宣伝失礼しました。本編に移ります。
ユーザーの検索行動は、年々、そして日々、複雑さと多様性を増しています。かつてのように、広告運用者が想定したキーワードだけで、コンバージョンに至る可能性のある全てのユーザーにアプローチすることは、極めて困難な時代となりました。現代の検索市場の実態を、いくつかの客観的なデータで見てみましょう。
- 検索クエリ全体の実に54%が、3語以上の複数の単語を組み合わせた、いわゆる「ロングテールキーワード」で構成されています。
- 広告アカウントで設定したキーワードと、ユーザーが実際に検索する語句(検索クエリ)が完全に一致しないケースは、全体の70%にも上ります。
- さらに驚くべきことに、Googleで検索される全クエリのうち、実に20%は過去6ヶ月間に一度も検索されたことのない、全く新しい語句なのです。
これらの事実は、私たち広告運用者に一つの厳しい現実を突きつけます。それは、人力によるキーワード選定と管理だけで、獲得機会を最大化することはもはや不可能である、ということです。特に、取り扱い商材の数が膨大になるビジネスでは、この課題はより深刻になります。
- 大規模な商品ラインナップを持つ小売業(ECサイト)
- 多種多様なプランや目的地を扱う旅行代理店
- 膨大な数のフライト情報を抱える航空会社
- 地域や条件が多岐にわたるホテル・宿泊施設
- 無数の物件情報を掲載する賃貸・不動産ポータルサイト
- 日々更新される多数の職種を扱う求人サイト
これらの業種において、一つ一つの商品やカテゴリ、物件に対して、最適なキーワードと広告文、そしてランディングページを手作業で設定し続けることは、現実的ではありません。もし、ウェブサイトの豊富な情報資産を最大限に活用し、ユーザーの多様な検索クエリに対して、最適な広告を「自動的」に生成・配信してくれる仕組みがあるとしたら、それはまさに強力な武器となるでしょう。
本記事で解説するGoogle 動的検索広告(Dynamic Search Ads、以下DSA)は、その強力な武器そのものです。DSAは、キーワードの選定と広告見出しの作成という、これまで運用者の多大な工数を要した作業を自動化し、人の手ではカバーしきれなかった広大な検索領域へのアプローチを可能にします。
この記事では、DSAの基本的な仕組みから、具体的な設定手順、パフォーマンスを最大化するための最適化テクニック、そしてより高度な活用方法に至るまで、DSAを使いこなし、事業成果を最大化するために必要な知識を網羅的に解説していきます。
また、Google広告全体の戦略や知識をさらに深めたい方は、以下の記事に Google 広告の運用でCVRを上げる方法を網羅的にまとめておりますので、ぜひご一読ください。

検索連動型広告の基本原則や他の手法について理解を深めたい方は、以下の記事が参考になります。
https://digima-labo.com/10743/
リスティング広告全般の知識を体系的に学びたい方は、こちらの総括記事をご覧ください。

そもそも、動的検索広告(DSA)とは何か
動的検索広告(DSA)は、Google検索連動型広告の一つの強力な広告フォーマットです。その最大の特徴は、広告運用における「自動化」にあります。
具体的には、あらかじめ広告主が指定したウェブサイト(またはその一部)のコンテンツを、Googleのクローラー(情報収集ロボット)が自動的に読み込み、その内容と関連性の高い検索クエリに対して、最適な「広告見出し(タイトル)」と「ランディングページ」を自動で生成・配信してくれる仕組みです。
従来の検索連動型広告では、運用者が「キーワード」「広告見出し」「最終ページURL」の3点セットを、手動で一つ一つ設定する必要がありました。しかしDSAでは、このうち「キーワード」と「広告見出し」の選定、そして「最終ページURL」の割り当てが自動化されます。運用者が設定するのは、汎用的な「説明文」のみです。この仕組みにより、特に商品点数が膨大で、すべてのキーワードとランディングページの組み合わせを人力で網羅することが物理的に不可能な大規模サイト(例えば、不動産や人材のポータルサイト、数万点の商品を扱うECサイトなど)において、絶大な効果を発揮します。
また、この仕組みは、Googleの検索エンジン技術の進化とも密接に関連しています。ハミングバードアップデート以降、Googleは単なるキーワードの一致だけでなく、検索クエリの背後にある「ユーザーの意図」を理解する能力を飛躍的に向上させました。DSAは、この高度な意図理解技術を広告配信に応用したものであり、日々生まれ続ける新たな検索クエリや、運用者が予測し得なかったニッチな検索クエリに対しても、ウェブサイトのコンテンツと関連付けて広告を表示させることが可能です。
引用データによれば、過去6ヶ月に検索されたことのない新規検索語句の割合は、年々増加傾向にあります。
2017年9月に調査した結果、過去6カ月に検索されたことのない新規検索語句の割合は33.1%
