Fecebookは全世界で26億人が利用している世界最大規模のSNSです。

日本でも利用者は月間2,600万人おり、そこに広告を表示できるFacebook広告は、幅広くリーチできることで高い宣伝効果が期待されています。

この記事ではFacebook広告の中でも、コンバージョンの条件を自分でカスタマイズできる「カスタムコンバージョン」について解説していきます。

”カスタマイズする”と聞くと、敷居が高く感じる方もいるかと思いますが、カスタムコンバージョンは通常のコンバージョンよりも専門的知識が不要で、簡単な操作だけで設定が可能。

広告運用では必要不可欠な「コンバージョンの設定」について、詳しく理解したい方はぜひ、参考にしてください。

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Facebook広告のカスタムコンバージョンとは?

まずはFacebook広告で設定できるカスタムコンバージョンについて、概要を確認していきましょう。

カスタムイベントのコンバージョンを計測する機能

Facebook広告のカスタムコンバージョンとは「カスタムイベントのコンバージョンを計測するための機能」です。

Facebook広告には「標準イベント」と「カスタムイベント」の2種類のイベントの設定が可能。標準イベントはFacebook広告で初めから用意されているイベントであり、カスタムイベントは標準イベントにはないイベントを、ユーザーが独自に設定できるものです。

標準イベントはカスタムイベントに比べて、利用できる機能が多いのが特徴。

しかし実装するためのコードなど専門的知識を要するため、充実した機能を利用したい、実装できる知識がある、などの場合は標準イベントでコンバージョンを設定していきましょう。

一方でコードの知識がない場合は設定に時間がかかったり、正しく実装できないケースが考えられるので、カスタムイベントを利用するのが無難です。

コンバージョンとカスタムコンバージョンの違い

コンバージョンは広告キャンペーンを設定するときに、「商品を買って欲しい」「問い合わせを増やしたい」などの広告で達成したい目標を指し、通常「標準イベント」の中から設定します。

しかし標準イベントで設定したい目標がないときに、カスタムイベントを利用して設定した目標が「カスタムコンバージョン」と呼ばれるのです。

Metaピクセル設定が不可欠

Facebook広告でデータ計測をするには、Metaピクセルの設定が必要不可欠です。

Metaピクセルとは、Webサイト内でユーザーがとった行動を計測するために、計測したいサイト内に設定するJavaScriptコードのこと。

潜在顧客を見つけたり特定のサイトを利用したり、アクションを起こしたりしたユーザーのリーチに役立ちます。

ただしMetaピクセルを設定するときに、サイト1ページに1つ以上のコードを設置してしまうと、計測不良が生じてエラーが起こってしまう可能性があります。

そのため必ず「サイト1ページにつき1つのMetaピクセルを設置」するようにしましょう。

なおMetaピクセルの設定方法は次のとおりです。

  1. 「すべてのツール>イベントマネージャ」をクリック
  2. 「+データソースをリンク」をクリック
  3. 「ウェブ」を選択して「リンクする」をクリック
  4. ピクセル作成画面に移ったら「ピクセルに名前を付ける」にピクセル名を任意で入力して「ピクセルを作成」をクリック
  5. ウェブサイトのURLを入力して「確認」をクリック(ない場合には「ウェブサイトがない」にチェック)
  6. 設定方法選択画面で、選定方法を選ぶ(ここでは「自分でやる」方法を解説)
  7. 「Metaピクセルのみ」を選択して「次へ」をクリック
  8. 「コードを手動でインストール」を選択
  9. 「コードをコピー」をクリックでコピー完了

上記でコピーしたコードを、Webサイト内の<head>内に記述すると、Metaピクセルの設置が完了です。

カスタムコンバージョンは他広告でも設定できる

カスタムコンバージョンは、Facebook広告以外にも設定が可能です。

設定する広告媒体が違っても「カスタムコンバージョン」の意味自体は同じなので、もし他に広告を運用しているのであれば、同様に活用してみると標準では計測できないコンバージョンも計測できるようになるので覚えておきましょう。

