若年層をメインに人気が上昇している「TikTok」のビジネスアカウントでは、他のSNS媒体と同じく広告を配信することができます。

近年提供が始まった「TikTokリード広告」は、その機能や特徴から「効果的に見込み顧客を獲得することができる」便利なもので、多くの企業が趣向を凝らした動画広告の配信をしており、その勢いはとどまることを知りません。

さらに2022年9月のアップデートで外部ツールとの連携が強化されています。

まずは「TikTok」について軽く解説し、「リード広告」で利用可能な広告の種類から課金方式・メリットやデメリットなどを順を追って説明していくので、「TikTok」のビジネスアカウントで動画広告の配信を考えている方は最後まで読んでください。

 

また、TikTok広告に関してさらに知見を深めたい!という方は、以下の記事に総括的にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。

【入門】TikTok広告のスベテ!出稿にあたっての費用やポイントを徹底解説!
2020-12-02 21:04
ショートムービーで人気を呼んでいる「TikTok」をご存知でしょうか? 全世界で急激にユーザー数を伸ばし続ける人気のアプリです。現在、TikTokでは広告媒体としても注目を集めてい...

 

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TikTokとは

TikTokは15秒から1分程度の短い動画を作成し、投稿・配信できるショートムービーSNS
です。10代の若年層ユーザーをメインに30代・40代の方々からも高い人気があり、2021年にはユーザー数が全世界で12億人を超えたと発表されています。

人気の高さの秘密は「多種多様なエフェクトや動画編集・加工」が誰でも簡単にできるというところです。

動画に使用できるBGMも多く、音楽聴き放題サービス「AWA」と業務提携しているため、約25,000曲ものBGMが投稿・配信する動画に使用できます。

2021年7月からは最大3分の動画も投稿可能になったので、従来では分割して投稿していた動画も一度にまとめて配信できるようになりました。

TikTokには「おすすめ」という機能があるので、それを利用すればユーザーの検索結果・いいね・動画の視聴時間などのデータを元にして各ユーザーの興味関心に沿った動画を表示してくれます。

TikTokの特徴・できること

TikTokは比較的短い動画をシェアできるスマートフォン向けのSNSで、ユーザーの多くは10代あたりの若年層です。

動画のジャンルでは「エンタメ系」が多く、音楽に合わせて踊ったり歌ったりする動画、動画内でレクチャーしているもの・いちおしの商品を紹介しているものなど多岐にわたり、バズりを意識して投稿しているユーザー(ティックトッカー)が多くいます。

個人的にTikTokの動画を投稿するメリットは「撮影や動画の編集が容易にできる」ことと、「最新のトレンド情報が手に入る」ことです。

編集機能そのものは専門のソフトには及びませんが、フィルタなどの特殊加工も直感的に操作できるため、誰でも簡単にハイクオリティな動画をつくれます。

TikTokでは毎日のように新しい情報が流れており、流行の音楽や人気上昇中のマンガ・新商品の紹介など、その量は数えきれないほどです。偶然流れ着いた動画から新しい情報が手に入ることも珍しくありません。

逆にデメリットとしては、以下の点が考えられます。

  • 投稿した動画から個人が特定される可能性がある
  • 自分の動画が見ず知らずの第三者に無断使用されることがある

動画撮影時は、背景や「その場所にしかないオブジェ」などから個人が特定される恐れがあるので、自衛のためにもそういったものが写り込まないように配慮しましょう。

動画の無断使用を100%防ぐことは不可能です。
配慮としては、「万が一流出しても自身に被害がおよばない」ようにしたうえで、動画を投稿するようにしてください。

TikTokのリード広告とは

TikTokのリード広告とは、企業向けに提供されたオンライン運用型広告プラットフォームである「TikTok For Business」のインフィード広告のひとつです。

インフィード広告は、周囲のコンテンツと馴染む形で配信されるため、クリックされやすく「広告に興味関心を持ったユーザー」に対して必要な項目を専用フォームに入力してもらうことでリードを獲得できます。

広告で紹介されている商品や商材・サービスに対して、ユーザーが興味関心を持った時は、フォームに必要事項を入力して「さらに詳細な情報」を受け取るか否かを選択可能です。