引用:「新しい流入」が期待できる動的検索連動型広告を設定しよう
この事実は、もはや人力でのキーワード管理には限界があることを明確に示しており、機械学習の力を借りて、広範な検索クエリを網羅的に捉えることの重要性がますます高まっていると言えるでしょう。DSAは、この現代の広告運用における課題を解決するための、非常に有効な一手なのです。
動的検索広告(DSA)の必要性:なぜ今、DSAが不可欠なのか
冒頭でも触れましたが、DSAの必要性は、現代のユーザーの検索行動の劇的な変化に起因します。なぜ今、多くのビジネスでDSAが不可欠な戦略となっているのか、その理由を3つの具体的なデータと共にさらに深く掘り下げていきましょう。
1. 検索語句の長文化・複雑化:3語以上の検索が54%を占める現実
第一に、ユーザーの検索はますます具体的かつ会話的になっています。「ノートパソコン」のような単一のキーワードではなく、「ノートパソコン 13インチ 軽量 バッテリー長持ち」といった、複数の単語を組み合わせた具体的なニーズを示す検索が主流です。データが示す通り、検索全体の54%が3語以上で構成されているという事実は、ユーザーがより明確な目的意識を持って情報を探していることの表れです。このような具体的で無数に存在するロングテールな検索クエリの一つ一つに対して、広告グループを作成し、適切な広告文とランディングページを手動で設定することは、現実的に不可能です。DSAは、ウェブサイトの各ページの内容を理解し、これらの具体的な検索クエリに対して、最も関連性の高いページ(例:「軽量な13インチノートパソコンの製品詳細ページ」)を自動的にランディングページとして設定し、広告を配信します。これにより、人力では到底追いつけないレベルでの機会創出が可能になります。
2. 新規検索語句の連続的な出現:全検索の20%が未知の言葉
第二に、検索の世界は常に動いています。新しい商品、サービス、トレンド、ニュース、流行語が日々生まれることで、それに関連する新しい検索語句もまた、絶え間なく登場します。過去6ヶ月間に一度も検索されたことのない全く新しい語句が、全検索の20%を占めるというデータは衝撃的です。これは、私たちが過去のデータに基づいてキーワードリストを作成しても、そのリストが完成した瞬間から既に時代遅れになり始めていることを意味します。これらの「未知のキーワード」による検索は、コンバージョンに繋がりやすい明確な意図を持ったユーザーからのものである可能性も高く、見逃すわけにはいきません。DSAは、キーワードリストに依存しないため、このような新しい検索語句が登場した際にも、サイトコンテンツとの関連性さえあれば即座に広告を表示できます。未来の検索需要を予測するのではなく、発生した瞬間に捉えることができるのです。
3. 意図と語句の乖離:設定キーワードと実際の検索のズレが70%
第三に、たとえ「部分一致」や「絞り込み部分一致」といったマッチタイプを駆使して、キーワードの拡張を図ったとしても、運用者の想定とユーザーの実際の検索行動には大きな乖離が存在します。入札キーワードと実際の検索語句が完全に一致しない割合が70%もあるというデータは、その証左です。ユーザーは、私たちが思いもよらない言葉遣いや文章で検索を行います。例えば、「都心でペットと暮らせる家を探したい」というユーザーは、「賃貸 東京 ペット可」と検索するかもしれませんし、「都内 2LDK 猫OK 物件」と検索するかもしれません。検索語句レポートを確認すると、常に新しい発見があるのはこのためです。DSAは、このような言葉の揺らぎや多様な表現を、サイトのコンテンツに基づいて吸収し、関連性の高い広告を配信します。これにより、キーワードの「抜け漏れ」を劇的に減らし、コンバージョン機会の損失を防ぎます。
以上の3つの理由から、現代の複雑化した検索市場において、獲得機会を最大化し、競争優位性を確立するために、DSAの活用はもはや選択肢ではなく、必須の戦略と言えるのです。
動的検索広告(DSA)のメリット:事業成長を加速させる3つの利点
DSAを導入することは、単に広告運用の手間を省くだけではありません。事業の成長に直接的に貢献する、明確かつ強力なメリットが存在します。ここでは、DSAがもたらす3つの主要な利点について、具体的なビジネスシーンを交えながら詳しく解説します。
1. 機会損失の防止:手動では不可能なキーワード領域の網羅
