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宣伝失礼しました。本編に移ります。
SNS広告媒体の中でも集客効果の高いFacebook広告では、自社広告の認知度をアップする「ブランド認知度アップ」という仕組みがあります。
この「ブランド認知度アップ」を有効活用して、自社商品やブランドに興味関心のあるユーザーに対してアプローチができると知れば、これを利用しない手はないでしょう。
しかも、比較的低コストでこの仕組みを利用できるため、Facebook広告を利用しているならぜひ活用すべきです。
現在、自社ブランドの商品やサービスに対してユーザーからのアクションが少ないために「もっと広告を出そう」と考えているなら、「ブランド認知度アップ」を活用しないまま闇雲に行動しても効果は薄く、徒労に終わる可能性は否定できません。
まずは「ブランド認知度アップ」を利用してユーザーに自社ブランドを知ってもらい、そのあとでトラフィック広告やコンバージョン広告に切り替える…という方法が一番効率がよい方法だと言えるでしょう。
最初は、回りくどい方法だと感じるかもしれません。
本記事では、低コストで高い効果のある「ブランド認知度アップ」を有効活用するための仕組みや効果・設定方法などを解説していくので、「ブランド認知度アップ」について理解を深めたいならぜひ参考にしてください。
Facebook広告に関してさらに知見を深めたい方は、以下の記事をぜひ読んでみてください。
また、Instagram広告に関してさらに知見を深めたい方は、以下の記事をぜひ読んでみてください。
Facebook広告のブランド認知度アップの目的とは
ブランド認知度アップの目的は、その言葉の通り「自社ブランドの認知度を上げる」ためです。
例えば、自社がどんなに優秀な商品やサービスを持っていたとしても、それがユーザーに知られなければ意味がありません。きつい言い方をすれば、認知されていなければ「無い」ものと同じです。
ユーザーからの認知度がなければ、魅力的な広告コンテンツを配信しても、購入すらされないでしょう。
そういった状況から脱出するために活用してほしいのが、Facebookの広告メニュー「ブランド認知度アップ」になります。
ブランド認知度アップでは、「インプレッション」や「フリークエンシー」に着目して、自社広告に興味関心を持ってくれる可能性の高いユーザーに限定して、広告を表示してくれるというものです。
具体的には、「指定広告想起リフト(人)」という指標を利用し、広告閲覧から2日以内に「広告を思い出す可能性が高いユーザー」をターゲットに広告が配信されるという仕組みになっています。
「あの時、気になっていた商品を見かけたなぁ…」と思い出してくれそうなユーザーをターゲットに広告を配信するため、そのタイミングで広告を閲覧したユーザーの記憶に深く残るという効果も期待できるでしょう。
ブランド認知アップで見込める効果
ブランド認知度アップを活用して得られる一番の効果は、「自社ブランド」が多くのユーザーに選ばれやすくなることです。
ブランド認知が高まると「この商品ならこのブランド」というように、ある商品に対して特定のブランドのイメージが定着していくと同時に、ブランドへの信頼度が高まり自社商品が選ばれやすくなります。
「この商品なら、このブランドを選べば間違いない!」とユーザーに思ってもらえれば、しめたものです。今後はリピートを通して、「自社ブランドのファン」になってもらうことも期待できます。
多くのユーザーをファンとして取り込めれば、結果として競合他社との販売競争にも負ける可能性は最小限になるでしょう。しかも、ファンからの安定した収益が見込めるので「過度な価格競争」も必要なく、適性価格で商品の販売が可能です。
追加効果として、ブランドの信頼度が高いほど「ユーザーは安心してブランドを受け入れる」ため、宣伝活動やマーケティングの効果もアップするという「おまけ」まであるのは嬉しいポイントになります。
「いいね」が増えればブランド認知度はアップするのか?
SNSでは定番の機能である「いいね・コメント・シェア」などのクリックアクションですが、ブランド認知度に関しては「必ずしも直接的な効果」があるとは言い切れません、
よくある勘違いとして、「いいね」などのエンゲージメントを多く得ることがブランドの認知度アップに影響している…という考え方です。
Facebookが公表している調査でも、「いいね・クリック率」はブランド認知度に対して直接的な相関関係が確認できないという結果になっています。
原因として、本来「いいね」は、自社に興味関心をもってくれる・気に入ってくれているユーザーが起こしてくれるアクションですが、「とりあえず『いいね』をしておこう」というユーザーが一定数以上いるのが主な要因となっているのです。
Facebookアルゴリズムでは、普段から頻繁にクリックアクションをしているユーザーをターゲットに広告を表示するという性質があるため、どうしても「クリッカー」が広告表示の対象になってしまいます。
結果として、「いいね」が増えてもブランド認知度には影響しない・認知度アップに繋がらない…ということになっているのです。
目的がブランド認知拡大の場合の対策とは?