TikTokリード広告の利点として「あらかじめTikTokに提供している基本情報」を自動でフォームに入力できる機能があるため、ユーザーが商品購入のたびに氏名や住所・メールアドレスなどを入力する手間がありません。

その結果「基本情報入力の煩わしさからサイトを離脱する」というリスクを最小限に抑え、コンバージョンアップに繋げることができるでしょう。

機能としては些細なものかもしれませんが、商品を購入しようとしているユーザーのストレスフリーを実現することで、潜在顧客を「見込み顧客」に変えることが期待できます。

入力されている情報は、広告を出稿している企業にとって「大切な見込み顧客の情報」であり、適切なアプローチを継続していくために必要な武器となります。

TikTok広告で出稿可能な広告の種類は4種類で、それぞれ課金方式も異なるため目的や予算によって選択してください。

起動画面広告

起動画面広告とは、その名の通り「TikTokアプリを起動させた時に出る」広告のことです。アプリを起動させた「最初の1回のみ」表示される広告のため、配信枠は1日あたり「1社」しかありません。

広告を配信するには、事前に広告枠を確保しておく必要がありますが、「新商品や新規のサービス」をより多くのユーザーに知ってもらいたい時や、認知度をアップさせたい時にはとても効果のある広告です。

また、インパクトも強いので「自社の高いブランド力」をアピールするには最適な広告形態だといえます。

注意点としては、アプリ起動時に表示される広告形態のため、人によっては煩わしいと感じる方も少なくありません。広告クリエイティブを工夫して、嫌悪感をいくらか抑えられるようにする対策は必要になるでしょう。

起動画面広告の課金方式は「インプレッション課金方式」になります。

インプレッション課金方式

インプレッション課金方式は「画面に広告が表示された回数」によって課金される方式です。

起動画面広告の場合は「アプリ起動時に広告が表示された回数」で課金され、1000回表示につき770円となっています。今現在のTikTok利用率では目安は500万円前後になるでしょう。

高額で、しかも「1日1社限定」という厳しい条件のため、多くの企業から「特別視」されています。自社の目玉商品や新規サービスの紹介などの「大規模な施策」を宣伝する時に利用してみたい広告形態のひとつです。

ハッシュタグチャレンジ広告

ハッシュタグチャレンジ広告はTikTokにしかないオリジナルの広告形態で、広告主の企業が「オリジナルのハッシュタグチャレンジ」を促すユーザー参加型の広告です。

あらかじめ企業とTikTok公式が、打合せなどで配信期間やコンセプトを決め、広告表示やクリエイターによるPR活用でユーザーを巻き込んでいきます。

このハッシュタグチャレンジ広告には、以下のようなメリットがあるので、気になる方は利用を検討してみてください。

  • ユーザーが参加できる形態のため「興味関心」が得られやすい
  • 通常の広告よりも高いエンゲージメントを期待できる
  • 参加するユーザー自身がコンテンツを作成・拡散することに繋がり、大きなブランディング効果がある
  • 大人気クリエイターとの提携・オリジナルのエフェクトを活用して、施策の効果を最大限引き出す
  • 限られた費用のなかで、多くのユーザーにアプローチできる

ハッシュタグチャレンジ広告は配信期間が決まっているため、課金方式は「期間契約型課金方式」になります。

期間契約型課金方式

期間契約型課金方式は、あらかじめ決められた期間で広告料金が決まる方式です。クリックやインプレッションによる費用の変動がなく、限られた予算内で一定期間広告を配信することができます。

ハッシュタグチャレンジ広告の費用の相場は1000万円からと高額で、以下の4種類のプランから選択可能です。

  • ベーシックハッシュタグチャレンジ…1000万円
  • スタンダードチャレンジ…1500万円
  • ハッシュタグチャレンジプラス…1700万円
  • バトルハッシュタグチャレンジ…2000万円

各プランの契約期間は2ヶ月間、プランごとに広告の掲載サイクルや保証インプレッション数に違いがあります。

ユニークなプランとして「バトルハッシュタグチャレンジ」があり、こちらのプランでは「商品X」対「商品Y」のような「どちらか一方を選ぶ」ハッシュタグチャレンジを実施することも可能です。

ほかの広告形態よりも長い準備期間が必要で、費用も高額になってしまうというデメリットはありますが、数多くのユーザーが参加できる広告なので、ブランディングや顧客を獲得する効果の高い広告形態となっています。