DSA最大のメリットは、手動でのキーワード設定では決してカバーしきれない広範な検索クエリを捕捉し、機会損失を劇的に削減できる点にあります。例えば、数千点のアパレル商品を扱うECサイトを考えてみましょう。「ワンピース」「Tシャツ」といった主要なカテゴリキーワードは手動で登録できても、「ワンピース リネン フレンチスリーブ 紺」や「Tシャツ メンズ ヘビーウェイト Vネック 白 日本製」といった、ユーザーの具体的なニーズを反映した無数のロングテールキーワードを全て登録するのは不可能です。しかし、これらの検索クエリは、購入意欲が非常に高いユーザーからのものである可能性が高いのです。DSAは、各商品ページの内容(素材、デザイン、色、生産国など)を読み取り、これらの具体的な検索クエリに対して、まさにその商品ページのURLをランディングページとした広告を自動で生成します。これにより、これまで取りこぼしていた数多くのコンバージョン機会を捉えることができるようになります。これは、広告運用者が気づかなかった新たな「売れるキーワード」の発見にも繋がり、そのキーワードを通常の検索キャンペーンにフィードバックすることで、アカウント全体のパフォーマンスをさらに向上させるという好循環も生み出します。
2. 運用工数の劇的な削減と戦略業務への集中
第二のメリットは、広告運用の工数を大幅に削減できることです。通常の検索広告では、新しい商品やサービスが追加されるたびに、キーワードの選定、広告グループの作成、広告文の作成、ランディングページの設定といった一連の作業が発生します。特に、季節ごとに入れ替わる旅行プランや、日々更新される求人情報、頻繁に物件情報が入れ替わる不動産サイトなどでは、この作業は膨大な時間と労力を要します。DSAを導入すれば、これらの作業の大部分が自動化されます。ウェブサイトに新しいページが追加され、Googleにインデックスされれば、DSAは自動的にそのページをクロールし、関連する検索クエリに対して広告配信を開始します。これにより、運用者はキーワードの追加や広告作成といった単純作業から解放され、アカウント全体の戦略立案、データ分析、コンバージョン率の改善(CRO)、ランディングページの最適化(LPO)といった、より高度で事業成果に直結する業務に集中できるようになります。これは、限られたリソースの中で成果を最大化するための、極めて賢明な投資と言えるでしょう。ただし、このメリットを最大限に享受するためには、後述するように、Googleのクローラーがサイトの内容を正しく理解できるような、整理されたサイト構造が不可欠です。
3. 広告の関連性向上によるトラフィック増とCPA改善
第三のメリットは、広告の関連性が向上し、結果としてサイトへのトラフィック増加とCPA(顧客獲得単価)の改善が期待できる点です。DSAは、ユーザーの検索クエリとウェブサイトのページコンテンツに基づいて、動的に広告見出しを生成します。例えば、ユーザーが「一眼レフカメラ 初心者 おすすめ」と検索した場合、DSAはサイト内の「初心者向け一眼レフカメラ特集」ページのタイトル(例:「初心者におすすめの一眼レフカメラ5選」)などを引用して広告見出しを生成します。これにより、ユーザーの検索意図と広告見出しが非常に近くなり、クリック率(CTR)の向上が見込めます。さらに、クリックした先のランディングページも、検索クエリに最も合致したページ(この場合は特集ページ)が自動で選択されるため、ユーザーは探している情報にすぐにたどり着くことができ、高いコンバージョン率(CVR)が期待できます。CTRとCVRが向上すれば、広告の品質スコアも高まり、結果としてクリック単価(CPC)が抑制され、CPAの改善に繋がります。このように、DSAは「適切な人に、適切なタイミングで、適切なメッセージを届ける」という広告の理想形を、自動で実現してくれる強力な仕組みなのです。
動的検索広告(DSA)のデメリット:知っておくべき3つの注意点とリスク
DSAは非常に強力なツールですが、万能の魔法ではありません。その自動化という特性ゆえに、いくつかのデメリットや注意すべきリスクも存在します。これらを事前に理解し、対策を講じることが、DSAを成功に導く鍵となります。ここでは、主要な3つのデメリットについて、具体的な対策と共に解説します。
1. 意図しない広告配信のリスク:コントロールの難しさ
最も注意すべきデメリットは、広告配信のコントロールが難しく、意図しないキーワードで、意図しないページをランディングページとした広告が配信されてしまうリスクがあることです。DSAはサイト全体をクロールして自動で判断するため、運用者の想定外の挙動を示すことがあります。例えば、以下のようなケースが考えられます。
- 関連性の低いキーワードでの表示:化粧品を販売するECサイトで、成分に関するブログ記事をクロールした結果、「アレルギー」「副作用」といった、購入意欲とはかけ離れた検索クエリで広告が表示されてしまう。
- コンバージョンに繋がらないページへの誘導:採用サイトで、「社員インタビュー」や「福利厚生」のページが、「〇〇(職種名) 応募」という検索クエリのランディングページになってしまい、直接的な応募に繋がらない。
- 不適切な見出しの生成:「よくある質問」ページのタイトルがそのまま見出しに使われ、広告文として不自然な印象を与えてしまう。