なおカスタムコンバージョンが設定できる広告媒体は主に次のようなものがあります。

  • Google広告
  • Yahoo!広告
  • Twitter広告
  • LNE広告

カスタムコンバージョンを設定する3つメリット

カスタムコンバージョンを利用する主なメリットは、主に次の3つが考えられます。

  1. ユーザーの行動を詳しく測定可能
  2. 設定内容を共有できる
  3. 設定が簡単である

それぞれについて、詳しく解説していきましょう。

①ユーザーの行動を詳しく測定可能

カスタムコンバージョンは標準イベントでは計測できないコンバージョンをオリジナルで設定できるので、ユーザー行動を詳細に測定できるようになります。

たとえば標準イベントでは「商品を購入した人」を計測する場合でも、カスタムイベントでは「5000円以上の商品を購入した女性」など、より細かな詳細が専門的知識不要で測定可能。

ゆえにコンバージョンに至ったユーザーの中でも、さらにこまかなオーディエンスリストを作成したい場合などに役立ちます。

②設定内容を共有できる

カスタムコンバージョンの設定内容は広告運用者だけが把握するのではなく、クライアントやビジネスパートナーと共有が可能。

また共有内容もデータソースをすべて共有してしまうのではなく、設定のみかつ共有範囲を自分でコントロールできるようになっているのです。

ゆえに広告運用者とクライアントが同じ情報を知っている状態なので、コミュニケーションの円滑化が図れます。

③設定が簡単

標準イベントはWebサイトのコードを編集して設定を行いますが、カスタムコンバージョンはコードの編集や追記が不要。

そしてサイトのURLを設定するだけで完了するので、「とにかく簡単に設定ができる」というメリットがあります。

専門的知識が必要な場合、広告代理店に依頼したりコードに関する知識を習得しなくてはいけません。

しかしURLの設定のみで完了するカスタムコンバージョンは、簡単に設定ができるので、そこまで深い知識がなく利用できる嬉しい機能です。

カスタムコンバージョン設定で考えられる2つデメリット

カスタムコンバージョンを利用するうえでメリット以外にも、デメリットを知っておくことで「こんなはずじゃなかった」という事態を防げます。

なおカスタムコンバージョンを設定することで考えられるデメリットは、次の2つです。

  • オーディエンスリストが使えない
  • 専門的知識が必要なケースがある

それぞれみていきましょう。

①オーディエンスリストが作成されない

Facebook広告でのオーディエンスは、先に任意で限定したユーザーにのみ広告が表示される仕組みです。

カスタムコンバージョンは、イベントのクリア条件を詳細に設定できるので、測定結果をそのままオーディエンスデータとして活用したいと考える人も多いでしょう。

しかしカスタムコンバージョンの測定結果は、オーディエンスリストが作成されない仕組みとなっています。

そのためカスタムオーディエンスの測定結果をオーディエンスリストとして活用したい場合は、同じ条件で別にオーディエンスリストを作成して活用するしかありません。

②専門的知識が必要なケースがある

カスタムコンバージョンは標準イベントよりもコードの編集が不要なので、簡単に設定できるメリットがあります。

しかしカスタムコンバージョンを利用するには、事前にMetaピクセルの設置が必要不可欠。

Metaピクセルのコードはコピーで完了しますが、設置には多少のHTMLなどの知識が必要になります。ただしピクセルの設置は、基本の流れを覚えてしまえばそれほど難しくありません。

