールした結果、ターゲット層における製品やサービスの認知、あるいはブランドイメージが実際にどれほど向上したのか、その効果を正確に可視化できず、広告活動の全体的な評価に課題を感じているご担当者様も多いのではないでしょうか。広告の最終的な成果であるコンバージョンに至るまでには、ユーザーの態度変容という重要なプロセスが存在します。この中間指標を無視して獲得数のみを追い求めることは、長期的な広告効果の最大化という観点からは得策とは言えません。

このような、直接的なコンバージョン数には現れない広告効果、すなわち「ブランドに対するユーザーの意識変容」を科学的に測定する手法が「ブランドリフト」であり、Meta社(旧Facebook社)が提供する広告プラットフォームでは、このブランドリフトを測定するための強力なツール「ブランドリフト調査」を利用することができます。特に、その中核をなす「ブランドアンケートテスト」を実施することで、自社の広告に接触したユーザーが、広告に接触しなかったユーザーと比較して、ブランドや商品に対してどのような意識の変化を示したのかを、統計的に信頼性の高いデータとして把握することが可能となります。これは、感覚や推測に頼りがちだった広告クリエイティブやターゲティングの評価を、客観的なデータに基づいて行うための重要なステップです。

今回は、Meta広告におけるこのブランドアンケートテストについて、その根本的な仕組みから具体的な設定方法、得られた結果の正しい分析手法、さらには次の広告施策に繋げるための改善アクションまで、広告運用に携わる全ての方が実務で活用できるよう、網羅的かつ詳細にご紹介していきます。

 

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Facebookのブランドアンケートテストとは?

まず初めに、Facebook(Meta)のブランドアンケートテストが、広告運用においてどのような位置づけのツールなのかを正確に理解することが重要です。これは単なるアンケート機能ではなく、広告キャンペーン全体の効果を多角的に評価し、最適化サイクルを加速させるための科学的な測定ツールと捉えるべきです。

広告効果を測定する「ブランドリフトテスト」のひとつ

Facebookのブランドアンケートテストは、Meta広告プラットフォームで利用可能な「ブランドリフトテスト」という大きな枠組みの中に含まれる、具体的な調査手法の一つです。ブランドリフトテストの目的は、広告キャンペーンがユーザーのブランドに対する認識や態度、好意度、そして最終的な購買意向にどのような影響を与えたか(リフトさせたか)を測定することにあります。このテストを通じて、広告を見た人と見ていない人の間で、ブランドに対する意識に統計的に有意な差が生まれたかどうかを明らかにします。ブランドアンケートテストは、その名の通り、アンケート形式でユーザーに直接質問を投げかけることで、この意識の変化を定量的に捉えるための最も代表的な手法です。言い換えれば、クリックやコンバージョンといった「行動」のデータだけでは見えてこない、ユーザーの「頭の中」で起きた変化を数値化するための、非常に効果的な調査と言えるでしょう。これにより、広告クリエイティブが本当にユーザーの心に響いたのか、あるいはターゲット設定が適切だったのかを、客観的なデータに基づいて判断することが可能になります。

Meta社への特別な依頼は不要!管理画面から自主的に実施可能

かつて、このような大規模なブランド効果測定調査は、調査会社やプラットフォームの担当者に特別な依頼を行い、高額な費用をかけて実施するのが一般的でした。そのため、一部の大企業や大型キャンペーンでしか利用できないというイメージをお持ちの方もいるかもしれません。しかし、Meta社のブランドリフトテストは、その多くがセルフサービス化されており、広告運用者が広告マネージャから直接、自主的に設定・実施することが可能です。これは、通常の広告キャンペーンを作成するのと同様の操作感で、高度な効果測定テストをセットアップできることを意味します。もちろん、テストを実施するためには一定の条件(最低予算や期間など)を満たす必要はありますが、そのハードルは年々下がっており、より多くの広告主がこの強力なツールを活用できる環境が整っています。これにより、PDCAサイクルの中で迅速に広告効果を測定し、リアルタイムに近い形でクリエイティブや戦略の修正を行っていく、データドリブンな広告運用が実現可能となるのです。

ブランドリフトテストの全体像と基本原理

ブランドアンケートテストを正しく活用するためには、その上位概念である「ブランドリフトテスト」が、どのような考え方に基づいて設計されているのかを理解しておくことが不可欠です。ここでは、その必要性と調査の仕組みについて深掘りします。

なぜブランドリフトテストが必要なのか?