これらの意図しない配信は、無駄な広告費の発生や、ブランドイメージの毀損に繋がる恐れがあります。このリスクを軽減するためには、後述する「除外設定」が極めて重要になります。「会社概要」や「プライバシーポリシー」といったコンバージョンに無関係なページをURLで除外したり、「とは」「無料」「やり方」といった情報収集段階のキーワードを除外キーワードとして設定したりするなど、積極的なコントロールが求められます。
2. サイト構造への依存性:小規模サイトや未整備サイトでは効果を発揮しづらい
第二のデメリットは、DSAの効果がウェブサイトの質と構造に大きく依存するという点です。DSAは、Googleのクローラーがサイトの情報を読み取り、理解することではじめて機能します。そのため、以下のようなサイトでは、DSAを導入しても十分な効果を発揮できない、あるいは逆効果になる可能性があります。
- ページ数が極端に少ないサイト:そもそもクロール対象となるコンテンツが少ないため、DSAが学習・判断するためのデータが不足し、広告がほとんど表示されないことがあります。一般的に、インデックスページ数が100未満のサイトでは、DSAよりも通常の検索広告で丁寧にキーワードを設定する方が効率的な場合が多いです。
- サイト構造が整理されていないサイト:パンくずリストが整備されていなかったり、URL構造が複雑だったり、各ページのタイトルタグ(title)や見出しタグ(h1)が適切に設定されていなかったりすると、クローラーが各ページの内容を正しく理解できません。その結果、検索クエリと関連性の低いページがランディングページに選ばれたり、意味不明な広告見出しが生成されたりする原因となります。
- コンテンツの品質が低いサイト:各ページの情報が薄かったり、独自性がなかったりすると、そもそも広告を配信するに足る「関連性」をGoogleが判断できず、配信量が伸び悩むことがあります。
DSAを成功させるには、広告設定だけでなく、その土台となるウェブサイト自体の最適化(SEOの基本施策)が不可欠です。サイト構造を整理し、各ページに質の高いコンテンツを用意することが、結果的にDSAのパフォーマンスを最大化することに繋がります。
3. 詳細な入札単価調整の不可:キーワード単位でのコントロール不能
第三のデメリットは、キーワードごとに入札単価を個別に調整することができないという点です。DSAは広告グループ、または動的広告ターゲット単位での入札単価設定となり、特定の検索クエリに対して入札を強化したり、抑制したりといった細かいコントロールはできません。これにより、以下のような機会損失が発生する可能性があります。
- 高収益キーワードでの表示機会損失:例えば、「商品名A 購入」のような、非常にコンバージョン率が高く、競合性も高いキーワードがあったとします。通常の検索広告であれば、このキーワードの入札単価を個別に引き上げて、常に検索結果の上位に表示させる戦略が取れます。しかしDSAでは、このような特定のキーワードだけを狙って入札を強化することができないため、競合に負けてしまい、広告の表示機会を失う可能性があります。
このデメリットへの対策としては、DSAと通常の検索広告の効果的な併用が挙げられます。具体的には、DSAの検索語句レポートを定期的に分析し、成果の高い(コンバージョンが多く、CPAが良い)検索クエリを発見したら、そのキーワードを通常の検索広告キャンペーンに「完全一致」や「フレーズ一致」で登録し、個別に入札単価を調整します。そして、DSA側ではそのキーワードを除外設定することで、役割分担を明確にします。このように、DSAを「新たな有望キーワードの発掘ツール」として活用し、通常の検索広告を「収益性の高いキーワードで確実に刈り取るツール」として活用することで、アカウント全体でのパフォーマンスを最適化することが可能です。
動的検索広告(DSA)に向いている業種やサイト:導入で成果が出やすいケース
DSAはどんなサイトでも効果が出るわけではありません。その特性を理解し、自社のビジネスモデルやサイト構造がDSAに適しているかを見極めることが成功の第一歩です。ここでは、DSAの導入によって特に大きな成果が期待できる業種やサイトの特徴を具体的に解説します。
1. サイト構造が整理され、SEO評価が高いサイト
最も重要な適性条件は、ウェブサイトがGoogleのクローラーにとって「分かりやすい」構造になっていることです。DSAは、いわばGoogleのオーガニック検索(SEO)の仕組みを広告に応用したものです。したがって、SEOで評価されやすいサイトは、DSAでも効果を発揮しやすいと言えます。
-
適切なタイトルタグと見出しタグ:各ページの`
`タグや`
`タグが、そのページの内容を的確に表すキーワードを含んで設定されている。これが広告見出しの品質に直結します。
- 論理的なURL構造:`example.com/category/product-name` のように、URLを見るだけでページの内容が推測できる構造になっている。
