Google広告では「クロスデバイスコンバージョン」という指標が確認できます。

Googleにログインしているユーザーが広告をクリック後、別のデバイスからコンバージョンに至った場合にカウントされる指標です。

「広告から直接コンバージョンに至ったわけではないが、実際にコンバージョンは達成している」というケースを把握できるため、より正確な分析に役立つ指標であるといえます。

 

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クロスデバイスとは

クロスデバイスとは、PC・スマホなどのデバイスの種類に関わらず同じサービスにアクセスできる状態を指します。

類似する用語に「マルチデバイス」という言葉が存在します。
ゲームを例にして、この2つの用語の違いを理解しましょう。

マルチデバイスとは、PC版、家庭用ゲーム機版、携帯ゲーム機版がそれぞれ用意されている状態を表します。
クロスデバイスではそれぞれのバージョンが用意されており、かつデバイスを問わず一緒にプレイできるゲームが該当します。

つまりクロスデバイスであるためにはマルチデバイスであることが必要であり、部分集合にあたる用語であるといえます。

特にWebサービスにおいては、PCやスマホなどの機種を問わず一つのデータを利用できる状態であることを指して「クロスデバイス」と呼びます。

クロスデバイスコンバージョンとは

例えば「スマホで広告をクリックしたがコンバージョンには至らず、その後同じGoogleアカウントにログインしている別端末がコンバージョンを達成した」というケースがクロスデバイスコンバージョンとしてカウントされます。

もともとはGoogle analyticsによる機能ですが、Google広告のレポートにエクスポートすることが可能です。

クロスデバイスコンバージョンの算出方法

すでに言及している通り、クロスデバイスコンバージョンは広告をクリックした端末とは別の端末(あるいは異なるCookieを使用するブラウザ)からコンバージョンが達成された場合にカウントされます。

ユーザーから収集された匿名データによる予測を基にすることで、広告から直接コンバージョンへ至っていない場合にもコンバージョンの計測が可能になるという仕組みです。

その性質上、クロスデバイスコンバージョンの算出には、ユーザーにGoogleアカウントへログインした履歴があることが必要になります。

クロスデバイスコンバージョンに注目するメリット

クロスデバイスコンバージョンの指標は、広告から直接コンバージョンに至ったケースだけでなく、一度離脱した後に達成されたコンバージョンも捕捉することができます。

クロスデバイスでの分析をしていない場合にはコンバージョン率が低かったとしても、クロスデバイスでのコンバージョンに至っている場合があります。

広告クリックからのコンバージョンだけでは分析しきれない、実態として効果的な広告を見極めるためには必要な指標であるといえます。

また、クロスデバイスコンバージョンを計測している場合、入札単価設定に反映することも可能です。

クロスデバイスコンバージョンを確認する条件

AnalyticsからクロスデバイスコンバージョンをGoogle広告にエクスポートすることを可能にするには、いくつかの条件があります。

以下がGoogleによって提示されている条件です。
・Google analyticsとGoogle広告のアカウントをリンクさせていること
・アナリティクスのプロパティで月10,000件以上のコンバージョンを獲得していること
・Googleシグナルを有効にしていること
・Google広告の入札単価にインポートしたアナリティクスコンバージョンを使用していること

クロスデバイスコンバージョンの確認方法

クロスデバイスコンバージョンは、広告のレポート列に表示することで確認が可能です。

番号の順にクリックし、

コンバージョンの項目の中から「クロスデバイスコンバージョン」を選択しましょう。

まとめ

クロスデバイスコンバージョンの指標を参照することで、通常の「コンバージョン」指標では確認できないデバイスを跨いで達成されたコンバージョンを確認できます。

「コンバージョン」指標だけを用いて効果がないと断定するのではなく、クロスデバイスコンバージョンについても確認してみることで、より正確な効果測定が可能になります。



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