獲得型の広告キャンペーンにおいて、最も重要な指標がCPA(顧客獲得単価)やROAS(広告費用対効果)であることは論を俟ちません。しかし、これらの最終成果指標だけを追い求めていると、時として重要な視点を見失うことがあります。例えば、二つの異なる広告クリエイティブAとBがあり、どちらも同程度のCPAを達成していたとします。この結果だけを見れば、二つのクリエイティブは同等の価値であると判断されるかもしれません。しかし、ブランドリフトテストを実施した結果、クリエイティブAに接触したユーザー群は、Bに接触したユーザー群に比べて、ブランド好意度や購買意向が大幅に向上していたとしたらどうでしょうか。この場合、クリエイティブAは直接的なコンバージョンだけでなく、将来的な優良顧客を育てる上でも大きな貢献をしていた可能性が示唆されます。このように、ブランドリフトテストは、CPAやクリック数といった直接的な指標では測定できない、広告の「質」や「貢献度」を可視化するために必要不可欠なのです。広告費用対効果を多角的に評価し、どのクリエイティブ、どのオーディエンス、どの配信戦略が本当にビジネスの成長に繋がっているのかを見極めることで、予算配分の最適化や、より効果的な広告戦略の立案が可能になります。これは、短期的な獲得競争から一歩抜け出し、持続的な成長基盤を築くための戦略的な投資判断と言えるでしょう。

【図解】ブランドリフトテストの科学的な仕組み

ブランドリフト調査の信頼性は、その科学的な実験計画に基づいています。この仕組みを正確に理解することで、得られるデータの価値を最大限に引き出すことができます。

ステップ1:実験グループと対照グループのランダムな作成

調査の第一歩は、キャンペーンのターゲットオーディエンスの中から、ユーザーをランダムに2つのグループに分割することから始まります。このプロセスは「ランダマイゼーション」と呼ばれ、調査の公平性を担保するための最も重要なステップです。
・広告接触群(テストグループまたは実験グループ): このグループに属するユーザーには、キャンペーン期間中に広告が配信されます。
・非接触群(コントロールグループまたは対照グループ): このグループに属するユーザーには、意図的に広告が配信されません。
重要なのは、年齢、性別、地域、興味関心といったユーザー属性が、両グループ間で統計的に均一になるようにランダムに割り振られる点です。これにより、2つのグループの唯一の違いが「広告に接触したか否か」という点だけになり、広告以外の要因(元々のブランドへの関心度や季節性など)が結果に与える影響を限りなく排除することができます。

ステップ2:広告の配信

次に、設定されたキャンペーン期間中、広告接触群(テストグループ)にのみ広告を配信します。この期間は、ユーザーが広告を認識し、態度を変化させるのに十分な長さである必要があります。Meta社の推奨では、最低でも14日間、理想的には4週間以上の期間が設けられることが多くなっています。

ステップ3:両グループへのアンケート配信

広告配信期間中、または配信終了直後(通常は広告接触から6時間~2日以内)に、広告接触群と非接触群の両方のグループに対して、全く同じ内容のアンケートを配信します。アンケートはFacebookやInstagramのフィード上に表示され、ユーザーに数問の簡単な質問に回答してもらいます。この際、ユーザー自身は自分がどちらのグループに属しているのか、あるいはブランドリフト調査の対象となっていること自体を意識することはありません。これにより、回答のバイアスを防ぎます。

