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Yahoo!広告の運用において、より高いコンバージョン率やクリック率を目指す上で、表現力豊かな広告フォーマットの活用は不可欠です。特に、複数の商品やサービスを扱うECサイトや、複雑なサービスの利用手順を分かりやすく伝えたいBtoB事業者様にとって、一度に多くの情報を伝えられるフォーマットは強力な武器となります。その有力な選択肢の一つが、Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)で提供されている「カルーセル広告」です。本記事では、このYDAカルーセル広告の基本的な概要から、2025年最新の入稿規定、具体的な設定手順、さらには広告成果を最大化するための実践的なクリエイティブ戦略や業種別の活用シナリオに至るまで、網羅的に解説を進めてまいります。この記事を最後までお読みいただくことで、YDAカルーセル広告を明日からでも戦略的に活用し、コンバージョン獲得を加速させるための具体的な知識とノウハウをすべて習得することが可能となります。

YDAカルーセル広告とは?その仕組みと基本を理解する

YDAカルーセル広告とは、一つの広告枠内で、ユーザーが指で横にスワイプすることにより、複数の画像(「カード」と呼びます)と、それぞれに紐づく見出しやリンク先を閲覧できる、インタラクティブ性の高い広告フォーマットを指します。語源である「カルーセル(carousel)」が「回転木馬」を意味するように、ユーザーが能動的に操作することで、次々と情報が展開される仕組みが最大の特徴です。静的なバナー広告が一つのメッセージしか伝えられないのに対し、カルーセル広告は最大10枚のカードを組み合わせることで、まるでウェブサイトのミニチュア版のように、リッチな情報量をユーザーに提供できます。この特性を活かし、複数の商品をカタログのように見せたり、サービスの利用プロセスを物語のように伝えたりと、多様な表現でユーザーの興味を引きつけ、最終的なコンバージョンへと導きます。なお、重要な点として、YDAのカルーセル広告では、2025年現在、クリエイティブとして利用できるのは静止画のみであり、動画やアニメーションGIF形式のファイルは使用できません。この制約を理解した上で、静止画をいかに効果的につなぎ合わせるかが、成果を出す上での鍵となります。主な配信面としては、PCおよびスマートフォン版のYahoo! JAPANトップページやYahoo!ニュース、Yahoo!知恵袋、提携パートナーサイトの広告枠などが挙げられ、日本のインターネットユーザーへ幅広くアプローチすることが可能です。

YDAカルーセル広告の表示例

YDAカルーセル広告で設定可能な3つのキャンペーン目的

YDAカルーセル広告は、あらゆるキャンペーン目的で利用できるわけではなく、獲得型広告としての成果を重視した特定の目的でのみ設定が可能です。自社のマーケティング目標と照らし合わせ、最適なキャンペーン目的を選択することが運用の第一歩となります。以下に、利用可能な3つのキャンペーン目的と、それぞれがどのようなビジネスゴールに適しているかを具体的に解説します。

1. コンバージョン

このキャンペーン目的は、広告経由での具体的な成果獲得、すなわちコンバージョン(商品購入、会員登録、資料請求、問い合わせなど)を最大化することを目指す場合に最適です。Yahoo!広告の機械学習が、過去のコンバージョンデータやユーザーの行動履歴を基に、コンバージョンに至る可能性が高いと判断されるユーザーへ広告配信を最適化します。例えば、ECサイトにおける特定商品の販売促進や、BtoBサービスにおける見込み顧客リストの獲得など、直接的な事業成果に結びつけたい場合に最も効果的な選択肢と言えるでしょう。カルーセル広告の持つ複数の訴求面を活かし、商品の異なる特徴を各カードでアピールしたり、導入事例を紹介して信頼性を高めたりすることで、ユーザーの最終的な意思決定を強力に後押しします。コンバージョン単価(CPA)を重視する全ての広告主様にとって、基本となるキャンペーン目的です。

