SNSマーケティングにおいて単純にフォロワー数を増やすことのみを目的にしても、SNSマーケティングがうまくいくとは限りません。「エンゲージメント率」を意識することで投稿に対する閲覧者の反応・関心の度合いを把握しながらメディアを運用することができます。

Facebookのエンゲージメントの種類は、以下の通りです。

  • いいね
  • コメント
  • シェア
  • 写真、アイコンなどのクリック

一般的に炎上方法以外などでエンゲージメント率が低い場合にはその投稿がユーザーの共感を得られていないということになります。

またFacebookの広告において「エンゲージメント率」のパフォーマンスに関して確認できる指標があります。

今回はその「エンゲージメント率ランキング」について解説していきます。

 

また、Facebook広告やInstagram広告に関してさらに知見を深めたい!という方は、以下の記事に総括的にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。

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エンゲージメント率ランキングとは

エンゲージメント率ランキングは、オーディエンスが同じ広告と比較したときの期待エンゲージメント率を表します。予測エンゲージメント率は、広告を見た人がクリック、反応、コメント、シェアまたは拡散する確率から算出されます。エンゲージメントベイト(「いいね!」やコメントなどを稼ぐ行為)では、広告のパフォーマンスは向上しません。

そもそも広告関連度診断とは

広告関連度診断とは、各広告のパフォーマンスを評価できます。

過去の任意の期間を選択しその期間の広告オークションにおけるパフォーマンスを「品質ランキング」、「エンゲージメント率ランキング」、「コンバージョン率ランキング」の項目別で診断してくれます。

広告の関連度とパフォーマンスの間には相関関係がありますが、高い関連度が必ずしも高いパフォーマンスに直結するわけではないので、広告関連度診断はパフォーマンスの低い広告の診断に使用してください。

エンゲージメント率ランキングの表示される値の種類

  • 平均より上
  • 平均
  • 平均以下(下位35%)
  • 平均以下(下位20%)
  • 平均以下(下位10%)

 

エンゲージメント率ランキングが取り得る値はの「平均」は35~55%になります。

 

例えば、エンゲージメント率ランキングが平均より下(広告の下位20%)の場合、広告の予測エンゲージメント率は、オーディエンスが同じ広告の中で下位20%に位置します。つまり、オーディエンスが同じ広告のうち80%以上は、あなたの広告より予測エンゲージメント率が高いということです。

エンゲージメント率ランキングの活用、改善方法

「エンゲージメント率ランキング」は広告関連度診断の1つであり、その活用方法をお話しいたします。

まず、広告が目的に達しているかいないかを確認しましょう。

広告がすでに目的を達成している場合は、必ずしも広告関連度診断を確認する必要はありません。その場合は、品質ランキング、エンゲージメント率ランキング、コンバージョン率ランキングは気にせず、広告の目的に沿って最適化していきましょう。

 

一方で広告が目的を達成していない場合はランキングが平均的な広告を平均以上にするよりも、平均以下の広告を平均まで上げるほうが効果があります。そのため、平均的な広告ではなく、ランキングの低い広告の改善に集中することをおすすめします。

下記は公式が発表している広告関連度診断の改善方法になります。参考にしてみてください。

広告関連度診断 原因 推奨事項
品質ランキング エンゲージメント率ランキング コンバージョン率ランキング
平均以上 平均以上 平均以上 関連度に問題はありません。 広告の目的に沿って最適化しましょう。
平均以下 対象外 低品質な広告とみなされています。 クリエイティブアセットの品質を改善するか、広告の品質を高く評価してくれそうなオーディエンスをターゲットに設定します。低品質とみなされる広告の特徴は取り除いてください。
平均以上 平均以上 平均以下 広告がコンバージョンにつながっていません。 広告のコールトゥアクションまたはポストクリック体験を改善するか、購入意向の高いオーディエンスをターゲットに設定します。製品やサービスの中には、必然的にコンバージョン率が低くなるものがあります。コンバージョン率が期待どおりの場合は、広告の調整は不要の可能性があります。
平均以上 平均以下 平均以上 広告が関心を集めていません。 オーディエンスとの関連度を高める方法を検討する(例えば、広告を魅力的にする、興味深い内容にする、目を引くものにする)か、広告に反応する可能性の高いオーディエンスをターゲットに設定します。
平均以下 平均以上 平均以上 低品質な広告とみなされています。 クリエイティブアセットの品質を改善するか、広告の品質を高く評価してくれそうなオーディエンスをターゲットに設定します。低品質とみなされる広告の特徴は取り除いてください。
平均以上 平均以下 平均以下 広告が関心を集めていないか、コンバージョンにつながっていません。 オーディエンスとの関連度を高める方法を検討する(例えば、広告を魅力的にする、興味深い内容にする、目を引くものにする)とともに、広告のコールトゥアクションまたはクリック後のエクスペリエンスを改善します。あるいは、広告に反応してコンバージョンに至る可能性が高いオーディエンスをターゲットに設定します。
平均以下 平均以下 平均以上 低品質な広告と見られており、関心を集めていません。 クリエイティブアセットの品質を改善するとともに、オーディエンスとの関連度を高める方法を検討します(例えば広告を魅力的にする、興味深い内容にする、目を引くものにする)。あるいは、広告の品質を高く評価し、関連度が高いと感じてくれる可能性が高いオーディエンスをターゲットに設定します。低品質の原因となるようなクリエイティブは使用しないでください。
平均以下 平均以上 平均以下 誘導的または物議を醸しそうな広告です。 宣伝対象の商品またはサービスを明確に表す広告となるよう調整します。商品やサービスの中には、必然的にコンバージョン率が低くなるものがあります。低品質とみなされるクリエイティブは使用しないでください。
平均以下 平均以下 平均以下 全面的に改善の余地があります。 ターゲティング戦略、クリエイティブ、最適化の目的、クリック後のエクスペリエンスなどを見直してみてください。

引用:広告関連度診断の活用方法

エンゲージメント率ランキング表示列への追加方法

Facebook広告マネージャを開きます。

赤枠の「パフォーマンス」の項目をクリックしてください。

「列をカスタマイズ」をクリックします。

列カスタマイズが表示されます。

広告関連度診断」の項目から「エンゲージメント率ランキング」にチェックして実行をクリックしたら完了です。

品質ランキングの注意点

広告関連度診断の注意点と重なる部分もありますが、エンゲージメント率ランキングの注意点をお話しいたします。

インプレッションが500未満の広告では利用できない

正確性を確保するために、広告関連度診断はインプレッションが500未満の広告では利用できません。

広告が目的に達していれば使用する必要がない

広告がすでに目的を達成している場合は、必ずしも広告関連度診断を確認する必要はありません。広告のパフォーマンスは高いのに広告関連度診断ランキングが平均以下になることもありますが、それは問題ありません。その場合は、品質ランキング、エンゲージメント率ランキング、コンバージョン率ランキングは気にせず、広告の目的に沿って最適化してください。

エンゲージメント率ランキングのまとめ

SNSマーケティングにおいてエンゲージメント率は大事な指標です。

コンテンツの質を着実に向上させていくことが重要です。

ただ「広告関連度診断」は広告が目的に達していれば使用する必要がないため平均より低いからといって問題はございません。

広告の目的が達成していない場合はぜひ「広告関連度診断」を活用することをおすすめいたします。

その他の広告関連度診断の項目である「品質ランキング」は下記の記事でご説明しております。参考にしてみてください。

 



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