ステップ4:リフト値の算出と効果分析

最後に、両グループから回収されたアンケート結果を集計し、比較分析します。例えば、「このブランドを友人に勧めたいですか?」という質問に対して、「はい」と回答した人の割合が、広告接触群で30%、非接触群で20%だったとします。この差分である「10ポイント(30% - 20%)」が、広告接触によって生まれた純粋な効果、すなわち「ブランドリフト値」となります。このリフト値が統計的に有意である(偶然の結果ではない)かどうかを確率(信頼水準)と共に示すことで、広告キャンペーンがブランド指標に与えた影響を客観的に評価します。この分析結果を通じて、広告がユーザーの認知や印象、購買意欲をどれだけ「リフト」させたのかを具体的に知ることができるのです。

Facebookのブランドアンケートテストで測定・分析できること

ブランドアンケートテストを実施することで、具体的にどのような指標を確認し、何を分析できるのでしょうか。ここでは、広告マネージャのレポート画面で確認できる主要な測定項目について、その意味と活用方法を詳しく解説します。

ブランドや商品の認知度の測定

これは、広告キャンペーンが、そもそもブランドや商品の存在をどれだけ広めることができたかを測定する最も基本的な項目です。「(ブランド名)を知っていますか?」といった直接的な質問を通じて、広告接触群と非接触群の認知率の差を測定します。例えば、非接触群の認知率が40%であったのに対し、広告接触群の認知率が50%だった場合、広告によって新たに10%のユーザーにブランドを届けることができたと解釈できます。この指標は、特に新商品ローンチ時や、新たなターゲット市場へ参入する際のキャンペーンにおいて重要となります。リフト値が低い場合は、広告のリーチやフリークエンシーが不足している、あるいはクリエイティブがターゲットの注意を引けていない可能性などが考えられ、配信戦略の見直しに繋げることができます。

推定広告想起リフト単価(Cost per Incremental Ad Recall)の確認

この指標は、広告を見たことを覚えているユーザーを一人増やすために、どれだけの広告費用がかかったかを示します。具体的には、「過去2日間に(ブランド名)の広告を見た記憶はありますか?」という質問(広告想起)に対して、広告接触群でポジティブな回答をした人の純増数を算出し、その数で総広告費用を割ることで計算されます。例えば、100万円の広告費で、広告を覚えている人が1万人純増した場合、推定広告想起リフト単価は100円となります。この指標は、クリエイティブの「記憶への残りやすさ」をコスト効率で評価するものです。異なるクリエイティブやターゲティングでこの単価を比較することで、より効率的にユーザーの記憶に残る広告はどれかを特定できます。CPAと同様に、この単価をKPIとして設定し、継続的に改善を図っていくことが重要です。

ブランドリフト(推定増加リフト数)の確認

これは、広告キャンペーンの結果、特定のブランド指標(例:好意度、購買意向など)に対して好意的な反応を示したユーザーが、絶対数として何人増えたかを示す推定値です。前述の例で言えば、広告接触群と非接触群の好意度の差が10ポイントで、広告接触群のリーチが100万人だった場合、単純計算で10万人のユーザー(100万人 × 10%)の好意度を向上させたと推定できます。この絶対数は、キャンペーンのインパクトの大きさを把握する上で役立ちます。経営層や他部署へ広告活動の成果を報告する際に、「広告によって、これだけの数の人々のブランドに対する考え方をポジティブに変えることができました」と具体的な数値で示すことで、広告の価値をより説得力を持って伝えることができます。

ブランドリフト率(%)の確認

これは、広告接触群と非接触群の間で見られた、好意的な回答の割合の差分(ポイント差)そのものです。例えば、広告接触群のブランド好意度が30%、非接触群が20%だった場合、ブランドリフト率は+10%(ポイント)となります。このパーセンテージは、広告の「影響力の強さ」を示す指標です。異なるキャンペーンやクリエイティブを比較する際に、どちらがより強くユーザーの態度変容を促したかを客観的に評価することができます。特に、ABテスト形式でクリエイティブを比較した場合、このリフト率が最も高かったクリエイティブが、最も効果的な訴求であったと判断する有力な根拠となります。この指標を継続的にモニタリングし、高いリフト率を生み出すクリエイティブの共通要素(色使い、メッセージ、冒頭の掴みなど)を分析することが、広告制作の精度を高める鍵となります。

