AISASサイクルに代表されるように、消費者の購入活動において、特に若年層の女性などは、口コミを閲覧する際に、Instagramを利用します。

どんな人が購入しているか、購入して体験した所感はどうか、などなど、消費感度の高いユーザーはくまなくSNSをチェックしています。

これまでは口コミの確認などで使用されていたInstagramですが、今回のアップーデートで、Instagramの投稿から商品情報の閲覧、ECサイトへの遷移などが可能になりました。

参考:Instagram、フィード投稿から商品が購入できる「ショッピング機能」を日本国内で導入開始

 

今回は、そんな便利なInstagramショッピング機能に関して解説していきたいと思います。

 

また、Instagram広告に関してさらに知見を深めたい!という方は、以下の記事に総括的にまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。

【入門】Instagram広告とは?やり方や費用、ストーリーズ広告やターゲティングまで全て解説
2023-03-07 13:28
Instagram(インスタグラム)は、若年層や女性に特に人気のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)です。 文字よりも写真や動画などビジュアルを使った情報検索が盛んな...

 

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Instagramショッピング機能とは?

 

Instagramが2018年にリリースした新機能です。
投稿内で商品名や値段を知ることができるよう製品にタグ付けが可能になり、リンクされた商品詳細ページへそのまま遷移することが可能になり、より消費者の購入行動がスムーズになりました。

引用: 新機能: Instagramショッピング投稿を広告として掲載する

 

Instagramのショッピング投稿は、投稿に商品名/タグが表示され、投稿をタップすると商品の情報が表示され、タップするとそのままサイト(商品詳細ページ)へ遷移することが出来ます。

ファンや認知の獲得に一役買っていたInstagramですが、InstagramからECサイトへ遷移して購入活動につなげる事ができ、よりスムーズに購買行動ができるようになったということですね!

Instagramは一定のフォロワー数(1万人と言われている)に到達するまで、外部サイトへ遷移してもらうためには、プロフィール欄にURLを貼るなどの工夫が必要でしたが、ショッピング機能によってよりスムーズな購入体験を提供することが可能です。

Instagramでショッピング広告を投稿する手順

 

1. Instagramアカウントをビジネスアカウントに切り替える(※スマートフォンアプリのみ可能)

 

 

①プロフィールページのメニューからプロフィール画面の右上の[設定]をタップし[アカウント]を選択する
②スクロールし下にある [プロアカウントに切り替える]あるいは[ビジネスアカウントに切り替える]をタップしクリエイターとビジネスを選択する画面に進みます。

 


③ビジネスを選択し[次へ]を選択します。

nstagaramのビジネスアカウントでは、1つまでFacebookページを連携することが可能です。
ショッピング機能を利用する際には必要なため連携しておくと良いでしょう。

最後にビジネスカテゴリを選択し、プロフィール画に表示可能な情報を登録し[完了]をタップすればビジネスアカウントに切り替えは完了です。

2.ショッピング投稿で表示する商品情報をFacebookカタログに追加する

(1)Facebookのビジネスマネージャを開き、左のバーにある[カタログ]を選択します。

(2)カタログマネージャーの[カタログを作成]をクリックします。するとカテゴリの選択画面に進みます。

(3)Eコマースを選択します。

カタログの設定を編集する画面に進んだら、[利用を開始]をクリックし
商品情報を手動やCSVでアップロードする方法や提携しているECプラットフォームを連携しカタログに商品を追加していきます。

次に[アイテムを追加]をクリックしカタログのベースを作成します、カタログの所有者とカタログの名前を設定して[作成]をクリックすると完成です。下記で手動で商品を追加、データフィードで商品を追加する方法をご説明いたします。

 

手動で商品を追加する


[手動で追加]を選択し次へ進みます。

 

アイテムを追加しよう

商品の画像、名前、Description(説明)、コンテンツI(SKU)、ウェブサイトリンク(商品ページ)、価格を入力します。
価格については、通貨単位がUSD(米ドル)になっているので利用する通貨単位に変更して[次へ]をクリックで以下の3つの手順へ進んでください。

 

表示オプション

公開や在庫状況の表示設定がオン、オフできますので設定してください。

カテゴリの詳細

商品のカテゴリを検索欄に入力して近しいカテゴリを選択してください。

バリエーションを作成

現在追加している商品の別カラー、サイズ、模様などを設定できます。

 

