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宣伝失礼しました。本編に移ります。
Youtubeは、世界中の人々が動画を投稿したり視聴したりするオンラインプラットフォームであり、利用者は日本だけでも月間7,000万人いるといわれています。
最大規模のSNSであることから利用者の層も幅広いので、見込み顧客やブランディングに最適。また動画広告なので、テキスト広告よりも詳細な情報を伝えられるというメリットがあります。
この記事では、Google広告を活用している人であれば、ぜひ運用すべき「Youtube広告」について解説していきます。
YouTube広告とは?
Youtube広告とは、ユーザーがYoutube視聴時に動画の最初や途中で流れる広告のことを指します。
サイトトップや動画再生の前後や途中などに配信が可能。動画の時間制限はありませんが、フォーマットによって6秒や30秒程度のものが多くなっています。しかし中には上限なくコンテンツ並みに長い動画広告まであり、広告出稿目的に合わせて広告の配信ができるのです。
またGoogle広告の1つであることから、Googleが持っているオーディエンス情報やターゲティング方法を活用できます。そのため現在Google広告で成果の出ているテキスト広告を動画広告として活用することで、リーチの幅が広がるのです。
YouTube広告を配信するメリット
広告費をかけるのであれば、一定以上の成果があげたいもの。そのためにはまず、Youtube広告を配信するメリットを知って、自社の商品やサービスが適しているのか検討しましょう。
Youtube広告を配信する主なメリットは、以下の5つです。
- 必ず一定時間のユーザーに視聴される
- リーチ数が多い
- ターゲティング手法が豊富
- 目的別に広告配信が可能
- 分析ができる
それぞれについて、さらに詳しく解説していきます。
必ず一定時間のユーザーに視聴される
YouTube広告は、動画の最初や途中で表示されることから、続きをみるためには広告を一定時間必ずみる必要があります。
そのため他の広告に比べて、一定時間必ずユーザーに視聴されるという特徴があるのです。
また視聴される時間が長ければ長いほど、商材やサービスをアピールできるチャンスが増えます。
リーチ数が多い
Youtubeは世界で約28億人のアクティブユーザーがいると言われています。さらに日本国内だけみても月間約7,000万人以上の利用者がおり、日本で最も使われているSNSです。
またユーザー層は年齢性別問わず幅広いといった特徴があり、自社商品をまだ知らない潜在層へのリーチもできる可能性があります。
リーチ数が多いというメリットがあるので、ブランディングや見込み顧客の獲得に適した広告といえるでしょう。
ターゲティング手法が豊富
YouTube広告はGoogle広告の1つであるため、同じターゲティング手法を活用できます。
Google広告には「オーディエンスターゲティング」「コンテンツターゲティング」「曜日や地域でターゲティング」と、大きく分けて3つの種類があります。
オーディエンスターゲティングは、ユーザーの属性や行動履歴を組み合わせたデータをもとに広告を配信。
コンテンツターゲティングは、特定のコンテンツを持つサイトに広告を配信する手法です。
そしてオーディエンスターゲティングやコンテンツターゲティングに当てはまらない、曜日や時間帯等をもとにターゲティングを行う手法があります。
Youtube広告ではこれらの手法をすべて使えるので、豊富なターゲティング手法でアプローチできるのです。
目的別に広告配信が可能
Youtube広告では、以下のような目的別に合わせた配信フォーマットが用意されています。
- 認知
- 比較検討
- 獲得
目的によって広告のフォーマットを変えることで、オーディエンスの最適化が可能。目的に沿わない不適切な広告を配信してしまうと、クリック率やコンバージョンに繋がらず、期待する効果が得られない恐れがあります。
ゆえにユーザーの興味関心を惹きつけ費用対効果をあげるためにも、目的にあった配信フォーマットの選択が重要です。
分析ができる
Youtube広告は、広告管理画面で表示回数や広告再生数、再生時間やクリック数など、ユーザーの行動を数値化して計測できます。
結果をもとに、どの広告がよかったのか、また何が原因でスキップされてしまうのかなどを分析することで広告の最適化が可能です。
YouTube広告を配信するデメリット