多くの方が「ブランド認知をアップさせるために、地道にビジネスページに投稿」していると思いますが、現在Facebookでは「ビジネスページのオーガニックリーチ率」はお世辞にも高いとは言えません。
フォロワー数が多くても、その効果は比例せず、低いままになっていることが大半です。
「いいね」が多くついていても、先述の理由からブランド認知アップに影響しないので、認知度拡大のためには別の対策が必要になります。
それがFacebookの「ブランド認知度アップ」です。
この広告メニューは、広告を覚えてくれる可能性が高いユーザーをターゲットに広告を表示させるために「リーチ」と「フリークエンシー」に着目しています。
広告を知ってもらうためには、まず「ユーザーに情報を届ける」ことが先決です。
「ブランド認知度アップ」を利用することで、可能な限り多くのターゲットにリーチできるように広告を配信、さらに一定期間に一定の頻度で広告を表示させることが可能になります。
Facebookの調査では、広告想起と購入意向をアップするには「最低週2回以上の広告表示回数(フリークエンシー)が必要」という結果が出ているので、このデータを参考にしてもいいでしょう。
Facebook広告のフリークエンシーとは
フリークエンシーとは、「一人のユーザーに対して同じ広告が何度表示されたか?」を示すものです。
Facebook広告のフリークエンシーの特徴として
- 事前にフリークエンシーの予測が可能であること
- 設定するには20万人以上のターゲットが必要
などの特徴があります。
Facebookのフリークエンシーの最適な目安は「5回前後」です。極端に多過ぎる設定は控えたほうがよいのですが、細かい調整などは実際に運用しながら分析をおこない、調整していくことをおすすめします。
Facebook ブランド認知度アップの仕組み
Facebookのブランド認知度アップの仕組みは、閲覧した広告を覚えていてくれて、かつ「見た広告に対して興味関心を示す可能性が高いユーザー」をターゲットにして広告を表示させるというものです。
「認知度アップ」の仕組みを利用すれば、可能な限りで対象のユーザーに「自社ブランド」についての記憶を定着させようとして、繰り返し広告を表示してくれます。
そのため、トラフィック広告やコンバージョン広告などと比較して、インプレッションやリーチの数が多くなる傾向にあるので、よりユーザーに認知されやすくなるのです。
では、Facebookは「どうやって把握しているのか?」が気になる方は多いと思います。
Facebook広告が「興味関心を持つユーザー」を把握する手段として用いているのは、「行動」と「アンケート」です。この2つの要素を参考にして、広告を配信するユーザーを選択しています。
以下でそれぞれの要素について詳しく解説していきましょう。
行動
具体的には、「いいね」をしているコンテンツ・フォローしている人などの行動特性を参照しています。
対象の商品と類似しているブランドとユーザーとの現状の関係・配信している広告でアクションを起こす可能性、興味関心があるコンテンツやフォロワーの特徴など、1000種以上のシグナルを参考にした要素です。
アンケート
いろいろなキャンペーンからランダムにサンプリングをおこない、ユーザーに対して「広告想起」の可能性があるかどうかのアンケートを毎日実施して、そこで得られた膨大なデータから定期的に予測を調整しています。
このアンケートのデータをもとに「推定広告想起リフト(人)」を弾き出し、広告想起リフトを最大化するように広告が配信されるというものです。
無作為に抽出されたアンケートのサンプルを元に、機械学習を使用してキャンペーン全体の推定値を出しています。
推定広告想起リフト(人)とはどんな指標?
