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宣伝失礼しました。本編に移ります。
2021年11月2日に全世界で正式リリースされたP-MAXキャンペーンについてご存知でしょうか?
Google広告のあらゆる広告チャンネル(YouTube、ディスプレイ、検索、Discover、Gmail、マップ)に配信可能な新しいキャンペーンタイプです。
今回はそんなP-MAXキャンペーンについて解説していきます。
▼動画で直感的に理解したいという方はこちら▼
また、Google広告に関してに関してさらに知見を深めたい!という方は、以下の記事に総括的にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。
また、ディスプレイ広告に関してに関してさらに知見を深めたい!という方は、以下の記事に総括的にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。
P-MAXキャンペーンとは
P-MAXキャンペーンとは、パフォーマンス広告主が1つのキャンペーンからすべてのGoogle広告枠にアクセスできるようにする新しい目標ベースのキャンペーンタイプです。1つのキャンペーンから全ての広告枠に広告配信可能で、キャンペーン内の機械学習に基づいて構築され、幅広いマーケティング目標にわたってすべての広告主に機能する包括的なソリューションを提供します。
ターゲットの調整や細かな入札管理を自動化することで、クリエイティブやマーケティング戦略等の人の力(アイデア)が必要になる部分に時間を避けるようにするものです。
つまり、既存のプロダクトに比べて、自動化に比重をかなり置いたキャンペーンタイプと言えます。
P-MAXキャンペーンの特徴
すべてのネットワークで潜在顧客にリーチが可能
P-MAXキャンペーンでは広告主の設定した目標に基づいてGoogleのすべてのネットワークで潜在顧客(新規を含む)にリーチができます。
自動でテストし広告を作成することが可能
P-MAXキャンペーンでは、追加したアセットを使用して、各ネットワークで成果の高い広告が自動的にテストされ作成されます。
またレスポンシブディスプレイ広告のように組み合わせやアセットレポートの画面も用意されています。
画像引用元:Get your business ready for what comes next-GoogleAds & Commerceblog
自動で適切なユーザーに広告を表示することが可能
P-MAXキャンペーンでは、広告主の目標に応じて適切なユーザーに広告が表示されます。
荒い粒度ではあるが成果観測が可能
インサイトページにはP-MAXキャンペーンの情報も表示されるため、トレンドの確認も可能です。
画像引用元:Get your business ready for what comes next-GoogleAds & Commerceblog
P-MAXキャンペーンが配信される場所
P-MAXキャンペーンを使用すると下記の出稿面で広告を配信することが可能になります。
|
P-MAXキャンペーンのコツ
重要なコンバージョン目標を選び、コンバージョンの価値を設定する
パフォーマンス最適化の基準とするべき目標をもれなくキャンペーンに組み込むことで、成果を最大限に高めることができます。
適切な予算と入札戦略を選ぶ
目標に合った入札戦略を選択することでP-MAXキャンペーン指定した目標をもとに、スマート自動入札によってオークションごとにリアルタイムで最適な入札単価を設定し、マーケティング予算から最大限の成果を引き出してくれます。
最終ページ URL の展開をオフのままにする
最終ページ URL の展開機能はデフォルトではオンになっていますが、意図せぬページ/キーワードが配信されるリスクがあるので、必ずオフにしましょう。
最終ページ URLの展開は、検索内容に応じてウェブサイト内の適切なランディング ページを自動的に選び、広告の見出しを動的にカスタマイズする機能です。
アセット グループに多彩なクリエイティブ アセットをアップロードする
提供するアセットが多いほど、生成できる広告フォーマットも豊富になり、より多くの広告枠を活用できます。
アセットグループはテーマごとに作成することが推奨されています。アセットグループはテーマごとに作成することでアセットを組み立ててあらゆる必要なフォーマットの広告を自動生成し、ユーザーにとって意味のあるクリエイティブを表示できるそうです。
広告表示オプションを組み込む