広告配信をするうえで、メリットだけではなく考えられるデメリットも考慮しなくてはいけません。
Youtube広告を配信することで考えられるデメリットは、主に次の2つです。
- 頻度によってはマイナスイメージになる
- 動画作成のコストがかかる
それぞれについて、さらに詳しく解説していきます。
頻度によってはマイナスイメージになる
動画を楽しんでいるユーザーにとって、動画を中断される広告は煩わしいもの。1度や2度なら視聴したりスキップしたりするかもしれませんが、あまりに頻度が多いと広告内容がマイナスイメージになってしまうかもしれません。
しかし広告に対するネガティブなイメージは、Youtube広告だけに限ったことではありません。ゆえにYoutube広告特有のデメリットとはいえないでしょう。
動画作成のコストがかかる
Youtube広告のフォーマットはほとんどが動画広告です。テキスト広告よりも動画広告のほうが情報量は多く効果が高いというメリットがありますが、クリエイティブ作成にコストがかかります。
またクオリティの低い動画広告では、成果がでないばかりではなくイメージダウンに繋がるリスクもあります。
作成や加工にコストがかかり、動画内容によってはリスクが伴う可能性がある点は、Youtube広告のデメリットといえるかもしれません。
YouTube広告の基本情報
ここでは、Youtube広告の基本情報をみていきましょう。
- キャンペーン目標の種類
- 2つのターゲティング
- 課金形態
キャンペーン目標
Youtube広告のキャンペーン目標は、次の6つが用意されています。
目標 | 内容 |
販売促進 | ・自社商材と関連が高いユーザーにターゲットを絞って広告を配信 ・自社商品を知らない見込み客へのアプローチや興味をもっている人への商品購入への誘導が目的 |
見込み顧客の獲得 | ・Youtubeの動画視聴履歴やGoogleの検索履歴から、ユーザーの興味をもっている分野をもとに、自社の商材に興味がありそうな人に向けてターゲティングができる |
ウェブサイトのトラフィック測定 | ・ウェブサイトへの流入が目的 ・広告では伝えきれない情報を、見込み顧客に知ってもらうために自社サイトへ誘導する目的 |
商品やブランドの比較検討 | ・自社のブランドや商品に賞味をもっている人に対して、数ある商品の中から自社の商品やサービスを選んでもらえうようにアプローチする |
ブランドの認知度とリーチ | ・自社の商材の認知度向上が目的 ・知名度が無い企業やブランドのイメージを確立したい企業におすすめ |
目標を設定せずにキャンペーンを作成 | ・目標を設定しないで広告の作成が可能 ・サブタイプを選びたい時に使うのが良い |
サブタイプとは、ユーザーへのリーチ方法や配信面、広告フォーマットの設定です。詳しくは動画キャンペーンの目標について - Google 広告 ヘルプを参考にしてみてくださいね。
ターゲティング
Youtube広告は「人」と「配信面」にターゲティングできます。
人へのターゲティングは主に下記の3つです。
- 属性(性別、年齢、結婚の有無などの属性をもとにターゲティング)
- 興味関心・購買意向(web上での行動履歴をもとにターゲティング)
- Youtube動画広告へのアクション(Youtube広告になにかしらのアクションを「見込みのあるユーザー」にターゲティング)
配信面のターゲティングは主に以下の4つです。
- トピック(特定のトピックを広告のターゲットに指定可能)
- キーワード(指定したキーワードをもとに、関心を持ちそうなサイトに広告を配信)
- プレースメント(指定したチャンネルた動画や広告枠に広告を配信)
- デバイス(パソコンやタブレットなど、デバイスごとにターゲティングが可能)
近年ではネットワーク回線が接続されたテレビの普及が増えました。テレビで動画を見るユーザーが増えているので、テレビCMを放映している企業ではYoutubeに広告を配信することで、さらに幅広い層にリーチが可能になります。
課金形態
Youtube広告の課金形態は、大きく分けて4種類あります。
課金方法 | 概要 | 対応する広告の種類 |
CPV(動画視聴課金) | ・動画視聴の回数が増えるごとに費用が加算されていく仕組み ・30秒間の視聴または最後までみられた場合に費用が発生 |
・スキップ可能なインストリーム広告 |