推定広告想起リフトとは、広告を閲覧してから2日以内に「閲覧した広告」を想起する(思い出す)と予測されるユーザーの人数を推定した指標です。
広告キャンペーンの目的を「ブランドの認知度アップ」や「動画の再生数アップ」「ページ投稿のエンゲージメント」に設定しておけば、この指標を使って広告の成果を図ることが可能になります。
仕組みとしては、広告を閲覧したグループと広告を見ていないグループの両方に同一の質問をおこない、比較・算出をすることで「広告を見てから2日以内に広告を思い出す(想起する)」と考えられる人数を割り出すというものです。
参考までに、Facebookでは「推定広告想起リフト」の効果を最大限にするには「ターゲット検索の範囲」を広めに設定して、広告を想起する可能性が高いユーザーを高確率で見つけることができるようにすることをおすすめしています。
ユーザーに期待するアクションから目的を設定
Facebook広告では、配信する広告を設定する時に「目的」を設定します。
webサイトへのアクセスや直接の来店・購買・「いいね」のクリックから選択しましょう。
従来のFacebook広告では、「認知」「検討」「コンバージョン」の3つのステップから目的を選択したのち広告を作成していましたが、現在は一部の目的が機能統合され以下の6種類の目的から選択するようになっています。
- 認知度
- トラフィック
- エンゲージメント
- リード
- アプリの宣伝
- 売上
広告作成の目的が「コンバージョン」なら、「エンゲージメント」「リード」「売上」のいずれかを目的として選択してください。
また、ここでいう「コンバージョン」とは、広告を閲覧したユーザーに期待する行動のことで、「webサイトへのアクセス」「新規会員登録」「請求した資料のダウンロード」「購入」の意味を指しています。
ベストな広告配信順序を決める
配信している広告の認知度が低い場合、「ブランド認知度アップ」を狙って広告を配信することは間違いではありません。
認知度を上げることに躍起になり、最初からPVアップを狙った広告や、コンバージョンを目的とした広告をSNSで配信しても、認知度を上げることは非常に難しいでしょう。
その結果、徒労に終わったり「思ったほどの成果」が出なくなったりして、無駄なコストばかりかかってしまう…ということも考えられます。
順序としては、まず「ブランドの認知度アップ」を活用して自社ブランドの認知度を高めたうえで、トラフィック広告に切り替えるという道筋が最適です。
ブランド認知度アップによるメリット
ブランドの認知度を上げると、宣伝効果や製品のマーケティング効果が上がります。
特に、最近になってビジネスを開始した「新規参入企業」にはその効果は顕著で、そのビジネスを成功させるための重要な指針にもなっているため、認知度を上げることはとても大切です。
「流行のブランド」「○○で噂のブランド」「人気急上昇のブランド」と名のついているものはいい例で、自然とユーザーはそういうブランドに惹かれます。
自社ブランドの認知度アップにより得られるメリットについて、以下で詳しく解説していきましょう。
自社ブランドの信頼性がアップし、ユーザーに選んでもらえる
自社ブランドの認知度が上がると、「自社ブランド」の信頼性がアップして、より多くのユーザーから自社を選択してもらえるようになります。
その理由として、人は「初めての商品」を購入する時、購入する前に入念にインターネットで検索したり、「その商品を知っている」人の意見やレビューを参考にしたりすることが多く、未知の商品に対してお金を支払うことにとても慎重だからです。
それが、高額な商品になるほどその傾向は高くなり、名も知られていない「新規参入のブランド」などは選択の対象にすらなれず、敬遠されてしまうでしょう。
その結果、多くの人は「より知名度の高いブランド」を選択するようになり、認知度が高いブランドを選択します。
きつい言い方をすれば、認知度がないブランドは「信頼するに値しない」怪しいブランドと判断されてしまう可能性も否定できません。
このように、自社ブランドの認知度の高さは「信頼性の高さ」に直結します。
ブランドの認知度をアップさせることは、ブランドが持つ「個性」を確立させるだけでなく、消費者からの信頼を得られ、自社の理念をユーザーに理解してもらうことに繋がるので、認知度アップはとても重要なのです。
自社商品を連想されやすくなる
ブランドの認知度が上がると、「この商品ならこのブランド」という感じに、商品に対して自社ブランドを思い浮かべ、連想してもらえるようになります。
