X (旧Twitter) 広告ではウェブサイトのクリック数キャンペーンが利用できます。
画像とリンクを掲載したツイートを配信することで、サイトへのトラフィック増加を目的とするキャンペーンです。
また、X (旧Twitter) 広告に関してさらに知見を深めたい方は、以下の記事をぜひ読んでみてください。
ウェブサイトのクリック数キャンペーンで設定可能な目標
ウェブサイトのクリック数キャンペーンでは、以下の2種類の目標が設定できます。
- クリック増加(推奨)
ウェブサイトへのリンククリック自体が目標となる設定
デフォルトではこの目標に設定される
- コンバージョン増加
ユーザーがサイト上で特定のアクションをすることを目標とする設定
入札単価はリンクのクリック数であり
- 自動入札
- 上限入札単価
- 目標コスト
の3つの入札単価が選択可能です。
ウェブサイトのクリック数キャンペーンの機能
ツイートにウェブサイトへのリンク(必須)と画像(任意)を掲載することで、ユーザーをウェブサイトへ誘導し、トラフィックの向上を目標とする機能です。
ホームページへのユーザーの誘導や、特定のコンバージョンイベントの増加が目標として設定可能であり、主にそれら目標の達成によって料金が決定されます。
ウェブサイトのクリック数キャンペーンの設定方法
ウェブサイトのクリック数キャンペーンを利用する場合
①広告キャンペーンの設定
②広告グループの設定
③キャンペーンへのツイートの紐付け
という手順で設定をしていきます。
広告キャンペーンの設定方法
まずはキャンペーンの作成画面から「ウェブサイトのクリック数」を選択し、
以下の画像にある詳細を設定していきます。
①には任意のキャンペーン名を入力し、②には広告料金の支払情報が表示されます。
③日別予算では、1日に利用される広告費の上限が設定できます。
少額に設定しすぎた場合、適切な広告配信ができない場合があります。
④総予算はキャンペーンで利用できる予算の上限値です。
任意入力ではありますが、「気がついたらとんでもない額の広告費に……」という事態を避けるためにも設定しておきましょう。
また④は任意の入力ですが、③は入力が必須となります。
⑤開始/終了日時は、キャンペーンの広告配信を開始する日時(必須)と終了する日時(任意)が設定できます。
④と同じく、想定外の請求を避けるためには終了日時についても設定するとベターです。
⑥では、1日の広告予算をどのようなペースで消化していくかを設定可能です。
集中化配信は予算をハイペースで消化するため、基本的には標準配信(デフォルト)のままにしておいた方が無難です。
いずれの設定も後から編集することが可能です。
予算や終了日時などの全て詳細が決定していなくても、暫定的に問題ない数値を入力しておくと安心です。
広告グループの設定方法
広告グループの設定において、任意入力のものを設定しなかった場合には広告キャンペーンで設定した範囲内の数値が適用されます。
①広告グループの総予算では、広告キャンペーンの予算内で広告グループが利用できる予算の上限が設定できます。
②開始/終了日時についてはキャンペーンでの設定と同様ですが、未設定の場合はキャンペーンの開始~終了時まで配信が継続されます。
③目標では、「リンクのクリック数」と「コンバージョン」から選択が可能です。
コンバージョンを選択する場合はカウントするイベントを追加で設定する必要があります。
④では入札戦略を選択することが可能であり、「目標コスト」「上限入札単価」を選択する場合には自身で指定する値を入力する必要があります。
ターゲティングの設定
キャンペーンを配信する対象として年齢や言語などのユーザー情報、OSなどの端末情報、関心のあるトピックなどを基に、自社サービスに関心を持ってくれそうなユーザーに限定して広告を配信することができます。
以下は実際に設定可能なターゲティングのリストです。
ターゲティング | 項目名 | 備考 |
オーディエンスの特性 |
|
|
端末 |
|
追加オプションとして一定期間内に新しい端末を購入したユーザーをターゲティング可能 |
カスタムオーディエンス |
|
類似するカスタムオーディエンスを含めることが可能 |
ターゲティング機能 |
検索やツイート、エンゲージメントに含まれるキーワードが該当
特定のアカウントのフォロワーと共通するコンテンツに興味を示しているユーザーにリーチ可能
ツイートやリツイート、クリックした内容や、フォローしているアカウントに基づく
放送前・放送中・放送後に特定の映画・TV番組にエンゲージしたユーザーにリーチ可能
ユーザーのツイート内容や行動、エンゲージメントなどに基づくターゲティング
特定の会話トピックについてツイートやリツイート、エンゲージメントしたユーザーにリーチ |
追加オプションとして
を選択可能
ターゲティングによって価格がやや上下 |
プレイスメント |
|
|
X (旧Twitter) オーディエンスプラットフォーム | オンにした場合、X (旧Twitter) 外部の広告枠にも表示されるようになります。
リーチの拡大には繋がりますが、意図しない配信が行われる可能性も発生します。 |
クリエイティブを紐付けして配信開始
以上の広告キャンペーン・広告グループ・ターゲティングの設定を完了したら、あとはクリエイティブ(ツイート)を紐付けして配信を開始するだけです。
広告用ツイートとして配信したいツイートをチェックし、ページ右下の次へボタンをクリックします。
注意点
クリエイティブに掲載できるのは
・画像1点+リンク1つ
・リンク一つ(ウェブサイトボタン)
の形式のみであり、複数リンクを設置することはできません。
またツイート本文中にリンクを記載する場合、ウェブサイトボタンは利用できなくなる点には注意が必要です。
ウェブサイトのクリック数キャンペーンの成果確認
キャンペーンによる成果は、広告マネージャから確認が可能です。
リンククリック数や費用、1クリックあたりの平均コストといった主要なデータが確認可能です。
(画像引用:ウェブサイトのクリック数キャンペーンを作成する)
結果数がクリック数より少ない場合
キャンペーンの結果を分析すると、結果数がクリック数と一致しない(結果数が少ない)というケースが発生する場合があります。
主な原因としては以下の2点が考えられます。
①読み込み時間が長過ぎる
X (旧Twitter)広告におけるクリック数は、リンクがクリックされた時点で加算されます。
一方でアナリティクスによって確認できるコンバージョン数は、ページが端末上で読み込み完了し、トラッキングコードが発行された時点でカウントされます。
つまり読み込みの長さがストレスとなってユーザーがロード途中で離脱してしまった場合には、クリック数のみが増加するケースがあります。
②意欲のないユーザーによるクリック
こちらも①と原理は同じですが、根本的な原因は少し異なります。
誤タップなどによって意欲のないユーザーがサイトの読み込みに入った直後にサイトから離脱してしまった際にはクリック数のみ増加する場合があります。
まとめ
サイトのクリック数キャンペーンではURLと画像の掲載によってサイトリンクのクリック増加を図り、トラフィックやコンバージョンの増加を目標とすることができます。
画像(またはウェブサイトボタン)を活用することで視覚的なアプローチも可能です。
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