CPM(インプレッション課金) | ・広告が1000回表示されると事前に設定した広告費が発生する仕組み | ・スキップ不可のインストリーム広告 ・バンパー広告 ・マストヘッド広告 ・オーバーレイ広告 |
vCPM(視認範囲のインプレッション課金) | ・ユーザーが実際に閲覧可能であった広告が、1000回表示されるごとに広告費が発生する仕組み | ・アウトストリーム広告 |
CPC(クリック課金) | ・広告がクリックされるごとに広告費が発生 | ・インフィード動画広告 ・オーバーレイ広告 |
Youtube広告は動画広告が主なことから、ほとんどが視聴によって広告費が発生する課金方式が採用されています。
YouTube広告の種類
Youtube広告は、大きく分けて9種類。
- マストヘッド広告
- スキップ可能なインストリーム広告
- スキップ不可のインストリーム広告
- バンパー広告
- インフィード動画広告
- 動画アクションキャンペーン
- オーディオ広告
- オーべーレイ広告
- アウトストリーム広告
それぞれについて詳しくみていきましょう。
マストヘッド広告
マストヘッド広告とは、Youtubeホーム画面の最上部に表示できる広告で、サイトを開いたときの1番最初にユーザーの目に留まる動画広告です。
PCサイト、アプリともに配信が可能。最も見てもらいやすい広告なので、認知度向上のほかにも期間限定イベントなど短期間で多くのユーザーに認知してもらいたいときに高い効果を発揮します。
費用は掲載する日数によって決まるか、CPM課金方法で費用が発生するシステムです。広告内容によっては1日に数万円もかかってしまうケースがあるので、他の広告に比べたら広告費が高くなりがちです。
しかし認知度向上には高い費用対効果が望めるので、予算に余裕がありYoutubeでリーチ数を伸ばしたい企業におすすめの広告となります。
スキップ可能なインストリーム広告
インストリーム広告とは、Youtube広告の中で最も利用頻度の高い広告で、配信場所は動画コンテンツと同じ場所で、再生前や途中で流れる広告を指します。
- 動画本編の再生前に流れる広告:プレロール
- 動画途中で流れる広告:ミッドロール
- 動画終了後に流れる広告:ポストロール
またスキップ可能なインストリーム広告とは、5秒から最長で15秒視聴した後に広告をスキップ可能になる広告のこと。ゆえに短い時間でユーザーの心を惹きつけるのがとても重要です。
広告費は、6秒以上視聴されない限りはかかりません。費用が発生するのは、動画を30秒以上視聴されるか広告をクリックされた場合のみです。
広告に興味がないユーザーは一定時間視聴したあとはほとんどスキップしてしまいます。ゆえに無駄な広告費がかからないというメリットがあります。
スキップ不可のインストリーム広告
スキップ不可のインストリーム広告とは、一定時間スキップできないインストリーム広告のこと。15秒〜30秒程度のものが多いですが、長いもので1分程度の広告もあります。
課金形態は1000回表示されると、事前に設定していた単価の広告費が発生する仕組みのCPM。したがって広告配信前に費用や掲載期間を定めてから、広告配信を行います。
広告のスキップができないので、必ず視聴者に一定時間動画広告を見てもらえるというメリットがあるため、商材の認知度アップが期待できます。
バンパー広告
バンパー広告とはインストリーム広告同様に、動画再生中や前後に配信できる広告です。
6秒間スキップできないので、短い広告では最後まで見てもらえたり、ユーザーにとっても短時間で終わる広告はストレスが少ないとされています。
時間や手間をかけて広告を作成しても、興味がないからといってスキップされてしまっては、そもそも見てもらうことが出来ず成果を望めません。
一方で尺の短い広告はユーザーにとっても比較的スキップされるリスクが少なく、認知度向上に効果を発揮します。ただし「6秒」と短いので、伝えたいことやアピールポイントを簡潔にまとめるのが重要です。
費用はインプレッション単価を採用しているので、再生する期間が定まっているときにおすすめです。
インフィード動画広告
インフィード広告とは、Youtube動画の右側にある検索結果や関連動画一覧の並びに表示される広告を指します。
動画内では広告が配信されず、表示された広告に興味をもってクリックすることで、広告が再生される仕組みです。
ユーザーは動画視聴中に煩わしい思いをすることがないので「広告がうざい」といった印象を与えにくいでしょう。
またユーザーの興味関心などの行動履歴をもとに配信されるので、商品購入やサービス申し込みなど、コンバージョンに繋がりやすいといった特徴もあります。