インフィード広告

インフィード広告は、TikTokのおすすめ投稿(レコメンド)に配信できる広告です。

周りのコンテンツとコンテンツの間に「一見広告とは思えない」形で配信されるため、クリックされやすい・コンバージョンになりやすいなどのメリットがあります。

通常の投稿と同じような形式になるので、広告に対する嫌悪感が少なく、ユーザーからの「いいね」や「コメント」でさらなる拡散が期待できる広告形態です。

TikTokのインフィード広告の主なメリットは、以下の2点です。

  • TikTokのレコメンドに表示できるので、多くのユーザーに見られやすくなる
  • 周りのコンテンツに馴染む形で配信されるため、嫌悪感が少なく広告感を抑えた形でプロモーションができる

TikTokのインフィード広告の課金方式は、上記のハッシュタグチャレンジ広告と同じく「期間契約型課金方式」で、同様に費用が高額になるのはデメリットになります。

TikTok以外にもインフィード広告を利用できる広告媒体について知りたい方は、こちらのサイトを参考にしてみてください。

インフィード広告を配信できる主な媒体と成果アップにつながるポイントを紹介
2024.5.9
携帯電話の普及に伴い、モバイル向けのSNSやニュースサイトが増えており、そういった媒体を利用した「インフィード広告」が注目されています。 SNSやニュースサイトの利用者からクリックされやすく、認知度を高めたい個人事業主や企業のマーケティング担当者の多くが導入を検討しており、その需要は近年上昇中です。...…

期間契約型課金方式

TikTokのインフィード広告は「期間契約型課金方式」となっており、契約期間は1日単位で設定できるので、広告予算に合わせて調整・設定することも可能です。

インフィード広告には3つのプランがあり、それぞれ費用や広告の配信頻度に違いがあります。

  • Brand Premium…42万円~
  • OneDayMax…300万円~
  • TopView…625万円~

費用は高額ですが、広告感を出さず「自然な形」で商品やサービスを多くのユーザーに認知させたい時におすすめする広告形態です。

運用型広告

運用型広告は、課金方式や広告の配信期間を自由に決められる広告で、国内のみならず海外ユーザーにもアプローチができます。

インフィード広告と同様に周りのコンテンツに紛れるように広告が配信され、比較的嫌悪感も少ないので「宣伝したい商品・サービスが決まっている」「ターゲットが明確」な場合におすすめの広告形態です。

運用型広告の主なメリットは以下の3点になります。

  • TikTokだけでなく、同じ運営元の「TopBuzz」や「BuzzVideo」でも配信可能
  • ほかのTikTok広告と比較して費用が割安・少額から利用可能
  • 現状の目的から課金方式を選択できるので、初めての方におすすめの形態

運用型広告の課金方式は「クリック型」「インプレッション型」「再生課金型」の3種類から選択することができます。

ちなみに「インプレッション型」の場合は「100〜1000円/1000インプレッション」です。

そのほかの課金方式は以下になります。

クリック課金方式

その名の通り、広告がクリックされるたびに費用が発生する(課金される)仕組みです。

クリック数に応じて課金されるので、無駄な費用をかけたくない方におすすめの課金方式ですが、見込み顧客でない「クリッカー」には注意してください。

TikTokの運用型広告では「クリック型」が利用されることが多く、1クリックあたり30〜100円が費用の相場となっています。

再生課金方式

TikTokの再生課金方式は、動画再生1回ごとに費用が発生する方式です。一定の再生時間や再生回数を超過した場合に限り課金対象となります。

TikTok広告では動画の再生時間の設定を「2秒」「6秒」「終了まで再生」から選ぶことが可能で、広告が視聴されずにスキップされた場合は課金されません。

再生課金型の費用の相場は「5〜60円/1再生」となっています。

TikTok広告のメリット

現在、SNS広告媒体を利用して、多くの企業や広告主が自社の広告を配信しています。

それぞれの媒体の特徴や利点を活かしたクリエイティブを使用し、ユーザーからの認知度アップや見込み顧客の獲得・コンバージョンを求め、いろいろな工夫を凝らした広告が商品やサービスの数だけ配信されているのが現状です。

