画像引用元:カンバセーショナル(会話型)カードのご紹介

 

X(旧Twitter)を利用する中で、このようなボタンがついたツイートを目にしたことはないですか?

このような形式のツイートを「カンバセーショナルカード」といいます。

今回はこのカンバセーショナルカードを使った広告について、どのような効果があるのかメリットや、入稿する際の設定方法などを解説していきます。

 

また、X(旧Twitter)広告に関してさらに知見を深めたい方は、以下の記事をぜひ読んでみてください。

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2023-04-15 04:23
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カンバセーショナルカードとは?

カンバセーショナルカードとは、ツイートに独自のハッシュタグをつけたボタン(コールトゥアクションボタン=CTAボタン)をつけることで、ユーザーがツイートのボタンに反応しタップすると引用リツイートできる広告カードのことを表します。

 

※2021年4月にカンバセーションボタンとして、カスタム機能の位置付けに変更になっていますが、本記事では「カンバセーショナルカード」として紹介していきます

カンバセーショナルカードのメリット

カンバセーショナルカードで拡散力が格段に上がる

カンバセーショナルカードは通常の広告ツイートよりも拡散力が高く、多くの企業が取り入れています。ユーザーがボタンに反応することで、広告に設定した独自のハッシュタグがついたツイート作成画面に自動的に遷移します。ツイートを作成し投稿することにより、投稿したユーザーのフォロワーへの拡散をすることができます。

カンバセーショナルカードで、ユーザーの投稿するハードルを下げることができる

前述にもあるとおり、カンバセーショナルカードでは、ハッシュタグのついたボタンを押すと自動的にツイート作成画面に遷移します。ユーザーにとってはハッシュダグを入力する手間が省けます。複数の選択肢を投稿に入れて、クイズ形式にしたりとユーザーは解答側となりゲーム感覚で気軽に参加できますので、今までの「限定されたハッシュタグで呟かなきゃいけない」と言った義務感から解放され、投稿へのハードルを下げることができます。

ユーザーが気軽に参加し、反応してもらえることで課金対象とならない「アーンドメディア」として拡散されることも効果として期待できそうです。ここでいうアーンドメディア(アーンドツイート)は広告主の元のツイートからカンバセーショナルカードに反応し投稿されたユーザーのツイートに反応し、ハッシュタグ及びカンバセーショナルカードを投稿したユーザーのツイートを指します。

 

X(旧Twitter)では以前カンバセーショナルカードの投稿で調査を行いました。

ベータ版のテストでは、カンバセーショナルカードによりアーンドツイート (Earned Tweet)が34%発生することがわかりました。つまり、広告による100インプレッションがある場合、アーンドツイートを34ツイート獲得できることになります。

 

カンバセーショナルカードでハッシュタグの認知度が上がる

カンバセーショナルカードには、ボタンにハッシュタグが付きます。なので、ユーザーから見た場合ハッシュタグの視認性が上がります。クイズ形式にもできるカンバセーショナルカードですが、ハッシュタグの設定は複数にする必要はなく、1つだけの設定も可能です。

ブランドや商品を象徴するような文言をボタンにすることでハッシュタグが拡散され、認知度が上がる可能性が高まります。また、「#〇〇といえば?」というような大喜利的なハッシュタグを設定することもまた、ユーザーの投稿ハードルを下げることができ、ハッシュタグ認知度の向上に繫がりそうです。

カンバセーショナルカードで、投稿主とユーザーのコミュニケーションが取れる

カンバセーショナルカードでは、ハッシュタグボタンでユーザーがツイートした後の「お礼のツイート」「お礼のコメント」「お礼のURL」(オプション)を設定することが可能です。

例えば、抽選に応募ができるカンバセーショナルカードでは、ツイートしたユーザーのカンバセーショナルカードには、「ご応募ありがとうございました」等の表示を設定することができます。また、動画で続きのセリフや展開をクイズ形式で行なっているカンバセーショナルカードには、ユーザーが投稿したツイートに、続きの解答がみれるURLを記載することも設定できます。

ユーザーが起こしたアクションに広告主からの返答を設定することで企業と直接的なコミュニケーションがとれ、ブランドとユーザーの距離を縮めることができます。

 

実際にアサヒビールの投稿でカンバセーショナルカードを使ってツイートした結果のイメージです。

ハッシュタグが追加され、カンバセーショナルボタンだった部分も文言が変わっているのがわかります。こちらのURLから動画の続きを見ることが可能です。

 

インスタントアンロックカードの併用で更に効果がUP?