「ビールを買うなら○○のブランドが一番!」といった感じです。
ブランドを連想してもらえるということは、特定の商品に対して他社よりも自社を選択してもらえる…ということに繋がり、広告の成果や利益のアップに直結します。
新規参入企業などはどうしてもこの「知名度」が低いため、名の知れ渡っている競合他社と比較して「ユーザーに連想される」可能性が低く、「認知度の低さ」が足枷となってしまいます。
だからこそ、認知度をアップして「自社商品を連想されやすくなる」ことが重要になり、連想されることはメリットになるのです。
ブランド認知度アップでどんなことができるか
Facebook広告のブランド認知度アップを利用した広告配信では、ブランドの信頼性や商品に対するブランドの連想を促進させる効果があります。
その効果は大きく、やみくもに広告クリエイティブや配信頻度を増やすよりも顕著で、決して無視できるものではありません。
そのほか、ブランド認知度アップの有効的な活用方法として以下の2点があります。
覚えてもらいやすいユーザーを見つける
配信している広告を覚えてもらいやすいユーザーを見つけるために、「推定広告想起リフト」を主な指標として配信の評価をします。
「推定広告想起リフト」は、広告を閲覧してから2日以内に「閲覧した広告」を想起すると予測されるユーザーの人数を推定した指標で、これを利用すれば商品やサービスに合致したターゲットかどうかを判別することが可能です。
例として、同じ時期にターゲットが2種類の異なる広告セットで「ブランド認知度アップ」の広告を配信した場合、推定広告想起リフトの多かった広告セットが「商品やサービス」にあったターゲットであると判断できるでしょう。
覚えてもらいやすい広告クリエイティブを知ることができる
ブランド認知度アップの指標である「推定広告想起リフト」は、配信する広告クリエイティブの判断に利用することができます。
ひとつの広告セットの中で同時期に複数の広告を配信した時、推定広告想起リフト率の高かった広告が「設定したターゲット」に適合する広告であるという判断が可能です。
しかし、広告配信をそういったシステムの判断だけでおこなうのはおすすめしません。
広告を想起するであろう人に対して、どうすれば広告を見てブランドを記憶してもらえるかを常に考え、ターゲットとクリエイティブをテストして推定広告想起リフト率をアップさせていくことが大切です。
Facebookのブランド認知度アップの課金方式
Facebook広告のブランド認知度アップにかかる費用は、配信されている広告に応じて課金される「インプレッション単価制」になっており、広告想起リフト率をアップさせることができれば「広告を想起したと考えられる人」を獲得できる単価は安くなります。
配信している広告が、ユーザーの関心をどれくらい惹いたのかを可能な限り正確に測定する方法として「ブランドリフト調査」というものがあり、Facebook社の担当によるサポートと一定の条件を満たしたアカウントのみが実行可能です。
正確に影響を把握するための「少なくはない広告出稿」が必要であるという点も「ブランドリフト調査」には必要な条件となります。
余談ですが、アメリカとカナダでは「ビジネスマネージャ」上からセルフでブランドリフト調査を実行できますが、高額な出稿が必要なため手軽に…というわけにはいきません。
しかし、ブランド認知度アップが目的の広告なら、得られる結果は推定値でも出稿金額の決まりはなく手軽に利用できるので「一定の結果」が確認できるようになります。
認知度アップの設定方法
ここからは、「ブランド認知度アップ」の設定方法について解説していきます。
以前の設定方法では「ラジオボタン」の項目を1カ所だけチェックするだけの方法でしたが、現在は6種類の目的の中から選択する方法です。
上の図のように「ブランド認知度アップ」のための項目がありましたが、現在は機能統合され以下の6種類から選択する方式になっています。
【キャンペーン作成】をクリックした後に表示される「キャンペーンの目的を選択」の中にある「認知度」にチェックを入れるだけ。その後、キャンペーン名の設定や掲載期間を設定したのち、広告を作成…という流れになります。
各キャンペーンごとに表示が変わり、最適な目的が掲載されているので「どの目的を選択すればよいのか?」が明確です。
以下に変更された名称の一覧を掲載しておくので、目的選択の参考にしてください。
目的の名称 | 変更前の目的の名称 |
---|---|
