
みなさん広告運用をされている方は日々キーワードや広告文を見直し・改善されてる方がほとんどだと思います。
そんなみなさんに今回おすすめしたいのが
定期的に切り替えが発生する広告切り替え作業を、ある程度自動化することができる広告カスタマイザです。
今回はGoogle Adsの「広告カスタマイザ」についてご紹介していきます。
広告カスタマイザとは
広告カスタマイザを使うと、検索広告のテキストを自動的にカスタマイズできます。簡単にまとめると以下のことが設定できるのが広告カスタマイザの機能です。
- 広告文はキーワードに応じて調整することができる
- 地域に応じて広告文をカスタマイズできる
- ユーザーが実際に検索を行っている時間に応じて広告文をカスタマイズできる
カスタマイザはテキスト広告とレスポンシブ検索広告で利用でき、広告文の全要素をカスタマイズできます。
※表示 URLパスのカスタマイズは、レスポンシブ検索広告のビジネスデータと地域によるカスタマイザの両方でサポートされていますが、レスポンシブ検索広告のカウントダウンではサポートされていません。
広告カスタマイザの特徴
メッセージのカスタマイズ
検索や閲覧されているウェブページごとに、広告文面をカスタマイズできます。
少ない手間でさまざまなバリエーションに対応
1 つのテキスト広告に何百ものパターンを用意し、見込み顧客ごとに最適な広告を表示することができます。
レポート機能
掲載結果データをリセットすることなく、広告の文面を自動的に更新できます。
広告カスタマイザのメリット
広告の関連性が向上する
商品名や店舗の数が多い場合、各商品や店舗に合わせて広告文を設定するのは大変な作業量となってしまいます。しかしながら、どのキーワードにも当てはまるような当たり障りのない広告文を設定すると、いずれかのキーワードと広告文の関連性は必然的に低下してしまいます。
このような場面では、広告カスタマイザを使用するとキーワードに応じて広告文を変動させることができるので、多くの広告文を設定することなく各キーワードと関連性の高い広告文を作成することができます。
クリック率が向上する
ユーザーが検索したキーワードが広告文に表示されるため、クリック率の向上が見込めます。
前述した広告の関連性と推定クリック率が向上することで、広告の上位表示の可能性も上昇するため相乗効果を期待することができます。
広告カスタマイザの活用方法
広告カスタマイザを活用すると、ユーザーが探している商品がお客様のサイトで提供されていることを伝え、購入を促すことができます。
- セールを展開する場合: 広告カスタマイザでは、定期的に内容が更新されるセールや期間限定のセール向けに割引情報などを宣伝することができます。
- 大量の在庫を管理する場合: 広告カスタマイザでは、ブランド名関連のキーワードに対し、その商品の詳細情報を表示することができます。
- 複数の都市や地域で商品を販売する場合: ユーザーの現在地(またはユーザーが関心を持っている場所)を使って、価格、商品在庫情報、行動を促すフレーズを地域ごとに変えて表示することができます。
広告カスタマイザの設定方法
今回はレスポンシブ検索広告で広告カスタマイザを作成する方法を記載していきます。
[設定] で [ビジネスデータ] を選択し[広告カスタマイザ属性] をクリックします。
プラスボタン をクリックします。
今回は[一括作成] で、[アップロード] を選択します。
[サンプル テンプレートをダウンロード] をクリックして、含めるデータを確認します。テンプレートの A~C 列の 8~12 行目を空白のままにします。次にテンプレートをダウンロードし属性を作成します。
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- [属性] 列に属性名を入力します。
- 属性で使用される文字形式を [データの種類] 列に入力します。
- [アカウントの値] 列に、属性で表示される値を入力します。
属性名を日本語で設定した場合、CSVファイルでアップロードすると文字化けが起こります。
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- [Campaign] 列にキャンペーンの名前を入力します。
- [Ad group] 列に広告グループを入力します。
- [Keyword] 列にキーワードを入力します。
- [Customizer:Name] 列にカスタマイザの名前を入力します。
- [Customizer:Count] 列にカスタマイザの数を入力します。
- [Customizer:Percent] 列にカスタマイザの割合を入力します。
- [Customizer:Price] 列にカスタマイザの価格を入力します。
広告文をカスタマイズする(レスポンシブ検索広告に広告カスタマイザを挿入する)
カスタマイザを作成したら、これを使って広告をカスタマイズします。
[広告と広告表示オプション] をクリックし、[広告] を選択します。
プラスボタン をクリックし、[レスポンシブ検索広告] を選択します。
広告文内でカスタマイザを表示する位置に波かっこ「{」を入力します。
プルダウン メニューから [広告カスタマイザ] を選択します。
広告文のこの部分に表示する属性を選択します。
カスタマイザがトリガーされない際に表示されるテキストを指定するには、カスタマイザのデフォルト値を入力します。
[適用] をクリックします。
これで完了です。
広告カスタマイザの注意点
テンプレートの「csv」でアップロードする場合は注意は必要
データフィードをアップロードする際に属性名を日本語で設定した場合、CSVファイルでアップロードすると文字化けが起こります。
そのため、もし属性名を日本語で設定したい場合は、テンプレートの「csv」ファイルではなく「xlsx」ファイルに変換し、アップロードする必要があります。
広告カスタマイザのみの配信はできない
広告グループ内において広告カスタマイザを設定した広告文のみが有効の場合、広告は配信されません。最低一つカスタマイザを使用していない広告を同時に配信する必要があります。
広告カスタマイザのまとめ
広告カスタマイザについてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
2022年に拡張テキスト広告が検索広告で作成できなくなってしまうので、こちらの利用も増えるかと思います。
ただフィードの作成に手間がかかってしまう設定ではありますがユーザーの検索語句や閲覧状況などによって動的に広告文を切り替えることができ効果は期待できるかと思うので是非参考にしてみてください。
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