- パンくずリストの実装:ユーザーとクローラーがサイト内の現在地を把握しやすくなっている。
- 質の高いコンテンツ:各ページにユーザーの検索意図を満たす、独自性のある十分な情報量が記載されている。
既に自然検索である程度のトラフィックを獲得できているサイトは、これらの条件を満たしている可能性が高く、DSAを導入した際に、クローラーがサイト情報をスムーズに読み取り、的確な広告配信を行ってくれるため、早期に成果が出やすい傾向にあります。
2. 商品・サービス点数やページ数が非常に多いサイト
DSAが開発された背景そのものとも言えるのが、人力での管理が不可能なほど大規模なサイトです。これらのサイトにとって、DSAは「あれば便利」なオプションではなく、「なくてはならない」必須の機能です。
- ECサイト:数千、数万点の商品を扱う総合ECモールや、アパレル、家電量販店など。商品ごと、カテゴリごとに手動で広告を作成するのは非現実的です。
- 不動産ポータルサイト:エリア、沿線、駅、家賃、間取りなど、無数の組み合わせで物件が掲載されており、情報の入れ替わりも激しいサイト。
- 求人情報サイト:職種、業種、勤務地、雇用形態など、多岐にわたる求人情報を日々更新しているサイト。
- 旅行予約サイト:目的地、ホテル、航空券、ツアーなど、膨大な組み合わせの商品を扱うサイト。
- メディアサイト:多数の記事コンテンツを保有しており、記事の内容に関連するキーワードで潜在顧客にアプローチしたい場合。
これらのサイトでは、DSAを活用することで、運用工数を劇的に削減しながら、人の手では拾いきれなかったニッチな検索クエリからのコンバージョンを獲得することが可能になります。商品タイプで言えば、特定の商品に特化した「単品通販型」ではなく、幅広い品揃えを誇る「総合タイプ」のビジネスモデルがDSAに最適です。以下の図で示すような、多岐にわたる商品やカテゴリを持つサイトが典型例です。
動的検索広告(DSA)に向いていない業種やサイト:導入を避けるべきケース
一方で、DSAを導入しても効果が見込めない、あるいはかえって非効率になってしまうケースも存在します。自社の状況がこれらに当てはまる場合は、DSAの導入は慎重に検討するか、まずは通常の検索広告の最適化に注力することをお勧めします。
1. 商品やページの少ない小規模サイト
最も分かりやすい例が、取り扱う商品やサービス、ウェブサイトのページ数が少ないケースです。例えば、以下のようなサイトが該当します。
- 単品通販サイト:特定の一つの化粧品や健康食品のみを販売しているサイト。
- 単一サービスのサイト:特定の地域に特化した一つのサービス(例:〇〇市のハウスクリーニング)を提供しているサイト。
- 数ページで構成されるコーポレートサイト:会社の基本情報やサービス概要が数ページにまとまっているサイト。
これらのサイトでは、訴求したいキーワードや誘導したいランディングページが限られています。手動で丁寧にキーワードを選定し、最適化された広告文を作成する方が、はるかに高い費用対効果を期待できます。DSAを導入しても、クロール対象のコンテンツが少ないため広告の配信量自体が伸びず、効果検証も困難です。このような場合は、DSAにリソースを割くよりも、通常の検索広告の品質スコア向上や、ランディングページの改善に注力すべきです。
2. サイト構造が未整備、またはコンテンツが頻繁に変わるサイト
DSAのパフォーマンスはサイトの品質に直結するため、サイト構造が整理されていない場合は導入を避けるべきです。前述の「向いているサイト」の逆で、タイトルタグや見出しタグが適切でなかったり、URL構造が複雑だったりすると、クローラーがサイトを正しく理解できず、意図しない広告配信の温床となります。まずはサイトの内部SEO対策を行い、クローラビリティを向上させることが先決です。
また、サイトのコンテンツが非常に頻繁に、かつ大幅に変わるサイトも注意が必要です。例えば、日替わりセールのように、ページの内容が毎日変わるような場合、Googleのインデックス更新が追いつかず、古い情報に基づいて広告が生成されてしまう可能性があります。このようなケースでは、後述する「ページフィード」を活用し、最新の情報をGoogleに直接送信することで対応できる場合もありますが、設定には専門的な知識が必要となります。
【実践編】動的検索広告(DSA)を成功に導く6つのコツと最適化テクニック
DSAは設定して終わりではありません。その真価を発揮させるためには、継続的なモニタリングと最適化が不可欠です。ここでは、DSAのパフォーマンスを最大化し、無駄な広告費を削減するための、実践的な6つのコツを詳しく解説します。
1. 「除外動的広告ターゲット」で不要なページを徹底的に排除する