Facebookのブランドアンケートテストで利用できる質問の種類について

ブランドアンケートテストの成果は、どのような質問を設定するかによって大きく左右されます。ここでは、Meta広告で利用可能な標準的な質問の種類と、それぞれがどのような広告課題の測定に適しているのかを詳しくご紹介します。これらの質問項目の中から、キャンペーンの目的に合わせて最大3問(必須の「標準広告想起」を含む)まで設定することが可能です。

標準広告想起 (Ad Recall)

これは、どのブランドリフトテストにおいても設定が必須となる基本の質問です。「過去2日間で、〇〇(ブランド名)の広告を見た記憶はありますか?」という形式で質問され、ユーザーが広告を「見た」と認識しているかどうかを直接的に測定します。この指標は、広告クリエイティブがユーザーの注意を引き、記憶に残るだけのインパクトを持っていたかのバロメーターとなります。広告想起のリフト値が低い場合、たとえ広告が表示されていたとしても、ユーザーはそれをスクロールの合間に見過ごしてしまっている可能性が高いことを示唆します。その場合、動画広告の冒頭3秒での掴みを強化する、静止画広告のキービジュアルをより印象的なものに変更する、といったクリエイティブの根本的な見直しが必要となります。逆に、広告想起が高いにも関わらず他の指標(好意度や購買意向)が伸び悩んでいる場合は、広告は記憶に残ったものの、その内容がブランドへのポジティブな感情に結びついていない、という別の課題が浮き彫りになります。

標準ブランド認知度 (Brand Awareness)

この質問は、広告がブランドや商品の存在そのものをどれだけ広められたかを測定します。一般的には「次のうち、知っているブランドをすべて選択してください」といったリスト形式や、「〇〇(ブランド名)を知っていますか?」という直接的な形式で質問されます。ブランド認知度は、マーケティングファネルの最上層に位置する重要な指標です。特に、新商品の発売、スタートアップ企業の市場参入、あるいは既存ブランドが新たな顧客層へアプローチする際には、この指標の向上がキャンペーンの最優先目標となることが多いでしょう。この質問を通じて得られるリフト値は、広告のリーチ戦略が効果的であったかを評価する上で役立ちます。リフト値が目標に届かない場合は、ターゲットオーディエンスの定義が狭すぎる、あるいは広告の配信ボリューム自体が不足しているといった可能性を検討する必要があります。

抽出的好感度 (Favorability)

好感度は、ユーザーがそのブランドに対して抱いている全体的な印象を測定するための質問です。「〇〇(ブランド名)について、総合的にどのように思いますか?」といった質問に対し、「非常に好き」「好き」「どちらでもない」「嫌い」「非常に嫌い」のような段階的な選択肢で回答を求めます。この指標は、広告が単に認知されるだけでなく、ポジティブな感情を醸成できたかどうかを評価するものです。広告クリエイティブのメッセージやトーン&マナーが、ターゲット層の価値観と合致しているか、ブランドイメージを向上させる内容であったかを判断する上で極めて重要です。好感度のリフト値が低い、あるいはマイナスになった場合は、広告表現がターゲットに響いていない、もしくは不快感を与えてしまった可能性も考えられ、クリエイティブのコンセプトから見直す必要があるかもしれません。

熟知度 (Familiarity)

熟知度は、ブランド認知度からさらに一歩踏み込み、ユーザーがブランドや商品についてどれだけ深く理解しているかを測定します。「〇〇(ブランド名)のことを、どの程度よく知っていますか?」という質問に対し、「全く知らない」から「非常に詳しい」までのスケールで回答を求めます。この指標は、商品の機能や特徴、ブランドの背景にあるストーリーなどを伝えることを目的とした広告キャンペーンの効果測定に適しています。例えば、商品の使い方を解説する動画広告や、ブランドのこだわりを伝える記事広告などを配信した場合、この熟知度が向上しているかどうかで、メッセージの伝達度を評価できます。熟知度が向上しない場合、広告の情報量が多すぎる、あるいは専門的すぎて理解しにくいといった課題が考えられます。