2. サイト誘導

「サイト誘導」は、広告をクリックしたユーザーを自社のウェブサイトや特定のランディングページへ最大限送り込むことを目的とします。クリック数の最大化を目指して配信が最適化されるため、クリック単価(CPC)を抑えながら、大量のトラフィックを生成したい場合に有効です。例えば、新商品の特集ページやキャンペーンの告知ページへユーザーを誘導したい場合や、コンテンツマーケティングの一環としてオウンドメディアの記事へ送客したい場合などに活用されます。カルーセル広告を用いることで、特集の目玉商品を複数見せたり、記事の概要をダイジェストで伝えたりすることができ、ユーザーの興味を喚起し、クリック率(CTR)の向上に貢献します。ただし、この目的はあくまでサイトへの誘導数を最大化するものであり、その後のコンバージョンを直接の最適化対象とはしないため、遷移先ページのコンテンツや導線設計が極めて重要になります。

3. アプリ訴求

このキャンペーン目的は、その名の通り、スマートフォンアプリのプロモーションに特化しています。具体的には、アプリのインストール数を増やすこと、または既にアプリをインストールしているユーザーに対して特定のアクション(例:アプリ内課金、特定機能の利用、休眠ユーザーの復帰促進など)を促すリエンゲージメントを目的とします。カルーセル広告を活用することで、アプリの主要な機能をカードごとに紹介したり、ゲームアプリであれば魅力的なキャラクターやプレイシーンを複数見せたりと、アプリの魅力を多角的に伝えることが可能です。これにより、ユーザーはインストール前にアプリの内容をより深く理解でき、インストール後のミスマッチを防ぎ、結果として質の高いユーザー獲得に繋がります。アプリのインストール、あるいはエンゲージメントの最大化を目指すアプリ事業者様にとって必須の選択肢です。

YDAカルーセル広告を活用する5つの戦略的メリット

YDAカルーセル広告を導入することは、単に表現の幅が広がるだけでなく、コンバージョン獲得において多くの戦略的な利点をもたらします。ここでは、具体的な5つのメリットを深掘りして解説します。

メリット1:情報伝達力の最大化による機会損失の防止

カルーセル広告最大のメリットは、1つの広告枠で圧倒的に多くの情報を伝えられる点です。通常のバナー広告では1つの訴求、1つの遷移先しか設定できませんが、カルーセル広告では各カードに異なる見出し、説明文、そして個別のリンク先URLを設定できます。これにより、例えば総合ECサイトであれば、「ファッション」「家電」「食品」といった異なるカテゴリの人気商品を一枚の広告で紹介し、それぞれを該当のカテゴリページへ直接誘導することが可能です。ユーザーは興味のある商品をすぐに見つけられ、サイト内を回遊する手間が省けるため、離脱率の低下とコンバージョン率の向上が期待できます。これは、複数の選択肢を提示することで、ユーザー一人ひとりの多様なニーズに応え、機会損失を最小限に抑えることに直結します。

メリット2:ストーリーテリングによる顧客理解の促進

複数のカードを連続して見せることで、広告に物語性を持たせ、ユーザーの感情に訴えかける「ストーリーテリング」が可能になります。例えば、BtoBの業務改善ツールであれば、「1枚目:よくある業務上の課題を提示」→「2枚目:ツールの主要機能を紹介」→「3枚目:導入による具体的な解決策(ビフォーアフター)」→「4枚目:お客様の声や導入事例」→「5枚目:無料トライアルへの誘導」といった流れで構成することで、ユーザーは自身の課題と解決策をスムーズに結びつけて理解できます。商品の開発秘話や、サービスの利用ステップを順を追って見せることも有効です。単なる機能の羅列ではなく、一貫した物語として情報を伝えることで、ユーザーの共感と理解を深め、商品やサービスへの興味を強力に醸成することができます。

メリット3:複数商材の効率的な紹介によるクロスセル促進

特に、アパレル、不動産、旅行、中古車など、多くの商品を扱うビジネスにおいて、カルーセル広告は非常に効率的なカタログとして機能します。例えば、あるジャケットに興味を持ったユーザーに対して、そのジャケットを使ったコーディネート例として、パンツやシューズを別のカードで提案することができます。これにより、当初の目的であったジャケットだけでなく、他の商品への興味も喚起し、結果として顧客単価の向上(クロスセル)に繋がる可能性があります。不動産であれば、一つの物件について外観、リビング、キッチン、寝室と複数の写真をカードで見せ、ユーザーの比較検討を容易にすることも可能です。ユーザーに「他にもこんな選択肢がある」と能動的に探させる体験は、購買意欲を高める上で非常に効果的です。