費用はクリック課金であり、1回クリックされたら発生する費用を設定可能。クリックされない限り費用は発生せず、支払いの上限も決められるので、低予算でも広告配信が始められます。
動画アクションキャンペーン
動画アクションキャンペーンは、インストリーム広告とインフィード広告を組み合わせて、自動的にコンバージョン率があがるように配信調整できる広告です。
Youtube広告の中でも、特にコンバージョン獲得を重要視した広告で、インストリーム・アウトストリームなどさまざまな場所に配信できます。
動画市場は盛り上がりをみせており、コンテンツ内外でコンバージョン獲得を目指す広告配信は、成果をあげるためにも効果的といえるでしょう。
オーディオ広告
オーディオ広告は、動画広告ではありませんがYoutubeとYoutube Musicのデバイスの広告枠に音声広告を配信できます。
動画をみる必要がないので、自宅や屋外で作業しているときに、音楽やラジオを聴いている感覚で広告配信できるのが特徴。
動画にあまり馴染みがなく、音楽やラジオを好んで聴く人にもリーチできます。
オーべーレイ広告
オーバーレイ広告とは、動画再生中に動画下に小さくバナー形式で表示される静止画広告です。
動画再生中やホームに表示される広告に比べて認知度向上はあまり期待できません。しかし動画視聴中に広告が表示されることでユーザーの興味関心を引き、行動を促すのでクリック率アップの効果が高まります。
広告にはランディングページを設定できるので、コンバージョン率向上や購入検討に繋げやすいでしょう。
費用はクリック課金やインプレッション単価で課金される方式なので、広告費を抑えたいときにおすすめです。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告はYoutubeサイト内ではなく、Youtubeパートナーとして認められたサイトやアプリに配信できるモバイル専用広告です。
Googleの動画広告を用いて配信が可能で、webサイトやアプリ、SNSに設けられた広告枠に配信が可能。
アウトストリーム広告には以下の3種類があります。
種類 | |
インリード広告 | ・コンテンツの間や最後、SNSのフィード間に挿入できる ・ユーザーがみているコンテンツに自然に広告を差し込むことでネガティブな印象を与えにくい |
インバナー広告 | ・webサイトに設けられた広告枠にバナー形式で表示される広告 ・サイトに訪れた瞬間に広告が自動再生される ・コンテンツの脇に表示されるので、ユーザーがみているコンテンツの邪魔をしないのが特徴 |
インタースティシャル広告 | ・webサイトを移動するタイミングで表示される広告 ・インリード広告やインバナー広告よりも大きなサイズで広告配信できるのが特徴 ・他のページに移動しているユーザーを引き留める形になるので、不快に感じられた利スキップされてしまったりする可能性がある |
費用はインプレッション課金で、決められた単価で広告費が決まります。
YouTube広告を始める前に考えるべきこと
無駄な広告費をかけないで期待する成果をあげるためには、広告運用前に明確にしておくべきポイントがあります。
- 広告配信の目的
- ターゲット
- 期待値と予算
上記の内容を詳細化しておくことで、広告の種類やターゲティング手法が異なるので、必ず広告運用前に検討しておきましょう。
広告配信の目的を明らかにする
広告配信で高い成果を得るためには、広告を配信する目的を明確にするのが重要です。
- ホームページへの流入
- ECサイトの商品購入
- 資料請求
- ブランドの認知度向上
- お問合せ
- 商品の比較検討
など、広告を配信する目的は商材やサービス、企業の現状によって違うでしょう。
またYoutube広告で用意されているフォーマットもそれぞれ強みが異なるので、目的を明確にして最適なフォーマットを選択するのが、高い成果に繋げるポイントです。
ターゲットを定める
目的を達成するためには、どんなターゲットに広告を配信したいのか定めるのも重要。
広告内容に興味関心がないユーザーに費用をかけて広告を配信しても、期待できる効果は低いでしょう。
そのためにユーザー属性や配信面の特性を考えながら「ターゲット」を詳細に定める必要があります。
期待すべき成果と予算
広告を配信する前に、どのくらいの予算をかけてどの程度の成果を上げたいのかを検討しましょう。
