ブランド キーワード、サービス名などの指名キーワードを入札する場合や多少利益率が落ちても競合よりもどうしても上位表示を優先したいキーワードがある場合など、「目標インプレッションシェアの活用方法」でご紹介した目的に合う場合に活用できる入札戦略です。
利用する場合は、注意点など意識して運用していきましょう。
今回はGoogle自動入札機能の一つ「目標インプレッションシェア」についてご説明していきます。
また、Google広告に関してに関してさらに知見を深めたい!という方は、以下の記事に総括的にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。
また、ディスプレイ広告に関してに関してさらに知見を深めたい!という方は、以下の記事に総括的にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。
目標インプレッションシェアとは、検索広告で選択できる自動入札戦略の1つで指定したインプレッションシェア(広告表示率)を超えるように自動入札をしてくれる機能です。視認性を高めること、ブランド認知度の向上にも効果的な入札方法になります。
Google社では下記の様に記されています。
目標インプレッション シェアは、Google 検索の検索結果ページの最上部、上部、または任意の場所に広告が表示されるように、入札単価を設定する自動入札戦略です。
ここでは自動入札戦略について簡単にご説明させていただきます。
自動入札戦略とは、クリックやコンバージョンにつながる可能性に基づいて、広告の入札単価を自動的に調整してくれる機能になります。
自動入札の種類やキャンペーン目標については下記になります。
ビジネス目標 |
キャンペーンの目標 |
スマート自動入札の方法 |
売上や見込み顧客の増大 | 固定予算や固定広告費で、できるだけ多くのコンバージョンを達成する | コンバージョン数を最大化、目標コンバージョン単価 |
利益の向上 | 特定のキャンペーン タイプで収益性のある広告費用対効果(ROAS)を達成する | 目標広告費用対効果(目標 ROAS) |
ウェブサイト訪問者の増大 | 特定の予算でできるだけ多くのクリック数を獲得する | クリック数の最大化 |
認知度の向上または安定化 | 対象となるオークションで、一定の割合で表示する | 目標インプレッション シェア |
インプレッション シェア(IS)は、広告が表示可能だった合計回数のうち、広告が実際に表示された回数が占める割合のことです。
インプレッション シェア は下記の式で算出が可能です。
インプレッション シェア = 表示回数 ÷ 広告が表示可能だった合計回数 |
例を挙げるとすると、広告を表示可能な機会が1,000回あり、その1,000回の機会のうち実際に表示した回数が780回だった場合、インプレッションシェアは78%となります。
目標インプレッションシェアは検索広告の表示位置である「ページの最上部」「上部」「任意の場所」に広告が表示されるように設定が可能になり、設定内容に基づいて自動的に入札単価が調整されます。
例)
ページ最上部のインプレッション シェアの目標を 65% に設定した場合、Google 広告では、広告がページ最上部に表示される可能性があった合計回数のうち 65% を達成できるようにクリック単価が自動的に設定されます。 |
目標インプレッションシェアでの入札単価の上限を設定することが可能です。
これが上限クリック単価となり、広告の1クリックに対してかかる費用の上限額として設定する入札単価になります。
入札単価調整は目標インプレッションシェアでは適応されません。
目標インプレッションシェアでは、リアルタイムのデータに基づいて入札単価が最適化されるためです。
ただし。モバイル デバイスに広告が表示されなくなるように、モバイルの入札単価調整を -100% に設定することはできます。
目標インプレッションシェアは下記などに効果的です。
ユーザーがブランドを検索した際に広告が 100% 表示されるようにしたい場合は、目標インプレッション シェアは 100% に設定でき、そのキャンペーンのオークションで 100% お客様の広告を表示するようになります。
ローカルのシューズストアの広告を掲載しているものの、大型のシューズストアと競合している場合なら、目標インプレッションに集中して、ユーザーが近くで重要な検索を行っているときにブランドが表示されるようできます
目標インプレッションシェアを利用する際は下記に気をつけて設定していきましょう。
「目標インプレッションシェアの特徴」でお話させていただいたのですが、目標インプレッションシェアには既存の入札単価調整は適応されません。
元々適応されていないので「設定したのに反映されていない」など勘違いしないようにしましょう。
ただモバイル デバイスに広告が表示されなくなるように、モバイルの入札単価調整を -100% に設定することはできるので利用してみても良いでしょう。
目標インプレッションシェアでの入札単価の上限を設定することが可能です。
この入札戦略で設定された入札単価の上限では、上限を低く設定しすぎないことが重要です。上限の設定が低すぎる場合、戦略で設定された入札単価が制限され、インプレッション シェアの目標を達成できなくなることがあります。
Google広告か目標インプレッションシェアを導入するキャンペーンを選択、またはキャンペーンタイプで検索広告を選択し作成します。
既存のキャンペーンを選択した場合は入札単価」を展開し、重要とする指標に「インプレッションシェア」を選択します。
新しく作成する場合は、単価設定部分のプルダウンを開き「インプレッションシェア」を選択します。
「ページの最上部」「上部」「任意の場所」から広告の掲載場所を選択してください。
「目標インプレッションシェア(%)」「上限CPCによる入札の上限」を入力します。入力内容を保存、設定したら目標インプレッションシェアの設定は完了です。
Google広告管理画面を開きます。
広告管理画面左側「キャンペーン」を選択します。
キャペーンのページが現れたら、右側の小さいアイコン「表示項目」を選択してください。
「目標インプレッションシェア」を選択し「適応」をクリックすることでレポートに表示されます。
ブランド キーワード、サービス名などの指名キーワードを入札する場合や多少利益率が落ちても競合よりもどうしても上位表示を優先したいキーワードがある場合など、「目標インプレッションシェアの活用方法」でご紹介した目的に合う場合に活用できる入札戦略です。
利用する場合は、注意点など意識して運用していきましょう。
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