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宣伝失礼しました。本編に移ります。
広告運用を続けているうちに、コンバージョンの頭打ちに悩まされるケースは少なくありません。また近年ではプライバシー保護の観点から、リターゲティングリストを作成する難易度が上がってきた…と感じている人も多いのではないでしょうか。
これらの問題に対する対策のひとつとして利用をおすすめしたい方法が、Yahoo!ディスプレイ広告の類似ユーザーです。
類似ユーザーを活用することで、新規のユーザーへのアプローチやコンバージョン率アップを効率よく行える可能性があります。
しかし広告運用初心者の方などは「なにそれ?」という人もいるでしょう。
そこで今回は、Yahoo!ディスプレイ広告 類似ユーザーとは一体どんなものなのかを詳しくご紹介したいと思います。
類似ユーザーとは
類似ユーザーとはその名前の通り「類似するユーザー」の事で、基となるオーディエンスリストのユーザーとYahoo! JAPANのなかで似たような行動を行うユーザーや、性別、趣味などが似ているユーザーをまとめたリストです。
Yahoo! JAPAN内の行動履歴を解析し、基リストから類似ユーザーを抽出します。元となるリストは下記の4種類です。
・ウェブサイト訪問ユーザー
・アプリユーザー
・顧客データ
・Yahoo! Audience Discovery
引用元:Yahoo!広告ヘルプ
「類似度」は10段階で調節可能で、数字が低くなるほど「より似通っているユーザー」となる仕組みです。
類似度が高くなるほど精度が上がりユーザー数は少なくなりますが、類似度が下がるほどユーザー数は多くなり精度が低くなります。
類似ユーザーのメリット
ここでは、類似ユーザーを利用するメリットについてどんなものがあるのかを詳しくご紹介します。
新規ユーザー獲得が期待できる!
類似ユーザーを利用し抽出されたリストは基本的に新規ユーザーです。
これらのユーザーへ広告を出すことで新規ユーザーを獲得できるかもしれませんし、コンバージョンへと繋げられる可能性も期待できます。
成果につながりやすい
実際にコンバージョンしたユーザーを基にした類似ユーザーは同じような属性を持つため、コンバージョンしやすい傾向があります。
ただサイト訪問したユーザーや問い合わせをしたユーザーに広告を出すよりも、効率よく成果を出せる可能性があるのは大きなメリットですね。
広告費用を抑えられる
上記の通り、コンバージョンしたユーザーに近い属性や行動履歴を持つユーザーにターゲットを絞って広告配信を行えるため、無駄な広告配信を減らせます。
結果的に費用対効果を上げることができ、広告費用を抑えることができるでしょう。
類似ユーザーのデメリット
類似ユーザーはメリットも多いですが、デメリットも存在します。どんなデメリットがあるかを理解しておきましょう。
ユーザーのリストが必要
類似ユーザーを設定するためには、基となるリストが必要です。Yahoo!広告を初めて使う場合や新規のマーケティング活動をする場合など、リストがない場合は類似ユーザーを設定できないので注意しましょう。
効果につながらないケースもある
類似ユーザーは基となるユーザーリストの行動履歴や属性に似たユーザーを抽出します。基となるユーザーの精度が悪かったり質が低かったりすると、期待するような効果が得られないケースもあるでしょう。
類似ユーザーを効果的に利用するためには基となるオーディエンスの質にこだわるのがおすすめです。
類似ユーザーの精度改善について
類似ユーザーという配信手法は以前からあったのですが、定期的にアップデートが行われターゲティング精度が向上しています。最近のアップデートでどんな内容があったのかをご紹介しましょう。
様々な指標を追加した
類似ユーザーの判別指標において、Yahoo! JAPAN内の行動履歴やユーザー属性を活用しています。最近のアップデートではそれらの指標に加え、Yahoo!ニュースやYahoo!不動産など各コンテンツでの行動履歴や実績なども活用するようになりました。
これにより、類似ユーザーのターゲティング精度向上に期待できます。
直近データを参照するように
今までは類似ユーザーのデータを蓄積するために30日程度が必要で、すぐに類似ユーザーを利用することができませんでした。
最近アップデートが行われ、現在は最新データのみで広告を配信することができます。機会損失を防げ、適切な運用を行うことが可能です。
類似ユーザーの設定方法
ここでは実際にYahoo!ディスプレイ広告の類似ユーザーを設定する方法を解説します。
類似ユーザーを作成
1.広告管理ツール右上にある「ツール」をクリックし、ライブラリーから「オーディエンスリスト」をクリック
2.「+オーディエンスリストを作成」をクリックし「類似ユーザー」をクリック
3.オーディエンスリスト名を任意で入力し、基となるオーディエンスリストを選択します。
「類似度」を設定した後「作成」をクリックすれば完了です。
類似ユーザー活用時の注意点
ここでは、類似ユーザーを活用する際の注意点についてご紹介します。
除外設定をしっかり行おう
類似ユーザーは基本的に新規ユーザーのリストであることはすでにご紹介した通りですが、リターゲティング対象になっているユーザーが含まれている可能性もあります。
除外設定をしっかり行い、広告費用の無駄を省くよう意識しましょう。
類似度ごとにリストを作成しよう
類似ユーザーを作成する際に「類似度」を設定しますが、類似度ごとでリストを作成することが推奨されています。
実績を重ねて広告運用に慣れた際には、類似度ごとに入札価格を調整するといった活用がしやすくなるので、類似度ごとのリスト作成を習慣づけておくと後々便利です。
まとめ
Yahoo!ディスプレイ広告の類似ユーザーはコンバージョン実績のあるユーザーに似たような新規ユーザーを抽出し広告を配信するなど、費用対効果を上げられる機能となっています。
効率の良い広告運用ができる可能性が高い一方で、類似ユーザーの基となるリストの品質や量によっては思うような成果が得られないこともあるでしょう。
基となるオーディエンスの質を向上させるよう対策を考えたり、類似度を調整して効果を確認したりと、効果が得られる運用方法を探しながら使うと良い結果が得られるかもしれません。
定期的なアップデートも行われており今後さらに精度の向上が期待され使い勝手もよくなる可能性が高いです。なるべく早いタイミングで試してみてはいかがでしょうか。
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