またGTM(Googleタグマネージャー)を利用すれば、手動で設置するよりも簡単になっています。

そのため「ピクセルをどこに設置するのか」または「GTMの利用方法」のいずれかを覚えておけば、それ以上の知識が無くても問題なくピクセルの設置が可能です。

カスタムコンバージョンを設定すべきシーン

Facebook広告を運用するうえで、カスタムコンバージョンの利用がおすすめの場面を2つご紹介します。

  • 簡単にコンバージョンの計測をしたい
  • 標準イベント以外のユーザー行動を知りたい

簡単にコンバージョンの計測をしたい

カスタムコンバージョンは、コードの編集が不要で比較的簡単な操作でコンバージョンを測定可能。

標準イベントは、最初に定義された内容を詳細に計測ができますが、コードの編集が必要なためプログラミングに馴染みが無いかたにとっては難しく感じるかもしれません。

しかし広告を運用するにあたってはコンバージョンの計測や分析は必須です。そこでプログラミングに詳しくない人におすすめなのが「カスタムコンバージョン」になります。

コードの知識が無くてもピクセルの設定と簡単な操作のみで完了するので、コンバージョンを簡単に測定したいときにはカスタムコンバージョンを活用してみましょう。

標準イベント以外のユーザー行動を知りたい

標準イベントでは必ずしも広告運用者にとって、分析したい条件が備わっていないこともあるでしょう。

そういったときにはカスタムコンバージョンで、特定の条件を絞り込んでコンバージョンを計測するのがおすすめ。

たとえば「特定のサイトの新商品だけを購入した人」や「特定のサイトを経由してサービスに申し込みをしてくれた人」など、ピンポイントでの条件を指定することで、より詳細なユーザー行動の把握が可能になります。

Facebook広告のカスタムコンバージョン設定方法

ここでは実際にFacebook広告のカスタムコンバージョンを設定する方法を、3ステップに分けて解説していきます。

  1. イベントマネージャーを開く
  2. カスタムコンバージョンを設定
  3. 計測結果の確認

それぞれ図解とともに見ていきましょう。

イベントマネージャーを開く

  1. イベントマネージャーを開く
  2. 「カスタムコンバージョン」をクリック
  3. 画面左上の「カスタムコンバージョンを作成」をクリック

カスタムコンバージョンを設定

カスタムコンバージョンの作成画面が表示されるので、以下の項目を入力します。

名前 50文字以内で、作成するカスタムコンバージョンの名前を入力
説明 説明文の入力が必要な場合に100文字以内で記入
データソース 先に作成したMetaピクセルの中から、使用するピクセルを選択する
コンバージョンイベント 「標準イベント」または「すべてのURLトラフィック」のいずれかを設定する
通常は「すべてのURLトラフィック」がおすすめ
ルール コンバージョンの測定をする条件を指定する
コンバージョン値の入力 金額指定などがある場合にチェック
チェックすると数値が入力できるようになる

すべての項目の入力が完了した「作成」をクリックで、カスタムコンバージョンの作成が完了です。

作成できたら、実際に計測した数値をどこで確認するのかも合わせて覚えておきましょう。

計測結果の確認方法

  1. 「広告マネージャー」をクリック
  2. 「列:パフォーマンス>列をカスタマイズ」をクリック
  3. 「カスタムコンバージョン」をクリックして表示されたカスタムコンバージョンから、計測したいものをチェックして「実行」をクリック
  4. 「イベントマネージャー」を開く
  5. 「データソース」をクリック
  6. 項目を確認

カスタムコンバージョン設定時に生じる問題点

カスタムコンバージョンを設定するうえで生じやすい問題点は、以下の2つが考えられます。

  • カスタムコンバージョンの項目が表示されない
  • ステータスがアクティブにならない

それぞれについて詳しく見ていくとともに、対策についても解説していきましょう。

カスタムコンバージョンの項目が表示されない

カスタムコンバージョンを作成したあとは、広告作成時にコンバージョンイベントとして紐づけする必要があります。

しかし広告に設定する際に先に作成したカスタムコンバージョンが表示されない場合は、どの広告アカウントにもカスタムコンバージョンが紐づいていないケースが考えられます。

