2021年9月27日付けで、検索クエリーデータに関するYahoo!検索広告のアップデートが告知されました。
(公式:【検索広告】検索クエリーデータの表示に関する変更と一部過去データの提供終了について)
アップデート自体は同年9月9日以降順次適用されており、また一部過去のデータが利用できなくなるので注意する必要があります。
それでは詳細について解説していきます。
Yahoo!広告に関してさらに知見を深めたい!という方は、以下の記事に総括的にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。
また、検索連動型広告に関してさらに知見を深めたい方は、以下の記事をぜひ読んでみてください。
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検索クエリーデータの表示基準が変更
何が変更されるのか?
今回のアップデートの対象となる機能は
・検索クエリー一覧画面
・検索クエリーレポート
・検索クエリーレポート(動的検索連動型広告)
の3つです。
どう変わるのか?
2021年2月1日以降のデータについて、表示基準が変更されます。
これによって、今後は以前よりも多くのデータが表示される可能性があります。
また、2月以降のデータについては、実施日以前に確認したものよりも多くのデータが表示されている可能性があります。
なぜ表示基準が変更されたのか?
今回表示基準が変更されたきっかけとしては、Googleの動きも関わってきます。
アップデート以前では、ユーザーのプライバシー保護の観点から、データの確認には制限がかけられていました。
しかし広告運用者側としては可能であればより多くのデータがほしいですよね。
そこで、Googleが先行する形で「多くのユーザーが検索している語句についてはレポートに表示する」というアップデートをしました。
(公式ユーザーのプライバシーを保護しながら、検索語句レポートを改善:2021年9月9日)
今回のYahoo!検索広告におけるアップデートは、それに連動するものとなっています。
今後は「ユーザーのプライバシーを侵害しない範囲で、より多くのデータが表示される」という方向に進んでいきそうですね。
検索クエリーデータのアップデートに伴う注意点
利用不可になるデータについて
今回のアップデートに伴い、2022年2月以降は2020年8月までのデータについて取得できなくなります。
ただし22年1月いっぱいまでの猶予はあるので、必要な場合はそれまでにデータのバックアップをとっておきましょう。
今後は当該データが取得できなくなってしまうことを念頭に、5つまで設定可能な表示切り替え(日、月、デバイス、広告形式、CV測定目的など)や、表示項目はオプションまで全て選択するなど、分析に十分な状態でダウンロードしておけば問題ないでしょう。
ただし一つ注意点として、「表示切替」の中に「コンバージョン名」、あるいは「コンバージョン測定の目的」を含む場合は、「表示項目」中の「基本項目」が選択できなくなってしまいます。
以下は参考画像です。
コンバージョン関連の項目が入ると「基本項目」が表示されません。
必要であれば複数ファイルに分けてダウンロードすれば安心です。
検索クエリーデータのアップデートについてのまとめ
今回のアップデートによってより多くのデータが取得可能になり、より正確な分析が可能になるでしょう。
しかし、過去のデータについては取得不可になってしまうものもあるため、2022年2月より前にバックアップをしておくことが重要です。
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