メリット4:マイクロインタラクションによるエンゲージメント向上

ユーザーが広告をただ受動的に眺めるのではなく、「指でスワイプする」という能動的なアクション(マイクロインタラクション)を介在させる点も、見逃せないメリットです。この小さな操作が、ユーザーの広告への関与度を高めます。自分で操作して情報を得たという体験は、広告内容の記憶定着率を高める効果があると言われています。スワイプするたびに新しい情報が現れるというゲーム性や発見の楽しみは、ユーザーの広告に対するネガティブな感情を和らげ、よりポジティブなブランド体験へと繋がります。このエンゲージメントの高さは、クリック率(CTR)の向上にも直接的に寄与します。

メリット5:単一プロダクトの多角的訴求による魅力の再発見

扱う商品が一つしかない場合でも、カルーセル広告は有効です。その商品を様々な角度から切り取り、多角的に訴求することで、ユーザーがまだ気づいていない魅力を伝えることができます。例えば、高機能な一眼レフカメラであれば、「1枚目:製品全体の美しいデザイン」→「2枚目:圧倒的な画質を示す作例」→「3枚目:高速オートフォーカス機能を解説」→「4枚-5枚目:プロカメラマンや愛用者のレビュー」→「6枚目:利用シーンの提案(旅行、運動会など)」といった構成が考えられます。一つの側面だけでは響かなかったユーザーに対しても、別のカードで訴求することで興味を持たせるフックを増やすことができます。これにより、ターゲットユーザーの取りこぼしを防ぎ、コンバージョンに至る可能性を最大化します。

【2025年最新版】YDAカルーセル広告の入稿規定(仕様まとめ)

YDAカルーセル広告を実際に入稿するにあたり、遵守すべき規定は多岐にわたります。規定を満たしていない場合、審査不承認となり広告を配信できません。ここでは、2025年7月時点の最新の仕様を、各要素ごとに詳細に解説します。入稿作業前の最終チェックリストとしてご活用ください。

カルーセル広告全体の規定

まず、広告全体に関わる基本的なルールです。

  • カルーセルカードの枚数: 1つの広告につき、最低2枚以上、最大10枚まで設定する必要があります。1枚のみではカルーセル広告として成立しないためご注意ください。
  • ロゴ画像の入稿: 必須項目です。設定しないと広告を作成できません。ロゴは全てのカードが表示された後、最後の要素として表示されます。
  • 動画・アニメーション: 利用できません。クリエイティブはすべて静止画(JPEG, PNG, GIF89a)で作成する必要があります。アニメーションGIFも静止画として扱われます。

各カルーセルカードの入稿規定

次に、カード一枚一枚に設定する画像やテキストの仕様です。これらは最大10枚のカード全てに適用されます。

画像

アスペクト比 1:1(必須)
推奨ピクセルサイズ 1200px × 1200px
最小ピクセルサイズ 600px × 600px
ファイル容量 最大3MB
ファイル形式 GIF89a, JPEG, PNG
入稿時の注意 ファイルサイズが150KBを超える画像は、入稿時に自動的に圧縮されます。品質の劣化を避けたい場合は、150KB未満での作成を推奨します。

テキスト要素

タイトル 20文字以内(半角・全角問わず)。各カードに設定必須です。ユーザーの興味を引く重要な要素です。
説明文 40文字以内(半角・全角問わず)。一部の広告掲載面では表示されない場合があります。
主体者表記 20文字以内。広告主の正式名称(企業名やブランド名)を記載します。
表示URL 29文字以内。実際に表示されるドメイン部分です。
リンク先URL 1024文字以内。ユーザーがクリックした際に遷移するページのURLです。各カードに個別のURLを設定可能です。

ロゴ画像の入稿規定

広告の最後に表示される、ブランドの信頼性を示す重要な要素です。

アスペクト比 1:1(必須)
推奨ピクセルサイズ 1200px × 1200px
最小ピクセルサイズ 600px × 600px
ファイル容量 最大3MB

CTA(コール・トゥ・アクション)ボタン

ユーザーに行動を促すボタンです。広告の目的に合わせて、プルダウンメニューから最適なものを選択します。以下は選択可能なボタン文言の一覧です。(2025年7月時点)

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YDAカルーセル広告 入稿前の重要チェックリスト5項目

入稿規定と合わせて、広告配信でつまずかないための重要な注意点を5つのチェック項目にまとめました。配信設定を行う前に必ずご確認ください。

1. カルーセルカードは必ず2枚以上設定しましたか?