上記を設定し終えたら[完了]をクリックし追加完了です。

データフィードで商品を追加する

[ファイルをアップロード][スケジュールを設定したフィードを利用][Google Sheets]を選択し商品情報を追加したファイルを、カタログにアップロードしていきます。
今回は[Google Sheets]でご説明いたします。

 

ファイルをインポート

こちらでは Google Sheets でのファイルのインポート手順が書かれておりますのでしたがってインポートし[次へ]をクリックし進んでください。

 

フィードの設定


作成したシートのURLを入力してください。

 

アップデートのスケジュールを設定

イベントをアップデートする頻度を設定してください。

 

 設定を完了

データソースの名前を入力し通貨単位をデフォルトのUSD(米ドル)から利用する通貨単位に変更します。

上記が設定し終えたら[アップロード]を選択し完了です、登録時点で商品の審査が行なわれ承認まで待ちます。

 

3.ショッピング投稿を利用できるように、Instagramの設定を行います。

①Instagaramの[設定]から[ビジネス]、[ショッピングに登録]と進み、[次へ]を選択します。

②リンクするカタログを選択して、最後に[審査を申請]を、タップして連携完了です。

審査が終わり次第、承認されればショッピング投稿が利用できるようになります。

 

 4. ショッピング機能をオンにする

アカウントが承認されたら、ショッピングをオンにできます。

上記の3の様に、ビジネスのInstagramプロフィールに移動し、 [設定]を選択します。
[ビジネス]をタップしてから、[ショッピング]をタップすると、アカウントにリンクする[商品カタログ]を選択が可能ですので、選択してください。
[完了]をタップしショッピング機能が使用可能になります。

 

 

ショッピング投稿を広告に利用する要件

ショッピング広告を利用する際の要件を上記にまとめました。投稿前にチェックしておきたい項目です。

 

Instagramショッピング機能を利用する際の注意点

Instagramショッピング機能を利用する上で、使い方によっては運営側にデメリットが生じてしまう可能性があります。ショッピング機能を利用する際には以下のことに注意をしながら配信を行いましょう。

 

  • 同じ商品を何度も投稿しない
  • 一つの商品に製品タグをつけすぎない

 

例えば、同じ商品を何度も投稿、一つの商品にたくさんのタグが付きすぎていると、セールス色が強くなってしまい、エンゲージメントの低下に繋がってしまうかもしれません。Instagram上でも上でも実店舗で行うセールスと同等になるように、ユーザーとの適度な距離を保てるように心がけましょう。

 

 

ショッピング機能を利用する際は、商品を購入する上で何か迷うポイントを後押しし、ユーザーをサポートするような形で配信するのがベストな形です。

 

Instagramショッピング機能のコツ

商業色をゴリ押しししすぎない

モールなどとは異なり、Instagramはそもそも「ものを買いに来ている」場所ではないということを留意しなければなりません。
フラッと寄ったお店で、店員さんが商品のゴリ押しをしてきたら...少し嫌な気持ちになりますよね。
あくまでも閲覧/確認程度のテンションでまずはアカウントに来ていることを留意してタグ付をしましょう。

 

コーディネートで商品を訴求する

筆者はそれほどおしゃれな人間ではないので、コアなファンがいるアカウントを見てみると、商品を着用した、全身写真を投稿しているケースも多く見受けられます。
全身自社ブランドで固める、アクセントの製品だけタグ付けしてみる...などなど、訴求の幅が広そうですね!

オーガニック投稿のエンゲージメントの高い投稿を広告に転用する

ショッピング投稿を利用した広告配信は、広告用にクリエイティブを作成することは出来ず、オーガニックで投稿したアカウントを選択して出稿する必要があります。

この仕組を利用して、オーガニック投稿で反響のあった投稿を広告にも転用してみる、というのも一つの手ですね!

 

 Instagramショッピング機能について まとめ

 

消費者が、口コミなどの確認をして、そのタイミングで商品遷移/購入などにダイレクトにつなげることのできるショッピング機能。消費者の購入導線がスムーズになり、小さな一手間でビジネスの成長を飛躍させられる可能性を秘めています。

まだ導入されていない方は、この機会に是非利用してみてはいかがでしょうか。



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