そのなかでもTikTokという媒体を利用した時のメリットを以下で紹介していきます。

ランディングページを用意する必要がない

TikTokリード広告では、広告をクリックしただけでTikTokアプリ上で情報入力フォームが開きます。

ほかの広告媒体と違って「ランディングページ」が不要なのは、日々忙しい広告主にとって大きなメリットでしょう。広告代理店にランディングページ作成の依頼も不要になるので、経費の削減にもなります。

そのほか、ランディングページに移動する従来の広告よりもデータの読み込みが早いので、回線速度が落ちている状態でもユーザーに負担をかけません。

読み込みが早いことは、ユーザー離脱防止の一助にもなっています。

TikTokからランディングページに移動…という手間がなくなるのは、ユーザーにとって大きなストレス軽減になるでしょう。

高いコンバージョン率を期待できる

ユーザーにとって、フォームの入力は広告主が思っている以上に負担が大きいです。

多くのユーザーが「気になる商品やサービス」を広告から見つけても、フォーム入力の面倒さから「サイトを離脱」してしまう…というのは、どこの広告媒体でも起こっています。

しかし、TikTokのインスタントフォームはそういった心配がありません。

TikTokのインスタントフォームは、ユーザーが前もって入力している基本情報から自動的にフォームへの入力が可能なので、ユーザーにかかる負担を最小限に抑えることができます。

しかも、従来のランディングページと比較して読み込み速度が早いという特徴も、スマートフォンユーザーにとって大きなメリットです。

ユーザーにかかるストレスや手間を抑えれば、コンバージョンアップにも繋がるでしょう。

カスタマイズ性の高いメッセージデザイン

今は毎日のように、多くの企業が広告を出稿・配信しています。

クリックされやすく、コンバージョン率が高いTikTokのリード広告とはいえ、雑然とした広告環境・ひしめく競合他社の中で、リードを獲得するのは困難です。

そんな中でも、カスタマイズ可能なメッセージデザインを活用して、商品やサービスに関連する質問などを設定しておけば、見込み顧客の獲得に繋がります。

ユーザーからすれば「興味関心のある広告」をクリックしても、的外れな質問事項ばかりでは購買意欲も白けてしまい、離脱したくなるでしょう。

いかにも「機械的なテンプレート」の質問よりも、「より商品やサービスに沿った人間味のある質問事項」のほうが、ユーザーの興味関心を高めることは間違いありません。

リード獲得に即効性があるものだとは断言できませんが、こういった「気配り」が親和性の高い見込み顧客の獲得に繋がります。

ワンクリックで全てのリードをエクスポート可能

魅力的な商品やサービスを展開していても、ユーザーが離れてしまうことは仕方がないことです。数年経てばユーザーの年齢層が上がり、興味関心のベクトルが変わってしまう…というのは避けられません。

見込み顧客は時間の経過とともに少なくなってしまうので、成果を落とさないようにするために先手を打つことが大切です。

TikTokのリード広告では、ワンクリックでリードの情報をエクスポートが可能なので、将来のマーケティングのために役立つデータを獲得できます。

プライバシー通知があるので、ユーザーの安全と信頼が保たれる

TikTokのリード広告では、ユーザーがフォームを通じてTikTokに情報を送信する時、「ユーザーの情報を収集している」ことを示す「プライバシー通知」がポップアップ表示される仕様になっています。

この表示は、TikTok・広告主両方のプライバシーポリシーがリンクされているので、ユーザーに安全と安心を提供することが可能です。

よくある「広告代理店がユーザーの個人情報を獲得してしまう」といった問題も、TikTokではありません。収集した個人情報は広告主のみがアクセス可能なので、代理店を通じて情報が外部に漏れる心配がなく、ユーザーは自由に広告から退出したり、情報を編集したりできます。

これは、TikTokコミュニティが常に「ユーザーファースト」であるため、ユーザーのデータプライバシーが優先して守られているからです。

TikTok広告のデメリット

気軽に動画広告を配信し「高いコンバージョン率」「柔軟なカスタマイズ性」「安心できるユーザープライバシー」があるTikTok広告ですが、メリットばかりではありません。