基本的な要件ですが、意外と見落としがちなポイントです。カルーセル広告は複数のカードで構成されることが前提のフォーマットであり、1枚だけでは広告を作成・保存することができません。必ず2枚以上、最大10枚の範囲でカードを組み合わせる必要があります。訴求したい内容に合わせて、最適な枚数を事前に計画しておくことが重要です。

2. 全てのカルーセルカードが審査基準を満たしていますか?

カルーセル広告は、設定した全てのカード(画像、タイトル、説明文、リンク先URL)が個別にYahoo!広告の広告掲載基準に沿って審査されます。たとえ10枚中9枚が承認されても、残りの1枚が審査で不承認(否認)となった場合、その広告全体が配信されません。特に、誇大表現や薬機法・景品表示法に抵触する可能性のあるクリエイティブ、ユーザーに誤解を与えるような表現は厳しくチェックされます。手間をかけて作成したクリエイティブが無駄にならないよう、全カードの表現を慎重に確認しましょう。

3. ブランドやサービスのロゴ画像は入稿しましたか?

YDAのカルーセル広告では、ロゴ画像の入稿が必須要件です。ロゴは広告の信頼性を高め、広告主が誰であるかを明確にする重要な役割を担います。規定のアスペクト比(1:1)とサイズに準拠したロゴ画像を事前に準備しておく必要があります。万が一、適切なロゴ画像がない場合は、広告を作成できないため、制作部門やクライアントに早めに依頼しておきましょう。

4. キャンペーンの目的は正しく選択されていますか?

前述の通り、カルーセル広告が利用できるキャンペーン目的は「コンバージョン」「サイト誘導」「アプリ訴求」の3種類に限定されています。これら以外の目的(例えば、動画再生など)で作成されたキャンペーンでは、カルーセル広告のフォーマットを選択すること自体ができません。広告作成の初期段階で、キャンペーンの目的設定が正しいかを確認することが、手戻りを防ぐ上で重要です。

5. 広告表現規制(特に酒類など)を遵守していますか?

特定の業種には、カルーセル広告特有の注意点が存在します。例えば、アルコール飲料の広告を配信する場合、「お酒、飲酒は20歳を過ぎてから。」といった注意文言を、原則として全てのカルーセルカードの画像内、またはタイトル、説明文に含める必要があります。一枚でもこの記載が漏れていると、審査不承認の原因となります。自社の扱う商材が特別な広告表現規制の対象となっていないか、広告掲載基準を事前に必ず確認してください。

【キャプチャ付き】YDAカルーセル広告の具体的な設定方法

ここからは、実際のYahoo!広告の管理ツール画面を用いながら、カルーセル広告を設定する具体的な手順をステップ・バイ・ステップで解説します。この手順に沿って進めれば、初めての方でも迷わず設定を完了できます。

前提条件:カルーセル広告を作成したいキャンペーン、および広告グループが既に作成済みであることを前提とします。キャンペーンの目的が「コンバージョン」「サイト誘導」「アプリ訴求」のいずれかであることをご確認ください。

ステップ1:広告作成画面への遷移

まず、広告管理ツールにログインし、画面左側の「ディスプレイ広告」タブをクリックします。表示されたキャンペーン一覧から、カルーセル広告を追加したいキャンペーンを選択し、次に広告グループを選択します。広告グループの画面が表示されたら、「広告」タブに切り替え、「+広告作成」ボタンをクリックします。