広告表示オプションを導入すると、広告を目立たせるとともに、有用な追加情報(広告主様への連絡方法など)をユーザーに伝えることができます。自社に合った広告表示オプションはなるべくすべて導入しましょう。
P-MAXキャンペーンの設定方法
P-MAXキャンペーンは、下記のような画面から追加可能となります。最適化するコンバージョンアクションも簡単に設定することが可能です。
画像引用元:Get your business ready for what comes next-GoogleAds & Commerceblog
P-MAXキャンペーンでは下記のような手順でキャンペーンを作成していきます。
- キャンペーンタイプで「パフォーマンスの最大化」を選択する
- 予算と入札単価の設定
- キャンペーンの設定
- アセットグループの設定
- 広告表示オプションを設定
- 概要を確認
キャンペーンタイプで「パフォーマンスの最大化」を選択する
Google広告で新しいキャンペーンを作成しキャンペーンタイプを選択する際に「パフォーマンスの最大化」を選択します。
予算と入札単価の設定
予算と入札単価の設定をしてください。
キャンペーンの設定
地域、言語などの設定を行います。
地域では商材、ビジネスの対象の国を設定します、日本でのビジネスの場合は「日本」を選択します。
言語も同様です。
最終ページURLの拡張がデフォルトではオンになっているので、初動ではオフにすることをおすすめします。
次に「その他の設定」を展開し、広告スケジュール、開始日と終了日、最終ページURLの展開などを設定します。
アセットグループの設定
まずは「アセット グループ名」を入力します。
次にアセットです。
見出しや説明文、画像や動画などをアップロードします。
アセット一覧 | 入稿規定 |
---|---|
画像 | 横長の画像(1.91:1) 推奨サイズ: 1200×628 最小サイズ: 600×314正方形の画像(1:1) 推奨サイズ: 1200×1200 最小サイズ: 300×300(省略可)縦画像(4:5) 推奨サイズ: 960×1200 最小サイズ: 480×600最大ファイルサイズ 5,120 KBまでの画像を最大15枚まで設定可能。 |
ロゴ | スクエアのロゴ(1:1) 推奨サイズ: 1200×1200 最小サイズ: 128×128(省略可)横長ロゴ(4:1) 推奨サイズ: 1200×300 最小サイズ: 512×128最大ファイルサイズ 5,120 KBまでの画像を最大5枚まで設定可能。 |
動画 | 最大で5本まで設定可能です。 |
広告見出し | 最大設定可能数:5つ 文字数:半角 30 文字(全角 15 文字) |
長い広告見出し | 最大設定可能数:5つ 文字数:半角 90 文字(全角 45 文字) |
説明文 | 最大設定可能数:5つ 文字数:半角 30 文字(全角 60 文字)のものが1つ 文字数:半角 45 文字(全角 90 文字)のものが4つ |
行動を促すフレーズ(CTA) | ・自動(推奨) ・詳細 ・見積もりを希望 ・申し込む ・登録 ・お問合せ ・登録 ・ダウンロード ・今すぐ予約 ・今すぐ購入 |
会社名 | 会社またはブランドの名前を設定。
文字数:半角 25 文字(全角12文字) |
その他のオプション | 表示 URL のパスを設定。 設定可能数:2 文字数:半角 15 文字(全角7文字) |
広告表示オプション
広告表示オプションを設定します。広告表示オプションはなるべく全て導入することをGoogle社では推奨しています。
必要に応じて、オーディエンスシグナルの設定を行いましょう。
最後に入力、設定してきたものの詳細を確認し問題がなければ「キャンペーンを公開」をクリックし完了です。
P-MAXキャンペーンの注意点: デフォルトで「最終ページURLの展開」がオンになっている
「パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)のコツ」でご説明した通り、Google はオンを推奨していますが、広告配信のリンク先を指定されている場合などではオフに設定しておくことをお勧めいたします。
P-MAXキャンペーンのまとめ
今回は新しく追加された「P-MAXキャンペーン」についてご説明させていただきました。
こちらは従来のキャンペーンを全て包括したキャンペーンですが、検索とその他の面で自身が登録したアセットを使うため、見出しや説明文を考えるの多少難しくなりそうですね。
検索広告とディスプレイ広告という配信面でどういう訴求を出すかというような訴求を軸に検討していくのがいいでしょう。
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