DSA最適化の第一歩にして最も重要なのが、広告配信の対象にしたくないページをあらかじめ除外しておくことです。これにより、コンバージョンに繋がらないページへのトラフィックを防ぎ、広告費の無駄遣いを未然に防止します。たとえ対象ページに`noindex`タグを設定していても、念のためDSA側でも除外設定を行うことを強く推奨します。具体的には、以下のページを「除外動的広告ターゲット」としてURLで指定します。
- 会社情報関連ページ:会社概要、沿革、代表挨拶、採用情報、IR情報など。
- ポリシー・規約ページ:プライバシーポリシー、利用規約、特定商取引法に基づく表記など。
- サポート・ヘルプページ:よくある質問(FAQ)、お問い合わせフォーム、サイトマップなど。
- コンバージョンに至らないブログ記事:直接的な商品・サービス紹介ではなく、業界ニュースや一般的なノウハウを紹介している記事。
- 在庫切れ・販売終了ページ:既に購入できない商品のページ。
- エラーページ:404 Not Found ページ。
これらのページは、特定のキーワードで検索された際に広告が表示される可能性があり、クリックされてもコンバージョンには繋がりません。キャンペーン設定の初期段階で、これらのURLを網羅的にリストアップし、除外設定を徹底しましょう。
2. 「除外キーワード」で無関係な検索クエリをブロックする
次に重要なのが、自社のビジネスと無関係、またはコンバージョンに繋がりにくいと明確に分かっているキーワードをあらかじめ除外しておくことです。これは通常の検索広告でも基本ですが、配信対象が自動で広がるDSAではより一層重要になります。以下のようなキーワードは、事前に除外リストに追加しておくべきです。
-
- 情報収集系の一般語句:「とは」「意味」「やり方」「方法」「事例」「無料」「比較」「評判」「口コミ」など。
- 競合他社名や関連ブランド名:明確な意図がない限り、除外を検討します。
* **自社名やサービス名:**これらは指名検索用の通常キャンペーンで管理するため、DSAでは除外します。
* **採用関連のキーワード:**「求人」「採用」「転職」「給料」など(採用目的でない場合)。
* **その他、明らかに無関係な単語:**自社の業界や商品とは全く関係のない単語。
サジェストツールなどを使って、自社の主要キーワードに関連して表示される、コンバージョンに繋がらないキーワードを洗い出し、リストを作成しておきましょう。フレーズ一致や完全一致で設定することで、より効果的に無駄な表示を抑制できます。
3. サイト構造に基づき、広告グループを戦略的に分割する
よくある失敗例が、サイト全体(ドメインTOP)を一つの広告グループでターゲティングしてしまうことです。これでは、サイト内の異なるカテゴリの商品が同じ広告説明文で配信されてしまい、広告の関連性が低下します。成果を最大化するためには、サイトのカテゴリ構造に合わせて広告グループを分割し、それぞれのカテゴリに最適化された広告説明文を設定することが推奨されます。
- ECサイトの例:「トップス」「ボトムス」「アウター」のように、主要な商品カテゴリごとに広告グループを作成する。
- 不動産サイトの例:「賃貸」「売買」「マンション」「一戸建て」のように、物件種別で広告グループを分ける。
- 求人サイトの例:「エンジニア」「営業」「マーケティング」のように、職種カテゴリで広告グループを作成する。
このように広告グループを分割することで、例えば「トップス」の広告グループには「最新トレンドのトップスが豊富!送料無料」といった関連性の高い説明文を設定でき、クリック率やコンバージョン率の向上が期待できます。また、カテゴリごとに成果を分析しやすくなり、入札単価の調整もより戦略的に行えるようになります。
4. 検索語句レポート(SQR)を宝の山として活用する
DSA運用において、検索語句レポート(SQR)はまさに「宝の山」です。自動化されているからといって放置せず、特に運用初期は毎日、安定期に入っても週に一度は必ず確認しましょう。SQRからは2種類の重要なインサイトが得られます。
- 有望なキーワードの発見:コンバージョンが獲得できている、あるいはCPAが非常に良い検索クエリが見つかります。これらは、ユーザーの明確なニーズを示しており、収益性の高いキーワードです。発見次第、通常の検索広告キャンペーンにキーワードとして登録(完全一致やフレーズ一致が望ましい)し、DSAキャンペーンでは除外キーワードに設定します。これにより、有望なキーワードに対しては個別の入札管理が可能になり、収益を最大化できます。
- 無駄なキーワードの発見:クリックはされているものの、全くコンバージョンに繋がっていない、あるいはCPAが著しく悪い検索クエリが見つかります。これらは無駄な広告費の原因です。発見次第、ためらわずに除外キーワードとして登録しましょう。
この「発掘と除外」のサイクルを継続的に回すことが、DSAの費用対効果を改善し続ける上で最も重要な作業です。
5. 広告見出しの自動生成を受け入れ、品質に「妥協」する勇気を持つ