広告費は課金方法によって低予算で配信できるものもあれば、ある程度の予算を投じる必要がある種類もあります。
また予算を投じたからといって必ず成果がでるとも限りません。そのため期待値と予算の目安を明らかにして、費用対効果を得られるターゲティング手法や戦略を考えるようにしましょう。
YouTube広告の成果を上げるための広告設計方法
ここでは、広告の最適化を図るための手順をご紹介します。
マーケティング戦略設計
広告配信するとき、必ずマーケティング戦略や目標を明確にすることで、成果に繋がります。
したがって広告を配信する前に、以下の手順でマーケティング戦略をたてましょう。
- マーケットの競合を分析する
- 自社の商品やサービスの強みを明確にする
- STP分析をする
- 調査・分析を基に施策を定める
- コミュニケーション設計
- 目的の明確化
- KPIの設計
- Youtube広告のフォーマットの選定
それぞれの手順をさらに詳しくみていきます。
①マーケットの競合を分析する
マーケット市場は常に変化していきます。自社商材のマーケット状況や競合を分析することは、プロモーションをかけるうえで、売上や収益に大きく影響。
分析の方法では一般的にSWOT分析が活用されるケースが多いです。SWOT分析とは、「Strength(強み)」「Weakness(弱み)」「Opportunity(機会)」「Threat(脅威)」の頭文字を取ったもの。
競合分析では、SWOT分析のうち「Opportunity(機会)」「Threat(脅威)」の現状を把握します。
広告で費用対効果を高めるためにも、市場規模や開拓の余地を分析・検討してマーケットの競合を明らかにしておきましょう。
②自社の商品やサービスの強みを明確にする
ユーザーの心を動かすような広告には「ユーザーニーズ×広告のクオリティ×商材の強みの明確化」が大切。
自社分析の方法では一般的にSWOT分析うち「Strength(強み)」「Weakness(弱み)」の現状を分析して、マーケティングの方向性の指針にします。
自社の強みや弱みを理解することで、競合分析に対する成功要因を導きだしていくのです。
③STP分析をする
競合や自社商品の分析が完了したら、次に戦うマーケットを決めます。
主に使われるフレームワークはSTP分析。
S:セグメント
T:ターゲット
P:ポジション
進め方としてまずは顧客ターゲットを決めます。自社の商品を良く購入するユーザーや見込み顧客など「誰に」広告を配信するのかによって広告内容は異なります。
良く購入する顧客のニーズを満たせるような広告を配信できれば、売上や収益はある程度確保できます。しかし新規顧客を見つけなければ、コンバージョン率や収益が上がる可能性は低いでしょう。
ゆえに誰に商材をアピールしたいのか「ターゲット」を絞りこむのが大切です。
ターゲットを絞ったら、そのターゲット市場や競合分析をもとにセグメントを区切ります。
全てのターゲットのニーズに応えられればいいですが、現実的には厳しいでしょう。
したがってどの領域であれば自社の商材は勝てるのか、セグメントを区切ってさらにターゲットを絞ります。
ターゲットとセグメントを定めたら、最後にポジションを整理します。
- ターゲットの属性や行動をもとに誰に広告を配信するのかペルソナを明確に決める
- 定めたペルソナの中でも、どの領域であれば自社の商品は勝てるのかセグメントを区切る
セグメントを区切ってからターゲットのペルソナ設定は、主観で分類してしまう可能性が高くリスクが伴います。
そのため競合・自社分析からSTP分析でポジションを整理することで、広告配信の成功率アップに繋がるのです。
④調査・分析を基に施策を定める
①〜③の結果をもとに、4P分析(マーケティングミックス)のフレームワークを活用して施策を定めます。
4P分析とは「何を」「いくらで」「どこで」「どのようにして」商材を売り込むのか、マーケティング戦略を立てる際に使われる分析方法です。
分析結果を基に施策を定めることで、顧客ニーズに応える商材の提供ができます。
⑤コミュニケーション設計
コミュニケーション設計とは「顧客に商品や商材に興味をもってもらい、購入を検討するまでのプロセスを構築すること」です。
また購入だけでなく、購入後のアフターケアやサポートを通じてコミュニケーションを維持することで、リピート購入など満足度向上にも繋がります。
そのために、商品やサービスがどこでユーザーと接点があるのか整理してみましょう。
⑥目的の明確化