おすすめ (Recommendation)

「おすすめ」の意向は、ユーザーがそのブランドや商品を他者に推奨したいと思うかどうかを測定します。これは、顧客満足度調査で用いられるNPS(ネット・プロモーター・スコア)と考え方が似ており、「〇〇(ブランド名)を、友人や家族にすすめる可能性はどのくらいありますか?」といった質問で測定されます。他者への推奨意向は、ブランドに対する非常に強い信頼と満足感の表れです。この指標がリフトするということは、広告がユーザーを単なる消費者から、ブランドを支持し広めてくれる「ファン」や「推奨者」へと変える力を持っていたことを示します。特にコミュニティ形成や口コミを重視するブランド戦略において、この指標は重要なKPIとなります。

アクションの意向 (Action Intent)

これは、マーケティングファネルの最も下層に位置する指標であり、ユーザーが近い将来、具体的な行動(購入、問い合わせ、店舗訪問など)を起こす可能性がどれだけあるかを測定します。「次に(商品カテゴリ)を購入する際、〇〇(ブランド名)を検討する可能性はどのくらいありますか?」や、「〇〇(商品名)を購入する可能性はどのくらいありますか?」といった質問が用いられます。この指標は、広告が直接的なコンバージョンにどれだけ近づいたかを測る上で非常に重要です。たとえ広告から直接のクリックや購入に繋がらなかったとしても、このアクションの意向が大幅にリフトしていれば、広告は将来の売上に確実に貢献していると評価できます。セールやプロモーションを告知するキャンペーンの効果測定において、特に注目すべき指標と言えるでしょう。

Facebookのブランドアンケートテストの設定方法【完全マニュアル】

ここでは、実際に広告マネージャの画面を操作して、ブランドアンケートテストを設定する手順を、各項目の意味や注意点を交えながら詳しく解説します。初めて設定する方でも、この手順に沿って進めることで、間違いなくテストをセットアップすることが可能です。

ステップ1:テストの作成を開始する

広告マネージャのテスト作成画面のスクリーンショット

まず、Meta広告マネージャのメインメニュー(左側のハンバーガーメニュー)から「テスト」を選択します。テストの管理画面が表示されたら、画面中央または右上の「テストを作成」ボタンをクリックします。次に、どのようなテストを行うかを選択する画面が表示されますので、ここで「ブランドリフト」を選択し、「開始する」ボタンをクリックして次のステップに進みます。

ステップ2:テストの基本設計と詳細を設定する

ここからがテスト設計の核心部分です。表示される画面の指示に従い、テストの詳細を一つずつ設定していきます。

学習の目的を選択する

テストと学習の目的設定画面のスクリーンショット

この画面では、テストを通じて何を学びたいのか、その目的を明確にします。例えば、異なるオーディエンス設定の効果を比較したいのか、クリエイティブの違いを検証したいのか、あるいは予算配分の最適化を図りたいのか、といった目的を選択します。選択できる項目は多岐にわたりますが、ブランドアンケートテストで最も一般的に使用されるのは「キャンペーン」や「広告セット」を比較するテストです。例えば、動画クリエイティブと静止画クリエイティブの効果を比較したい場合は、「テストしたいものは何ですか?」の項目で「クリエイティブ」を選択し、比較対象となるキャンペーンや広告セットを指定します。

テスト詳細を入力する

テスト詳細設定画面のスクリーンショット

次に、テストの具体的な内容を定義します。
・テスト名: 後から見返したときに内容がすぐわかるような、具体的な名前を付けましょう。(例:「2025年夏 新商品A 広告想起テスト」)
・地域: アンケートを配信する国や地域を選択します。ここで選択した地域は、後述するアンケートの言語設定と密接に関わります。日本国内向けのキャンペーンであれば「日本」を選択します。
・バーティカル: 自社のビジネスが属する業界カテゴリを選択します。例えば、化粧品であれば「美容」、食品であれば「食品・飲料」などを選択します。この情報は、Meta社が業界全体のベンチマークデータと比較する際に利用されるため、可能な限り正確なものを選択することが推奨されます。