DSAの広告見出しは、ウェブサイトのページタイトルやコンテンツ内の見出しに基づいて、機械が自動で生成します。そのため、人間が考え抜いたコピーライティングのように、常に完璧で訴求力の高い見出しになるとは限りません。時には、少し不自然だったり、意図と少しずれた見出しが生成されたりすることもあります。
ここで重要なのは、ある程度の「妥協」を許容することです。細かな見出しの表現一つ一つにこだわりすぎると、DSAのメリットである「網羅性」と「自動化」を損なってしまいます。DSAの目的は、人力ではカバーしきれない膨大な検索クエリに対して、まずは「関連性の高い広告」を届けることです。見出しの品質が100点でなくても、ユーザーの検索意図と合致していれば、クリックされ、コンバージョンに繋がる可能性は十分にあります。完璧な見出しを求めるのではなく、SQRの結果を見て、明らかに問題のある配信(無関係なキーワードでの表示など)を潰していくというスタンスが重要です。
6. どんな見出しにも合う「汎用性の高い説明文」を作成する
広告見出しが自動生成される一方で、広告の「説明文」は運用者が手動で設定します。この説明文は、DSAで生成される全ての広告見出しと組み合わされて表示されるため、非常に重要な役割を担います。
成功の鍵は、どのような広告見出しと組み合わせても意味が通り、かつユーザーの行動を促すような、汎用性の高い説明文を作成することです。特定の商品の特徴を述べるのではなく、ビジネス全体の強みや、ユーザーにとっての共通のベネフィットを訴求するのが効果的です。
- 良い例(ECサイト):「豊富な品揃えからお気に入りが見つかる。全品送料無料・最短翌日お届け。まずはサイトで最新商品をチェック。」
- 悪い例(ECサイト):「この夏流行の涼しいリネンシャツ。限定カラーも入荷しました。」(→Tシャツやパンツの見出しと組み合わせられると不自然)
説明文は90文字以内で2つ設定可能です。レスポンシブ検索広告と同様に、複数の説明文(3〜4つ)を設定しておき、システムに最適な組み合わせをテストさせるのが最も効果的です。ABテストを繰り返し、最もクリック率やコンバージョン率の高い説明文のパターンを見つけ出しましょう。
【完全ガイド】Google動的検索広告(DSA)の設定方法
ここからは、実際にGoogle広告の管理画面を使って、DSAキャンペーンを設定する手順をステップ・バイ・ステップで解説します。Google広告管理画面(ウェブブラウザ版)と、大量のキャンペーンを効率的に管理できるGoogle広告エディター(デスクトップアプリ版)の両方の手順を解説しますので、ご自身の運用スタイルに合わせて参照してください。
Google広告管理画面での設定方法
まずは最も一般的な、ウェブブラウザからアクセスするGoogle広告管理画面での設定手順です。
(1) 新しいキャンペーンの作成を開始
Google広告管理画面の左側メニューから「キャンペーン」を選択し、青い「+」ボタンをクリックし、「新しいキャンペーンを作成」を選択します。
(2) キャンペーンの目標を選択
キャンペーンで達成したい目標を選択します。獲得型広告の場合、一般的には「販売促進」や「見込み顧客の獲得」を選択します。ここでは例として「販売促進」を選択します。
(3) キャンペーンタイプで「検索」を選択
キャンペーンタイプの一覧から「検索」を選択します。DSAは検索広告の一種です。
(4) 目標達成方法を選択し、「続行」
ウェブサイトへのアクセスを選択し、「続行」をクリックします。
(5) 動的検索広告の設定を有効化
「全般設定」の画面が表示されます。
- キャンペーン名:分かりやすい名前を入力します(例:DSA_All_Products)。
- ネットワーク:「検索パートナー」と「ディスプレイネットワーク」のチェックを外します。特にディスプレイネットワークはDSAの意図と異なるため、必ずチェックを外しましょう。
- 「設定をすべて表示」をクリックします。
- 「動的検索広告の設定」という項目が表示されるので、これをクリックします。
- ドメインと言語:広告の対象としたいウェブサイトのドメイン(例:example.com)を入力し、言語を「日本語」に設定します。
(6) 地域と言語を設定
広告を配信したい地域(通常は「日本」)と言語(「日本語」)を設定します。
(7) 予算と入札単価を設定
1日あたりの予算を入力します。入札単価設定では、重視する指標を選択します。コンバージョンを重視する場合、「コンバージョン」を選択し、目標コンバージョン単価(tCPA)を設定するのが一般的です。データが少ない初期段階では、「コンバージョン数の最大化」を選択するのも有効です。
(8) 広告グループと動的広告ターゲットを設定
ここがDSAの核となる設定です。
- 広告グループ名:分かりやすい名前を入力します(例:DSA_カテゴリ_トップス)。
-
ターゲット:ここで広告配信の対象とするページを指定します。