コミュニケーション設計までできたら、何のために広告を配信するのか目的を明確化します。
Youtube広告は動画で商材をアピールできるので、テキスト広告よりもブランドの認知度向上や商品比較検討に高い効果を発揮します。
ゆえに「商品名を覚えてもらいたい」「競合商品よりも自社の商品を買ってもらえるように自社サイトに誘導したい」など、目的を定めることで広告の方向性が定まります。
⑦KPIの設計
広告配信の目的が定まったら、KPI設計をします。KPIとは、計測可能な数値や分析結果の中で何をKPI(中間指標)にするかを決めることです。
目標を達成するために中間地点を決めることで、長い道のりの途中経過や達成度が測れます。
たとえば広告のクリック数を目標1,000回にしたとき、500回をKPIと設定した場合。500回達成するのにどのくらいの時間や費用がかかったのか、また残りの500回を達成するためにどうしたらいいのかなど、PDCAを回して改善を図りやすくなるのです。
⑧Youtubeのフォーマットの選定
広告配信の目的、ターゲット、評価の指標が定まったら、実際の広告配信方法を選択します。
Youtube広告のフォーマットは大きく分類して9種類あります。
- マストヘッド広告
- スキップ可能なインストリーム広告
- スキップ不可のインストリーム広告
- バンパー広告
- インフィード動画広告
- 動画アクションキャンペーン
- オーディオ広告
- オーべーレイ広告
- アウトストリーム広告
それぞれ強みや課金方法が異なるので、商材の戦略や広告予算に合わせて適したフォーマットを選択しましょう。
Google AdsでのYouTube広告の配信方法
Youtube広告の基本情報を理解したら、実際の広告配信方法を確認していきましょう。
手順は以下の8ステップになります。
- Youtubeチャンネルに動画をアップロードする
- Google広告から動画キャンペーンを作成する
- キャンペーン目標を選択
- キャンペーンタイプとサブタイプを選択
- キャンペーンを選択
- 広告グループの設定
- 動画広告を作成・入稿
- 審査
それぞれについてみていきましょう。
①Youtubeチャンネルに動画をアップロード
まずは広告用に作成した動画をYoutubeにアップロードしましょう。アップロードはwebサイト以外にアプリからでも行えます。
広告を配信する目的を明確にして、目標を達成できるような動画を作成。作成が完了したら、Googleアカウントを活用して動画をアップロードするためのYoutubeチャンネルを作ります。
- 画面右上の丸いアイコンをクリック
- 「アカウントを切り替える」を選択
- 「チャンネルをすべて表示」をクリック
- 画面上部に表示された「チャンネルを作成する」からチャンネル名を入力
- 「作成」をクリックして完了
画面上部に表示されるビデオマークから広告用の動画をアップロードします。
②Google広告から動画キャンペーンを作成
広告用の動画をアップロードできたら、Google広告にログインしてYoutube動画広告を作成します。
手順は以下のとおりです。
- メニューの「キャンペーン」タブをクリック
- キャンペーンの管理画面の「+」をクリック
- 表示されたプルダウンから「+新しいキャンペーンを作成」を選択
③キャンペーン目標を選択
キャンペーンを作成する際、一番最初に目標を設定します。
- 販売
- 見込み顧客の獲得
- ウェブサイトのトラフィック
- 商品やブランドの比較検討
- ブランド認知度のリーチ
- アプリのプロモーション
- 目標を指定せずにキャンペーンを作成する
上記の内容から達成したい目標を選択して、次にキャンペーンタイプを選びます。
④キャンペーンタイプとサブタイプを選択
選択できるキャンペーンタイプは「動画」を選択。
⑤キャンペーンの詳細設定
キャンペーンタイプを選択したら、さらに詳細設定していきます。
手順は以下のとおり。
- キャンペーン名(動画の広告名を入力)
- 入札戦略(広告の上限や目標単価を設定)
- 予算と日程(広告の予算と配信スケジュールを設定)
- 地域(配信地域を設定)
- 言語(広告を配信するユーザーの言語を指定)
- コンテンツの除外(広告枠のタイプを選択)
- この他の設定(コンバージョンやデバイスを選択)
上記の内容を順に設定していきましょう。
⑥広告グループの設定
広告を配信するターゲットグループを選択します。
- ユーザー属性(年齢・性別・結婚子供の有無・収入など)