SNS広告媒体ならではの問題はTikTokも例外ではなく、炎上などは完全に対策がとれない問題のひとつです。

主なデメリットを以下で詳しく解説していくので、「自社で対策が可能かどうか?」「どこまでリスクを許容できるか?」を検討する材料にしてみてください。

炎上する可能性がある

「炎上リスク」は個人間での問題だけでなく、企業のSNSマーケティングでも起こります。

炎上が起こる理由は、個人でのやり取りと同様に「特定のユーザーを不快にしてしまう」のが原因です。

しかし、「10人居れば10通りの考え方がある」ように、万人に受け入れられる広告を作るのは現実として不可能なので、どの程度なら「炎上リスクを許容できるか」をあらかじめ決めておく必要があるでしょう。

他との差別化を図るために「個性的な動画」を投稿したり「過度なパフォーマンス」で客寄せしたりする行為は、マーケティングとして間違いではありませんが、時として対立を生み出します。

特に企業の場合は、誹謗中傷だけでなく「ブランドイメージの低下」にも繋がるため、広告のコンセプトには十分な配慮と、メディアリテラシーに反しない「ボーダーライン」のような決まりを設定しておくことが重要です。

使用する楽曲によっては著作権侵害になる可能性がある

TikTokのリード広告では、数多くのBGMを投稿する動画に使用できます。TikTokは音楽聴き放題サービス「AWA」と業務提携しているため、約25,000曲ものBGMが投稿・配信する動画に使用できるため、インパクトのある動画広告が作成可能です。

そのほか、今流行りの楽曲を動画のBGMにして作成することで「投稿した動画が拡散されやすい」というメリットがあります。

ここで注意しなければならないのが「楽曲にある著作権」です。

商用ライセンスフリーの楽曲なら問題ありませんが、誤ってライセンスが許可されていないものを使用してしまうと「著作権侵害」となり、最悪の場合は訴訟に発展する恐れがあります。

そうなってしまうと、多額の賠償金だけでなく「違法行為をおこなった会社」として認知されてしまい「ブランドイメージの低下」といったリスクが生じるので、使用する楽曲の選択には注意してください。

広告単体ではコンバージョンに繋がりにくい

TikTokのリード広告は、広告感が少なく嫌悪感を持たれにくいといったメリットがありますが、それは逆にデメリットでもあります。

広告であると認識されにくいため、クリックされずスルーされてしまい「コンバージョンに至らない」「売上が伸びない」などの問題が起こる可能性は否定できません。

解決策としては、インパクトの強い広告を配信したり、自社の商品やサービスを定期的に紹介したりして「企業ブランドの認知度をアップさせておく」ことが重要です。

炎上しない程度のインパクトは、競合他社との差別化にも効果があるので、積極的にアピールするようにしてください。

活用できる業種が限られている

冒頭でも述べましたが、TikTokユーザーの年齢層は比較的若い年代の方々で、10代〜30代をメインにした「若年層」です。

若年層に人気のあるファッションや音楽業界・化粧品などを扱う業界であれば問題ありませんが、40代以降をターゲットにしている業界ではTikTokのリード広告は効果が薄くなります。

それでも上記のようなBtoCの企業では、まだ辛うじてTikTok広告の恩恵が受けられますが、BtoBの業界では広告の拡散が想像以上に困難です。

そのため、TikTokでマーケティングをおこなう場合は、広告で紹介する商品やサービスが広告媒体の年齢層にマッチしているかどうかを考える必要があります。場合によっては、別の広告媒体を選択するのも手段として有効です。

TikTok広告を、自社の認知度アップと割り切って「ユニークな動画広告」を配信すれば、ユーザー獲得のきっかけにもなるので、試してみても面白いかもしれません。

TikTokリード広告の設定方法

TikTokリード広告の設定は管理画面からおこないます。

①作成をクリックします。

②リード広告を作成する目的を選択します。
ここでは「リード生成」を選択していますが、「リーチ」や「コンバージョン」も選択することが可能です。

③キャンペーン名を入力します。
今回は予算は無制限にしているので、「無制限」にチェックを入れています。

プレースメントでは、「ユーザーによるコメント」をオンにしています。
目標とするインプレッションやコンバージョンがあるなら、ユーザーコメントをオンにしておいたほうがいいでしょう。