認知度 | ブランド認知度アップ リーチ 動画の再生数アップ 来店数の増加 |
トラフィック | トラフィック |
エンゲージメント | エンゲージメント 動画の再生数アップ メッセージ コンバージョン |
リード | リード メッセージ コンバージョン |
アプリの宣伝 | アプリのインストール |
売上 | カタログ販売 |
ブランド認知度アップ 指標の確認方法
広告の配信が、どのくらいユーザーの広告想起に繋がったのかを示す指標「推定広告想起リフト(人)」の数値を確認する場合、以下の手順で列のカスタマイズが必要になります。
【列:パフォーマンス】のプルダウンメニューから「列をカスタマイズ」を選択
【列をカスタマイズ】の画面で、「推定広告想起リフト(人)」「推定広告想起リフト率」「推定広告想起リフトの単価(人)」にチェックを入れる
「推定広告想起リフト率」と「推定広告想起リフトの単価(人)」の2項目にチェックを入れておくと、広告想起に対する費用対効果も把握できるようになります。
推定広告想起リフト(人)の詳細や確認方法
推定広告想起リフト(人)は、キャンペーンの目的が「ブランド認知度アップ」や「動画の再生」「投稿のエンゲージメント」の場合に利用可能な指標です。
さらに、広告を見てから2日以内に「広告を想起する」可能性が高い人に対する指標(推定値)になっており、推定広告想起リフト(人)として表示されます。
【推定広告想起リフトの単価(人)は、推定広告想起リフトあたりの平均単価のことです。
これらは広告マネージャで確認できます。
推定広告想起リフト(人)の結果確認方法
推定広告想起リフト(人)の結果を確認する方法は、以下の手順になります。
広告マネージャを開く
パフォーマンスの列を選択して、ドロップダウンから「列をカスタマイズ」を選択
ポップアップしたボックスの中で、【推定広告想起リフト(人)】と【推定広告想起リフトの単価(人)】を探して、両方のオプションを選択する
最後に実行をクリックすると、広告マネージャに【推定広告想起リフト(人)】と【推定広告想起リフトの単価(人)】の指標が表示されます。
「推定広告想起リフト(人)」と「推定広告想起リフトの単価(人)」から、ブランドの認知度アップキャンペーンのインパクトを確認できるようになるので、ぜひ活用してください。
推定広告想起リフト(人)は高ければよいというわけではない
推定広告想起リフト(人)は、割合が高ければよいというわけではありません。
配信している広告が、より多くのユーザーにリーチしていない場合は、広告を同期するユーザーの人数が増える可能性が低くなり、認知度はアップしなくなります。逆に言えば、広告セットがより多くの人にリーチしていれば人数が増えるということです。
Facebookの推定広告想起リフト(人)が最適化すれば、さらに人数を増やすための最適化がおこなわれます。
推定広告想起リフト(人)は、常に変更されているため、同時に配信されているキャンペーンを比較していくことがおすすめです。
想起されず、忘れられる可能性もある
配信されている広告は、必ずしも想起されているとは限りません。
たとえ想起されていたとしても、ユーザーは人間であるため「忘れられてしまう」可能性はゼロではないからです。
なので、Facebookでは「5日以内に広告を一回配信すれば、ユーザーに広告を想起してもらえる」と判断しています。
それ以降の場合、広告を見たとしても「忘れられている」可能性は非常に高いため、その広告は想起されていないと判断され「別の広告」が配信されるようになっています。
推定広告想起リフト(人)が良好であると判断できる数値は?
Facebook社の調査では、推定広告想起リフト率が良好だと判断される数値は以下になります。
- 一般的な推定広告想起リフト率:9%
- その他のキャンペーン:4%~17%
ご参考までに。
推定広告想起リフト(人)で考慮されるシグナル
推定広告想起リフト(人)の指標で、広告を記憶として起こすためのアクションとして
- クリックスルー率
- 動画再生数
- 「いいね」
- シェア
- コメント
- 購入・その他のコンバージョン
などがあります。
広告を想起する要因はユーザーによって異なるため、誰にでもあてはまるというわけではありません。
Facebookのアルゴリズムでは、各ユーザーごとに合わせたアプローチの方法で広告想起を測定する仕組みになっているので、広告を想起する要因は各ユーザーによって変化している可能性は高いです。
Facebook広告のブランド認知度アップに適した業種は?
