フォロワーターゲティングとは、簡単に説明すると、特定のアカウントをフォローしているユーザーに対して広告を出稿できるプロダクトのことです。
フォローしているユーザーに対してピンポイントで広告を出稿できるのは、X (旧Twitter)独自の出稿形態です。
今回はそんなフォロワーターゲティングに関して解説していきたいと思います。
また、X (旧Twitter)広告に関してさらに知見を深めたい方は、以下の記事をぜひ読んでみてください。
X (旧Twitter)フォロワーターゲティングとは
X (旧Twitter)フォロワーターゲティングとは、広告主が広告の設定をする際に選んだユーザー名のフォロワーに似ている利用者にX (旧Twitter)広告キャンペーンを表示します。
X (旧Twitter)では、リツイート、クリック、ツイートした内容など、さまざまなシグナルに基づいて、アカウントをフォローする利用者に似ているアカウントを判断しています。
また、X (旧Twitter)では上記によって利用者に似ているアカウントを判別しています。s
X (旧Twitter)フォロワーターゲティングを使用する際のカテゴリ
X (旧Twitter)フォロワーターゲティングを利用して、フォロワーをターゲティングするときは、次のカテゴリーのいずれかに焦点を絞って行うと効果的です。
競合他社
あなたのビジネスと同じような商品やサービスを提供している会社のユーザー名をターゲティングします。
関連ブランド
あなたのビジネスと同じようなオーディエンスを求めているものの、商品やサービス自体は競合しない会社のユーザー名を指定します。たとえばフィットネスアプリのオーディエンスは、スポーツウェアブランドや、ランニングシューズ企業、トレーニングジムなどのフォロワーと属性が重なるため、彼らをターゲティングすることができるかもしれません。
メディア
あなたの業界を扱う、またはターゲティングしたい利用者が集まっていそうなニュースサイト、ブログ、テレビ番組、雑誌などのユーザー名をターゲティングします。
インフルエンサー
業界に影響力がある個人のオピニオンリーダーのユーザー名を指定します。たとえば、ファッションEコマースの企業は、有名ファッションブロガーのフォロワーをターゲティングするとよいでしょう。
似ているオーディエンス
自社のフォロワーに似ている利用者も、チェックボタンひとつで簡単にターゲティングすることができます。
X (旧Twitter)フォロワーターゲティングでの X (旧Twitter)アカウントの探し方
1: 類似商品・競合商品・代替商品の X (旧Twitter) アカウト
自社のサービス領域に近い領域で情報発信を行っているアカウントに対して広告を出稿してみましょう。リプレースメントコンバージョンが狙えます。
2: 業界の権威や重鎮の方のアカウント
サービスの公式アカウントではなく、人物を押して発信しているアカウントもあり、有力候補になりえます。
3: ツールを利用してみる
カテゴリごとの人気ランキングを表示してくれたり便利です。
meyou [ミーユー] | Twitter検索、ランキング、まとめサイト
ツイッターの話題まとめとツイート検索が楽しめるサイト [ツイナビ]
X (旧Twitter)フォロワーターゲティングのコツ
30件ほどのユーザー名をターゲティング
リーチ数を考えるとあくまで目安になりますが、1つの広告キャンペーンで目安として30件ほどのユーザー名をターゲティングすると良いでしょう。フォロワー数が少なくとも5万以上になるようにユーザー名をターゲティングしてください。
フォロワー数自体は少ないアカウントでも、関連があるフォロワーが多いアカウントを選ぶ
出稿する広告のビジネスにより関連性の深いユーザー名をターゲティングしてください。ターゲティングするユーザーのフォロワー数が少ない場合でも、関連があるフォロワーが多いユーザーを選ぶ方がより効果的です。
有名人や大企業には数百万のフォロワーがいますが、その全てがあなたのビジネスに関連する人たちとは限らないため、より関連性のあるターゲティングが可能になるためです。
ユーザー名をターゲティングした広告には興味関心ターゲティングを追加しない
ユーザー名をターゲティングした広告には興味関心ターゲティングを合わせて出稿しないことをおすすめします。
ターゲットが狭くなり広告の表示される回数が極端に減ってしまう可能性があるからです。
カテゴリーごとにキャンペーンを作成してみる
カテゴリーごとにキャンペーンを作成することおすすめします。
例えば、キャンペーンAで競合他社のユーザー名をターゲティングし、キャンペーンBでメディアのユーザー名をターゲティングします。
