広告を出稿する際に確認すべき「リーチ」と「フリークエンシー」をご存知ですか?
リーチはどれだけ多くの人に広告を届けたいか、フリークエンシーはどれだけ多くの回数広告を届けたいかを確認する指標です。
今回はその「フリークエンシー」に制限をかけることができる機能「フリークエンシーキャップ」についてご説明します。
yahoo!広告に関してさらに知見を深めたい!という方は、以下の記事に総括的にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。
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フリークエンシーとは
フリークエンシーとは、一定の期間に1ユーザーに対して広告を表示した回数のことを指します。
フリークエンシーキャップとは
フリークエンシーキャップとは、1人のユーザーに対して表示される広告の回数上限を設定できる機能です。フリークエンシーキャップを設定することで、ユニークユーザーあたりの接触頻度をコントロール(フリークエンシーコントロール)できます。
フリークエンシーキャップの1カウントの定義
広告表示回数は、ビューアブルインプレッション数をもとにカウントします。
広告がユーザーの視認範囲に表示(50%以上の範囲が1秒以上連続して表示)されたら、表示回数が1回とカウントします。
そもそもビューアブルインプレッションとは
画像引用元:広告品質のダイヤモンドの取り組み-Yahoo!マーケティングソリューション
ビューアブルインプレッションとは、実際にユーザーが閲覧できる状態にあった広告インプレッションのことです。
ビューアブルインプレッションは英語ではViewable Impressionと表記され、Viewableは「見られることのできる」という意味があり、ビューアブルインプレッションはユーザーの目に見える範囲に表示されたインプレッションを指す指標ということがイメージしやすいかと思います。
フリークエンシーキャップの設定できる項目
フリークエンシーキャップでは、以下の項目を設定できます。
- 期間:広告の配信回数を制御する期間です。「日」「週」「月」の単位で設定できます。
- 回数:同一ユーザーに対して広告配信する回数の上限です。1~100の範囲で設定できます。
- 階層:フリークエンシーキャップを設定する階層を設定します。
フリークエンシーキャップの設定例
- 期間:月
- 回数:5
- 階層:キャンペーン
→1ユニークユーザーに対して、同一キャンペーンの広告を1カ月の間に5回まで配信します。
ユーザーAに対して、今月すでにキャンペーン1の広告(広告1~4)が5回配信された。
キャンペーン1の広告(広告1~4)は、今月中はもうユーザーAには配信されない(上限回数に達したため)。
<設定例2>
- 期間:週
- 回数:5
- 階層:広告グループ
→1ユニークユーザーに対して、同一広告グループの広告を1週間の間に5回まで配信します。
ユーザーAに対して、今週すでに広告グループ1の広告(広告1~2)が5回、広告グループ2の広告(広告3~4)が4回配信された。
- 広告グループ1の広告(広告1~2)は、今週中はもうユーザーAには配信されない(上限回数に達したため)。
- 広告グループ2の広告(広告3~4)は、今週中にあと1回ユーザーAに配信される可能性がある。
<設定例3>
- 期間:日
- 回数:5
- 階層:広告
→1ユニークユーザーに対して、同一の広告を1日5回まで配信します。
ユーザーAに対して、今日すでに広告1が5回、広告2が2回、広告4が5回配信された。広告3はまだ配信されていない。
- 広告1は、今日はもうユーザーAには配信されない(上限回数に達したため)。
- 広告2は、今日あと3回ユーザーAに配信される可能性がある。
- 広告3は、今日あと5回ユーザーAに配信される可能性がある。
- 広告4は、今日はもうユーザーAには配信されない(上限回数に達したため)。
フリークエンシーキャップの表示列への追加方法
Yahoo!広告管理ツールを開きます。
キャペーンのページが現れたら、右側の小さいアイコン「表示項目」をクリックしてください。
クリックすると「表示項目の編集」のプルダウンが表示されるのでクリックします。
すると「キャンペーン一覧の表示項目を編集」が表示されます。
「設定項目」の項目から「フリークエンシーキャップ」を選択し適応をクリックしたら完了です。
フリークエンシーキャップのまとめ
フリークエンシーキャップについてご説明させていただきました、いかがでしたか?
フリークエンシーキャップを設定する際は広告を見るユーザー側から、広告を出す私たち側から見てもベストな設定を意識しておくようにしましょう。
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