- 特定の興味関心を持つGoogleが推定したオーディエンス
- 目的に応じたキーワード
- 特定のトピックに関心をもったユーザーを絞るためのトピック
- プレースメント(配信場所)
詳細に条件を指定してターゲットを絞ります。
⑦動画広告を作成・入稿
キャンペーンの詳細と広告グループの作成が終わったら、広告として配信する動画を指定します。
- 画面左側の検索窓にキーワードや動画URLを入力
- 広告用の動画を選択
- 広告をクリックしたユーザーを誘導するサイトURLを入力
- 見出し・広告名・心を引くようなフレーズを入力
- 「キャンペーンの作成」をクリック
上記の手順でYoutube広告の動画キャンペーンが完成です。
⑧審査
すべてが完了して広告の入稿が完了すれば、審査に入ります。
Googleが定めているポリシーに違反していないかチェックを受けたのち、問題なければ広告の配信が開始されます。
Youtube広告では以下の3つが審査。
- Google広告共通のポリシー
- Youtube広告の要件
- 動画抗の要件
審査は通常1営業日で終わるとされていますが、状況によってはさらに時間がかかる場合があります。広告配信スケジュールに間に合うように、事前にガイドラインを確認しておきましょう。
Youtube広告の成果測定と分析の手法
Youtube広告の目的を達成するためには、現状を数値化して測定・分析をして問題点を洗い出す必要があります。
そのためには目的に適した指標を理解し、ツールを使って正確な数値の測定が大切です。
測定・分析・改善を繰り返すことで、さらに広告の成果を高めていきましょう。
コンバージョンやCTRによる測定
Youtube広告では、目的に応じて適切な指標を分析する必要があります。
目的 | 指標 |
認知を拡大 |
|
購買意欲を高める |
|
購入を促す |
|
ブランディング |
|
広告を最適化するために、上記の指標を参考に分析するのがおすすめです。
Googleアナリティクスなどの分析ツールを活用
指標の数値を正確に測定するには、分析ツールを活用しましょう。
【Googleアナリティクス】
Googleが提供している無料で使える分析ツールです。
ウェブサイトやアプリのトラフィックデータの収集して、ユーザーの属性や行動、コンバージョン率を測定。その結果をもとに広告の改善に役立てます。
【Youtubeアナリティクス】
Youtubeチャンネルの視聴者数、視聴回数、視聴時間やパフォーマンスに関するデータを収集できる分析ツールです。
Youtubeアナリティクスは、Youtubeパートナープログラムに参加しているYoutuberまたは特定の条件を満たすチャンネルが利用可能です。
【Googleアカウント】
Google広告アカウントとYoutubeチャンネルを紐づけることで、Googleアカウントの「レポート」タブでデータを確認できます。
紐づけはGoogle広告カウントからでもYoutubeからでも可能。
Youtube広告を配信するときの注意点と解決策
ここではYoutube広告を配信するときに、注意すべき点についてご紹介します。
ペルソナ設定をしっかりおこなう
Youtube広告は配信頻度によってユーザーにマイナスイメージを与えてしまう可能性があるので、詳細なペルソナを設定して効果的な広告を配信できるようにしましょう。
せっかく広告を配信しても、商材に興味がなさそうな人や無縁の人に広告が配信されてしまっては成果が期待できません。
したがって、はじめに広告を配信したいターゲットを明確化したうえで、詳細な設定をして広告の最適化をしましょう。
Youtube広告運用における法的規制の遵守
Youtube広告を配信するためには、Google広告に共通するポリシーを遵守する必要があります。
審査されるポイントは大きく分けて4つ。
- 禁止コンテンツ(偽造品や危険な商品・サービス、不正行為を助長するもの・偏見や差別を助長するものの禁止)
- 禁止されている行為(広告ネットワークやユーザーデータの利用ルールに則ってないものはポリシー違反となる)
- 期限付きコンテンツおよび機能(取り扱いに注意が必要なセンシンティブなコンテンツに関する規定)
- 編集基準と技術要件(編集が完了していない、または広告編集要件を満たしていない広告)
ガイドラインに関しては、Google広告のポリシーの詳細を参考にして、審査に備えましょう。
Youtube広告についてさらに知見を深めよう!