YDA広告作成画面

ステップ2:広告フォーマットの選択と基本情報の入力

「広告作成」ボタンを押すと、広告フォーマットの選択画面が表示されますので、「カルーセル広告」を選択します。次に表示される「カルーセル広告を追加」画面で、広告の基本情報を入力していきます。具体的には、「広告名」(管理用の名称)、「表示URL」、「リンク先URL」(1枚目のカードの遷移先などが自動で入力されますが、後で個別に設定可能です)、「主体者表記」などを入力します。

カルーセル広告の基本情報入力画面

ステップ3:カルーセルカードの追加と設定

次に、この広告の核となるカルーセルカードを追加します。画面中央の「+」ボタンをクリックして、1枚目のカードの設定画面を開きます。ここで「画像をアップロード」ボタンから規定に合った画像をアップロードし、「タイトル」「説明文」「リンク先URL」をそれぞれ入力します。1枚目の設定が完了したら、同様の手順で「+」ボタンを押し、2枚目、3枚目とカードを追加していきます。最低2枚のカードを設定する必要があります。画面右側の「広告プレビュー」では、設定した内容が実際の広告枠でどのように表示されるかをリアルタイムで確認できます。スマートフォンのプレビューで、スワイプ操作のシミュレーションも可能です。

カルーセルカードの追加設定画面

ステップ4:ロゴ画像のアップロードと最終確認

全てのカルーセルカードの設定が完了したら、画面を下にスクロールし、「ロゴ」の項目で規定に合ったロゴ画像をアップロードします。最後に、画面下部の「コールトゥアクション」のプルダウンメニューから、広告の目的に最も適したボタン文言を選択します。全ての入力が完了したら、プレビュー画面で全体の構成や誤字脱字がないかを最終確認します。

ステップ5:広告の作成完了

最終確認後、問題がなければ、画面下部の「+ 広告を追加」ボタンをクリックします。これにより、作成したカルーセル広告が広告グループに追加され、審査プロセスに移行します。審査が承認されれば、広告の配信が開始されます。お疲れ様でした。以上でカルーセル広告の設定は完了です。

広告の作成完了ボタン

【成果最大化】YDAカルーセル広告のクリエイティブ戦略7選

YDAカルーセル広告は、ただ設定するだけではそのポテンシャルを最大限に引き出すことはできません。ここでは、クリック率やコンバージョン率を飛躍的に高めるための、より実践的な7つのクリエイティブ戦略をご紹介します。

戦略1:最初の1枚で心を掴む「ファーストビュー戦略」

ユーザーがスワイプ操作を行うかどうかは、最初に表示される1枚目のカード(ファーストビュー)でほぼ決まります。ここで興味を引けなければ、2枚目以降のカードは見られることなく広告は素通りされてしまいます。1枚目のカードには、最もインパクトのあるビジュアル、ユーザーの課題を的確に突く問いかけ(例:「その自己流の〇〇、まだ続けますか?」)、メリットを凝縮したキャッチコピー(例:「たった5分で、面倒な〇〇が完了」)などを配置し、ユーザーに「この先が見たい」と思わせることが極めて重要です。

戦略2:一貫性で魅せる「ストーリーテリング戦略」

各カードを独立した情報の断片としてではなく、全体で一つの物語を構成するパーツとして設計する戦略です。例えば、「課題提示 → 解決策としての製品紹介 → 具体的な機能解説 → 導入後の成功イメージ → お客様の声 → 限定オファー」という王道のストーリーラインは非常に強力です。各カードを読み進めるごとにユーザーの理解と納得感が深まり、最後のCTAボタンをクリックする動機が自然に形成されます。カード全体で色調やフォント、デザインのトンマナを統一することも、一貫した世界観を演出し、ストーリーへの没入感を高める上で効果的です。

戦略3:パノラマ感を演出する「画像連結戦略」

これは、複数のカードの画像を意図的に繋げ、まるで1枚の壮大なパノラマ写真のように見せるテクニックです。例えば、広大な風景や、自動車の全景、複数の人物が並んでいるシーンなどを、カードをまたいで分割して表示します。ユーザーは画像の続きを見るために、自然とスワイプ操作を行ってしまいます。この視覚的な面白さはユーザーの注意を引きつけ、広告へのエンゲージメントを格段に高めます。デザインの難易度はやや上がりますが、他社との差別化を図る上で非常に有効な戦略です。

