2021年9月1日付で自動入札の最適化に使用するコンバージョン設定に関して、アップデートが行われました。
(【ディスプレイ広告】自動入札の最適化に使用するコンバージョン設定の選択とコンバージョングループ作成機能について)
今回のアップデートの概説としては、自動入札最適化に使用されるコンバージョン設定が拡充され、適切な最適化が以前よりも簡単にできるようになったというものです。
以下がアップデートの概要です。
1,自動入札の最適化に使用するコンバージョン設定・コンバージョングループががキャンペーン単位で選択可能に
2,複数のコンバージョン設定を紐付けられる「コンバージョングループ」が提供開始
今までよりも細かくコンバージョン設定を管理することで、より精度の高い最適化が実現されます。
概要とは順序が前後してしまいますが、まずは今回新規に実装された「コンバージョングループ」について、解説していきたいと思います。
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最適化に使用可能になった「コンバージョングループ」とは?
本アップデートより、「コンバージョングループ」という機能が利用可能になりました。
利用方法としては
1,最適化対象とするコンバージョンを複数選択してコンバージョングループを作成
2,利用対象としたいキャンペーンに紐付けして利用
という流れです。
この機能のメリットとして、コンバージョングループ自体がキャンペーンから独立しているため、グループを編集すれば各キャンペーンに対しても自動で反映されるという点が挙げられます。
自動入札の最適化に使用するコンバージョン設定がキャンペーン単位で選択可能に
解説
今回のアップデートにより、自動入札の最適化に使用するコンバージョン設定がキャンペーン単位で選択可能になりました。
以前はアカウント単位でしかコンバージョン設定ができませんでしたが、今後はキャンペーン単位での設定により、アカウントを分割することなくコンバージョン設定の使い分けができるようになります。
すでに解説した「コンバージョングループ」と併せて、本来の目的にあったコンバージョンのみをベースに最適化することで、自動入札のCVR予測の精度向上が可能です。
設定可能な上限数について
(引用:【ディスプレイ広告】自動入札の最適化に使用するコンバージョン設定の選択とコンバージョングループ作成機能について内PDFより)
キャンペーン単位でのコンバージョン設定やコンバージョングループの提供開始に伴い、それぞれに紐付け可能な設定の上限数についてもアナウンスされています。
なお、アカウント単位で作成可能なコンバージョン設定数については変更はありません。
コンバージョン列への計上について
パフォーマンスデータへの計上について、コンバージョン設定よりもキャンペーン単位での設定が優先されます。
(引用:【ディスプレイ広告】自動入札の最適化に使用するコンバージョン設定の選択とコンバージョングループ作成機能について内PDFより)
少しややこしいかもしれませんが、キャンペーン単位での設定は「すべて含める(○)」or「部分的に含める(×)」といった具合に理解すればOKでしょう。
利用不可能な場合について
コンバージョンラベルが設定されていないコンバージョンタグについては、今回リリースとなった機能が利用できません。
利用にあたっては以下の画像のような設定が必要となります。
(引用:【ディスプレイ広告】自動入札の最適化に使用するコンバージョン設定の選択とコンバージョングループ作成機能について内PDFより)
まとめ
今回のアップデートにより自動入札の最適化のためにアカウントを分けるなどの面倒な工程が削減できるようになりました。
また本来の目的にあったコンバージョンを基に最適化することで、より精度の高いCVR予測ができるなどのメリットが見込まれます。
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