- 推奨カテゴリ:Googleが自動でサイトを分析し、カテゴリ分けしてくれます。ここから選ぶのが最も簡単です。
- 特定のウェブページ:URLを指定して、より細かくターゲットを設定できます。「URL に次を含む」などのルールで柔軟に指定可能です(例:「URL に /tops/ を含む」)。
- すべてのウェブページ:サイト全体を対象としますが、前述の通り、通常はカテゴリやURLで絞り込むことを推奨します。
(9) 広告(説明文)を作成し、保存
最後に、広告の「説明文1」と「説明文2」を入力します。前述の通り、どの見出しにも合う汎用的な内容にすることが重要です。「保存して次へ」をクリックし、最終確認画面で内容に問題がなければ、「キャンペーンに移動」をクリックして設定完了です。
Google広告エディターでの設定方法
複数のキャンペーンや広告グループを一度に作成・編集する場合、Google広告エディターが非常に便利です。
(1) キャンペーンの基本設定
左のツリーから「キャンペーン」を選択し、「キャンペーンを追加」をクリックします。右側の編集パネルで、以下の項目を設定します。
- キャンペーン名、予算、単価設定
- キャンペーンタイプを「検索」に設定
- ネットワーク設定で「検索パートナー」のチェックを外し、「ディスプレイ ネットワーク」を無効にする
(2) 地域と言語を設定
同様に編集パネルで、地域を「日本」、言語を「日本語」に設定します。
(3) 動的検索広告の設定を有効化
編集パネル内にある「動的検索広告の設定」セクションで、ウェブサイトのドメインと言語を入力し、ターゲットソースとして「Google のインデックス」を選択します。
(4) 広告グループを作成し、タイプを「動的」に設定
左のツリーで作成したキャンペーンを選択し、「広告グループ」>「広告グループを追加」をクリックします。編集パネルで広告グループ名を入力し、最も重要な点として、広告グループの「タイプ」を「標準」から「動的」に変更します。
(5) 動的広告ターゲットを設定
左のツリーで「キーワードとターゲット設定」>「動的広告ターゲット」を選択し、「動的広告ターゲットを追加」をクリックします。編集パネルで、管理画面と同様に「カテゴリ」や「URL」を指定してターゲットを設定します。
(6) 広告(説明文)を作成し、アップロード
左のツリーで「広告」>「動的検索広告」を選択し、「動的検索広告を追加」をクリックします。編集パネルで説明文1、説明文2などを入力します。全ての設定が完了したら、エディター右上の「送信」ボタンをクリックし、変更内容をGoogle広告アカウントに反映させて完了です。
動的検索広告(DSA)のまとめ:機械との共存で成果を最大化する
本記事では、Google動的検索広告(DSA)の仕組みから、その必要性、メリット・デメリット、そして具体的な設定方法と最適化のコツに至るまで、網羅的に解説してきました。
DSAは、キーワード選定や広告見出し作成といった作業を自動化し、人の手では到底カバーしきれない広大な検索領域にアプローチすることを可能にする、現代の広告運用において極めて強力なツールです。特に、商品点数の多いECサイトや、情報の入れ替わりが激しい不動産・求人サイトなど、大規模なウェブサイトを運営するビジネスにとっては、機会損失を防ぎ、運用工数を削減するための必須の戦略と言えるでしょう。
しかし、忘れてはならないのは、DSAが「完璧な魔法」ではないという点です。その効果はウェブサイトの品質に大きく依存し、意図しない広告配信のリスクも常に伴います。成功の鍵は、DSAを「全てを任せる魔法の杖」と捉えるのではなく、「優秀だが癖のあるアシスタント」と捉え、人間が賢く管理・監督することにあります。
具体的には、
- 事前の準備:クローラーが理解しやすいようサイト構造を整える。
- 賢い設定:不要なページやキーワードを徹底的に除外し、カテゴリごとに広告グループを分ける。
- 継続的な監督:検索語句レポートを定期的にチェックし、有望なキーワードの発掘と無駄なキーワードの除外を繰り返す。
という、「機械との共存」の姿勢が求められます。機械の得意なこと(網羅的なデータ処理と高速な実行)は機械に任せ、人間の得意なこと(戦略的な判断とクリエイティブな思考)に集中する。この役割分担こそが、DSAのポテンシャルを最大限に引き出し、事業成果を飛躍させるための王道です。
また、DSAで成果が出始めたら、次のステップとして、サイトを訪れたユーザーに対して、閲覧した商品に基づいて広告を配信する「動的リマーケティング(DRM)」の併用も非常に効果的です。DSAで新規顧客を獲得し、DRMで再訪を促し購入に繋げるという、強力なコンビネーションを検討してみるのも良いでしょう。

本記事が、皆様の広告運用の一助となれば幸いです。
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