また、インスタントアンロックカードを併用することで、投稿主とユーザーのコミュニケーションにより効果を発揮しそうです。


例えばインスタントアンロックカードを使って、公開されていない映画のティザー動画や著名人によるQ&Aセッションのような、利用者が見たいと思うプレミアムコンテンツをインセンティブとして設定することが可能です。利用者がプレミアムコンテンツをみるためには、カンバセーショナルカードのコールトゥアクションボタンを押した後にツイートするだけです。これだけで、ブランドに関するより多くのポジティブな会話が広まります。

 

引用:ブランドに関するポジティブな会話を増加し、プレミアム体験を提供する機能のご紹介

カンバセーショナルカードで、ユーザーにアンケートが取れる

カンバセーショナルカードでは最大4つのハッシュタグボタンを設置することが可能で、その機能をアンケートとしても利用することができます。

例えば、お菓子の広告をカンバセーショナルカードを利用して出稿したい場合、複数の味の用意の中からどの味が人気なのか調べたい場合にカンバセーショナル広告としてもアンケートとしても両方の役割を果たすことが出来ます。

カンバセーショナルカードの入稿規定

カンバセーショナルカード作成にあたっての入稿規定です。設定前に押さえておきましょう。

カンバセーショナルカード

ツイート本文 280文字以内(すべて日本語の全角文字にした場合は140文字以内)
ハッシュタグ ハッシュタグ文字を含めて21文字

入力済ユーザーツイート

ツイート本文 256文字以内(すべて日本語の全角文字にした場合は128文字以内)
ヘッドライン 23文字

お礼のツイート

お礼のコメント 23文字
お礼のURL(オプション) 23文字

メディアの仕様:画像

ファイルサイズ 3MB
画像サイズ 800x418ピクセル
アスペクト比 1.91:1
ファイル形式 JPEG、PNG

メディアの仕様:動画

ファイル形式 MP4またはMOV
動画比率 16:9
動画の長さ 最長10分(6~15秒がベスト)
推奨動画コーデック 4:2:0の色空間に対応する、H.264、ベースライン、メイン、またはハイプロファイル
推奨オーディオコーデック AAC LC(ローコンプレキシティ)
ループ 動画の長さが60秒未満の場合、ループ再生されます

 

引用:広告クリエイティブの仕様

カンバセーショナルカードの設定方法

  1. X(旧Twitter)広告アカウントにログインし、[キャンペーンを作成] をクリックします。画像広告では目的に [エンゲージメント数] を選び、動画広告では目的に [動画の再生数] を選びます。
  2. [クリエイティブを新規作成、または既存ツイートから選択] セクションで [カンバセーショナルカードを使用] をクリックすると、カードを設定できます。
  3. 以下のカンバセーショナルカードの詳細を指定します。
    • カードに含める画像または動画
    • カードに含めるハッシュタグの数
    • ユーザーがカードに対してアクションを行った際、ツイート画面に表示される入力済みツイート本文
    • ハッシュタグを1つ選択する形式にした場合のヘッドライン(ハッシュタグの前に表示)
    • お礼のテキスト(ユーザーが御社のメッセージをツイートした後に表示)
    • お礼のURL(ユーザーがカードを設定した後に提示する任意のURL)
  4. その他のキャンペーン設定(入札とターゲティング)を指定して、キャンペーンを開始します。

 

引用:カンバセーションボタン

カンバセーショナルカードのまとめ

カンバセーショナルカードではユーザーの広告に対する参加ハードルが低く拡散力も高いので「ユーザー認知度を上げたいけど苦戦している…」と言った方は一度挑戦を検討してみても良さそうです。

ユーザーがより参加しやすいハッシュタグとは何かを考えながら行うとより効果が期待できそうですね。



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