近年スマートフォンの利用拡大に合わせて利用者が増加して、知名度が上昇している「Gunosy」
今回はそんなGunosy(グノシー)に広告を配信することができるグノシー広告について解説していきます。
Gunosy(グノシー)とは
Gunosy(グノシー)とは株式会社Gunosyが提供するニュースキュレーションアプリのことを指します。世間のニュースやエンタメ情報に関する記事が、各々の興味関心に沿って徐々に最適化されて配信されるという特徴があります。またニュースアプリのGunosy(グノシー)だけではなく女性向けキュレーションアプリの「LUCRA」や、KDDI社と協業した「ニュースパス」についても同様に広告を配信することができます。国内でのMAUは公表されていないので、不明ですが、アプリの総計ダウンロード数は国内6400万を超え、3つのアプリを合わせ、様々な層のユーザーにアプローチできるプロダクトとなっています。
出典:媒体資料
各アプリでの主な属性データとしては以下の通りになっています。
出典:媒体資料
グノシーはやや男性比率の方が高く、10代から50代以上まで偏りなく各年齢層のユーザーが存在しています。その一方ニュースパスは男性が6割を占め、KDDIの端末にプリインストールされていることもあり年齢層は40-50代以上が多めなのがわかります。
グノシーが特に関東圏での利用が高いことがわかります。その一方近畿圏での利用はニュースパスが僅差で高いということがわかります。しかし全国的なデモグラフィックは対して変わらず全体的に似ている傾向にあると言えます。
Gunosy広告で使用することができるターゲティング
Gunosy広告では利用しているユーザーの興味、関心や行動など、ターゲティング(細分化)による細かな絞り込みを行うことができます。Gunosy広告で使用することができるターゲティング機能としては以下のものがあります。
- OS:iOS、android
- 性別:男性、女性、不明
- 年代:10代、20代前半、20代後半、30代、40代、50代以上(推定した年齢を含む)
- 地域:都道府県別
- キャリア:au、docomo、ソフトバンク
- 時間
- 曜日
- タブ指定(アプリ内のタブ)
- トピック
引用元:媒体資料
これらのことからもGunosy広告ではかなり細かいターゲティングを行うことができるということがわかります。
Gunosy広告の種類
Gunosy広告には大きく分けて以下の三つの種類の広告があります。
- プロダクトやサービスの認知獲得を目的とした広告
- プロダクトやサービスの理解を目的とした広告
- 販売、見積もり、資料請求など成果(Conversion)を目的とした広告
ここからはそれぞれの目的に合わせた広告について解説していきます。
プロダクトやサービスの認知獲得を目的とした広告
1day MAX
引用元:媒体資料
1日限定で最も視認性の高いトピックタブヘッダーとインフィード(アプリ上のコンテンツとコンテンツの間)面に広告を掲載するプレミアムメニューです。ニュース性のある情報配信に適しています。獲得できるインプレッション数などはとても大きくかなりの効果を期待することができます。
1day Header MAX
引用元:媒体資料
1日限定で最も視認性の高いトピックタブヘッダー中心に広告を掲載するプレミアムメニューです。ユーザー属性が異なる『グノシー』と『ニュースパス』の両メディアに配信することで、より多くのユーザーへ広告表示が可能になります。
ヘッダービデオ
引用元:媒体資料
各種タブと記事中のファーストビュー(ヘッダー)へ動画配信広告を掲載するメニューです。広告が表示される回数を保証するインプレッション保証型広告となっていたり、配信する媒体を選択することができるなどかなり自由度の高い広告になっています。またグノシーに配信することので情報感度の高いユーザーへのリーチを期待することができます。
ヘッダーパネル
引用元:媒体資料
各種タブと記事中のファーストビュー(ヘッダー)へディスプレイ広告(画像やテキスト表示する広告)を掲載するメニューです。ヘッダービデオと同様にインプレッション保証型広告となっていたり、配信面を選択することができるなどかなり自由度の高い広告となっています。視聴率と誘導効果が高く、認知拡大施策に最適なメニューとなっています。
インサーション
引用元:媒体資料
インフィード広告枠(アプリ上のコンテンツとコンテンツの間に表示する広告)の中で、主に表示されやすいトピック面を中心に広告枠が設定されるメニューです。