戦略4:詳細を深掘りする「カタログ戦略」

特にECサイトや不動産業など、単一のプロダクトを詳細に見せたい場合に有効です。1つの商品を、様々な角度から撮影した写真(正面、側面、背面、細部のアップなど)で紹介したり、豊富なカラーバリエーションを全色見せたりすることができます。ユーザーはまるで商品を手に取るように、詳細な情報を確認でき、購買前の不安を解消できます。各カードに商品のスペックや特徴を簡潔に記載することで、カタログとしての完成度が高まります。

戦略5:利用手順を可視化する「チュートリアル戦略」

ソフトウェア、アプリ、金融商品、各種オンラインサービスなど、利用方法や申し込み手順が複雑に感じられがちな商材に最適な戦略です。サービスの利用開始までのステップを、「Step1: 無料登録」「Step2: プロフィール入力」「Step3: プラン選択」といった形で、カードごとに分かりやすく図解します。ユーザーは利用の全体像と手順を事前に把握できるため、「面倒くさそう」という心理的なハードルが下がり、コンバージョンへの移行がスムーズになります。

戦略6:スワイプを促す「デザイン・ギミック戦略」

ユーザーにスワイプ操作を直感的に促すための、細やかなデザイン上の工夫です。例えば、各カードの右端に「>」のような矢印アイコンを配置したり、次のカードの画像やテキストの一部を意図的に少しだけ見切れるようにデザインしたりする方法があります。また、「続きはスワイプ→」といった直接的なテキストを画像内に入れるのもシンプルながら効果的です。こうした小さな仕掛け(ギミック)が、ユーザーの次のアクションを自然に誘導します。

戦略7:各カードの役割を明確にする「役割分担戦略」

10枚のカード全てに同じ熱量で情報を詰め込むのではなく、各カードに明確な役割を持たせる戦略です。例えば、以下のような役割分担が考えられます。「1枚目:興味喚起(問いかけ、インパクト画像)」「2~4枚目:メリット訴求(具体的な便益を3点提示)」「5~7枚目:信頼性担保(導入事例、お客様の声、受賞歴)」「8~9枚目:不安解消(よくある質問への回答、返金保証など)」「10枚目:行動喚起(強力なオファーとCTA)」。このように構成を体系化することで、情報が整理され、ユーザーは論理的に納得しながら読み進めることができます。

【業種別】YDAカルーセル広告の活用シナリオ具体例

ここからは、より具体的に活用のイメージを掴んでいただくために、主要な業種別にYDAカルーセル広告の効果的な活用シナリオをご紹介します。

Eコマース(アパレル・雑貨・食品など)

  • シナリオA(新商品ラインナップ紹介): 1枚目でコレクションのテーマを発表し、2枚目以降で新作アイテムを一つずつ紹介。各カードから直接商品ページへリンクさせる。
  • シナリオB(コーディネート提案): 1枚目でモデルが着用するメインアイテム(例:ワンピース)を見せ、2枚目以降でそれに合わせるアウター、バッグ、シューズを提案。クロスセルを狙う。
  • シナリオC(ギフト提案): 「母の日ギフト特集」などのテーマで、価格帯やカテゴリ別に商品を複数紹介。ユーザーの多様なニーズに応える。

不動産

  • シナリオA(物件紹介ストーリー): 1枚目で物件の最も魅力的な写真(例:眺望の良いリビング)とキャッチコピーを提示。2枚目以降で外観→エントランス→キッチン→寝室→バスルーム→周辺環境と、内覧のように物件を案内する。最後のカードで問い合わせや見学予約へ誘導。
  • シナリオB(複数物件の比較検討): 同じエリア、同じ価格帯の異なる物件を複数紹介。ユーザーに比較検討の選択肢を与え、ポータルサイトへの誘導を図る。

