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宣伝失礼しました。本編に移ります。
いまやGoogleディスプレイ広告の主役となっている配信手法のレスポンシブ ディスプレイ広告(RDA)をご存知でしょうか?
レスポンシブ ディスプレイ広告(RDA)は、レスポンシブ広告に代わってディスプレイ ネットワークのデフォルトの広告タイプとなります。
何種類もの画像やテキストを用いる場合、どの組み合わせが最も成果につながるか、試行錯誤し広告運用をされている方も多いのではないでしょうか。組み合わせが膨大な数になる場合、総当たりで全てのパターンを試すのは手間や時間がかかり現実的ではありません。
そこで役に立つのが、Googleの機械学習を利用して全ての組み合わせの中からユーザーにより関連性の高い組み合わせを掲載してくれるGoogle 広告のレスポンシブディスプレイ広告(RDA)です。
また、Google広告に関してに関してさらに知見を深めたい!という方は、以下の記事に総括的にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。
また、ディスプレイ広告に関してに関してさらに知見を深めたい!という方は、以下の記事に総括的にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。
また、Yahoo! 広告の基礎知識を得たい方は、以下の記事「【入門】Yahoo!広告とは?始め方や出稿種類、費用や特徴など全て解説」にて詳しく解説しています。
Google レスポンシブシスプレイ広告(RDA)とは
レスポンシブディスプレイ広告(RDA)とは、機械学習を元にユーザーの関連性の高いアセットを表示してくれる広告オプションのことです。
レスポンシブ ディスプレイ広告は、レスポンシブ広告に代わってディスプレイ ネットワークのデフォルトの広告タイプとなります。標準のディスプレイ キャンペーンだけでなく、スマート ディスプレイ キャンペーンでも使用できます。アセット(画像、広告見出し、ロゴ、動画、説明文)をアップロードすると、ディスプレイ ネットワークに表示される広告が自動的に生成されます。
これまで、バナー広告で出稿する場合、全てのバナーサイズを入稿するか、テキストのみの広告を入稿しなければ全ての配信枠に対応することはできませんでしたが、レスポンシブディスプレイ広告によって、大幅に工数を削減し、広告インプレッションの最大化をすることができます。
Google レスポンシブシスプレイ広告(RDA)とバナー広告の違い
バナー広告とレスポンシブ広告に関して、改めて詳しく解説します。
バナー広告とは
バナー(画像)のみの広告です。形式としては
- レクタングル
- スクエア
と呼ばれる、正方形に近い形から、縦長のようなものもあり、サイズによって掲載される場所が決まってしますため、使用する際は全てのフォーマットを網羅するようにしましょう。
全てのサイズを網羅出来ていないと、配信面における機会損失が生まれてしまうので注意しましょう。
また、バナーの全てのサイズを網羅するのが難しい方は、レスポンシブディスプレイ広告などを活用するのをおすすめします。
レスポンシブディスプレイ広告(RDA)とは
レスポンシブディスプレイ広告(RDA)とは、予め画像とテキストを設定しておくことで、バナー広告のような形式で配信してくれる広告です。
バナー広告とは違い、予めアセットを設定しておくことで全てのサイズの配信面を網羅することが可能で、機会損失も防ぎやすくなっています。また、表示するテキストをAIがユーザーに自動で最適化してくれる点もバナー広告と違う点になります。
Google レスポンシブディスプレイ広告(RDA)のメリット
広告枠に合わせて、フォーマット・サイズの調整を自動で行ってくれる。
前述したように、レスポンシブディスプレイフォーマット出現以前は、多岐に渡るサイズのバナーの入稿・テキストのみの広告入稿などして、配信枠への対応をしていましたが、レスポンシブディスプレイ広告は、アセットと呼ばれる広告の要素を、広告スペースに寄って柔軟に自動調整してくれます。
リーチの最大化、機会損失を防げる
サイズ・フォーマット(画像・動画・テキストのみ)を全て用意せずとも、高パフォーマンスと判断されたフォーマットを自動で選択し、配信してくれます。
1つの広告で多くのパターンのテストが容易になる
アセット(画像、広告見出し、ロゴ、動画、説明文)を複数アップロードすると、ディスプレイ ネットワークに表示される広告が自動的に生成されます。
それにより、広告グループやキャンペーン内の広告ポートフォリオを管理するための時間が削減でき、パフォーマンス向上に時間を費やすことができます。
Google レスポンシブディスプレイ広告(RDA)のコツ
