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宣伝失礼しました。本編に移ります。
FacebookはSNSのなかでも世界的に利用者数が多いので、広告を配信している企業は数多くあります。
高い成果を求めるあまり長時間パソコンのモニターに張り付いていたり、休日返上で広告の運用・管理をしたりするのは現実的ではなく、人力でおこなうのは避けたほうがいいでしょう。
そんな時に利用をおすすめしたいのが、Facebook広告の自動ルールです。
自動ルールを活用すれば、深夜や休日でも人間の手をかけることなく効率的な運用・管理ができるようになります。
今回の記事では、Facebook広告の自動ルールについてのメリットやデメリット、設定方法や活用例を紹介していきますので、Facebook広告の運用・管理の省力化を考えている人はぜひ最後まで読んでみてください。
Facebook広告に関してさらに知見を深めたい方は、以下の記事をぜひ読んでみてください。
Facebook広告の「自動ルール」とは?
Facebookの自動ルールとは、事前に決めておいた条件を設定し、キャンペーン・広告セット・広告が指定の条件に達した時に「自動で運用調整が実行される」機能のことです。
自動ルールを活用することで、以下のような内容も自動でできるようになります。
- 土日のみ予算を変更する
- 目標CPAに到達したら広告を停止
- 広告を停止したあと、新しい広告をオンにする
- 目標CPAを下回った場合、日当たりの予算を上げる
そのほか、「広告セットのリーチ数が一定の人数以上になったらメールでお知らせ」などの使い方もあるので、気になる方は試してみてください。
Google広告の「自動化ルール」やYahoo!広告の「自動運用ルール」と同じく、正しく理解することで効率的な広告運用・配信ができるようになるので、まずは「自動ルール」の機能を把握するようにしてください。
Facebook広告の「自動ルール」で実行できるアクションは
自動ルールでは、設定した条件をもとに予算や広告ステータスの変更を自動で実行してくれます。
Facebook広告の場合、ルールの適用先に応じて実行可能なアクションは以下の通りです。
【キャンペーン】
- オンにする
- オフにする
- お知らせのみ送信
- 予算を調整
【広告セット】
- オンにする
- オフにする
- お知らせのみ送信
- 予算を調整
- 手動入札価格を調整
【広告】
- オンにする
- オフにする
- お知らせのみ送信
自動ルールで設定しておけば、これらのアクションを昼夜問わず、土日祝日年末年始関係なく自動で実行してくれるので、少数経営の会社や人的リソースを割くのが難しい部署にこそ「自動ルール」をおすすめします。
Facebook広告の「自動ルール」を活用するメリットは
自動ルール活用の最大のメリットは、「設定したスケジュールに沿って自動で運用調整してくれる」ことです。
運用している広告のなかには、期間限定や決まった日程・曜日でおこなうキャンペーンやサービスをしているものもあるでしょう。
そういったものを、あらかじめ決めたスケジュールに合わせて自動的に実行することで、人力による業務の負担を可能な限り削減することができます。
この自動ルールを活用すれば、元旦から新規の広告を配信する時も「オペレーターがパソコンの前に張り付いて手動で実行」する必要がないため、人的リソースや運用に必要な経費を減らすことが可能です。
運用にかかる手間や時間を削減することで、新たな広告コンテンツの作成や企画立案などに費やす時間を確保できます。
Facebook広告の「自動ルール」の注意点
広告オペレーターの負担を軽減し、あらかじめ設定したタイミングで自動実行してくれる「自動ルール」ですが、メリットばかりではありません。
設定した内容や条件が間違っていると、全く適用されていなかったり、想定していた内容で実行されていなかったりすることもあります。
Facebook広告の自動ルールの場合、設定できる日時は「曜日の単位」なので、うっかりオフにし忘れていたせいで「予定外の内容が実行されてしまった」などの問題もあるでしょう。
そのほか、Facebook広告の自動ルールについて「注意すべきこと」を解説していきます。
余裕をもたせた数値設定にする
自動ルール作成の時は、許容できる数値に対してギリギリを狙うのではなく「余裕を持たせた数値」で設定してください。
「広告のCPAが10,000円を超えたらオフ」というギリギリの設定でルールを作成した場合を例にすると、タイミングによっては大幅にCPAを超えてからオフになるという可能性も起こりやすいです。
これが起こる原因は、自動ルールで設定できる適用範囲にあります。
Facebook広告の自動ルールは、時間の適用範囲が最短でも30分なので、指定したCPAに達しても最低30分はオフにできません。そのため、時間の適用範囲内で大幅にCPAが大きくなる可能性があるのです。
余裕をもたせた数値設定で自動ルールを作成することをおすすめします。
オフするまで継続的に実行される
Facebook広告の自動ルールは「オフにするまで継続的に実行」されますが、これはメリットでもありデメリットにもなるので注意が必要です。
自動ルールでの日時設定は「曜日の単位」となるため、例として「今週水曜日に実行」するように設定すると、翌週の水曜日にも自動で実行されます。「今週水曜日限定」などの場合は自動ルールの実行をオフにしてください。