こちらもインプレッション保証型広告となっており、ユーザーの目に止めやすいことから話題演出に適したメニューになっています。
クーポンインサーション
引用元:媒体資料
グノシーのアプリ内にある、クーポンページに誘導広告(クリックすると自社の広告ページに移動する広告)を掲載できるメニューです。視認性が高いこともあり、クーポン や グルメに関心の高いユーザーに対して目に留まりやすい広告枠です。
プロダクトやサービスの理解を目的とした広告
記事タイアップ
引用元:媒体資料
記事タイアップ広告は一般記事と同じようなフォーマットで出稿することができる広告のことです。ユーザーが最も注目するトピックタブに広告を掲載するので話題喚起に最適な広告になっています。また一般記事と同じフォーマットで出稿するためユーザーがストレスなく楽しむことができます。
記事タイアップビデオ
引用元:媒体資料
記事タイアップビデオは記事広告のヘッダーに対して動画を配信することができる広告になっています。記事と動画で訴求することができるため深い理解促進ができるという特徴があります。
グノシーQ スポンサードパッケージ
引用元:媒体資料
30分の番組の中で、コンテンツに近い形で広告を表示するメニューです。番組進行の流れに沿うかたちであれば、自由なかたちで広告をつくることができるので使い方によってはとても深く訴求することができます。
グッテレ(インフォマーショル動画広告)
引用元:媒体資料
グッテレ(インフォマーショル動画効果)は1分30秒の尺での番組の中でインフォーマシャルな動画広告を制作し、配信することが可能になってくるというものになっています。動画制作や、動画の2次利用が無償であるなどの特徴があり、配信費用のみのお得なパッケージになっています。
販売、見積もり、資料請求など成果(コンバージョン)を目的とした広告
パフォーマンス
引用元:媒体資料
グノシー及びニュースパスに広告を配信することができる運用型広告です。運用型のため、ターゲットや予算や配信期間、配信方法をコントロールすることができます。また自動入札機能を使うことができたりとかなり柔軟に対応することができます。
カルーセルアズ
引用元:媒体資料
カルーセルアズはグノシーに配信することができる新広告フォーマットになっています。ニュースタブなどグノシーの各タブに出稿するメニューになっていますが、ストーリ性のある複数クリエイティブでCTRの改善や、CVRの向上などを期待することができます。イメージとしてはカルーセル広告に近いです。
ネットワークアズ
引用元:媒体資料
グノシー(Gunosy)が提携している外部パートナーメディアの提供枠に広告を配信できるメニューです。キャリアパックから女性向けのメディアなどさまざまなジャンルの掲載先があります。
Gunosy広告の出稿までの流れ
ここまでGunosy広告(グノシー広告)について解説してきましたが、ここからは具体的にどのように出稿するのか、広告掲載までの流れについて解説していきます。
下記に、広告掲載までの流れを記載します。
1.掲載可否の審査を受ける
グノシー(Gunosy)に広告を掲載するためには、掲載する商品・サービスに関する審査を受けます。
11~2営業日の間に回答が届きます。
2. 申し込み
掲載可否の審査でOKがでたら、正式に申し込み手続きを行います。この際にグノシーが指定したお申込フ ォーマットに記⼊し、管理画⾯を発⾏してもらいます。
3. 計測タグの設置
お申込み後、必要な場所にタグを設置します。これらの計測タグは管理画面より取得することができます。
計測タグが正常に稼働しているかを確認する必要があるので、テストを行います。
4. 広告入稿
計測タグの設置が完了したら、広告をご入稿します。キャンペーン、ク リエイティブ各種を管理画⾯から入稿します。
5. 広告掲載開始
広告完成後、グノシー(Gunosy)の審査を受けます。審査が承認完了後に広告配信開始となります。
Gunosy広告の特徴
ここまでGunosy広告の出稿までの流れなどについて解説してきました。ここからはGunosy広告(グノシー広告)の特徴について解説していきます。
Gunosy広告の特徴としては以下の3点があります。
- 習慣的にアプリを開くユーザーが多い
- 活字への耐性があるユーザーが多い
- 健康食品、美容など流行り物に対する感度が高い
それぞれ解説していきます。
習慣的にアプリを開くユーザーが多い