ここまでYoutube広告の基本についてご紹介してきました。
しかしYoutube広告にはもっと便利な機能がたくさんあるので、ご紹介していきましょう。
Youtube広告の動画テストとは?
動画テストとは、Yoututbe上で配信する動画広告を事前に限定された人に公開して、その反応をテストする機能です。
具体的には、動画の視聴時間や再生率、クリック率を測定して広告の効果を検証。
動画テストは広告を実際に公開する前に、内容やターゲット層を検討するうえで重要な役割を担います。
詳しくは↓こちら↓をご覧ください。

Youtube広告の平均広告視聴単価とは?
Youtube広告の平均視聴単価とは、動画広告の1回の視聴に対して発生した費用の平均値を指します。
平均視聴単価=すべての広告の視聴に対して発生した合計費用÷視聴回数
平均視聴単価のレポートへの表示追加方法は以下のとおりです。
- Google広告の管理画面を開く
- 広告管理画面左側のキャンペーンを選択
- 右側の小さいアイコン「表示項目」を選択
- キャンペーン表示項目の変更から「掲載結果」をクリック
- 「掲載結果」から「平均広告視聴単価」を選択して「適応」をクリック
詳しくは↓こちら↓をご覧ください。

Youtube TrueView広告とは?
TrueView広告とは、Youtubeの動画閲覧中に、再生前や途中で再生される動画広告の形式を指します。
TrueView広告は主に「インストリーム広告」「ディスカバリー広告」「バンパー広告」の3つのフォーマットがあります。
詳しくは↓こちら↓をご覧ください。

YoutubeチャンネルとGoogle広告の連携方法
YoutubeチャンネルとGoogle広告の連携をすることで、次のような機能が使えるようになります。
- Google広告の管理画面で、アップしている動画の再生回数などのデータ確認
- Google広告の管理画面上で、動画広告を視聴後のチャンネル登録などのアクション数の確認
- 動画視聴や評価したユーザーのリマーケティングや類似ユーザーへの配信
詳しくは↓こちら↓をご覧ください。

Youtube広告の関連動画とは?
Youtubeで動画を視聴する際に、サイドバーや動画下に表示される関連する他の動画のことを指します。
関連する動画を表示することで、視聴者が継続して動画を視聴する可能性がアップ。
さらにユーザーがモバイルデバイスなどを横向きで使用したときに、メインの動画広告の下のスペースを有効活用できるので、ユーザーのエンゲージメントをより効果的に促進できるといったメリットがあります。
Youtube広告ではその関連動画に広告出稿枠があり広告を出せるんです。
詳しくは↓こちら↓をご覧ください。

YouTube広告を活用してリーチを広げよう!
Youtube広告は、Youtube動画を視聴しているユーザーに対して自社の商品やサービスを宣伝するための広告です。
広告の種類は主に9種類あり、目的に合わせて選択が可能。Google広告のターゲティング手法とオーディエンスデータが活用できるのが最大の強みです。
月間利用者が多いのでリーチ数が多く、幅広い層をターゲットにできるYoutube広告は、とにかく自社の商品やサービスを知ってもらいたい企業におすすめです。
動画広告の配信を検討している人は、この機会にYoutube広告の運用を始めてみてはいかがでしょうか。
当社では、広告代理店、インハウス支援を行っております。もしこの記事を読んで
・理屈はわかったけど自社でやるとなると不安
・自社のアカウントや商品でオーダーメイドで説明して欲しい
・記事に書いてない問題点が発生している
・記事を読んでもよくわからなかった
など思った方は、ぜひ下記のページをご覧ください
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