カテゴリーごとでキャンペーンを分けることによってどのターゲティングが効果的であるかが特定しやすくなるためです。
X (旧Twitter) フォロワーターゲティングの設定方法
フォロワーターゲティングにの手順として
1.フォロワーターゲティング指定するアカウントを探す
2.キャンペーン設定から探したアカウントを追加する
これらの順序で解説します。
1.フォロワーターゲティング指定するアカウントを探す
-
X (旧Twitter) 検索を利用して探す
自社、競合他社企業名や商品名、カテゴリなどから検索してターゲティング指定するアカウントを決めます。
今回は広告主のビジネスが「経済」関連として検索してきめぼしいアカウント探していきます。
めぼしいアカウントがあったら自身のX (旧Twitter) のリストに追加しておくと便利です。
下記ではリストへの追加手順を説明いたします。
探したアカウントのページから〔・・・〕をクリックし①の「リストに追加/削除」を選択します。
するとリストを選択するページに移動しますので、ご自身のリスト(②)を選び保存をクリックする(③)と追加されます。
- 自身で管理しているリストの類似から探す
X (旧Twitter) のホーム画面を開き左端の「リスト」をクリックします。
するとリスト画面に移動します。
そこに赤枠の「新しいリストを見つける」があり、こちらが類似のリストになっております。
ひとつ開いてみると、タイムラインのようになっておりツイートの内容や追加されているアカウントを見ることで、アカウントの位置づけや影響力を把握できます。こちらもおすすめです。
2.キャンペーン設定から探したアカウントを追加する
X (旧Twitter) 広告を開きキャンペーンの編集をクリックします。
①広告グループのターゲティング機能をクリックします。
②フォロワーが似ているアカウントに1.で探したアカウントを追加していきます。
③追加し終えたら保存し完了です。
一括アップロードもおすすめ
一つ一つのアカウントを上記のように検索から登録するのは時間がかかってしまうため、すでに追加アカウントが定まっている場合は一括アップロード機能がおすすめです。
「Twitterフォロワーターゲティングのコツ」でご紹介した「カテゴリーごとにキャンペーンを作成してみる」でも活用できるので是非お試ください。
登録の際ユーザー名をカンマまたは改行で区切ってコピー/貼り付けと説明がありますが、、予め用意したX (旧Twitter) アカウントのリストをアップロード欄に張り付けるだけで複数のアカウントを簡単に登録することができます。
X (旧Twitter) フォロワーターゲティングの結果を確認する
確認したい広告キャンペーンを開いて [オーディエンス] タブに移動し、オーディエンスの詳細を表示します。
ここに結果が表示されます。
オーディエンス単位で結果をデータとして保存したい場合は、このページの [エクスポート] ボタンをクリックします。
X (旧Twitter) フォロワーターゲティングを配信後にやるべきこと
配信後にはやはり結果を観測して改善をしていく必要があります。
必ず行って欲しいものをいくつか紹介いたします。
定期的に効果測定する
アカウントによって発信している情報、フォロワーの興味や関心はさまざまです。
そこで広告が表示されるユーザーは何に関心を示すのかなど訴求の方向性を探るためにも効果観測が必要になっていきます。
「X (旧Twitter) フォロワーターゲティングのコツ」の「カテゴリーごとにキャンペーンを作成してみる」でご紹介したカテゴリー別でセグメント化する方法も効果的なのでお試しください。
ターゲティングに追加したユーザーを整理する
X (旧Twitter) フォロワーターゲティング配信後期間が経ち結果を観測していくと。パフォーマンスの良いユーザーが把握できるようになってきます。
分かるようになってきたらパフォーマンスの悪いユーザー名を設定から外して、パフォーマンスの良いユーザー名だけ残していきましょう。外したあとは新しいユーザーの追加も忘れずに行いましょう。
また外すだけではなく、パフォーマンスの高かったユーザーを分析し傾向などを見れると更に成果につながります。
X (旧Twitter)フォロワーターゲティングのまとめ
オーディエンスターゲティングよりも設定の小回りが効き、工夫の余地の多い出稿プロダクトです。
「当たり」ターゲティングを見つけられたら...と想像すると、より楽しく広告を回せそうですよね。
この機会にぜひお試し下さい。
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