ニュースキュレーションアプリという特徴があるので、移動時間や休憩時間、寝る前などの空き時間や、速報性のあるニュースの通知が来た時など、隙間時間の決まったタイミングで何度も起動される傾向が強いです。サラリーマンの方が毎朝通勤時間にグノシーを開いてニュースに目を通る姿を想像していただけるとイメージがしやすくなるかと思います。常に一定量の広告表示が期待できるため、クリエイティブによる成果の変化を短いスパンで確認しやすく、うまく運用することが求められています。
活字への耐性があるユーザーが多い
ニュースキュレーションアプリであるので、活字を毎日読んでいるユーザーが多いことが想像できると思います。また配信面としてもニュース記事に囲まれたインフィード枠だからこそ活字がしっかり読まれていることが想定できます。ユーザーにとって広告は「コンテンツ情報」であるので、テキストの内容や、表現などの僅かな違いがクリック率や、CVRなどに大きく影響してきます。
健康食品、美容など流行り物に対する感度が高い
グノシー内に掲載せれているコンテンツの特性上、情報の鮮度が重要になってきます。そのため夏に向けた美容健康商材などタイムリー性の高いものや、娯楽ツールなどエンタメ的見せ方ができるものなど、傾向といコンバージョンハードルの低い商材や、コンバーションまでの距離が近いサービスなどに対しては反応が良い傾向があります。反対に、購入までの検討距離が長いサービスなどは反応が悪くなる傾向にあります。またニュースパスや、LUCRAなどにも出稿できることを考えると女性をターゲットとした商材が多いという傾向があります。
Gunosy広告の入稿要件
ここからは実際に広告を出稿する上での入稿要件について解説していきます。
1day MAX、1day MAX Header、ヘッダーパネル
引用元:媒体資料
引用元:媒体資料
画像サイズは、Google広告のレスポンシブディスプレイ広告やYahoo!ディスプレイ広告のレスポンシブ広告と同じものが使用可能です。そのため他の媒体ですでに使用している画像がある場合そのまま転用することができます。
インサーション
引用元:媒体資料
引用元:媒体資料
他の媒体などと同じく記号などについて制限があるので、こちらに関しても整理しておきたいです。
グノシークーポンインサーション
引用元:媒体資料
こちらはグノシーのクーポンタブ内にディスプレイ広告を掲載できるというものですが、画像の角が角丸に調整されるなど少しイレギュラーな対応があるので確認しておきたいです。
グノシークーポンヘッダー
引用元:媒体資料
こちらはグノシーのクーポンタブ内にディスプレイ広告を配信することができるというものでした。誘導枠はすこし他の画像に比べると大きいのが特徴です。
記事タイアップ広告
引用元:媒体資料
引用元:媒体資料
記事タイアップ広告はグノシーのニュースなどの記事と同じようなフォーマットを用いて広告を’出稿することができるものでした、そのため画像などはありますが、その分テキストに対する制限などがあります。
Gunosy広告の費用
Gunosy広告にかかる費用は、各メニューからによって変わってくるためまちまちですが、最低50万円からになっています。
主な課金形態については以下のようになっています。
課金方式 | 費用相場 |
クリック課金 | 数十円/クリック |
インプレッション課金 | 数百円/1,000インプレッション |
予約型 | 数百万円 |
クリック課金やインプレッション課金は、リスティング広告やディスプレイ広告などと同じような考え方で、クリック単価や配信数の調整を行うことで、トータルでかかってくる費用をコントロールすることができます。
予約型については、「Gunosy Premium Ads 1day MAX」が該当します。その日、1日の枠を買い取る形での課金方式となります。具体的な掲載費用は掲載内容によっても異なりますが、数百万かかることがほとんどで、1day MAXでは500万円になっています。
Gunosy広告のまとめ
グノシー(Gunosy)は関連アプリを含め利用数5600万インストールを超える国内最大級のニュースアプリです。そんな国内最大のプラットフォームに広告を出稿することができるGunosy広告はとても魅力的な広告ということができます。ニュースキュレーションアプリという媒体の特性上、運用者が配信する広告の一つひとつが、ニュースを求めに来たユーザーにとって本当に有効な、求められている情報なのかによって広告の成果は大きく変わってきます。ぜひ参考にしてくだださい。
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