人材・求人

  • シナリオA(働く魅力の紹介): 1枚目で「こんな仲間と働きませんか?」と問いかけ、2枚目以降で「オフィス環境」「ユニークな福利厚生」「社員インタビュー」「キャリアパス」などを紹介。企業の文化や働く魅力を伝え、応募への動機付けを強化する。
  • シナリオB(複数職種の募集): 「エンジニア」「デザイナー」「マーケター」など、現在募集中の複数の職種をカードごとに紹介し、それぞれ詳細な募集要項ページへリンクさせる。

BtoB(SaaS・業務ツールなど)

  • シナリオA(課題解決ストーリー): 1枚目でターゲット企業が抱える典型的な課題(例:「請求書業務、まだ手作業?」)を提示。2枚目以降で、その課題を解決するツールの機能を具体的に紹介し、導入事例や料金プランを提示。最後のカードで資料請求や無料トライアルへ誘導する。
  • シナリオB(機能カタログ): ツールの持つ多様な機能を、カードごとに一つずつピックアップして解説。ユーザーが自身の課題に最も合致する機能を見つけられるようにする。

教育・スクール

  • シナリオA(講座内容の紹介): 1枚目で「未経験からプロのWebデザイナーへ」といった目標を提示。2枚目以降で、カリキュラムの特徴、講師の紹介、学習サポート体制、卒業生の作品例などを紹介し、講座の魅力を網羅的に伝える。最後のカードで無料カウンセリングや説明会へ誘導。
  • シナリオB(受講生のビフォーアフター): 受講生が学習を通じてどのようにスキルを身につけ、キャリアアップを達成したか、という成功事例をストーリー仕立てで紹介する。

YDAカルーセル広告と他媒体(Meta・Google)の比較

カルーセル広告はYDAだけでなく、Meta(Facebook/Instagram)やGoogleでも提供されています。どの媒体を選ぶべきか判断するために、それぞれの特徴を比較してみましょう。

比較軸 YDA Meta広告 Google広告
主要な配信面 Yahoo! JAPANトップ, Yahoo!ニュース, 知恵袋, 提携サイトなど Facebook, Instagram, Messenger, Audience Network YouTube, Gmail, Discover, Google Feedなど(デマンドジェネレーションキャンペーン)
ターゲティングの特徴 サイトリターゲティングが強力。Yahoo! JAPANのユーザーデータを活用したオーディエンスターゲティング。 詳細な興味関心、役職、ライフイベントなど高精度なデモグラフィックターゲティング。類似オーディエンスの精度が高い。 Googleの検索行動やアプリ利用履歴などを基にしたカスタムセグメント、類似セグメントが強力。購買意欲の高い層へのリーチ。
クリエイティブの自由度 静止画のみ。シンプルな構成。 静止画、動画の両方が利用可能。各カードに異なるCTAを設定できるなど柔軟性が高い。 静止画、動画が利用可能。広告見出しや説明文を複数設定でき、機械学習による最適な組み合わせで配信。
どのような場合に有効か ビジネス層を含む幅広い年齢層にリーチしたい場合。サイト訪問者へのリターゲティングでコンバージョンを刈り取りたい場合。 ビジュアル訴求が重要な商材(アパレル、コスメ、旅行など)。特定の趣味嗜好を持つニッチな層に届けたい場合。 Googleの保有する膨大なユーザーデータを活用し、購買意欲の高い潜在層へアプローチしたい場合。YouTubeでの動画プロモーションと連動させたい場合。

YDAカルーセル広告に関するよくある質問(Q&A)

最後に、YDAカルーセル広告に関して運用担当者様からよくいただく質問とその回答をまとめました。

Q1. カルーセル広告のクリック単価(CPC)の相場はどのくらいですか?

A1. 一概に相場を示すことは困難です。クリック単価は、ターゲットとするオーディエンス、業界の競合性、クリエイティブの品質(クリック率)、入札戦略など、多くの要因によって大きく変動します。一般的には、通常のディスプレイ広告(レスポンシブ)と比較して、エンゲージメントが高い傾向にあるためクリック率(CTR)が高くなり、結果としてクリック単価(CPC)は同等か、やや低くなる可能性があります。まずは少額の予算からテスト配信を行い、自社のアカウントにおける単価感を見極めることが重要です。

Q2. 各カードの成果(クリック数など)を個別に確認できますか?

