2021年9月8日(水)、Yahoo検索広告の標準入札設定における新形式の自動入札タイプである「コンバーション価値の最大化」の新設と「広告費用対効果の目標値」が変更されることが発表されました。
参考:【検索広告】新形式の自動入札タイプ提供開始について – Yahoo!広告
今回はそんな新しい新形式の自動入札タイプである「コンバーション価値の最大化」新設と「広告費用対効果の目標値」の変更に伴う仕様変更と今後のスケジュールについて解説していきます。
またYahoo! 広告の基礎知識を得たい方は、以下の記事「【入門】Yahoo!広告とは?始め方や出稿種類、費用や特徴など全て解説」にて詳しく解説しています。
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今回の仕様変更について
画像引用元:【検索広告】新形式の自動入札タイプ提供開始について
現在の標準入札設定における、自動入札タイプには、コンバージョンの数の最大化目標とする「コンバージョン数の最大化」と「コンバージョン単価の目標値」の二種類が用意されています。今回のアップデートでは、その「コンバージョン単価の目標値」と「コンバージョン数の最大化」がオプション機能として統合され、よりシンプルな自動入札タイプに変更されます。
また、コンバージョン価値を目標とする自動入札タイプとして、新たに「コンバージョン価値の最大化」が追加され、これまで標準入札設定における、自動入札タイプで使用されてきた「広告費用対効果の目標値」は「コンバージョン価値の最大化」のオプション機能として統合されます。
これにより入札方法を変更せずに自動入札タイプのオプション設定での調整が可能となり、より柔軟なキャンペーン運用に対応します。
整理すると以下のようになります。
- コンバージョン価値の最大化+オプション設定あり:現在提供中の「広告費用対効果の目標値」と同一の機能
- コンバージョン価値の最大化+オプション設定なし:今後、「コンバージョン価値の最大化」として提供開始予定
- コンバージョン数の最大化+オプション設定あり:現在提供中の「コンバージョン単価の目標値」と同一の機能
- コンバージョン数の最大化+オプション設定なし:現在提供中の「コンバージョン数の最大化」と同一の機能
※提供開始に関する日程は変更になる場合があります
コンバーション価値の最大化とは
コンバーション価値の最大化とは、広告主が事前に決定したキャンペーンの予算の範囲内で合計コンバージョン価値が最も高くなるように自動で入札価格が調整される入札方法です。
予算の範囲内であればクリック単価は気にしないので、できるだけ多くの申し込み(コンバージョン)を得たい場合や、短期間で終了する新規キャンペーンにて、コンバージョン数を最大化したい場合に使用される自動入札タイプです。
*コンバージョン価値の最大化」の機能単体での利用は追っての提供開始になります。
移行スケジュール
画像引用元:【検索広告】新形式の自動入札タイプ提供開始について
広告管理画面では9月8日、キャンペーンエディターでは9月13日から、現在の自動入札タイプの新規作成ができなくなります。しかし設定状況の確認や値の変更などの機能の利用は可能です。現在の自動入札タイプの終了時期や自動移行の時期は未定で、今後Yahoo!からアナウンスされる予定です。
まとめ
予算の範囲内であればクリック単価は気にしないので、できるだけ多くの申し込み(コンバージョン)を得たいなど、特定の目標がない場合などに関しては自動入札タイプに「コンバージョン価値の最大化」が新たに追加されることで、効果的な運用を期待することができます。今回のアップデートに関しては実施日などが明確にきまっていますが、現在の自動入札タイプから新しい自動入札タイプへの移行時期など、まだ未定なことも多いのでこまめに情報をチェックしたいです。今回のアップデートで広告の目標にあった自動入札タイプを柔軟に選べるようになるので、より効果的な広告の運用を目指していきたいです!
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