レスポンシブ ディスプレイ広告は、アップロードされたアセットのさまざまな組み合わせを自動で最適化してくれるため、複雑になりがちだった画像とテキストの組み合わせの最適化をスムーズに検証できるのは大きなメリットですが、よりパフォーマンスを向上させるために下記の点も押さえておくとよいでしょう。
入稿しただけで満足せず、仮説検証を回す
設定したレスポンシブディスプレイ広告(RDA)アセットの確認を表示をクリックし掲載結果列を確認します。
組み合わせの結果によって、「低」「良」「最良」の順で表示されます。
「最良」且つ広告成果の高い組み合わせを観測しながら、そのベクトルで画像/テキストを入稿しましょう。
意味不明な画像/テキストの組み合わせにならないようにする
良くも悪くも、テキストと画像が自動で組み合わさり配信されてしまいます。
この画像とこのテキストは組み合わせたら意味が通らないな、と思われるものは、広告を分けるなどして対応しましょう。
アセットを十分に追加する
機械学習の力を最大限活かすためにはより大きな学習機会を与える必要があります。
そのため、画像、見出し、説明文は十分な量を入れましょう。また、似たような内容ばかりでは差が出にくいため、異なったテイストのアセットを追加するのがオススメです。
入稿して満足せず、必ずPDCAサイクルを回す
レスポンシブディスプレイ広告(RDA)は配信後は定期的に分析を行い、PDCAサイクルを回すようにしましょう。
効果検証を行いユーザー属性や配信先は適切なのか、広告費や作業時間のコストを軽減するにはどうすればいいのかなど改善していってください。
またレポートも確認し画像やテキストを新しく追加・変更することで成果を高めていきましょう。
Google レスポンシブディスプレイ広告(RDA)の料金体系
Google レスポンシブディスプレイ広告(RDA)だからと言って、他の課金体系と異なることはありません。
料金体系のはGoogle広告で定められているは料金形態と同様になります。念の為、Googleの料金体系をおさらいしておきます。
クリック課金(CPC)
広告のクリックごとに料金がかかります。上限クリック単価を設定することで1クリックあたりの上限費用を設定可能です。サイトへの流入を狙いたい場合に有効な入札設定です。
クリック課金(CPC)は、「コスト÷クリック数」で求めます。例えば、10万円の広告費用をかけ得られたクリック数が1000回だった場合、CPCは「10万円÷1000回」で100円になります。
インプレッション課金(CPM)
Google ディスプレイ ネットワークにて、広告が 1,000回表示されるごとにかかる費用を入札する課金方式です。広告を多く露出したい場合に有効な課金方式です。
インプレッション課金(CPM)は、「コスト÷表示回数×1,000」の計算式で求められます。
例えば、10万円の広告費をかけ広告表示回数が10万回だった場合、CPMは「10万円÷10万回×1,000」で1000円となります。
広告視聴課金(CPV)
動画を一定時間視聴するか、もしくは動画に関連するボタンをクリックするなどの操作により課金されます。動画広告で用いられる課金方式です。
Google レスポンシブディスプレイ広告(RDA)のアセットの入稿仕様
レスポンシブディスプレイ広告(RDA)の画像アセットの入稿仕様
素材 | 最小画像サイズ | 最大ファイルサイズ | 入稿可能数 |
---|---|---|---|
横長 | 横縦比 1.91:1、600×314 | 5MB | 15個まで |
スクエア | 横縦比1:1、300×300 | ||
スクエアロゴ(省略可) | 横縦比1:1、128×128 ※推奨画像サイズは1,200×1,200 |
5個まで | |
横長ロゴ(省略可) | 縦横比4:1、512×128 ※推奨画像サイズは1,200×300 |
レスポンシブディスプレイ広告(RDA)の動画アセットの入稿仕様
素材 | 推奨アスペクト比 | 最大動画時間 | 入稿可能数 |
---|---|---|---|
YouTubeにアップロード済みの動画 | 16:9、1:1、4:3、9:16 | 30秒以下 | 5個まで |
レスポンシブディスプレイ広告(RDA)のテキストの入稿仕様
種別 | 詳細 | 文字数(半角) | 入稿可能数 |
---|---|---|---|
短い広告見出し | 広告に表示される最初の行です 表示される広告見出しの長さは、見出しが表示されるサイトによって変わります。 |
30文字以内 | 5個まで |
長い広告見出し | 長い広告見出しは、広告が大きい場合に短い見出しの代わりに広告の最初の行に表示されます。 | 90文字以内 | 1個 |
説明文 | 広告文を追加することで、追加の説明や詳細情報を表示できます。 広告文は、広告のサイズやフォーマットによっては表示されません。 |
90文字以内 | 5個まで |
ビジネスの名前 | 会社名は、お客様の会社ブランドの名前です。特定のレイアウトでは、会社名が広告文に表示されることがあります。 | 25文字以内 | 1個 |