A2. いいえ、2025年7月現在、YDAの管理ツール上では、カルーセル広告全体のパフォーマンス(クリック数、インプレッション数、コンバージョン数など)は確認できますが、カード一枚一枚のクリック数やクリック率といった詳細なデータを個別に確認することはできません。どのカードが最もユーザーの興味を引いたかを正確に分析するためには、各カードのリンク先URLに異なるパラメータを付与し、Google Analyticsなどのアクセス解析ツール側で流入を分析する、といった工夫が必要になります。

Q3. 既存のディスプレイ広告(レスポンシブ)とどちらが効果的ですか?

A3. 一概にどちらが優れているとは言えず、商材やプロモーションの目的によって使い分けるべきです。複数の商品や訴求軸を一度に見せたい場合、ストーリー性を持たせたい場合はカルーセル広告が非常に有効です。一方、レスポンシブ広告は、入稿した複数のアセット(画像、広告見出し、説明文)を機械学習が自動で最適に組み合わせて多様な広告枠に配信するため、運用の手間をかけずに配信面の最大化を図れるというメリットがあります。両方のフォーマットをテストし、広告グループやキャンペーンの目的に応じてパフォーマンスの良い方を採用、あるいは併用するのが最適なアプローチです。

Q4. 審査に落ちた場合、どのように対処すれば良いですか?

A4. まず、管理ツールで不承認(否認)となった理由を正確に確認します。否認理由は広告掲載基準のどの項目に抵触したかと共に表示されます。例えば、「誇大表現」が理由であれば該当するカードのタイトルや画像内のテキストを修正し、「画像の品質」が理由であればより解像度の高い画像に差し替える、といった対応を行います。修正後、広告を再編集して保存すれば、再度審査が実行されます。どのカードが原因か不明な場合は、一枚ずつ内容を見直し、疑わしいと思われる箇所から修正していくことが求められます。

Q5. 効果測定で特に重視すべき指標は何ですか?

A5. キャンペーンの目的によって異なりますが、共通して重要なのはクリック率(CTR)とコンバージョン率(CVR)です。CTRの高さは、クリエイティブがユーザーの興味を引けているかを示す指標です。CTRが低い場合は、特に1枚目のカードのビジュアルやキャッチコピーに改善の余地があります。一方、CVRは、広告をクリックしたユーザーが最終的にコンバージョンに至った割合を示します。CTRは高いのにCVRが低い場合、広告内容と遷移先のランディングページの内容に乖離がある、あるいはLPの訴求力が弱い可能性があります。これらの主要指標に加え、コンバージョン単価(CPA)を常に監視し、事業目標を達成できているかを確認することが不可欠です。

まとめ:YDAカルーセル広告を使いこなし、コンバージョンを最大化する

本記事では、Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)のカルーセル広告について、その基本から最新の入稿規定、具体的な設定方法、さらには成果を最大化するための応用的なクリエイティブ戦略まで、多角的に解説いたしました。YDAカルーセル広告は、複数の画像とメッセージを組み合わせることで、ユーザーに対してリッチでインタラクティブな体験を提供し、コンバージョン獲得に大きく貢献するポテンシャルを秘めた広告フォーマットです。この記事でご紹介した重要なポイントを再度まとめます。

  • 複数の情報・訴求が可能: 最大10枚のカードで、多角的な商品紹介やストーリーテリングを実現できます。
  • 厳格な入稿規定: 最新の画像サイズ(1:1)、文字数、ロゴ必須などの規定を遵守する必要があります。
  • 戦略的なクリエイティブが鍵: 成果を出すには、ファーストビューの工夫やストーリー設計など、戦略に基づいたクリエイティブ制作が不可欠です。
  • 目的に応じた活用: Eコマースのカタログ、BtoBの課題解決ストーリー、不動産の内覧ツアーなど、業種に合わせた活用が効果的です。

表現の幅が広いという強みを最大限に活かし、注意点や入稿規定を正しく理解した上で、戦略的なクリエイティブを設計・実行すること。これがYDAカルーセル広告を成功に導くための王道です。ぜひ、本記事の内容を参考に、貴社の広告運用における新たな一手として、YDAカルーセル広告の導入をご検討ください。



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