その場合、一度作成したカスタムコンバージョンの画面に戻って広告アカウントが割り当てられているか確認しましょう。

カスタムコンバージョンの画面から作成したカスタムコンバージョンを選択して画面が表示されたときは、どの広告リンクともリンクされていない状態です。

その場合は「アセットの追加」ボタンをクリックして、作成したカスタムコンバージョンを利用する広告アカウントを設定しましょう。

ステータスがアクティブにならない

カスタムコンバージョンは設定後、ステータスがアクティブになるまでの時間がかかります。

ゆえに設定後にステータスを確認しても反映されていない場合は、一定時間経ってから再度チェックしてみましょう。

またピクセル設定はFacebookのサービスを経由した場合にも計測される仕組みなので、必ずFacebookを経由してアクセスして、正常に設定が完了しているか確認してみる必要があります。

それでもステータスがアクティブにならないときは、Webサイトに「Metaピクセルが設定されているかを確認する」または「カスタムコンバージョンを作成し直す」ことをしてみましょう。

カスタムコンバージョンが測定されないときは?

Facebook広告に限らず、広告運用ではコンバージョンを設定しても「なかなか数値が反映されない」「実際の問い合わせ数と計測数値が違う」、「急にコンバージョンが計測されなくなった」といったトラブルが起こり困った、という方もいるのではないでしょうか。

ここではコンバージョンが計測されないときによくある問題点について、解説していきます。

  • タグの設定が間違っている
  • Googleアナリティクス上の設定が間違っている
  • 除外フィルタがかかっている

タグの設定が間違っている

Facebook広告でコンバージョンを測定するには「Metaピクセル」、そしてコンバージョンの結果をGoogleアナリティクスを活用して計測結果を確認する場合、Googleアナリティクスタグの実装が必要です。

しかし実装方法を間違えると、正しく計測ができずに運用収益に影響を及ぼす可能性もあります。そのためタグの設定をしている場合には「Google Tag Assistant」を活用して、実装したタグが正常に作動しているかどうか調べておきましょう。

なお「Google Tag Assistant」については、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

Google tag assistantとは?機能からインストール方法、活用例までをご紹介
2023-09-26 15:04
広告運用で欠かせないのが「タグの実装」。タグとは正式名称「HTMLタグ」を指し、広告運用では主にデータの計測に使われています。 計測タグはデータを計測したいサイトのページに設置する...

アナリティクス上の設定が間違っている

タグの設定同様にGoogleアナリティクスを活用している場合、Googleアナリティクス上でのコンバージョンの設定が間違っていると正しく計測されないことがあります。

たとえばコンバージョンを計測する「到達ページのURL」が間違っているケース。その場合正規表現が間違っている、クロスドメインの場合ドメインを含めたURLを記載していない、などの間違いが考えられます。

コンバージョンの数値がおかしいと感じたら、今一度コンバージョンの設定を確認しておきましょう。

なおGoogleアナリティクスに関しては、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

【入門】Googleアナリティクス の基本設定や使い方、GA4プロパティを解説
2021-01-30 22:33
 Google アナリティクスは、Webサイトの様々な指標を改善できる便利なツールです。無料で使用でき集客や売上を伸ばしていきたい方は利用すべきツールです。ただ「Googleアナリ...

除外フィルタがかかっている

ビューに対して「除外フィルタ」がかかっている場合、コンバージョンが計測できないというケースも考えられます。

除外フィルタは、自分のIPアドレスや共同運営者のIPアドレスが計測されないようにするためによく使われます。

しかし誤って必要なデータまで除外していると、コンバージョンが正しく計測されないケースもあるので、設定されている除外フィルタの条件を確認してみましょう。

コンバージョンを簡単に設定しよう

Facebook広告のイベント設定は「標準イベント」と「カスタムイベント」の2種類があり、カスタムイベントのコンバージョンを計測する機能が「カスタムコンバージョン」です。

カスタムコンバージョンはプログラミングの専門的知識がなくても、簡単に設定ができるので、まだ試したことが無い人はぜひ、この記事を参考に設定にチャレンジしてみてください。

ただし活用する場面や正しい設定をしないと、広告運用に影響を及ぼすことも。

カスタムコンバージョンを利用するメリットやデメリット、設定の際の注意点にも考慮しながら、この機会にカスタムコンバージョンの機能を取り入れてみてはいかがでしょうか。



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