④ユーザーリスト・デモグラフィックなどを入力します。
性別は現在の状況から「無制限」を選んでおいたほうが無難でしょう。

日本国内のユーザーが対象なら「日本」を選択します。言語も日本人が対象なら「日本語」を選択します。

⑤ターゲティング対象の興味&行動を選択します。

⑥予算と配信スケジュールを設定します。

⑦入札と最適化のタイプを選択します。
ここでは「最小コスト」を選択しています。

「TikTokアカウントを使用してSpark Adsを配信する」を有効にすると、「所有アカウントを使用」の下部にアカウント名が表示されます。

無効の状態でもリード広告の作成は可能です。

⑧動画をアップロードします。
「アップロード」から広告に使用する動画を選択してください。

⑨インスタントフォームを作成します。

テンプレートの選択では、高度なフォームとクラシックフォームの選択が可能です。
今回は「高度なフォーム」を選択しました。

⑩入力する言語を選択して、各項目に必要事項を記入すれば完了です。

獲得したリード情報の取り扱いについて

獲得したリード情報は、リードが送信されたタイミングから計算して90日以内ならエクスポートが可能です。エクスポート期間が過ぎたリード情報は一切のダウンロードが出来ません。

TikTokのリード広告で「リード情報」をダウンロード可能なのは、TikTokビジネスセンターの管理者権限が「Admin(最上位)」のユーザーのみで、広告主のみ取り扱いができます。

しかし、広告の制作や配信に関わる業務を広告代理店に依頼している場合などは、見込み顧客の個人情報が代理店を通じて第三者に漏洩しないよう細心の注意をはらってください。

エクスポートする方法は以下の通りです。

  1. TikTok広告マネージャのメニューにある「アセット」をクリックします。
  2. プルダウンメニューから「クリエイティブ」をクリック
  3. 「インスタントフォーム」からエクスポートします。

TikTokで広告運用するためのポイントと注意点

TikTokで広告運用するなら、効率的に成果を出すポイントや注意点を踏まえた方法や手段で運用すべきです。

フォームの自動入力やカスタマイズ性のほか、TikTok独自の広告形態を上手く活用して競合他社と差をつけるには、運用していく広告媒体の特徴・利点&欠点・自社商品の強みなどを理解しておくことが重要になります。

ここからは、TikTok広告を運用していくうえでの重要なポイント・広告媒体の活かし方を詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。

TikTok内のターゲットとトレンドを把握しておく

TikTokでの広告運用・マーケティングを効率的に進めていくなら、「TikTok」という広告媒体でのトレンドやユーザーの傾向を把握しておきましょう。

「この広告媒体ではどんな楽曲が人気なのか?」「どのような動画がバズっているのか?」などのトレンドや傾向を知れば、自社広告を作るうえでの参考になります。

配信した動画広告がバズれば「自社ブランドの認知度アップ」にもなり、競合他社の中からユーザーに自社を選択してもらえるようになるので、不毛な価格競争に巻き込まれる心配もありません。

動画を作る前に「動画の成果目標」を決め、広告媒体のトレンドや傾向を取り入れたものを作成すれば、おのずと結果に繋がります。

TikTok以外の広告媒体へのリンクを掲載しておく

TikTokでのトレンドや傾向を把握し、自社の強みを活かした広告を配信しても、TikTok単体ではその効果は薄いでしょう。

対策としては、自社が利用している他の広告媒体や自社サイトのリンクをTikTok広告内に貼っておき、広告をクリックしたユーザーを遷移させるような工夫が必要です。

ランディングページが不要のTikTokだけでは、ユーザーに商品を購買させるための「押し」が弱いため、商品やサービスの売上向上には直結しにくいでしょう。

ほかの広告媒体や自社サイトへのリンクを、上手く活用してください。

動画広告なら、冒頭3秒以内でユーザーを惹きつける

TikTokでは若年層ユーザーが大半を占めているため、10〜20代のトレンドや流行りの傾向を動画に採用するといいでしょう。

さらに、動画広告でバズらせるためには「冒頭3秒」が勝負です。

投稿されている動画を次々とスワイプさせて楽しむTikTokでは、冒頭3秒でいかにユーザーの手と視線を釘付けにできるかが重要になります。冒頭3秒が「配信広告の成果」に直結するため、念入りに作り込むことが重要です。

したがって、動画広告の冒頭には華やかでキャッチーな「見せ場」を配置しておきましょう。

軽快なBGMを利用して、飽きさせない工夫をする

冒頭3秒でユーザーを惹きつけたら、次の段階として「離脱させないようにする」ことです。作り込みが甘い動画広告では、忙しいユーザーの目と手を釘付けにするのは難しいでしょう。