Google広告やYahoo!広告の場合は特定の日時での設定が可能ですが、Facebook広告の自動ルールは曜日でしか設定できません。
Facebook広告で「1回限りのルール」の場合は、「手動で実行」または「自動ルール実行後に翌週までにオフ」にしておきましょう。
テストは必ずおこなう
設定した自動ルールは、必ず事前にテストをおこなうようにしましょう。
便利な機能なので、あれもこれもと自動実行させるための設定を詰め込みたいと考えるのは
人の性です。複雑な機能を実行させた時の優越感や満足感は理解できないわけではありませんが、実行されなければすべて無駄になります。
自動ルールを設定したら、適用させる前に必ずテストをおこない、ちゃんと実行されたか・想定した通りの結果になったかの確認は必ずおこなってください。
たとえ簡単な設定でも、事前にテストをおこなうことをおすすめします。
その他の制限されている項目
Facebook広告の自動ルールは、複数の広告を並行して利用する際に便利な機能ですが、以下の注意点があります。
- 1つの広告アカウントにつき、自動化ルールの設定は250個
- 自動化ルールひとつにつき、設定できる条件は1つだけ
- 1つのルールの関連づけをおこなう場合、適用できるのは同レベルのオブジェクトのみ
- 社会問題や政治に関する広告には適用不可
- リーチ&フリークエンシーキャンペーンは自動化ルールで停止不可
自動化ルールを設定する場合は、上記の制限内容を把握したうえで設定していきましょう。
自動化ルールの設定方法
Facebook広告の自動ルールを作成してみましょう。
ルールを設定しようとするキャンペーン・広告グループ・広告のどれかにチェックを付けて「ルール」をクリック。「新しいルールを作成」を選択します。
ルールの管理画面に移動するので、「+ルールを作成」をクリック。キャンペーンのオン・オフや予算の変更をする場合は「カスタムルール」を選択して「次へ」をクリックします。
最初にルール名を設定し、「ルールの適用先」では設定する階層をキャンペーン・広告グループ・広告のいずれかから選びましょう。
このときの表示は「アクティブなすべてのキャンペーン」です。次の項目の「アクション」で「キャンペーンをオンにする」を選んだ時は自動的に「停止中のすべてのキャンペーン」になります。
これは、「広告グループ」や「広告」を選択した時も同様の結果です。
【アクション】ではルールで実行する内容を設定します。選択できるアクションはこちらになります。
【キャンペーン】
- オンにする
- オフにする
- お知らせのみ送信
- 予算を調整
【広告セット】
- オンにする
- オフにする
- お知らせのみ送信
- 予算を調整
- 手動入札価格を調整
【広告】
- オンにする
- オフにする
- お知らせのみ送信
【条件】の項目で、ルールを実行する時の条件を設定。指定できる内容は、キャンペーンの名称・成果指標の数値などです。
【期間】では、条件を適用するための期間を設定します。
【スケジュール】では、ルールを実行するためのタイミングを設定可能。「継続的」「毎日」「カスタム」のなかから選択できます。
注意点は、Facebook広告の自動ルールでは実行するタイミングをピンポイントで指定することはできないので、「曜日の指定」で実行するタイミングを合わせるしか方法はありません。
ルールが実行された後に通知される【お知らせ】の設定も、忘れずにしておきましょう。
Facebookアカウントへの通知以外に、「広告アカウントにアクセス可能なメールアドレス」へのメール通知ができるように設定可能です。
Facebook広告 自動化ルールの活用例
自動化ルールを活用すれば、指定された広告配信時間が深夜0時でもオペレーターがパソコンの前にいなくても実行することができます。事前の動作チェックを済ませておけば、管理画面を見る必要もありません。
そうすることで、オペレーターの心理的・肉体的負担の軽減にもなり、人的ミス発生のリスクを最小限にすることも可能です。
簡単に設定できる自動化ルールの活用例を以下に紹介いたします。
設定した日時で広告のステータスをオン・オフ
年末年始早々から配信される広告を例にとって紹介します。
年明け直後という時間指定なので、設定する時刻は午前0時です。特定の日程では指定できないので、曜日の指定で調整しましょう。
そうすれば、年末の深夜にパソコンの前にいなくても指定した時間に広告を配信できます。仕事を忘れ、家族と年末年始を過ごすことも可能になるかもしれません。
広告配信予定日に遠方に出張…などの時でも、同様の設定で広告配信の自動化が可能になります。
自動化ルールを上手に活用していきましょう。
まとめ
Facebook広告の自動ルールは、実行スケジュールの設定が「曜日の単位」ですが、うまく活用することで、オペレーターの負担や経費を最小限におさえることが可能です。
条件さえ指定してしまえば、複雑なルールでも決まったスケジュールで実行できるので、深夜残業や休日出勤・在宅業務などからも解放されます。
そのほか、自動化することにより確保できた時間を広告運用の戦略立案やその他の業務に割り当てることができるので、より密度の高い運営ができるようになるでしょう。新規の広告クリエイティブの作成に、時間と人的リソースを回すのもいいかもしれません。
自動化ルールをあてにし過ぎるのは問題ですが、「自動化でできること」と「人力でできること」をうまく両立させ、成果を上げていくのが大切です。
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