テスト対象の広告ソースを選択する

広告ソース選択画面のスクリーンショット

ここでは、ブランドリフトテストの対象となる具体的な広告キャンペーンや広告セットを選択します。注意点として、テスト対象にできるのは、まだ配信が開始されていない「アクティブ」な状態のキャンペーンのみです。既に終了したキャンペーンに対して後からテストを実施することはできません。テストを実施したいキャンペーンを事前に作成しておく必要があります。
・キャンペーン/広告セットの選択: プルダウンメニューから、テスト対象としたいキャンペーンを選択します。
・ページ: キャンペーンを選択すると、そのキャンペーンで使用されているFacebookページが自動的に選択されます。通常は変更の必要はありません。
・スケジュール: テストを実施する期間(開始日時と終了日時)を設定します。前述の通り、正確なデータを取得するためには最低でも14日間以上の期間が必要です。Meta社は4週間(28日間)以上を推奨しており、十分なサンプル数を確保するためにも、可能な限り長い期間を設定することが望ましいです。短すぎる期間では、統計的に有意な結果が得られない可能性が高まります。

アンケートの質問を設計する

アンケート質問設定画面のスクリーンショット

最後に、ユーザーに提示するアンケートの内容を設計します。これがブランドアンケートテストの心臓部です。
・アンケートの言語: アンケートを表示する言語を選択します。これは非常に重要な設定です。例えば、配信地域を「日本」に設定した場合、言語も必ず「日本語」を選択してください。管理画面が日本語だからといってこの設定を怠り、デフォルトの「英語」のまま配信してしまうと、日本のユーザーに英語のアンケートが表示され、全く回答してもらえないか、意味を理解されずに回答されるため、テスト自体が無意味になってしまいます。
・アンケートの質問: ここで、キャンペーンの目的に合わせて測定したい質問項目を選択します。まず、必須項目である「標準広告想起」の質問がデフォルトで設定されています。これに加えて、キャンペーンの目的に応じて「標準ブランド認知度」「抽出的好感度」「アクションの意向」などを追加します。「質問を追加(任意)」ボタンをクリックすることで、最大2つまで質問を追加できます(合計3問)。質問を多くしすぎるとユーザーの回答率が下がる可能性があるため、本当に測定したい指標に絞って選択することが成功の鍵です。

すべての設定が完了したら、右下の「テストを作成」ボタンをクリックして、設定は完了です。設定した開始日時になると、自動的にテストが開始されます。

まとめ

ブランドアンケートテストを含むブランドリフト調査は、クリック数やコンバージョン数といった目に見える指標だけでは捉えきれない、広告の真の効果を測定するために必要不可欠なツールです。広告がユーザーの心にどのような影響を与え、ブランドに対する認識や態度をいかにしてポジティブな方向へ動かしたのか。そのプロセスを客観的なデータで明らかにすることで、私たちの広告運用はより戦略的で、精度の高いものへと進化します。

特に、Facebook(Meta)のプラットフォームは、登録されているユーザーの年齢、性別、興味関心といったデモグラフィック情報が非常に正確であるため、他の調査手法と比較しても、極めて信頼性の高い測定結果を得られる可能性が高いという大きな利点があります。これにより、どのような層に、どのようなクリエイティブが響いたのかを詳細に分析することが可能です。

確かに、ブランドアンケートテストは、ボタン一つで誰でも簡単に利用できる、という性質のものではありません。テストの設計から結果の分析、そして次のアクションへの落とし込みまで、一連のプロセスには一定の知識と考察が求められます。しかし、広告の費用対効果を最大化し、持続的なビジネス成長を実現するためには、避けては通れない道です。本記事でご紹介した内容を参考に、ぜひ次のキャンペーンから、この強力なツールの導入に取り組んでみることを強くおすすめします。データに基づいたインサイトは、貴社の広告活動を新たなステージへと導く、確かな羅針盤となるはずです。



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