そこで活用したいのは、動画に「軽快なBGM」をつけることです。

軽快なBGMは、見る人を楽しませ、動画に対する好感度をアップさせます。無音の動画とBGM有りの動画では、視聴者数に雲泥の差が表れます。

ユーザーは面白くない動画だと判断すると即スルーしてしまうので、作り手側は「見る人を楽しませる工夫」「飽きさせない工夫」を可能な限り動画に盛り込むことが大切です。

ステマだと感じさせないこと・炎上には注意する

TikTokの広告はほかの広告媒体と比較しても「拡散力が強い」ため、投稿している動画が「ステルスマーケティング」だと判断されると炎上してしまう可能性が高いです。

ひとたび炎上してしまうと、たちまち拡散されて「ブランドイメージの低下」や「ネガティブな印象」をユーザーに与えてしまいます。

作成した動画を炎上させないようにするには、第三者からの意見が重要です。

動画広告を投稿・配信する前に、第三者からの「客観的な意見や指摘」を参考にすることで、制作側では気付かなかった問題点や改善すべきポイントが見つかることがあります。

参考までに、チェックを依頼する第三者の候補として「できるだけターゲットに近い若年層」が動画チェッカーとしてふさわしいでしょう。可能であれば、複数の意見を取り入れてみてください。

そのほかの対策として、TikTokの「コメントフィルター機能」を利用してみてもいいかもしれません。

特定のワードを含むコメントが表示されないように設定しておけば、一部の心無いユーザーからの一言で炎上するリスクを最小限にできます。

最初のうちは、資料のダウンロードやセミナー参加から始めてみる

BtoBでのマーケティングで成果を上げるなら、顧客の検討段階に適したアプローチをおこないましょう。

ここで間違えてしまうと顧客は違和感を感じてしまい、購入や制約に辿り着くまでのハードルは想像以上に高くなります。

顧客が検討している段階とアプローチの内容がズレていると、「今必要なのはこれじゃない」「押し売りされているのでは?」と思われてしまい、警戒されてしまうからです。

ここで失敗しないためにも、まずは「資料のダウンロード」「セミナー参加」などの費用がかからないものでアプローチしてみましょう。費用が絡んでくると、どうしても警戒心は強くなってしまいます。

顧客の検討段階に応じて適切なアプローチをおこなうのが最適ですが、現段階では「顧客も迷っている」というパターンは少なくないので、いきなり「お問い合わせ」「商談」に持っていこうとするのは悪手です。

顧客の検討段階に応じたアプローチを心がけてください。

より多くの人に動画広告を見てもらうなら「TikTokのプロモート」の利用を検討してみる

TikTokのプロモートとは、アプリに搭載されている「より多くの人に投稿した動画を見てもらう」ための機能です。

プロモートを活用すれば、希望するユーザー層に動画広告を見てもらうことも可能で、フォロワー数や視聴者数の増加・自社サイトへの誘導などの「ブランディング目的のマーケティング施策として利用できます。

プロモートには以下の4つの特徴があるので、気になる方は利用を検討してみてください。

  • フォロワー以外のユーザーにもアプローチできる
  • 手軽に利用できる
  • 特定のターゲットに絞って投稿できる
  • 動画のパフォーマンス分析が可能である

気になる費用ですが、androidでは現地の通貨(日本国内なら日本円)、iPhoneの場合はTikTok内で使われる「コイン」での支払いです。

かかる費用は、動画閲覧数に応じて変わる仕組みで、1インプレッションあたり約0.1〜0.2円になります。

まとめ

TikTokのリード広告は、フォームへの情報入力の手間が少ないので、ランディングページに遷移するタイプの広告よりもリードを獲得しやすいです。

自社の商品やサービスに応じた広告形態・費用を選択することで、自社ブランドの認知度アップやコンバージョン獲得を効率よくおこなえます。

しかし、通常の広告よりも獲得できるリードの質が悪くなりがちな面もあるため、フォームタイプを「ユーザーの意向を優先する」にしたり、項目数を増加したり質問内容にアレンジを加えてみたりなどの工夫をしてみてください。

どの広告媒体でもメリットやデメリットは存在します。

広告で紹介する内容・かかる費用なども十分検討した上で、広告を配信してみてください。



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