Facebook広告のブランドの認知度アップに適した業種は以下になります。
- 競合他社の多い業種
- 直近でイベントなどがある予定の企業
- 直近でサービスや商品がローンチされる業種
このような業種では、ブランドの認知度アップを利用することにより、自社ブランドを「多くのユーザーに記憶しておいてもらえる」という効果が発揮できます。
小規模の企業や個人事業でも、商品やサービスのローンチ前には「ブランド認知度アップ」を使うのはおすすめで、広告をうって予告しておくのとしていないとでは結果に大きな差が出るでしょう。
ブランド認知度アップの広告は、一人あたりの推定想起リフトの相場は10円以下で獲得できるので、あまり予算をかけたくない人にもおすすめです。
Facebook広告のブランド認知度アップで効果がでない場合は
Facebook広告のブランド認知度アップで、ブランドの認知度がまだ低い時は「最初からPVアップを狙った広告」を配信してもあまり効果が出ない可能性が少なからずあります。
その原因のひとつが「広告の目的の選び方」です。
Facebook広告では、正しい目的を設定した広告でない場合は期待した効果が出ない時があり、「広告の目的の選び方」次第で広告配信のパフォーマンスに大きく影響します。
ブランドの認知度アップを焦るあまり、起こしてしまいがちなミスを以下に紹介しますので、思い当たる場合は今一度「目的」を検討し直してみてください。
- コンバージョンとなる商品の購入をゴールにしてしまっている
- 広告の目的に「トラフィック」を選択してしまい、サイトへの誘導を重視している
ブランド認知度アップは、あくまで「自社ブランドの認知度(知名度)をアップさせる」ためのものです。焦らずにまずは「認知度を高める」ことから始め、認知度が高まってからトラフィックに切り替えるようにしてください。
ブランド認知度を拡大させるためのポイント
ブランドの認知度をアップさせるためのポイントとして最初に考えておくべきことは「人間の記憶はとても曖昧なもの」だということです。
広告配信にかかる費用を抑えるあまり、一度しか広告を配信していないのでは、ユーザーの記憶に残る確率はとても少ないでしょう。適切な頻度で複数回にわたり広告を表示させることで、より多くの人にブランドを覚えてもらえるようになります。
しかし、最終的な目的達成を焦るあまり、いきなり「最終目的(コンバージョンなど)をゴールにしてしまう」のはよくありません。押し付けがましい広告では、認知度を上げるどころか、敬遠される対象になってしまう恐れがあるからです。
Facebook広告の「ブランド認知度アップ」は、あくまで「認知度」をアップさせるためのものなので、いきなり結果を期待せずにコツコツと地道に認知度を上げていきましょう。
Facebook広告のブランド認知度アップに関するQ&A
Facebook広告の「ブランド認知度アップ」に関するよくある質問やQ&Aについてまとめてみました。
わざわざ検索し直す時間がもったいないと思っている方や、改めて知りたいと考えている方はぜひ読んでみてください。
Facebookのリーチを増やすには?
まずはページの説明文を細かく記入します。
記入した説明文は、Facebookページのトップに記載され、それを読んだユーザーが興味を持つか否かを左右する重要な情報源になります。
長々と説明する必要はありません。印象に残りやすい画像も併用すればより効果は高くなり、「いいね」やシェアなどのリアクションがつきやすいです。
投稿の頻度は多くする必要はありませんが、コメントがついた時などは「@」とユーザー名をつけて返信するようにしましょう。「@」をつけることで、通知付きでコメントが届くようになります。
綿密なコミュニケーションの継続は、リーチ数アップには欠かせないものです。
ブランドの認知度アップとリーチの違いとは?
ブランド認知度アップは、リーチと同じように「認知拡大」のための項目です。
リーチとブランド認知度アップの違いは、「配信した広告を記憶してくれている可能性が高いユーザー」という絞り込みがない…ということが大きな違いになります。
「覚えてもらいたい」「想起してもらいたい」よりも、「とりあえず多くの人に広告を見てほしい」という目的の場合は「リーチ」を選択しましょう。
まとめ
昨今の広告業界で、最も効果の高いSNS広告媒体と言われているFacebook広告は、ターゲティング精度・最適化された広告配信・進化した広告フォーマット・テストしやすいシステムなど、広告運用を生業としている方にとって魅力的な機能が揃っています。
そんな魅力的な機能が揃った広告媒体でも、「ブランドの認知度」が低ければ成果が上がらず、広告クリエイティブの作成も徒労に終わってしまう可能性は少なからずあるので、いかに「認知度」を上げるのかが重要です。
今回の記事で紹介した「Facebook広告のブランド認知度アップ」の内容を参考に、効率的な広告運用を進めていくために「ブランド認知度アップ」の利用を検討してみてください。
当社では、広告代理店、インハウス支援を行っております。もしこの記事を読んで
・理屈はわかったけど自社でやるとなると不安
・自社のアカウントや商品でオーダーメイドで説明して欲しい
・記事に書いてない問題点が発生している
・記事を読んでもよくわからなかった
など思った方は、ぜひ下記のページをご覧ください
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