行動を促すフレーズのテキスト(省略可) | 「今すぐ適用」「今すぐ予約」「お問い合わせ」「ダウンロード」など12個の行動を促すフレーズからバナーのCTAを選択可能です。 | ー | ー |
レスポンシブディスプレイ広告(RDA)のテキストの利用可能な記号
記号 | 使用可否 | 備考 |
漢字、ひらがな、カタカナ | ○ | 半角カタカナは不可。 |
英数字 | ○ | ①②、ⅠⅡ、ⅰⅱ などは使用不可。 |
、 。 , . などの句読点、カンマ、ピリオド | ○ | 連続使用など、不適切な使用は不可。 |
! などの感嘆符 | ○ | 見出しには使用不可。広告テキスト1つまで。連続使用など、不適切な使用は不可。 |
? / ? などの疑問符 | ○ | ?? などの連続使用は不可。?! や !? は同じ記号の連続ではないので、意味のある使用に限り承認可 |
” “ ダブルコーテーション ‘ ‘ シングルコーテーション | ○ | 語句や名詞を区切るために使用。※タイトルにおいて、他に語句がなく区切る必要がない場合は不承認とする。テキスト行は区切り使用であれば承認できる。 |
% パーセント & アンド記号 # シャープ、番号記号 / スラッシュ : コロン | ○ | – |
( ) 括弧 - ハイフン $ ドル | ○ | – |
< >[ ] 【 】「 」[ ]『 』≪ ≫《》 などの括弧 | ○ | 半角は使用不可 。 |
¥ 円マーク | ○ | 半角は使用不可 。 |
・ 中黒(中点) | ○ | 半角は使用不可 。 |
… 省略記号 〜 から ~,~ チルダ | ○ | – |
® ™ 商標記号 | ○ | 半角は使用不可。商標記号としての使用のみ。 |
⇒ → ← ↑ ↓ | × | – |
±×÷=≠∞ | × | – |
@ | × | – |
ギリシャ文字、キリル文字 | × | – |
レスポンシブディスプレイ広告(RDA)のオプション
種別 | 詳細 |
---|---|
プロモーション用テキスト | 追加情報や顧客への特典情報を記載できます。 |
価格のプレフィックス(省略可) | 価格に接頭語(プレフィックス)が必要であれば記載できます。 |
引用:レスポンシブ ディスプレイ広告について-Google広告ヘルプ
Google レスポンシブディスプレイ広告(RDA)の設定方法
Google広告管理画面でのレスポンシブディスプレイ広告(RDA)の設定方法
Google広告管理画面から、広告と広告表示オプションをクリックします。
そのタブから「広告」をクリックして、+ボタンから、レスポンシブディスプレイ広告を選択します。
画像、広告見出し、ロゴ、説明文などの必須項目を入力していきます。
画面の右側で、ディスプレイネットワーク、YouTube、Gmailと掲載される場所ごとにプレビューを確認できるので、しっかり完成するものをイメージしながら広告を作成していきましょう。
Google広告エディタでレスポンシブディスプレイ広告(RDA)の追加方法
広告エディタを開きます。
左側の「管理」でタイプリストで [広告]、[レスポンシブディスプレイ広告] の順にクリックします。
[レスポンシブディスプレイ広告]をクリックすると上部に[レスポンシブディスプレイ広告を追加]が現れます。 そちらをクリックしてください。
すると下記の画像のページに移ります。
新しいレスポンシブディスプレイ広告を表示する広告グループを決めたら①の様にチェックボックスにチェックを入れます。
②の「OK」をクリックするとエディタに追加されます。
追加されたレスポンシブディスプレイ広告をクリックすると「編集パネル」が赤枠のように出現します。
下記の事項を入力してください。
- 広告見出し:広告に表示される見出しを任意で入力してください。
- 説明文:見出しの付近に記載されます、簡単な説明を書くのも良いでしょう。
- 画像:写真アイコンをクリックし追加していってください。
- 動画:動画のURLを入力してください。
- 最終ページURL:広告をクリックした際に入力したURLのページに移動するようになります。
その他は任意で入力していただくと作成完了です。
Google レスポンシブディスプレイ広告(RDA)のまとめ
複数のフォーマットやサイズ、画像やテキストなどの組み合わせを自動で配信・最適化してくれるオプションです。機械と共存する部分が大きいですが、決して万能薬ではなく、その後の人間の示唆が大切になることは言うまでもありません。
当社では、広告代理店、インハウス支援を行っております。もしこの記事を読んで
・理屈はわかったけど自社でやるとなると不安
・自社のアカウントや商品でオーダーメイドで説明して欲しい
・記事に書いてない問題点が発生している
・記事を読んでもよくわからなかった
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